◆スコーン / scone
イギリスのアフタヌーンティーには欠かせないパンの一種。
ジャムなどを添えても美味しい、ドライフルーツやナッツなどを加えておやつ代わりにも美味しい。
＜材料：直径20cm、厚み2mmの生地1台分＞
・中力粉：200g
・ベーキングパウダー：4g
・卵（小）：1個
・バター：40g
・牛乳：70g
・砂糖：10g
・塩：少々
💡
－粉はリスドオルを使っていますが、強力粉でも中力粉でも薄力粉でもお好みで良いでしょう。
－粗雑に作る。これが最大のポイントなので、捏ねたり練ったりしない様に注意。
＊関連動画
－フランボワーズ・ペパン（木苺のジャム）
ua-cam.com/video/VLWr1B3y9uE/v-deo.html
＜作り方＞
1．粉とベーキングパウダー、塩、砂糖をボウルに加えてしっかりと混ぜ合わせる。
2．｛1｝の中へバターを加えてカードなどを使ってバターを細かく切りながら粉と合わせていく。
　（バターは冷蔵庫から出した直後の冷たい物を使って下さい。）
　（捏ねたり練ったりしないように注意。）
3．｛2｝のバターが小さくなりある程度粉と馴染んできたら、生地を平たい台に写す。
4．｛3｝の生地をカードなどを介して押しながら伸ばして生地を馴染ませていく。
　（手の温もりが直接伝わらないようにカードなどを介して伸ばすと良いでしょう。）
5．｛4｝の生地がある程度伸びたら、半分に折り返して同じように押して伸ばしていく。
6．｛5｝の生地が伸びれば、再び半分に折り返して伸ばしていく。
7．手順｛5｝～｛6｝を4回繰り返す。
　（折り返しを4～5回程度繰り返す。）
8．｛7｝の生地を更に半分に折り返して軽く纏める。
9．｛8｝をラップフィルムで包んで冷蔵庫で1時間程度寝かせる。
　（出来れば半日程度寝かせると。グルテンが安定してより仕上がりが良くなります。）
10．｛9｝を厚み2cm程度に伸ばす。
　（丸形、四角などお好みの形に伸ばすと良いでしょう。）
　（余分な生地が出ないように、丸形で成形しています。）
11．｛10｝の生地を3角形（pizza型）に6等分にカットしてオーブンプレートに並べる。
　（抜き型などで型抜きしても良いでしょう。）
12．｛11｝の生地の上から牛乳を塗る。
　（この手順での牛乳は分量表記外。溶き卵を塗っても良いでしょう。）
13．200℃のオーブンで約20分焼く。
14．焼き上がれば網の上で常温にまで冷やし、クロテッドクリームやジャムなどを添えて供する。
💡
◆scone / スコーン。
sconeは、「白いパン」を意味する中世オランダ語: schoonbrood（スコーンブロート）に由来すると言われている。
スコットランド発祥のパンの一種で、別名『速攻パン』と呼ばれる焼き菓子。
小麦粉やオートミール、大麦の粉等を使い、牛乳、バターを加えてイーストを使わず膨張剤（ベーキングパウダー）で生地を膨らませる。
粗く引いた大麦の粉を使って作られたバノック（bannock）と言う物が起源とされ1513年頃の文献に記されていた。
元は大麦粉を練った物を鉄板で焼いて作られていたビスケット。
オーブンやベーキングパウダーの普及によって現在の形に変化を遂げてきた。
現在では、イギリスのアフタヌーンティーには欠かせない存在で、ジャム、クロテッドクリームなどを添えて食べるが、イギリス全土に止まらずアメリカなどでもよく食べられている。
イギリスでは、何も加えないプレーンのスコーンが殆どだが、アメリカでは様々なドライフルーツやチョコレートなどを加えたり、バターの代わりにショートニングを使ったり、生クリームなどを加えてビスケットとも呼ばれている。
アメリカではスコーンと呼ばれる物は、イギリスの物より砂糖の配合が多く、フルーツやチョコレートなどの副食材が加えられた物をスコーンと呼び、プレーンの物をビスケットと呼ぶ事が多く、
ハムやベーコン、チーズなどを加えた塩味のスコーンを軽食代わりにも食べられている。
◆参考文献◆
Encyclopédie de la Gastronomie Française
Le Guide Culinaire
Larousse Gastronomique
Larousse dictionnaire de la cuisine française
Dictionnaire des termes de la gastronomie Française
Dizionrio della cucina Italiana
Les bases techniques de la cuisine Française
Dictionnalre des Termes de la Patisserle Française
Histolre Naturelle&Morale de la Nourriture
Histolre de la cuisine et des cuisinfrs
Français facile pour la cuisine
Français facile pour la pâtisserie
Encyclopédie des Fromages
The Encyclopedia of cookig and food
The dictionary of cookery terms