経済学は、近代という特殊な環境下でのみ有効な特殊な学問ですね。 何故なら、対照的に前近代において、『‟前近代”の経済学など』といった体系的組織化による一般化がなされた試しがないからです。 しかも、どんなに新しい経済理論が後から後から現れようとも、結局、大別して2つの経済理論に集約できる。 1つは、ケインズ経済学。もう一つは、英国古典派の経済学。 経済学の面白い処は、他の科学では否定されがちな循環論(円環論:サイクリック)が成り立つ特徴がある事でしょうね。 だから以下の特徴がある。 ■ケインズ経済学 有効需要の原理を前提に、ケインズのジレンマとして『個人の貯蓄は、全体を貧しくする』という合成の誤謬で、積極的に政府の介入によって財政政策や金融緩和が重要な意味を持ち統制経済として成り立ちますね。だから、需要が供給を生む事(Supply on demand=Demand creates its own supply)から、当然、需要に見合う供給が確実にある事から方程式(equation:Y=c+I)として成り立ち、“解”を解く事が可能。 ■英国古典派_経済学 加速度原理と比較優位説を前提に、マンデビルのジレンマとして『個人の悪徳(利子・利潤・利益の追求)は、全体の美徳』という合成の誤謬で、政府の介入は極力消極的に抑制し、市場での自由な取引(自由放任:レッセフェール)による自由経済として成り立ちますね。供給が需要を生む事(Demand on supply=Supply creates its own demand)というセイの法則が成り立ちますので、恒等式(identity:Y≡c+I)が成り立ち、“解”を解く事がそもそも不可能。 ■参考書籍 →日本人のための憲法原論(一押しのオススメ本!!!) ■参考書籍 →数学を使わない数学の講義 ■参考書籍 →数学嫌いな人のための数学―数学原論 ■参考書籍 →経済学をめぐる巨匠たち
皆さんの若々しく明るく楽しんでる流れが大好きです
聞きやすいなーと癒されてます
33:00
ここで「重心」という表現が出てくるのは良い説明。
自分が読んだ経済学の本に、「需給関係を固定(需給一致)すれば需給関係による価格変動は度外視できるから、それでも商品ごとに価格が違うのおかしくね?」という問いがあって、自分でも内心抱えていた問いでした。
で、その疑問に唯一答えたのが労働価値説でした(特に『資本論』第1巻第17章 でアダム・スミスとか古典派を参照している箇所)。他の経済学にも説明はあるのかもしれないけど、自分は見たことがないですね。
別件だが、髙橋洋一は開始3分で説明にならない説明をやらかしていますね。需給関係では価格の説明になっても価値の説明にならない。
髙橋洋一チャンネル「共産主義のバイブル資本論は読む必要なし!」ua-cam.com/video/b9XDWhgHgiw/v-deo.html
私も高橋さんの動画をみましたよ。
めちゃくちゃマルクスをバカにしていますね。しかし、マルクスの地平は高過ぎるから、官僚出身の高橋さんすら足元にも及ばないわけですね。
私自身がマルクスエンゲルスを学ぶべきと考える理由の1つは以下にあります。
マルクスはいわゆる貴族に近い出身、エンゲルスは資本家階級そのもの。
我々圧倒的大多数が富士山の麓に位置するのとは違い、頂きから全体を俯瞰できる立ち位置にあった。
そして二人とも人類史に置ける知の巨人であった。
価値とは値の価のことで、重要度の数値化です。
めちゃくちゃ懐かしい単語が
出てきてる。いま、聞くとあの頃の
自分を思い出す😃💡
価値と使用価値でループしているって合っている。再帰的になっていて、目的が手段になり、新たな目的を生む。
給与は労働の再生産コストで決まるとするなら、年功序列制は妥当なシステムだった?
一般的な経済学とは見通している時間のスケールがだいぶ違う感じがした
楽しみにしてます!でもムズそ〜
とても興味深くて分かりやすいのに、なぜか頭に残らないっす。整理させてください。
・「富」を要素分解➡「商品」
・「商品」は価値を持つ:
「価値」には「①使用価値」と「②価値(市場交換力:価格の重心)」の2面性がある
・「②価値」は社会的にどうやって決まってるのか?
需給バランスではない。
抽象的人間的労働力が「②価値」を形成する!(マルクスまじかよポイント)
全員黒くて一人だけ肌まで白い人が居て最初、ロボットの人形かと思った笑
資本主義は全ての物が商品になる。
市場というのは物と物を交換し、誰の所有権かを確定させる場所。
労働力は商品、貨幣は商品
逆に私は、アダムスミスの需要と供給モデルに今まで納得がいっていませんでした。例えばめちゃくちゃ需要があるものって生産体制も効率化して量産することによって価格が下がっていくことが往往にしてあるじゃないですか。
一方で、ほとんど需要がないものはどうしても生産効率が悪くなるから価格が上がりますよね。これって需要と供給のモデルと矛盾してない?って思ってましたが、マルクスの捉え方だとスッキリします。
要はどれだけの労働力(=商品)と交換して生産されたかが、その商品の価値を決めるということなんだと理解しました。
マルクスの経済モデルは、労働力も商品と捉えることで、生産から消費まで商品の交換として説明できるので、意外とシンプルなのではないか?と思いました。
いままでマルクスを偏見で見ていた気が 気がします 商品貨幣論かー 貨幣についてはまだまだ考え方いっぱいありますからなんともですね
マスクを例にした場合、
需要が高まって供給が間に合わないから
労働(工場や従業員)が足りない。
マスクの価格は上がるけど、
マスクの価値は変わらない…
okでしょうか?
教えて下さい >д
補足ありがたい。マル経は歴史的背景も踏まえないと理解できない。
ヤンヤンだけ白く光っていて、幽霊みたいに見えるのはなんでや(笑
「需給によって価値が決まるのでは?」と思ってしまうのは、マルクスの言っている価値の概念を理解できていないから。
需給によって決まるのはあくまでも価格であって、その物の本当の価値は需給がどうであれで変化しない。
正解と思います。ムズイですが。
追 需給で決まるのが価格でマルクスが言ってるのは価値。
色々、興味深く視聴させて頂いております。ありがとうございます。
一つだけ気になって仕方がない深井さんの言い回しがありますので、ココで指摘させて頂きます。『示唆深い』を多用していらっしゃるようですが、私には非常に違和感があります。他の方はいかがでしょうか?
経済学は、近代という特殊な環境下でのみ有効な特殊な学問ですね。
何故なら、対照的に前近代において、『‟前近代”の経済学など』といった体系的組織化による一般化がなされた試しがないからです。
しかも、どんなに新しい経済理論が後から後から現れようとも、結局、大別して2つの経済理論に集約できる。
1つは、ケインズ経済学。もう一つは、英国古典派の経済学。
経済学の面白い処は、他の科学では否定されがちな循環論(円環論:サイクリック)が成り立つ特徴がある事でしょうね。
だから以下の特徴がある。
■ケインズ経済学
有効需要の原理を前提に、ケインズのジレンマとして『個人の貯蓄は、全体を貧しくする』という合成の誤謬で、積極的に政府の介入によって財政政策や金融緩和が重要な意味を持ち統制経済として成り立ちますね。だから、需要が供給を生む事(Supply on demand=Demand creates its own supply)から、当然、需要に見合う供給が確実にある事から方程式(equation:Y=c+I)として成り立ち、“解”を解く事が可能。
■英国古典派_経済学
加速度原理と比較優位説を前提に、マンデビルのジレンマとして『個人の悪徳(利子・利潤・利益の追求)は、全体の美徳』という合成の誤謬で、政府の介入は極力消極的に抑制し、市場での自由な取引(自由放任:レッセフェール)による自由経済として成り立ちますね。供給が需要を生む事(Demand on supply=Supply creates its own demand)というセイの法則が成り立ちますので、恒等式(identity:Y≡c+I)が成り立ち、“解”を解く事がそもそも不可能。
■参考書籍 →日本人のための憲法原論(一押しのオススメ本!!!)
■参考書籍 →数学を使わない数学の講義
■参考書籍 →数学嫌いな人のための数学―数学原論
■参考書籍 →経済学をめぐる巨匠たち
■参考書籍 →日本人のための経済原論
■参考書籍 →資本主義の為の革新・経済ゼミナール
■参考書籍 →論理の方法―社会科学のためのモデル
交換したとき(売り買いが成立したときに)それは店のものであった、と確定するならば、万引きされた場合はどうなるんだろうかと疑問に思いました。
店は仕入先から買ってる時点で所有権を得てると思います。そうなると製造元は原材料を購入してる時点でってなるのでしょうかね。
労働価値説は循環論法ですね。
今なお大真面目に議論される意味があるのか分かりませんが(笑)
資本主義という理解 市場の理解と 政府がどういう機能を内包してるかは すこし違う分野の理解になる
割合的に書くと 資本主義 市場の理解・説明が 6・7割あってるとしても
税率はマクロ経済 全体的な計画経済に効いてくるので (市場の競争とか 需給と関係ない 原理がある)
33:30 無駄な物に価値があるか でるかってのは いわゆる資本主義とか 市場での取引場 での商品とか 取引だから
これを一瞬勘違いさせるのが サブプライムローンとか
あの相手に無駄じゃないと 一時期おもわせればいいのが 小泉政権の郵政民営化とかの いわゆる劇場型選挙みたいなもの
中国の住宅バブルも 14億人に 30億の家を作るとかも そういうもの
役所系の仕事というのは、 その仕事が 必要だっていう _ 強制的前提があるので
警察とか消防は理解しやすい 医療も理解しやすいけど それが どの程度の 価格で どの程度価格が 適正かは 計測が難しい
(夕張の医療費と 健康度の 相関問題)
そして その市場の競争とか 査定と全然違う形で 価格と設定調整してるのが 政府そのもの 最低賃金の査定とか税率が 理解しやすい
経営者と 需給で競争してるとかじゃない 問題を内包してる
たまきチャンネル6周年ライブ 玉木雄一郎が生解説 知っておきたいブラケット・クリープとは?
ua-cam.com/video/bLY_k-iHvp4/v-deo.html
物価を2%上げたいとか 2010年ごろ言ってて たまきさんが 2024年で解説してるあたりが、
本当に 意味がわからない
体験が伴わない理屈は間違いと不幸しかうまない。。
宗教的
なんか、マルクスに洗脳されている、というイメージを受けますが(笑) 面白いですけど。
洗脳されてるのおまえだよ
流石無職が考えた理論なだけはあるな