【ch桜・別館】100円美術本のもの凄さ[桜R6/11/13]

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  • Опубліковано 18 лис 2024

КОМЕНТАРІ • 1

  • @濱田健司-z3n
    @濱田健司-z3n 5 днів тому +5

    美術史家の田中英道先生が写楽は北斎だったという本を書かれていて、読んでみてなるほどと思いましたが、北斎って凄いですね。70歳までに描いた絵は取るに足りない絵だったと言って、90歳で死ぬまで描く絵が良くなっていったんですからね。w
     ところで、私は最近インターネットオークションにはまっているのですが、インターネットオークションに出品されている絵や書の掛け軸を見ていますと、今まで知らなかった画家や禅僧の書にこんなすごく良い絵や書があったんだと驚かされています。しかもそういうものはもの凄く安いんですね。w
     絵で言えば挿絵画家として有名だった木村荘八やその弟子の上野春香さんの絵など非常に良くて非常に安かったですね。木村荘八さんの油絵の風景画や水彩画の花の絵、日本画の立雛の掛け軸などは3つの展覧会図録に載っている絵よりも気に入っています。w
     また、上野春香さんの絵は色も構図も非常に良くて、特に色使い、色の味わいがエミール・ノルデの絵に似ていて本当に良い絵だと感じて絵だけでなく画集も2冊落札しました。上野春香さんは明治29年に札幌に生まれ、戦前に日本中だけでなくパリや北京、ヒマラヤの麓にも行って風景画を描いています。w
     戦前ですから移動手段は船と汽車と徒歩ですよね。しかも女性なんですからねと思っていたら、画集・随筆が届いて読んでみたら男性でした。春香などという名前だからてっきり女性だと思ったのですが。それにしても非常に良い風景画をたくさん描いているのにどうしてそれほど有名にならなかったのか不思議なくらいです。w
     上野春香さんの絵を見たい方はインターネットで『上野春香落札相場』(ヤフー)を検索すれば、今までインターネットオークションで落札された上野春香さんの風景画が観られます。絵の良さを感じられる方が見られたら、こんな作品が1〜2万円で落札出来たのかと驚かれると思います。
     上野春香さんの『函館港』の絵など観ますともっと早くこのことを知りたかったと本当に残念になります。ちなみに、『箱根山初夏』の絵は今私の手もとにあります。1万5千円ほどで買えたとっても良い絵です。w
     書では良寛や白隠の書の掛け軸は非常に気に入ったのがあったのですが、さすがに高くなって落札出来ませんでした。しかし、禅僧の大森曹玄老師やその師匠の関精拙老師の書の掛け軸などは非常に良い書で非常に安く落札出来ました。w
     大森曹玄老師の書は少し高かったですが、関精拙老師の書は本当に安かったですね。なにしろ良い書だなあと気に入った書の掛け軸が1万円〜2万円で落札出来たんですから。w