【構造塾#95】耐震性能を向上させる「ある」方法
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- Опубліковано 2 лис 2020
- 耐震性能を向上させる方法のひとつ、耐力壁の配置バランス
これ、実はゲームのように考えると簡単なんです
そんなテクニックを紹介します!
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#構造塾#木造住宅#構造計算#偏心率 - Наука та технологія
地域柄ですが、間口が狭い土地が多く南北に長い建物になるケースが多いです。(縦横の)バランスをとるのも苦労します。お客様に伝えるのにUFOキャッチャーって分かりやすいと思います。今度、言ってみます。
コメントありがとうございます
間口が狭い土地、苦労しますよね・・
UFOキャッチャー使ってみてください!
なるほどと思いました。
自分でプランを考えた際は、バランスの良い壁の配置と言う要件は認識していても、どうしたらそうなるかが具体的に分からなかったので、建物の形状はシンメトリーを意識して、開口部も上下階、左右対称となるように基本設計しました。(実施設計では少しずれました)
間もなく、構造計算が上がるようなのですが、耐震等級3は確実に取れると聞いてるので、まずはひと安心です。
コメントありがとうございます
こういうことが分かってくると、構造って面白くなります!
左右対称のイメージは正解です!
この左右対称は、壁の長さではなく、壁の強さ(壁量)の左右対称なんです
壁倍率2倍の壁が6mは、2倍×6m=壁量12m
壁倍率4倍の壁が3mは、4倍×3m=壁量12m
このように左右対称を目指します
(これ、動画解説しますよ)
リフォームにするか、建て替えにするか悩んでいた時期にリフォーム業者の方と打ち合わせしたら重心と剛心のお話から補強の話をされたことを思い出しました!
建物自体は60年近く前に建てられていましたが、2つの点は1メートルも離れていませんでした。しかし、耐力壁を入れても耐震等級は2も取れないとの事だったので、リフォームは諦めて建て替えとなりました。
新築でもやはり重心・剛心は大切なんですね…詳細打ち合わせの時、確認して聞いてみようと思います!!
コメントありがとうございます
リフォーム業者さん、重心と剛心の話をするとは、構造に詳しい方ですね!
リフォームは新築以上に構造を疎かにされがちです
重心、剛心を気にする業者さんが増えると良いですね!
それにしても築60年近くの建物で、かなりバランスよい状況でしたね
見方を変えれば、
昔の建物の方が、無茶をせず、構造を考え設計されていたのかもしれません
そうそう、新築時も重心、剛心は重要ですよ
偏心率の設計になります
木造住宅の基準は偏心率0.3以下、理想は鉄骨造、鉄筋コンクリート構造同様に偏心率0.15以下ですね
は
掘り込みガレージやインナーガレージのある家の強くする方法をしてください。
大阪では土地20坪前後、3階建、建物間口2間半で1階の間口の1間半はガレージになっちゃうので強くする方法を教えて欲しいです。
コメントありがとうございます
掘り込みガレージ、インナーガレージの構造上のポイント解説
面白そうですね!!
検討します!!!
素人でもすごくわかりやすいです!
現在建築予定の家で確かめてみたいと思いました。
ちなみに剛心はどうやったらわかるのでしょうか。
コメントありがとうございます
剛心位置を算出するのは、至難の業です(笑)
ここは、簡単に出ないんです・・スミマセン
解説動画作成しても・・難しいかもです・・・
了解です!
施主は意味を理解し、計算はプロにしっかり対応いただく、で行きたいです。
それ大切ですね!
施主が知識を持ち意味を理解することで、プロにしっかり依頼できますからね!
剛心移動について、UFOキャッチャーの例え分かりやすかったです。
2×4の我が家、図面に記載していた外壁の壁倍率は、窓の多い南側は5倍、北側は3倍でした。これはまさしく剛心を中心に移動したことですか?
コメントありがとうございます
壁倍率の違い、まさに剛心を中心に移動するための配慮ですね!
意味がわかってくると、面白いですよね!
@@user-gc1hn7el3y ご返信ありがとうございます。
周り全て壁倍率5倍でガチガチに固めた方が良いのでは?と素人考えでしたがよくわかりました。安心して住めます。
バランス、大切なんです!
安心してください!!
いつも貴重な情報の発信、ありがとうございます。
現在、壁式構造での建て替えを考えています。
まだ、家について調べ始めたばかりなので素人質問で申し訳ないのですが、
壁式構造(木造、RC造)で壁の数を増やさずに剛心をずらす方法はあるのでしょうか。
また、隣家が近いので現在の大きな腰高窓から高窓の横長窓か縦長の窓を考えています。
窓の大きさが同じ場合、横長と縦長では強度上、どちらが良いのでしょうか。
最近、小さな窓が連続している新築をよく見かけるのですが、
窓のある壁は基本的に強度計算に入れない方がよい、と以前の軸組み構造の動画でおっしゃっていましたが、
壁式構造でも同様でしょうか。
コメントありがとうございます
壁式構造の場合、木造(ツーバイフォー)、WRC(壁式鉄筋コンクリート構造)とでは
若干違うので、それぞれで回答します
壁の数を変えずに剛心をずらす方法
・ツーバイフォー:壁倍率を上げる
・WRC:壁の鉄筋量を増やす、壁厚を厚くする
こんな感じです
窓の形状について
・これはどちらの工法の共通ですが縦長が良いです
窓のある壁について
・ツーバイフォー:計算に入れません
・WRC:計算に算入する場合ありです
大体こんな感じです
仮に、木造の壁式をCLTで考えている場合、
あまり詳しいことはわかりませんが、WRCに近い考え方だと思います
ご回答ありがとうございます!
ハウスメーカーさんのHP等で見ると壁式は軸組みのように筋交い等の説明が見当たらないので壁倍率は上げられないのかと心配していたので安心いたしました。
壁倍率上げられますよ
ご安心ください
剛芯を鉄球に換え、強くする壁に磁力をつけて重心より遠い壁の磁力は強く
逆に近い壁の磁力は弱くして、剛芯の動きはたて・よこのみみたいなゲームがあれば
茶の間で「お父さん、小さいけど4の壁付けたら剛芯が重心によったよ!」にならないかな・・
わかりにくかったでしょうか?
コメントありがとうございます
ゲーム感覚で偏心率が理解できますね!!
面白いですね
一概には言えないとは思うのですが、シミュレーションソフトで逐一こういった「ゲーム」を繰り返して構造と間取りを同時に決めていく会社と、間取りがほぼ確定してから構造計算を外注して構造を合わせこんでいく会社では、前者の方が間取りと構造のバランスが高いように思えるのですが、どうなんでしょうか
コメントありがとうございます
その通りです
前者の方が、間取りと構造のバランスはとれますよ!!
体力面材の倍率を2.5倍ではなく全て4.3倍とかにして中の筋交を少なくする計画はいかがなのでしょうか?勿論バランスにもよりますが…
コメントありがとうございます
外周部で耐力壁を取る方法、悪くはないですよ
スケルトンインフィルで計画することができますね
構造上の注意点としては
壁の配置バランス以上に、水平構面が厳しくなることですね
佐藤塾長
いつも有益な動画をありがとうございます
自宅の耐震補強案を計算したところRe0.19と出ました
これを0.04に改善すると壁充足率3.0⇒2.5,壁率比0.86⇒0.85(逆転)とやや低下します
充足率1壁率比0.5の下限をクリアしている場合は壁量と偏心どちらを優先すればよいでしょうか
塾長ならこの場合偏心を改善させますか?
コメントありがとうございます
偏心率の件、Re1.9ですか?0.19??
まずは、偏心率Reを0.15以下にしてください
それ以上、偏心率を良くするのも良いのですが、壁量充足率を下げてまで偏心率を良くする必要はありません
全体の壁量充足率です
四分割法の充足率、壁率比の逆転であれば、そこは偏心率を優先させてください
偏心率を良くすることで、四分割法の結果が悪くない→そこは偏心率を良くすることを優先です
しかし、繰り返しとなりますが、
偏心率は0.15以下とし、それ以上良くする場合は、耐力壁を減らさず、増やして良くしてください
究極の優先順位でいえば、
壁量>偏心率です
(さすがに、一面開口などはNG)
@@user-gc1hn7el3y
間違えました0.19です
0.15以下でしたら耐力壁を減らさず計画できそうです
自分の中の線引きが曖昧だったのでとても参考になりました、ありがとうございます
これからの動画も楽しみにしています
本当に為になります。
ただ重心、剛心をきちんと理解してる会社はどれくらい有るのでしょうか?
ウォールスタットで揺らすと本当に、重心と剛心の大事さは良くわかります。
コメントありがとうございます
重心、剛心を理解している方は、かなり少なめですね・・・
理屈は簡単なんですけどね・・・
重心より上にある剛心を下に動かすとき、重心より下にある「縦方向の壁」を補強するのかな、と直感的に感じられます。縦方向の強さは縦方向の壁で出すから、縦方向の移動は縦の壁かなと感じられるのですが、僕は何を理解できてないのだろう?
剛心は力を掛けた時の変形の旋回中心です。
重心は地震力を入力する点です。
重心と剛心が縦方向にズレている模型の重心位置を横から押すと、固い方はあまり変形せず、柔らかい方が変形してねじれます。
ねじれない様に補正する為には、柔らかい方の変形が減る様に補強する必要があります。
横から押した時に力に耐える壁は横向きなので、縦方向の剛心を動かすには横方向の壁の強さを変更する事になります。
コメントありがとうございます
まさに、@カザックさんの解説通りなんですが、
偏心率の理屈は、イメージしにくいですよね・・・
剛心の移動を単純に考えると
・剛心を上下方向に動かしたい→重心より向こう側の「横向き」の耐力壁を強くする
・剛心を左右方向に動かしたい→重心より向こう側の「縦向き」の耐力壁を強くする
こんな感じなんです
@@kahomare 剛心は力を掛けた時の変形の旋回中心 ←そもそも剛心の意味わかってなかったからこの動画がわからなかったんですね。これでわかりました。
建売住宅の一級建築士に言われたのですが、①偏心率は0.5を満たしてないとダメ②この物件は、0.9だからいい方
ゼロに近い方がいいですよね?
コメントありがとうございます
多分その建築士さん、壁の配置バランスの簡易計算「四分割法」の
壁率比0.5以上と勘違いしているのかもしれません
・偏心率は0.3以下でOK、できれば0.15以下がおすすめ
「0」に近いほうが壁の配置バランスは良い
・四分割法の壁率比は0.5以下でOK
「1.0」に近いほうが壁の配置バランスは良い
参考動画です
ua-cam.com/video/u5KIr3PNbKE/v-deo.html
@@user-gc1hn7el3y
ありがとうございます。
建築 4分割法で壁量充足率が1を越えた場合、また壁率比が0.5を越えた場合、それはしだいに偏心率が0.3以下であるということですか?
四分割法の壁量充足率1.0超は、壁の配置バランスとしてイマイチなんです
極端な話、向かい合う1/4エリアで、
片側が充足率1.1でOK、もう片方が充足率10.0でOK
しかし、バランス悪すぎです・・・
やはり重要なのは壁率比0.5以上です
壁率比0.5以上の場合、偏心率は0.3以下になります
壁率比0.5以下の場合、偏心率は0.3以上になります
しかし、
偏心率0.3以下で、壁率比0.5以下のパターンもあります
強さ関係で言えば、
偏心率>四分割法 です
四分割法NGでも偏心率OKならばバランスよしと考えて問題なしです
偏心率NGで四分割法(充足率)OKは、要注意です