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2メートルの高さから飛び降りて足で着地したけど何もケガなかった1800キロの重さがかかってるのかな?
エネルギーを時間で分散してるんですね。足で着地した場合には足首、膝、腰の関節などを曲げながら、各部の筋肉が収縮する事により緩和してます。ダイナミックロープが衝撃を吸収するのと同じですね。腰骨にダイレクトに衝撃が伝わるハーネスに、瞬間的に大きなエネルギーが加わる事でリスクとなります。マジで危ないんで、伸びないスリングなどで確保しない様にしましょうね(^◇^;)
なるほど!ダイナミックロープ使います!
それが良いかと^ ^
知らんかったな〜〜スリングって何でも使えて便利な物だ、とだけ思ってました。勉強になりました。
お役に立てれば幸いです^ ^
次の支点確保寸前に落下したクライマーが駄目だぁ~と笑いながら降ろしてもらっている動画を見て勘違いするんです。落下距離ではなくロープ全長が伸びるしビレイヤーが持ち上がって吸収してるのに。セルフの衝撃が理解できないなら子供に背中に飛び乗ってもらえば分かります。実際には自分が1メートル上から飛び乗るよりもやばいです。床ならサバ折りにならないですから。
ほんとそれ。4〜5mくらいのグランドフォールで死ぬ事は稀ですが、仮に伸びないスリングで4mの墜落やらかしたらほぼ100%死にますからねー。だったらやらない方が良い。これを知らずにやってる人がけっこういるのが怖いですね(^◇^;)
スリングを使用することによる理論的な危険は理解できました。ただ気になった点として、何をもって“即死”、“死に至る”と言っているのかが理解できませんでした。私は医療者ですが、墜落した際に体にうける負荷がどの臓器にどのように作用して“即死”になるのかが曖昧に感じましたので、根拠となる文献などを呈示して頂けると、さらに理解が深まると思います。
ponpoko176 具体的には把握しておりませんが、10kNを超えると脊椎に致命的なダメージ、12kNを超えると骨盤骨折や内臓破裂が起こるとされてます。その事から14kNを超えると複数の内臓機関や腹膜に大きなダメージを及ぼし、短時間で死亡に至る上、治療を施せない受傷なのでは無いかと思います。頭部外傷の様に痛みなく死に至るほど瞬間的なものでは無いと思います。14kNの数字は確保理論における一般常識であり、医学的根拠については専門外の為分かりかねます。
@@kuriadventures ご回答ありがとうございます。スリングが危険というお話は理解できました。具体的な数値(14kN、10kNなど)を示して危険とおっしゃってますが、その数字の根拠となるようなテキストや文献などは把握されていますでしょうか?もし参考になるようなものがあれば自己学習として拝見したいと思いますので。
一番明確に細かいことが書かれているのはUIAAのホームページですかね。機材毎の指定破断強度や様々なリスクについて書かれています。見てみて下さい。
@@kuriadventures ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
救急ローテしてれば分かる
今更ここへのコメントですが、言われるまで気付きませんでした。未だクライミングはこれからの挑戦なのですが、怖い場所の保険にスリング や10m程度の補助ロープは持ち歩いていました(お陰で崖下に落としたスマホを拾えた事も有り、以後一層)。ですが、普通のスリングでは身体の高さ分落下するだけでもアウトと知り、これでは数m程度なら確保するより落ちた方が助かる可能性も高そうで驚愕。即ダイナミックロープのセルフビレィを自分とパートナーに揃え、梯子や鎖場で怖そうなルートがある場合は持ち歩くようになりました。地方からで中々首都圏へは行けないのですが、これからも色んな情報を宜しくお願い致します。
たかむーん0422 安全に関わる重要な知識ですが、案外知られてない事実ですからねーf^_^;お役に立てたなら良かったです♪
そうですね、スリングは確かに弱いですよね針金の様に衝撃が伴う荷重で簡単に切れてもおかしくないと言う前提で考えています
いや、スリングそのものの破断強度は国際的に規定されていて、人間の体重による墜落衝撃では切れません。(岩角破断、結び目による強度低下、濡れや凍結による強度低下があれば可能性が出てきます。)ここで指摘する問題点とは墜落衝撃が与える人体への影響です。伸縮性のないスリングではその衝撃により身体に致命的な傷害を負わせてしまうので、しっかりと衝撃吸収するダイナミックロープやアブソーバーシステムが求められます。スリングそのものが切れることは特殊な要因が無い限り起こらないので、その辺りは安心して使ってもらって良いと思います。
栗山さんの書かれた式を計算すると答えの単位はkN・mが正しいです。読み方はキロニュートンメートル、です。あるいはN・mをJ(ジュール)といいますから、キロジュールと言っても良いです。つまり、力×長さですから仕事(=エネルギー)の計算です。18.816キロジュール(のエネルギー)の衝撃を受ける、となります。まあでも、僕は栗山さんのお話をいつも、うんうん、なるほど!と拝聴しています。墜落したときの生死の問題ですから。
すみません^^;実は物理は苦手でして、単位の読み方が違う感じですか?
栗山さん、ご返信ありがとうございます。森田浩史さんが書いてくださっているように、Nは力の単位です。栗山さんの書いてくださってる式はエネルギーを求める式ですから、答えに付ける単位はJが正しいです。でも、栗山さんはビデオ中で何度も「エネルギー」って言われてるから栗山さんの認識自体は正しいですよ!(ただし今、思いがけなく栗山さんに返信いただいてあわててもう一度計算を見直したのですが、どうも1桁違ってる気がします。なにか僕の知らない要素があるのかしら(汗)。ここで書くとややこしくなるので、別途ご連絡するようにします。)
栗山さん、大急ぎで調べました。栗山さんの書かれた式は、80kgの人が2.4m落下するときの位置エネルギー算出式と同じでした(100で割ることを除いて。前回コメントで1桁違う気がすると書きましたのは、NをkNにするためには100でなく1000で割らないといけないからです。)のでエネルギーを計算されたものと即断いたしましたが、わたしが間違っておりました。広島山岳会のサイトの中に、登山装備研究という文書を発見し、その中に「スタティックビレイの簡易換算式」として、衝撃力(KN)=w*H*9.8/100という式がありました。栗山さんの使われた式はおそらくこれと同じものかと思います。登山研修所の「確保理論テキスト」も参照して、ちょっと計算してみましたが、条件でかなり数値が変わるようです。そのために、一種のめやすとしての換算式なんだな、と思いました。大変失礼しました。お詫び申し上げます。これからもよろしくお願い致します。
@@りく-k8r 栗山様のエネルギーを1/100にする件ですが、意味を考えてみますと、落下したエネルギーを10cm(0.1m)で衝撃吸収する際の加速度をkN(キロニュートン)に変換した値と等価になるのではないでしょうか。間違っていたらすみません。この仮説が正しければ、落下時の衝撃の近似値としては割合妥当なもののように思えます。
色々間違いはありますがkN・mではないですよmが着くと円を中心に回すときの力の単になりますよ。あとN・mもkが抜けただけですので同じです(回転トルクという分類です)衝撃エネルギーはJと言うところはあってますね。何も知らない人もたくさん参考にしています。正しい発言を心がけてみて下さい。
Nはエネルギーではなく力の単位だと思います。おそらく、瞬間的に発生する衝撃荷重の事を言いたいのでしょうか。2mの距離を自由落下して腰に約1800kgの車に踏まれたくらいの衝撃があるなんて、恐ろしいですね。
一般に、クライミングや高所作業における墜落衝撃をkNで表します。仰るとおり瞬間的な衝撃をさすもので、例えばクライミングロープで落下係数1の墜落を起こした場合、1m落ちても、100m落ちても墜落衝撃値は同じですが、実際に体にかかる総エネルギー量は増えます。(100m墜落の方がエネルギーグラフがなだらかになり、最大衝撃に近い力を長時間受けることになる。)当方は登山技術指導者であり、物理の専門家ではありません。映像中の言葉が物理学的用語と沿わない点があった様であれば申し訳ありません。ご理解下さい。
kuriさんに質問があります。ビレイに使うロープの、耐えられる荷重の限界があるかと思います。8mmのロープで1/2やツインで使うと9.5KNや5.8KNと表記されていて、2本のロープとカラビナを2枚使ってビレイを取ればロープが破断する危険を回避できるのかと想像するのですが、kuriさんの回答をお聞かせ下さい。
この辺りは微妙なところで、ツインロープでも日本の工業規格を通す上で、一本のロープに係数1.8/55kgまでは問題無く耐える様に作られてます。係数0.8/80kgの時の衝撃荷重は4~4.5kNに収まっているケースが殆どで、かなり安心できる数字です。二本のランヤードに同時に荷重がかかる事でこの数字より大きな衝撃荷重が発生しますので、ランヤードのアブソーバー能力と言う意味では機能低下する事となります。出来れば二本のランヤードの長さを変え、一本にしか荷重が掛からない様にすれば安心でしょう。クライミングの確保における岩角せん断性を考えると細いロープは不利ですが、せん断性より衝撃吸収性が大切なランヤードでは、むしろ細いロープの方が安心では無いかなーって考えてます。
Kuriさんお早いお返事を頂き、どうもありがとうございます。2本の長さの長短を作る事で、より安全な状態を作れるのは理解できました。確かに体に掛かる負荷を考えたら、kuriさんの考え方が納得できます。今後のご活躍・ご発展を心より応援させて頂きます!
下の廊下で岩壁に付けてある細いワイヤーにスリングを2本使って歩いているガイド付きの動画を見たことがあります。ワイヤーのつなぎ目に来たら掛け替えるというやり方でしたが、そんな物では滑った時の助けにもならないと言うことでしょうか。そもそも細いワイヤーに体重がかかったらそちらが先に切れるでしょうし、仮に空中で崖下にぶら下がっていたとしても、助ける側が自分を確保するような場所もなく、救助も出来ませんね。滑らないような歩行技術と靴、慎重な行動でしか防げないと思った方が良さそうですね。
下ノ廊下であれば基本的に比較的安定した箇所にワイヤーが設置してあるので、バランスを崩してもせいぜい滑落程度。そこまで大きな墜落衝撃は発生しないと考えられます。よほど劣化していない限り恐らくワイヤーが切れることもないとは思いますが、安全性から考えればスタティックなランヤードは使用しない方が良いでしょう。衝撃吸収するランヤードを選択しましょう。では確保無しでよいかと言えば、それは違うと思います。万が一の事を考え、しっかりと確保しながらの行動を推奨します。もちろんそもそも滑落しないように確実な歩行技術を身につける事が重要ですが、併せて確保システムも用意しておくべきと考えられます。
いつもUA-cam拝見させて頂き、参考になります。ご丁寧なご回答ありがとうございました。これからもUA-cam楽しみにしています。
以前某登山UA-camrさんと黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳を登った動画を見たことがありますが、その時は胸元で締めたスリングでセルフビレイしながら架け橋?を渡っていたと思いますが、あのように腰ではなく胸元の場合でもご指摘のリスクは同じなのでしょうか。
胸元で簡易ハーネスを作る場合、リスクはさらに高まります。ハイキングやトレッキングの歩行補助程度に止めるべきでしょう。ただ安全管理の概念から、現在では業務においてほぼ簡易チェストハーネスでの歩行補助も行なっておりません。スリップを防ぐ程度のエネルギーを超える場合には、必ずクライミングハーネスを用意する事を推奨します。
@@kuriadventures ご丁寧な返答ありがとうございました。
いつも視聴させて頂き、たいへん御世話になっております。早速講義中に紹介されていたペツルの商品を購入しようと決意しました。ただ、紹介されていたデュアルではなくて、同じペツルのこちらの道具なのですが ペツル L34ARI・ランヤード コネクトアジャスト 大丈夫でしょうか? 急なツイートで大変御無礼しますが、どうか御教授の程、宜しくお願い致します。
クライミングにおけるセルフビレイ用のランヤードとしては良いと思いますが、鎖場などに確保をとるという意味では、架替えの瞬間にリスクを伴うこととなるので推奨しません。また普通のビレイデバイスで懸垂下降を行おうとした際も、デバイスセットやバックアップシステムの構築に不便です。でもそれがグリグリの様なブレーキのついたデバイスであれば懸垂下降時のバックアップは不要だし、鎖場での確保ではなく、クライミング時のセルフビレイだけなら1本で不都合はないと思います。この辺りを考慮の上検討されてみては如何でしょうか?
@@kuriadventures ありがとうございます。以前、槍ヶ岳の停滞で怖い目にあったもので。劔岳は例示されたデュアルを備えます。
デュアルアジャストで確保を行う場合、長い方はある程度伸ばして使用することを推奨します。同時にテンションがかかると衝撃荷重が大きくなりますので、一本だけに衝撃荷重がかかるようにしましょう。この際、できれば調整できる方のランヤードを短く設定した方が、4kNを越えると滑り始めてしまう為に衝撃吸収性が高くなります。ただ行動時の動きやすさのほうが重要なので、もしそれで窮屈に感じるような場合、長い方一本だけで使用し、架替えタイミングのみ短い方を使うなどすれば同じ衝撃吸収性を保てます。ご参考にして頂ければ幸いです^_^
これを見た後でもそのまま落下するよりスリングの衝撃受けた方が生存の可能性は高いだろうなという考えに変更はなかったですね。滑落するほど長いスリングをセルフに使うわけでもないし。ただ今回も大変参考になりました。有用な情報いつもありがとうございます。
いくぞうよし 環境によりますね。例えば足元が3m切れ落ちたトラバースで、スリング長120cmのランヤードで係数1.5の墜落なら、落下距離は1.8mになります。この様な場合、腰には即死する衝撃が発生しますが、3mのグランドフォールでは致命傷に至らない可能性が高くなります。大切な事は環境に左右されない確保システムを用意しておく事であって、ペツルのコネクトアジャストとか、メトリウスのダイナミックPAS、エーデルリッドのアブソーバースリングなど、衝撃吸収するランヤードで確保することで致命的な事故を無くせます。ここで言いたいのは、" 確保してると危ない " と言うことではなく、" 確保する道具を考えないと危ない " と言うことです。上記条件で伸びないスリングの場合、スリング長120cmでほんとに死にます。この辺りの事をきちんと理解しないと危ないかもですよf^_^;
Kuri Adventures スリングでの確保よりロープ等で確保する優位性は動画で理解できました。どうせ同じ動作をするならよりリスクのない道具を使った方がいいですね。
まぁロープでも良いのですが、使い古して切っても良いダイナミックロープを持ってない方の方が多いかなとも思いますので、既製品の衝撃吸収できるランヤードを選択する方が現実的かとは思います。
Kuri Adventures まあ、そこが論点の相違になる部分で、ロープを使わない登山しかしない人がわざわざハーネスと衝撃緩衝ランヤードを買って山にもっていくの?ってことになるわけで、そういう場合は多目的に使えるスリングやビナを使って簡易ハーネスとセルフを確保するのは現実的には有効かな、と思います。
いや、なので、その事に対するリスクをお話ししています。多目的に使えるからとスリングとカラビナだけでの確保をする方が多いので、その警鐘の意味を込めてお話しています。意見の相違とかのお話ではなく、危ないものは危ないのです。クライミングに関する新しい常識は、常に屍の上に成り立っています。同じ事故を繰り返さない為にも、正しい知識を広めていく事が大切では無いでしょうか?
2メートルの高さから飛び降りて足で着地したけど何もケガなかった1800キロの重さがかかってるのかな?
エネルギーを時間で分散してるんですね。
足で着地した場合には足首、膝、腰の関節などを曲げながら、各部の筋肉が収縮する事により緩和してます。
ダイナミックロープが衝撃を吸収するのと同じですね。
腰骨にダイレクトに衝撃が伝わるハーネスに、瞬間的に大きなエネルギーが加わる事でリスクとなります。
マジで危ないんで、伸びないスリングなどで確保しない様にしましょうね(^◇^;)
なるほど!ダイナミックロープ使います!
それが良いかと^ ^
知らんかったな〜〜
スリングって何でも使えて
便利な物だ、とだけ思ってました。
勉強になりました。
お役に立てれば幸いです^ ^
次の支点確保寸前に落下したクライマーが駄目だぁ~と笑いながら降ろしてもらっている動画を見て勘違いするんです。落下距離ではなくロープ全長が伸びるしビレイヤーが持ち上がって吸収してるのに。セルフの衝撃が理解できないなら子供に背中に飛び乗ってもらえば分かります。実際には自分が1メートル上から飛び乗るよりもやばいです。床ならサバ折りにならないですから。
ほんとそれ。4〜5mくらいのグランドフォールで死ぬ事は稀ですが、仮に伸びないスリングで4mの墜落やらかしたらほぼ100%死にますからねー。だったらやらない方が良い。
これを知らずにやってる人がけっこういるのが怖いですね(^◇^;)
スリングを使用することによる理論的な危険は理解できました。ただ気になった点として、何をもって“即死”、“死に至る”と言っているのかが理解できませんでした。
私は医療者ですが、墜落した際に体にうける負荷がどの臓器にどのように作用して“即死”になるのかが曖昧に感じましたので、根拠となる文献などを呈示して頂けると、さらに理解が深まると思います。
ponpoko176
具体的には把握しておりませんが、10kNを超えると脊椎に致命的なダメージ、12kNを超えると骨盤骨折や内臓破裂が起こるとされてます。
その事から14kNを超えると複数の内臓機関や腹膜に大きなダメージを及ぼし、短時間で死亡に至る上、治療を施せない受傷なのでは無いかと思います。頭部外傷の様に痛みなく死に至るほど瞬間的なものでは無いと思います。
14kNの数字は確保理論における一般常識であり、医学的根拠については専門外の為分かりかねます。
@@kuriadventures ご回答ありがとうございます。スリングが危険というお話は理解できました。具体的な数値(14kN、10kNなど)を示して危険とおっしゃってますが、その数字の根拠となるようなテキストや文献などは把握されていますでしょうか?
もし参考になるようなものがあれば自己学習として拝見したいと思いますので。
一番明確に細かいことが書かれているのはUIAAのホームページですかね。
機材毎の指定破断強度や様々なリスクについて書かれています。見てみて下さい。
@@kuriadventures ありがとうございます。
参考にさせて頂きます。
救急ローテしてれば分かる
今更ここへのコメントですが、言われるまで気付きませんでした。未だクライミングはこれからの挑戦なのですが、怖い場所の保険にスリング や10m程度の補助ロープは持ち歩いていました(お陰で崖下に落としたスマホを拾えた事も有り、以後一層)。ですが、普通のスリングでは身体の高さ分落下するだけでもアウトと知り、これでは数m程度なら確保するより落ちた方が助かる可能性も高そうで驚愕。即ダイナミックロープのセルフビレィを自分とパートナーに揃え、梯子や鎖場で怖そうなルートがある場合は持ち歩くようになりました。地方からで中々首都圏へは行けないのですが、これからも色んな情報を宜しくお願い致します。
たかむーん0422 安全に関わる重要な知識ですが、案外知られてない事実ですからねーf^_^;
お役に立てたなら良かったです♪
そうですね、スリングは確かに弱いですよね
針金の様に衝撃が伴う荷重で簡単に切れてもおかしくないと言う前提で考えています
いや、スリングそのものの破断強度は国際的に規定されていて、人間の体重による墜落衝撃では切れません。(岩角破断、結び目による強度低下、濡れや凍結による強度低下があれば可能性が出てきます。)
ここで指摘する問題点とは墜落衝撃が与える人体への影響です。伸縮性のないスリングではその衝撃により身体に致命的な傷害を負わせてしまうので、しっかりと衝撃吸収するダイナミックロープやアブソーバーシステムが求められます。
スリングそのものが切れることは特殊な要因が無い限り起こらないので、その辺りは安心して使ってもらって良いと思います。
栗山さんの書かれた式を計算すると答えの単位はkN・mが正しいです。読み方はキロニュートンメートル、です。あるいはN・mをJ(ジュール)といいますから、キロジュールと言っても良いです。つまり、力×長さですから仕事(=エネルギー)の計算です。18.816キロジュール(のエネルギー)の衝撃を受ける、となります。まあでも、僕は栗山さんのお話をいつも、うんうん、なるほど!と拝聴しています。墜落したときの生死の問題ですから。
すみません^^;
実は物理は苦手でして、単位の読み方が違う感じですか?
栗山さん、ご返信ありがとうございます。
森田浩史さんが書いてくださっているように、Nは力の単位です。栗山さんの書いてくださってる式はエネルギーを求める式ですから、答えに付ける単位はJが正しいです。でも、栗山さんはビデオ中で何度も「エネルギー」って言われてるから栗山さんの認識自体は正しいですよ!
(ただし今、思いがけなく栗山さんに返信いただいてあわててもう一度計算を見直したのですが、どうも1桁違ってる気がします。なにか僕の知らない要素があるのかしら(汗)。ここで書くとややこしくなるので、別途ご連絡するようにします。)
栗山さん、大急ぎで調べました。
栗山さんの書かれた式は、80kgの人が2.4m落下するときの位置エネルギー算出式と同じでした(100で割ることを除いて。前回コメントで1桁違う気がすると書きましたのは、NをkNにするためには100でなく1000で割らないといけないからです。)のでエネルギーを計算されたものと即断いたしましたが、わたしが間違っておりました。広島山岳会のサイトの中に、登山装備研究という文書を発見し、その中に「スタティックビレイの簡易換算式」として、
衝撃力(KN)=w*H*9.8/100
という式がありました。栗山さんの使われた式はおそらくこれと同じものかと思います。登山研修所の「確保理論テキスト」も参照して、ちょっと計算してみましたが、条件でかなり数値が変わるようです。そのために、一種のめやすとしての換算式なんだな、と思いました。
大変失礼しました。お詫び申し上げます。
これからもよろしくお願い致します。
@@りく-k8r 栗山様のエネルギーを1/100にする件ですが、意味を考えてみますと、落下したエネルギーを10cm(0.1m)で衝撃吸収する際の加速度をkN(キロニュートン)に変換した値と等価になるのではないでしょうか。間違っていたらすみません。この仮説が正しければ、落下時の衝撃の近似値としては割合妥当なもののように思えます。
色々間違いはありますがkN・mではないですよ
mが着くと円を中心に回すときの力の単になりますよ。あとN・mもkが抜けただけですので同じです(回転トルクという分類です)
衝撃エネルギーはJと言うところはあってますね。
何も知らない人もたくさん参考にしています。正しい発言を心がけてみて下さい。
Nはエネルギーではなく力の単位だと思います。おそらく、瞬間的に発生する衝撃荷重の事を言いたいのでしょうか。
2mの距離を自由落下して腰に約1800kgの車に踏まれたくらいの衝撃があるなんて、恐ろしいですね。
一般に、クライミングや高所作業における墜落衝撃をkNで表します。仰るとおり瞬間的な衝撃をさすもので、例えばクライミングロープで落下係数1の墜落を起こした場合、1m落ちても、100m落ちても墜落衝撃値は同じですが、実際に体にかかる総エネルギー量は増えます。(100m墜落の方がエネルギーグラフがなだらかになり、最大衝撃に近い力を長時間受けることになる。)
当方は登山技術指導者であり、物理の専門家ではありません。映像中の言葉が物理学的用語と沿わない点があった様であれば申し訳ありません。ご理解下さい。
kuriさんに質問があります。
ビレイに使うロープの、耐えられる荷重の限界があるかと思います。
8mmのロープで1/2やツインで使うと9.5KNや5.8KNと表記されていて、2本のロープとカラビナを2枚使ってビレイを取ればロープが破断する危険を回避できるのかと想像するのですが、kuriさんの回答をお聞かせ下さい。
この辺りは微妙なところで、ツインロープでも日本の工業規格を通す上で、一本のロープに係数1.8/55kgまでは問題無く耐える様に作られてます。係数0.8/80kgの時の衝撃荷重は4~4.5kNに収まっているケースが殆どで、かなり安心できる数字です。
二本のランヤードに同時に荷重がかかる事でこの数字より大きな衝撃荷重が発生しますので、ランヤードのアブソーバー能力と言う意味では機能低下する事となります。
出来れば二本のランヤードの長さを変え、一本にしか荷重が掛からない様にすれば安心でしょう。
クライミングの確保における岩角せん断性を考えると細いロープは不利ですが、せん断性より衝撃吸収性が大切なランヤードでは、むしろ細いロープの方が安心では無いかなーって考えてます。
Kuriさん
お早いお返事を頂き、どうもありがとうございます。
2本の長さの長短を作る事で、より安全な状態を作れるのは理解できました。
確かに体に掛かる負荷を考えたら、kuriさんの考え方が納得できます。
今後のご活躍・ご発展を心より応援させて頂きます!
下の廊下で岩壁に付けてある細いワイヤーにスリングを2本使って歩いているガイド付きの動画を見たことがあります。
ワイヤーのつなぎ目に来たら掛け替えるというやり方でしたが、そんな物では滑った時の助けにもならないと言うことでしょうか。
そもそも細いワイヤーに体重がかかったらそちらが先に切れるでしょうし、仮に空中で崖下にぶら下がっていたとしても、助ける側が自分を確保するような場所もなく、救助も出来ませんね。
滑らないような歩行技術と靴、慎重な行動でしか防げないと思った方が良さそうですね。
下ノ廊下であれば基本的に比較的安定した箇所にワイヤーが設置してあるので、バランスを崩してもせいぜい滑落程度。そこまで大きな墜落衝撃は発生しないと考えられます。よほど劣化していない限り恐らくワイヤーが切れることもないとは思いますが、安全性から考えればスタティックなランヤードは使用しない方が良いでしょう。衝撃吸収するランヤードを選択しましょう。
では確保無しでよいかと言えば、それは違うと思います。万が一の事を考え、しっかりと確保しながらの行動を推奨します。
もちろんそもそも滑落しないように確実な歩行技術を身につける事が重要ですが、併せて確保システムも用意しておくべきと考えられます。
いつもUA-cam拝見させて頂き、参考になります。
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
これからもUA-cam楽しみにしています。
以前某登山UA-camrさんと黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳を登った動画を見たことがありますが、その時は胸元で締めたスリングでセルフビレイしながら架け橋?を渡っていたと思いますが、あのように腰ではなく胸元の場合でもご指摘のリスクは同じなのでしょうか。
胸元で簡易ハーネスを作る場合、リスクはさらに高まります。ハイキングやトレッキングの歩行補助程度に止めるべきでしょう。
ただ安全管理の概念から、現在では業務においてほぼ簡易チェストハーネスでの歩行補助も行なっておりません。
スリップを防ぐ程度のエネルギーを超える場合には、必ずクライミングハーネスを用意する事を推奨します。
@@kuriadventures
ご丁寧な返答ありがとうございました。
いつも視聴させて頂き、たいへん御世話になっております。
早速講義中に紹介されていたペツルの
商品を購入しようと決意しました。
ただ、紹介されていたデュアルではなくて、同じペツルのこちらの道具なのですが
ペツル L34ARI・ランヤード コネクトアジャスト
大丈夫でしょうか? 急なツイートで大変御無礼しますが、どうか御教授の程、
宜しくお願い致します。
クライミングにおけるセルフビレイ用のランヤードとしては良いと思いますが、鎖場などに確保をとるという意味では、架替えの瞬間にリスクを伴うこととなるので推奨しません。
また普通のビレイデバイスで懸垂下降を行おうとした際も、デバイスセットやバックアップシステムの構築に不便です。
でもそれがグリグリの様なブレーキのついたデバイスであれば懸垂下降時のバックアップは不要だし、鎖場での確保ではなく、クライミング時のセルフビレイだけなら1本で不都合はないと思います。
この辺りを考慮の上検討されてみては如何でしょうか?
@@kuriadventures
ありがとうございます。以前、槍ヶ岳の停滞で怖い目にあったもので。
劔岳は例示されたデュアルを備えます。
デュアルアジャストで確保を行う場合、長い方はある程度伸ばして使用することを推奨します。同時にテンションがかかると衝撃荷重が大きくなりますので、一本だけに衝撃荷重がかかるようにしましょう。
この際、できれば調整できる方のランヤードを短く設定した方が、4kNを越えると滑り始めてしまう為に衝撃吸収性が高くなります。
ただ行動時の動きやすさのほうが重要なので、もしそれで窮屈に感じるような場合、長い方一本だけで使用し、架替えタイミングのみ短い方を使うなどすれば同じ衝撃吸収性を保てます。
ご参考にして頂ければ幸いです^_^
これを見た後でもそのまま落下するよりスリングの衝撃受けた方が生存の可能性は高いだろうなという考えに変更はなかったですね。
滑落するほど長いスリングをセルフに使うわけでもないし。
ただ今回も大変参考になりました。有用な情報いつもありがとうございます。
いくぞうよし
環境によりますね。例えば足元が3m切れ落ちたトラバースで、スリング長120cmのランヤードで係数1.5の墜落なら、落下距離は1.8mになります。この様な場合、腰には即死する衝撃が発生しますが、3mのグランドフォールでは致命傷に至らない可能性が高くなります。
大切な事は環境に左右されない確保システムを用意しておく事であって、ペツルのコネクトアジャストとか、メトリウスのダイナミックPAS、エーデルリッドのアブソーバースリングなど、衝撃吸収するランヤードで確保することで致命的な事故を無くせます。
ここで言いたいのは、" 確保してると危ない " と言うことではなく、" 確保する道具を考えないと危ない " と言うことです。
上記条件で伸びないスリングの場合、スリング長120cmでほんとに死にます。この辺りの事をきちんと理解しないと危ないかもですよf^_^;
Kuri Adventures
スリングでの確保よりロープ等で確保する優位性は動画で理解できました。
どうせ同じ動作をするならよりリスクのない道具を使った方がいいですね。
まぁロープでも良いのですが、使い古して切っても良いダイナミックロープを持ってない方の方が多いかなとも思いますので、既製品の衝撃吸収できるランヤードを選択する方が現実的かとは思います。
Kuri Adventures
まあ、そこが論点の相違になる部分で、
ロープを使わない登山しかしない人がわざわざハーネスと衝撃緩衝ランヤードを買って山にもっていくの?ってことになるわけで、そういう場合は多目的に使えるスリングやビナを使って簡易ハーネスとセルフを確保するのは現実的には有効かな、と思います。
いや、なので、その事に対するリスクをお話ししています。
多目的に使えるからとスリングとカラビナだけでの確保をする方が多いので、その警鐘の意味を込めてお話しています。意見の相違とかのお話ではなく、危ないものは危ないのです。
クライミングに関する新しい常識は、常に屍の上に成り立っています。同じ事故を繰り返さない為にも、正しい知識を広めていく事が大切では無いでしょうか?