1867年にヨーロッパ各国の軍楽隊によるコンテストが開かれたときの記録があるのですが、コントラバスが入っていたのは10団体のうちオランダの1団体だけだったようです。 その後も有名なパリ・ギャルドのようにコントラバスを取り入れるところもあれば、ドイツの諸団体のように取り入れないところもありました。 ほかの方もおっしゃるように、最近でも地域によってはコントラバスがそんなに普及していないようですし(イギリスのフィリップ・スパークの1980-90年代の作品など)、逆にスペインやオランダなどではチェロが入る団体が珍しくありません。 一般的に低音楽器は技術が確立するまで取り回しや信頼性、経済性に難があることが多く、チューバの仲間が結局統一されなかったり、コントラバスクラやバスサックスの扱いが固まっていなかったりするように、さまざまな試行錯誤が行われてきました。 吹奏楽にコントラバスがあったりなかったりするのも、こういう低音域のさまざまなバリエーションの一種だと考えて納得しています。 いまの日本の吹奏楽はおおむね、終戦後に入ってきたアメリカの編成にルーツがあるのですが、その時代のアメリカではリチャード・フランコ・ゴールドマンのプロバンドや、大学の大編成バンドなどにコントラバスが入っていたようです。 行進用のイメージの軍楽隊から独立して「コンサート」バンドが発展していく過程で、動画でも挙がっていたさまざまなメリットからコントラバスが入るようになった。その辺を手本にして米日の幅広いバンドにコントラバスが定着した…というふうに考えています。 参考:Runbelow, Robert W. (1996) A History of Wind Band Orchestration in Repertoire of the American Wind Band from 1850 to 1996 (University of Rochester, Doctoral Dissertation) 『新版吹奏楽講座7 吹奏楽の編成と歴史』(音楽之友社、1983)
音楽室で練習してるとコントラバス聞こえないし、いてもいなくても一緒じゃねとか思っちゃうけど、ホール練に行くと存在感が浮かび上がるよね
深みがでる🫶
日本のスクールバンドでコントラバスを最初に導入したのは千葉県の銚子商業高校吹奏楽部だそうです。昭和40年代、当時銚子市内の銚子5中は管弦楽部で活動しており、銚子5中のコントラバス奏者が銚子商業高校に進学し吹奏楽部に入部したのを機に導入したとの事です。
吹奏楽でコントラバスが効果を発揮するためには
・分かってる指揮者
・分かってる作曲家、編曲家
・きちんとメンテナンスされた楽器
・ある程度基礎ができている奏者
が揃ってないとなんだよなぁ…
わかってない指導者がいるのはまだわかりますが、わかってない作曲家は何を思ってるんだって譜面を破りたくなります笑。名の知られている作曲家はきちんと低音の中でもそれぞれの特性を活かして書き分けているものが多いのですが、雑なポップスや吹コンの課題曲(委嘱作品を除く)なんかでもずっとチューバや木管低音と同じ動きをさせられることが多いのは遺憾ですね。
@@おにぎり侍-q5t さん
しかも、チューバ(多くの場合、キー:B♭)とコントラバス(キー:C)だとキーが違いますね。そのため、吹奏楽の譜面通りだと、コントラバスとチューバの音が違うことが多いですね。
1867年にヨーロッパ各国の軍楽隊によるコンテストが開かれたときの記録があるのですが、コントラバスが入っていたのは10団体のうちオランダの1団体だけだったようです。
その後も有名なパリ・ギャルドのようにコントラバスを取り入れるところもあれば、ドイツの諸団体のように取り入れないところもありました。
ほかの方もおっしゃるように、最近でも地域によってはコントラバスがそんなに普及していないようですし(イギリスのフィリップ・スパークの1980-90年代の作品など)、逆にスペインやオランダなどではチェロが入る団体が珍しくありません。
一般的に低音楽器は技術が確立するまで取り回しや信頼性、経済性に難があることが多く、チューバの仲間が結局統一されなかったり、コントラバスクラやバスサックスの扱いが固まっていなかったりするように、さまざまな試行錯誤が行われてきました。
吹奏楽にコントラバスがあったりなかったりするのも、こういう低音域のさまざまなバリエーションの一種だと考えて納得しています。
いまの日本の吹奏楽はおおむね、終戦後に入ってきたアメリカの編成にルーツがあるのですが、その時代のアメリカではリチャード・フランコ・ゴールドマンのプロバンドや、大学の大編成バンドなどにコントラバスが入っていたようです。
行進用のイメージの軍楽隊から独立して「コンサート」バンドが発展していく過程で、動画でも挙がっていたさまざまなメリットからコントラバスが入るようになった。その辺を手本にして米日の幅広いバンドにコントラバスが定着した…というふうに考えています。
参考:Runbelow, Robert W. (1996) A History of Wind Band Orchestration in Repertoire of the American Wind Band from 1850 to 1996 (University of Rochester, Doctoral Dissertation)
『新版吹奏楽講座7 吹奏楽の編成と歴史』(音楽之友社、1983)
12:18 なぜ入っていないのか
学生向けなので、生徒の人数がどんどん少なくなってきていて、コントラバスまで人数がさけない団体が増えてきている
まったりとした感じが大好きです!、これからどんどん伸びますよ!応援してます🎉
コントラバスは低音パートの補強とは言うけれども、
そもそも本当の低音パートはチューバとコントラバスしかいないが正解というのをどこかで見ました。
バスクラ、バリサク、バスーンはそもそも低音ではなく、
チェロ音域の楽器であるため、
オケにおけるバイオリンに次ぐメロディー楽器であるチェロのような動きをしても良いのですが、
吹奏楽ではなぜか低音扱いをされていますね。
つまり吹奏楽において、
コントラバスクラ、バスサックス、コントラバスーンはあまりに高価なため、
これらの代わりとしてコントラバスを使っているが正解な気がします。
結局のところ、
低音の管楽器がめっちゃ高価なため、
代わりとしてコントラバスが入ってきた。
戦争で忙しい軍隊では、
バカ高い低音管楽器を買う余裕などなく、
代わりにコントラバスを入れはじめ、
いつの間にかそれが民間の吹奏楽に広まり、歴史となった。
そしてプライドが高い軍隊では、
お金がないからコントラバスを入れた、
なんて絶対に言わないので、
誰も本当の歴史を知らない。
これが正解な気がしてきました。
コントラバスとチェロが入る編成は
オーケストラを吹奏楽にしたフランス式。
お話が楽しい!声優さんたちが喋ってるのかと思いました♪
海外の楽団ではチェロも居たりしますね。無理矢理入れてる様に見えて、しれっとバーンズの交響曲、アッペルモントのギルガメッシュ等、一部の作曲者が楽譜にチェロパートを何故か入れてるのも面白いと思います。
テューバ吹いてましたが、指揮者から「ピッチカートぽく吹いて!」とか「コントラバスみたいに密やかに!」とかよく言われたなぁ。
コントラバスが居ない時は代わりに演奏するしかないんだけど雰囲気出すのは相当難しかった...。
コントラバスがあったらいい理由を考えると、バイオリンやビオラやチェロもあったほうがいいですね。
管楽器は、どうしても音がベルから直線的に飛んでしまう性質があるため、コントラバスのいないバンドは、コンビニ弁当やファストフードなどの。直線的な美味さに似てる気がします。
対して、弦楽器は、楽器自体を音が包み込むように出る為、コントラバスのいるバンドは、レストランの料理のような。まろやかで深みのある美味しさに似ている気がします。
大正解!
コントラバスでモヤモヤする時は
吹奏楽は、ほぼ4弦の楽器が多いのに、たまに5弦仕様の最低音の半音下EbやDが記譜されている時。
この曲、楽譜がそもそも無いので、
「とりあえずTubaの楽譜渡しとくので〜」って時。
5弦仕様の時ありますね!!弦バスの人困ってた印象ありますw
そんなときにはドロップD!
他校で、五弦を4弦に張ってるのいましたね。
lowB_E_A_D弦だけっていう。
確かに、全国大会とかだとコントラバスやオーボエは必須!なとこしかないですが、田舎の県大会なんかはコントラバスやオーボエは無いところの方が多いです。
オプションにしてるのもそういう地域のためにしていると言うのもあると聞きます。
そういえば、アンサンブルコンテストではコントラバスのみの編成は認めてませんね。
起源は諸説あるとのことですが、「チューバがまだなかった時代に低音部の役割として重宝されていた」という説を推したいです。
モーツァルトの頃(18世紀後半)の吹奏楽曲を調べたらわかるかな。
シンフォニック形態になった際、
普通?のオーケストラを模倣して
低音はチェロやコントラバスが主役だった。
特にフランス型編成がそうだった。
モーツアルト セレナード 第10番 変ロ長調 「グランパルティータ」 K.361,
「13管楽器のためのセレナーデ」では最低音楽器としてコントラバスが入っていますね。
ポップスステージではエレキベースばかり使う謎
コントラバスもアンプに繋げて拡音できるというのに…
8:20 当時の吹奏楽団のプログラムを想像するとして、、、根拠はありませんが、
軍楽系かビッグバンド系か、唱歌や流行歌の編曲か、みたいな感じかと思います。
とすると、
軍楽系の曲以外であれば、コントラバスがいることは自然と言うか、もはや必須になります。
3人のお声と会話が魅力的ですね、声優さんみたい。とくに小田ちゃんの声色と話し方が、とても心地よいです🎶
私は、なにも楽器はできませんが、「響け!ユーフォニアム」の小説と、元N響オーボエ奏者の茂木大輔さんのエッセイを読んで、楽器に興味だけはあります☺
これからも、楽しい動画のupをお願いします✨✨
エンドピンをステージに刺せるホールでコンクールやって欲しい
20年前くらいに吹奏楽やってましたが、今年の課題曲すべて小編成なんですね〜😲
うちの学校は一学年15人いるかどうかだったので、コントラバスはもちろん、バスーン、オーボエもいませんでした…。アルトクラリネットなんて近くで見たこともないです💦
楽器編成として重要だし認めてる癖にアンサンブルコンテストで弦ベのみの編成は認めていない謎ルール。
ヘンデルの王宮の花火は初演は吹奏楽でしたので、モーツァルトから管楽器フューチャーな曲を書いたというのは間違いです。
なんならもっと古い時代から管楽器のアンサンブルはあります。
マスターの声素敵すぎる。
楽器好き通り越して楽器になっちゃいませんか?
オダマトーン、売れると思います。
毎度引きがうまいですねぇ…
吹奏楽にコントラバスを最初に採用したのはパリギャルド楽団って聞いた覚えがあります
😊
私が生徒・学生の頃は、吹奏楽に興味なく、個人的にはコンバスが吹奏楽団に入っていた事を某アニメで知った時の方が衝撃的ではありました。コンバスが吹奏楽にいる背景が分ると思って観たのですが、なかなか奥が深かそうですね。また、「ヴィオール属」のパンチが凄いですね。次回が気になります。
あと、オーボエがオプションには驚きでした。奏者が減ってきている、という事なんでしょうか?知っている学生の吹奏楽団も団員数が年々減っている様で、オーボエ奏者に関しては数年前は3人いたようですが、今は1人だった様な気がします。全国規模でそういう傾向での「オプション」扱いだとしたら、世知辛いなぁ、と思いました。
はっきりわからず恐れ入ります🙇♂️
少なくともここ2〜3年は、オーボエは必須・オプション入り混じってるような状態みたいですね…
人数の少ない吹奏楽部ではなかなかオーボエは継承していけないですよね。リード代自腹の学校が多い中でオーボエは特に値段も高い……😂曲中でもオーボエソロはソプラノサックスやエスクラの譜面にオプションで書かれてたりしますね。
昔の吹奏楽にはチェロがいた話には一切触れないんだなぁ。話に聞いたりスコアを見ただけで経緯は知らないから、そこを深掘りするかと思ったのに残念。
コントラバスが主役になる楽曲だと分かりやすいところだとゲームですがドラゴンクエスト4の武器商人トルネコのテーマでしょう…。
あまり知識のない人でも思い出すことができてイメージしやすいのでは?
「コントラバス(→→→→↓↓)」のイントネーションで話が入ってコントラバス
余談ですが吹奏楽部男女比50:1でかつコントラバス第一希望で入ったワイ完全変人扱い。
マーチングな軍楽隊バンドから
ホール等での
エセシンフォニックなバンドになった際、
クラシックオーケストラの編成から
吹奏楽に
置き換え。
その初期から
低音はコントラバスが王様だった。
コントラバスを
四プルト八人が元来は基本。
チューバは有っても無くても問題無し。
シンフォニックな楽曲を志向するなら
コントラバス主、
チューバ従
の編成が正解?
今回は声の部屋鳴りが無くて聞きやすい!
(ほんとにこれまで失礼しました…!w 収録環境が変わり、今後はこの音でお届けできる予定です!)
私は元々弦楽器人間だったのですが、それでも何で吹奏楽にコントラバス居るんだ?と長年疑問でしたよ。
最近、例の作曲家UA-camrの方がMIXの説明からみで「チューバだけだと音が尖るから」と説明されてて数十年ぶりに納得しました。
音圧バランス的には数丁必要だと思いますが。
うちの中学は音楽部活は無かったのですが、自主結成した文化祭フォークバンドの為になんと!学校備品を自宅に一人で抱えて帰って、弓は使いませんが独学練習しましたよ。
音楽教師にそうする様勧められたのです。
(ゆるい時代だったなぁ。)
ちなみに今の私はポピュラー音楽耳コピ宅録する為に50歳過ぎてからEベース始めたのですが、今年はどうしてもコントラバス使いたい曲が有ってキーボードの内蔵音源使いました。
今年のパリオリンピック開会式はがっかりしたので、歴代「開会式」で私の一番のお気に入り2000年シドニーオリンピックで、オケと大合唱団をバックに歌いあげられたスーパーハイノートポーカリストをフルートでコピーしてみたのです。
録画してたVHSはとっくに廃棄しており、IOC公式UA-cam動画はなぜかアクセス出来なかったのですが、海外の方がうpされてたので、資料とさせて頂きました。
そういえば確かに数丁要りますね…w
持ち帰られたのすごい!大きな楽器持って移動してる方、いつみても尊敬します!
子供が高校でコントラバスをやってたけど何も聞こえませんでした。その後大学でオケに入って弦楽器セクションの最低音を任されているという実感があって、もちろん存在感あるしオケに入って良かったなと思いました。
吹奏楽の場合、コンクールでオケのアレンジをやったりするからコントラバスが入ったのだと思います。でも聞こえないよね。
バストロはtubaとコントラとお友達‼️
でかいバイオリンだと思ってた…。
私が通っていた中学校のブラスバンド部にもコントラバスの人がいました。
ほとんどはピチカートの演奏でしたが、時々アルコをすることもあって、すごいなぁと思ってました。
えー、デカいバイオリンじゃねーよっ!そこ知らんのかーい笑笑
なで肩じゃん!ヴィオラダガンバとかと一緒だよー
私が学生の頃だった数十年前は、弦バスのある学校は珍しかった(もちろんパート譜も)。コンクールでは課題曲で使用していたパート譜がBassではなくTubaだった事から、本番直前で下ろされた事がありました。今は存在が当たり前のようになっているのが羨ましいです。あとチューバはブレスで音が途切れるけど、弦バスはずっと出し続けられるから、っていう理由も小耳に挟んだ。
最近部活を引退した身の弦バス奏者です
この動画にあるように弦バスの扱いはそこそこ雑だったりしますw
それこそオプションであったり規定の"許可する"であったりいろいろ
ただ、バンドとしてみれば弦バスは1人だとしてもいるいないでは天地の差になります
強豪校なんかだと3人とかあたり前にいるけど、1人でもサウンドに深みが出るので、"吹奏"楽ではありますが弦バスは必要かなと思ってます
ハープも〜
高校時代吹奏楽部でした
近隣の各高校の吹奏楽部とも交流もありました
コンクールにも出場し、客席から各出場団体の演奏も聴いてました
その経験を踏まえるとコントラバスがいるバンド・団体の方が稀です
同様に、演奏難度が極めて高く楽器そのものも高価であるオーボエがいるバンド・団体の方が稀です
よって、両楽器が「オプション」なのは、別に驚くことはなく至って当たり前です
よくわからないですけど、コントラバスは日本の吹奏楽だけじゃないかな。
海外の吹奏楽でコントラバスは見たことないです。
弦バスって呼んで時々怒られる。
そんなあたしはフルート吹き。
大学の部の件、普通に考えれば、クオリティー云々ではなく、プロがコントラバス協奏曲を弾いたら困るからですよね。
バストロはtubaとコントラとお友達‼️