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私はヤラムさんのあみかばんが持つ、関係性に嫉妬しました。 このあみかばんは繊維の時から、ヤラムさんの愛情やクリエイティビティに触れ、色を付ける時にも他の植物(他者)と触れ合うことで、自分の姿を素敵なものに変えている。 そしてこのあみかばんを手に入れた人も、ヤラムさん本人やヤラムさんがかけた時間に思いを馳せて使用する。とてもまっすぐな関係です。 いまは、個人的な感情を反映させるべきでないような関係性の人と関わらなくてはならないことも多いので、まっすぐな関係性でつむがれていくあみかばんの時間は嫉妬に値する豊かなものに見えます。 多自然大喜利は自由すぎるので、回答後これであってるのかな？と不安になります。笑 今後聞き流す人類学はどうなってしまうのかも楽しみに追っています。 うっきーでした。

わたしは大澤真幸先生の2年高校の先輩です。当時その高校の世界史に中村盤根という先生がおいででした。わたしは理系で医師になりましたがその中村盤根先生の講義はとても面白く、当時の成績では圧倒的学年トップの成績を収めたことが懐かしいです。その中村盤根先生が、その夏に高校生の必読図書にあげたのは、マックスヴェーバー「’プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」でした。いまでもかならず振り返る図書です。専門家のもつ精神性喪失の誤謬を指摘した哲理は医師としての自分の日々にいつもあります。今回宮台先生が、その出だしでマックス・ウェーナーを触れてくださったので、ついつい書き込みをしたくなりました。

生命の定義に生死を含めるのか否か？ 池上先生も生死を問題にはされませんでした。 　生死は「初めあって終わりある」という領域設定の問題であり、中世の哲学では「有限性」として、人間が位置する時間と空間の限定を有する「質料的」世界の存在者を表現するものでした。そして、その次元（階層・秩序）での「個体性」の限定原理ともされていました。 　では、生命を定義するには、どの様な要素を位置付けるのか？ 　一般的には生存・繁栄（増殖）ということになります。生存には生が始めを設定しますが、繁栄によって終わりなき命を、寧ろ展開させます。 　こうして考えると、自然生命natural lifeも、人工生命artificial lifeも、その生成活動＝始めを有する活動と、その繁栄・増殖活動を定義に与えらえればよいことになりそうです。 　そうした活動（運動）を世界を見渡し探求すると、宇宙自然自体がエネルギーをエントロピー増大のベクトルで、少なくとも熱死に至るまでは拡散していきます。その表裏現象で、ネゲントロピーの自己組織化が展開し、情報を産出し続けます。 　この宇宙内で、そうした開放系の連続運動において、離散的に閉鎖系の諸中間システムが発生し、その展開を様々に現象として顕します。いわゆる生命も、その中の一つということになります。そして、我々の認識には、我々が「それ」である共通性を、「有機体」の生命として、「価値」を位置付けているのだろうと思います。 　従って、我々の観点とは別の観方では、生命現象も、価値の捉え方も異なる場合が無限な開放系においては見出されることになり、最近、AIアライメントで問題になっている「AGI（ASI）のデフォルト」の視点では、まさに我々の人間的認識における価値は無意味化するのではないかと思います。 　ただ、宇宙自然の根本、底流のベクトルは情報展開過程を見せてはおり、「エネルギーが情報に成る」という様相を認識できるのではないか、と思います。

妖怪人類学修行報告、楽しみにしてます！

例えば、良いことか悪いことかは別にして、我々がふだん「ありがとう」や「すみません」を乱造・乱発して生きていることに日頃まったく気づかないでいることは、そういった言葉や態度がない「外部」の世界にしばらく行って暮らしてみて、生にそのことを経験してみることで見えてくるのだし、そしてその先に、その経験を通じて、「私」を、「私」の暮らす現代世界を「ひっくり返して」考えてみる突端にようやく辿り着くことができるってことですね。フィールドワークお気をつけて！（奥野克巳）

お店で椅子に謝るように子どもに言ってたというのは面白いですね。大泉実成さんの仮面ライダーやゴジラになって遊ぶという「内なるアニミズム」も、とても面白いですね。椅子も人間と同じように、ぶつかられたら痛いという内面性を持っているし、仮面ライダーともゴジラとも我々人間は体の面では異なるんですが、精神的な面で通じていて、一体化できるんですね。フランスの人類学者フィリップ・デスコラは、人間主体と非人間客体の間の身体面での不連続性と内面性の連続性をアニミズムって呼んでます。でも、こんなふうに、抽象化して原理として語るよりも、現実に現れる現象を通じて語るほうがわかりやすいですね！（奥野克巳）

マタギですね。

奥野先生 ありがとうございます。 お父様も人魂を見たとは！！心強いです。 1960年代ぐらいまでは日本中で狐に化かされた経験をした人がたくさんいたそうです。 怪異を真剣に受け取る、 素晴らしいですね。

私の父も昔人魂を見たとよく言ってました！人類学はそんな経験を突き放して「非合理」だと言う先頭に立ってきたのですが、20世紀の半ばには、人間の持つ無意識の働きとして位置づけて、人間の思考のあり方を探究するようになりました。人類学が怪異経験を含む現象をほんとうのこととして受け取ってみようと試み始めたのは、実は、そんな古いことではありません。せいぜいここ2.30年のことです。T.インゴルドの影響がじんわりと広がったおかげです。いわゆる、怪異を「真剣に受け取る」って態度です。人類学の可能性は、このSeriously Takingにあるってことですね。（奥野克巳）

Vlog見ました。周囲にどんどんとモノを分け与えて、何も持たなくなって、誰よりもみすぼらしくなった人物が人々から尊敬を集めるようになり、「ビッグマン」と呼ばれる一時的なリーダーになるというやり方がいまだに行われているプナンの共同体のど真ん中で、それがどういうことなのかを体験的に探ってみるというのが、百年前のマリノスキ以来の人類学のフィールドワークのユニークな「伝統」なのですが、実際に何も言わずにプナンにモノを手渡してみて、感謝の言葉が発せられないのを確認し、気持ちとモノが流れていくということが体感的にわかったというのは、素晴らしいことだと思います！人類学修行は一段前進です。でも、その経験を言葉にしたり表現してみるということにたった今乗り出したばかりなので、人類学４級はそのまま据え置きです！（奥野克巳）

妖怪になりたい加藤志異による妖怪人類学修行への応援・要望、コメント欄にぜひお寄せください！

80年代に芥川賞受賞作なしが多かった話がおもしろかったです。

扉と階段、楽しいお題ですねー。

『子どもの文化人類学』は私が文化人類学に興味を持つきっかけとなる本でした。 日本を含む欧米流の教わる教育と全く異なる体系で、文字通りの生きる術を身につけて行くヘヤーの子どもたち、そしてヘヤーの暮らしや価値観全体を外部から見る著者の視線。こんなに刺激的で面白い本が今から数十年も前に日本人に書かれていたんだ、というのにとても感動したのを覚えています。素敵な本をありがとうございます。 編集さんの「ヘヤーの子達にものを教えるには」というコメントも、それこそ困るのが誰かという視点が文化人類学のそれと近いように感じました。

焼きそばになると、ベトベトして他人とひっついたり離れたり、自分だと思ってた部分が実は他人だったり、逆だったり、いつのまにか食われて自分がいなくなっていたり、そんな様が浮かんできました。

保育者として小さい人たちとかかわることを「遊び」と考えながら仕事をしているのはこの本の影響が大きいです。現在、現在遊びとリスクについての研究をしているのですが、文化人類学の見方からまた見えてくる世界を楽しませていただけそうです。 晶文社の本はずっと手元にあるのですが、奥野先生が解説を書かれていると聞き、こちらの文庫も買いました。 出合い直しの機会をいただき、ありがたく思っております。 次も楽しみにしてます！

精霊との時間、いいですね〜

山田さんの感想に、涙が出ました。日本での生きづらさを思いました。

妖怪魂と芸人魂、見せていただきました！！

煙草、酒程度の嗜好品を取り上げてそれを嗜むか嗜まないかを基準に他者に力を与えるとか与えないとかを語る宮台真司の世間性の狭さ。日本の論客とか思想家とか、結局は大衆の低度の域を出てないんですよね。 恥ずかしい限りです。 こういう人に反発すらしないお利口ちゃんな若者にも全く以ってこの日本の思想文化に期待などできないのです。井の中の蛙ばかり。 ずっと昔から宮台真司に思うことは、結局この人は受け売り学者で、やってる事は知識のひけらかしに優位性を保持したいだけの人なんだなと思う。 遥かに養老孟司氏の方が含蓄のある個性を有している。

焼きそばになってみる感性は重要だろうけど、 勝手なこと言うのは 人間のエゴ、人間中心主義 そもそもウケ狙いのスタンスが 中島岳志の言う「ひな壇芸人化」のような。

【静岡県になってみよう！】 「寝技の伊藤」こと伊藤雄馬と「マルチシマンチュ」こと喜屋武悠生の対戦はいかがだったでしょうか？ みなさんも、ぜひ「静岡県」になってコメントをお書きください！ 感想もお待ちしております！

「受け身の加藤」（加藤志異）と、MIDORI-soで出会ってそのまま参加してくださった「芸人くずれ」こと田中三浪の対戦はいかがだったでしょうか？ 皆さんも、ぜひ「クレーン」になってコメントをお書きください！ 感想もお待ちしています！

【焼きそばになってみよう！】 「マルチシマンチュ」と「無職界最強の男」の対戦はいかがだったでしょうか？皆さんも、ぜひ「焼きそば」になってコメントをお書きください！

タバコ高いっす。こいつに金使ったら楽しく生きたいのに余暇が減る。

「聞き流す、人類学。」チャンネルでは、多彩なゲストを招いたトークやマレーシアの狩猟採集民の現地の映像など満載です。ぜひチェックしてください！ www.youtube.com/@kikinagas

前半見て思ったこと： 西郷隆盛とか近代以前の人は、生涯で何度か名前を変えている記録があって、一貫性は近代的主体と不可分。 異世界転生もののアニメやマンガは、この主体の一貫性からの逃避願望を捉えてますよね。 後半見て思ったこと： 岡本太郎は、芸術は存在の生活形式から生じる感情の直感であるみたいなことを言っている。 ここでは知恵は状態のようなものと表現されているけど、存在そのものかもしれない。 直感や知恵と存在は密接に関わってそうなので、知識だけに頼って生きると辛くなるって感じかなと思いました。

狩猟採集生活から農耕牧畜の計画経済・文明への移行に伴って、過去から未来への時間変移にもかかわらず変容しない主体、他者との角度を90度に保ち続ける首尾一貫した主体性（まさにパラノイア的）なるものを獲得していったのだろう。その移行にあたっては詩的言語（表出する言語）から散文言語（表現し保存する言語）へという新しい言葉の使い方の獲得があったろうし、主体の変容変化は貸し借りという他者関係に変換され、貨幣使用（価値の蒐集・保存・投企）の局面を拡大させていった。

いろいろ工夫いただき、わかりやすくとても勉強になります。ゼミの教科書にしています。3章の上が視聴できないようです。「利用できない動画が非表示になっています」と表示されるので、それかと思います。見れるのを楽しみにしておりますのでよろしくお願いいたします。

大学で文化人類学を専攻している者です。4年生になった今まで理論の勉強を疎かにしてしまい、人類学の学習に対して嫌悪のような感覚すらありました。しかし偶然奥野先生の動画に出会い、人類学ってこんなに面白かったの！？と驚いています。これからの動画も楽しみにしております！

何が力を生むか、何が力を奪うか。 これは重要なテーマ。身体的には内臓や内臓膜を緩めると勇気がわく。 区画化、分類化すると力は枯れる。

多形倒錯となることで、種としての生殖・再生産の指向が弱まり、群れ作りの機能のほうが強化されたということになるのだろうか。 多型倒錯多型倒錯

ﾌﾟﾅﾝ落語楽しみにしています！

私の中のEnergy性欲が無くなっています。先生教えて下さい。

宮台先生はファン食いを報道されてからクズという言葉を使わなくなったような気がする。 さすがに自分がクズと世間に知られたから使えなくなったのかな。イキってた宮台先生はどこへ行ったのか。他人に偉そうに説教していた姿をまた見たいものだ。ちょっと寂しい。

グレーバーの本の要約がおもしろかった。 自然の創生には対価が支払われていないという言葉もわかりやすい。 交換にまみれる社会の中にいると忘れがちですけど、何かが生まれるもともとの出発点は、 贈与でなくてはならないというのも、ほんとにこの世界はおもしろいなと思いますね。

1:14パワーよりもエネルギー（力）。メモは力が出ない。　脳の中で話すのがフローで智恵。　知恵は力。エネルギー。知識は力に結びつかない。 3:22 目的合理と価値合理 4:00 ウェーバーも神経症 4:56 資本主義は価値合理主義から。しかし、今は不安ベースに変わった 6:09 パーソンズ。彼はウェーバーの研究していた。表現は目的。表出はエネルギーの発露。表出は端的。 7:42 ハーバーマスはコミュニュケーションは表出とした 8:03 村上はコンサマトリー。それ自体享受可能ってこと。道具は違う。 9:02 戦間期にプラグマティズム。内なる光の受け渡しといった。力の伝達。 11:04 カテゴリーが問題。年齢。性別。宗教とか。違くても仲間なら侮辱されたりしたら、力が湧くだろ。 12:17 喫煙者。膵臓癌の話。体が悪くなるとか研究とかある。 14:00酒やタバコをやっているからリテラシーが低くなるというが、いつまで生きているつもりなんだよ。健康に生きたいから酒は我慢します。っていうのは力を与えない（宮台節）個人的には。宮台先生と対談した晴佐久神父的なタバコ論が好きかな？ 19:10歌の話 22:25 谷川俊太郎のオノマトペ 24:23 帝国時代はユダヤ人差別なかった。19世紀から国民国家が出てくると、国民は仲間だとなるから、生活に馴染まないユダヤ人が差別 26:10 自然を加工、加工、加工の労働がある。最初の労働は自然の労働。しかし対価はない。しかし先住民の思考にはそれがある。ケネーが言った。アダムスミスは影響を受けた。フィジオグラシーの考え。 27:50 アダムスミスは、シンパシーとか感情の能力があれば大丈夫と言った。それが神の見えざる手 28:24 贈与っていうのは感情の能力。それが起点。ケネー、スミス、先住民はよく似ている

６０過ぎても性的リビドーに支配される宮台先生

おとわるきこえん

奥野先生は、持たざるビッグマンを尊敬すると言う価値観を教室で実験的に再現するようなことは行わないのでしょうか？もしくはゲームを作るとか。「人生ゲーム」式で中身がプナンの価値観でできているとか。どんどん所有欲や権力欲を捨てて行き、よりたくさんの人たちの尊敬と人望を勝ち取る。

11:36　「仲間が侮蔑されたら怒りという力が湧く、これこそが人倫の基本なんだ」

文化人類学は出土人骨を主として扱わないのに、どうして日本文化人類学会はアイヌ団体に対して詫びたのですか。

聞き直しが必要でした

お二人の多自然大喜利を観ていて、ティム・インゴルドの『応答〜…』に寄せられたタペストリー的な文章群を思い出しました。フリースタイルラップ、まさしくそうですね。応答と応答のあいだに、確固たる意味の連関があるようなないような、この〈しりとり〉にも似たやりとりが愉しそう。じぶんも参戦したくなってしまいました。

「約束を守るのはいいことだ。でもちょっとだけ見せて。」←めっちゃ親近感湧きますねw

豊かさとは何なのか、よく考えさせられます！おもしろい！

とても興味深いお話がたくさん聞けて面白かったです！

先ごろまで柄谷行人氏の『力と交換様式』を読んでいたのですが、“ビックマン”はまさしく交換様式Dの体現者であり、それを駆動する元遊動性Uですね。

「聞き流す、人類学。」チャンネルでは、多彩なゲストを招いたトークやマレーシアの狩猟採集民の現地の映像など満載です。ぜひチェックしてみてください！ www.youtube.com/@kikinagas

人類学を学んでいると現代人が思いもよらない価値観を知れてとてつもなく楽しいです😊 もしもっと若い頃に人類学という学問があることを知れたら、わたしは人類学者を目指していたと思います。 初めて人類学を知ったのは奥野さんの本でした、彼ら狩猟採集民の価値観には当初は度肝を抜かれました。人類学という学問を教えてくれた奥野さんにはとても感謝しています、ありがとうございます。