【ゆっくり解説】これも欠陥品?・米海軍の航空魚雷Mk13

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  • Опубліковано 24 сер 2024
  • 魚雷の解説が続きます。
    今回は、航空魚雷マーク13です。
    これもまた初期には不具合だらけで雷撃隊を嘆かせたという代物でした。
    しかし徹底した原因究明と改良の結果、信頼性を取り戻しています。
    #ゆっくり解説 #兵器 #米海軍 #魚雷
    ブログ:ki84-hayate.info/

КОМЕНТАРІ • 98

  • @2sk241
    @2sk241 2 роки тому +16

    照準器関連で「アメリカすごいなー。日本は技術面でしっぽにも追いついてないなー」と思っていたので、魚雷の空中姿勢制御にびっくり。

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +5

      動画では触れられてませんが、内蔵しているジャイロとフィンの制御に今の産業界で当たり前のように使われているPID制御を用いていた事で知られます。米国でPID制御の基本理論が確立したのは戦時中のことなので91式航空魚雷は全く独自にこの制御方式を編み出したことになります。オーパーツみたいな奇跡の兵器なんだ。

    • @jejejemm9096
      @jejejemm9096 2 роки тому +3

      @@skouichi01 91式魚雷の制御はただのP制御みたいだが

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +3

      @@jejejemm9096 「海軍水雷史」の91式航空魚雷の安定機の項に記述がありますが、野間技師が角速度変化量によって安定機を制御するタイミングをずらして当て舵機能を実装したことで大幅に安定性を改善を実現したとされており、角速度変化量の差分成分をフィードバックする方式になっています。この主張は「航空魚雷ノート」に記述された式を転載しているとされるwikipediaの91式航空魚雷 Eq.7 にも2次微分項が含まれている事からもわかります。
      因みにこの安定機はon-off制御だったので角速度変化量の積分項(I成分)でフィードバック量を変化させることがそもそもできず所謂PI制御は実装のしようがないと思うんだ。なので強いて言うならPD制御になりますね。
      ただ一般的な制御理論ではI項の係数がないPとDだけの制御の場合もPID制御と呼ぶので広田少佐が「航空魚雷ノート」で説明しているとされている通り安定機の制御についてはPID制御って分類で良いと考えています。
      三項制御じゃ無いのでPD制御が正しいだろとの主張は厳密性を問えばありだと思いますけど、プログラムで簡単に実装できる現代とは時代が違いますので・・・

  • @skouichi01
    @skouichi01 2 роки тому +12

    因みにMk.13魚雷の改良のため、魚雷投下実験を行って改良を主導していた操縦士の一人がウィリアム・レイボーン。帝国海軍における村田少佐と似通った役割でした。彼は戦後、世界初の潜水艦発射型核ミサイル UGM-27 ポラリスの開発を指揮して大出世。CIA長官に就任したことで知られています。

  • @skouichi01
    @skouichi01 2 роки тому +11

    お疲れさまです。結局Mk.13魚雷の欠陥が改善されたのはレイテ沖海戦の直前だったんですよね。レイテ沖海戦で戦艦武蔵やら空母瑞鶴やらの大型艦が魚雷で撃沈される被害が急増してるのはMk.13魚雷の改善によりますね。
    開戦直後に米海軍は91式魚雷のあまりの高性能に衝撃を受けてMk.13魚雷の改良に必死になるわけですが、実に2年半もかかったというのが航空魚雷の難しさと日本軍の91式魚雷が圧倒的に進んでいたことを物語ります。

  • @octdan6648
    @octdan6648 2 роки тому +8

    初期のポンコツさはまあアレだけどアップデートの速さは流石アメリカと言った感。

    • @e-justice3752
      @e-justice3752 Рік тому

      軍需条約の影響も有るけど、アップデートの早さって、MK14魚雷はアップデートする気無くて現場から散々クレーム来てやっとこさ兵器局が動いた経緯や、MK13のようにダム湖に大々的な試験設備つくって、4000回試験して問題点見つける辺り、早くは無いよ😅。時間をかけて確実にって感じ。

  • @a6m3type22
    @a6m3type22 2 роки тому +2

    魚雷の管理は手間が掛かるのですね。
    出撃前に空気と燃料の充填をするだけでなく、定期的なオーバーホールまで必要としたのですね。

  • @maro22412
    @maro22412 11 місяців тому +1

    航空機からの雷撃って数秒間は雷撃機が直進しないと行けないので、対空射撃が当たりやすそうなイメージだったけど
    先に制圧射撃や爆撃しとくんですね。組織で動いてる間はいけそうだけど切羽詰って単機雷撃だと特攻に近い物があったのかも。

  • @user-eh8ze4wv8z
    @user-eh8ze4wv8z 2 роки тому +3

    日本海軍にとっての魚雷は漸減作戦の要ですからね。高性能で高安定のものを追い求めていたんでしょうね。

    • @73moto
      @73moto 2 роки тому +2

      軍艦を建造や乗組員育成の費用に比べたら高性能魚雷の費用の方が安上がりに成る。

  • @nuruosan4398
    @nuruosan4398 2 роки тому +16

    アメリカの航空魚雷で結果的に最も優れていたのは、全長が短くて機内に収納できたことかもしれない。
    日本の航空魚雷は全長が長すぎて機内に収納できなかったというか、雷撃機に魚雷を収納できるような爆弾層を設けることができず、機外に懸吊するしかなかった。
    日本は空母用のカタパルトの開発に失敗したが、アメリカのカタパルトのようにフックにワイヤーをひっかけて引っ張るものではなく、水上機用カタパルトみたいに機体を台車に乗せて発射する方法を考えており、その方法だと雷撃機の魚雷がどうしても台車と干渉してしまうので開発を断念せざるを得なかったのだとかいう話を聞いた。
    もし、機内に魚雷を格納できていたら、日本の空母もカタパルトを装備していたかもしれない。

  • @shamrock7100
    @shamrock7100 2 роки тому +2

    3:13フラグがビンビン(後に朝鮮戦争にてAー1にMk13搭載して華川ダムを雷撃)

  • @user-suiraicho
    @user-suiraicho 2 роки тому +2

    大和ミュージアムに魚雷の深度器やスターターが展示されてます。興味のある方は
    お見逃しなく。

  • @user-qz3go1ft3p
    @user-qz3go1ft3p 2 роки тому

    ワイはミリタリ素人
    戦史ヲタなんで参考に見てます
    技術的な指摘は無理ゲーながら
    毎回凄く楽しんでます
    魚雷の技術的な難しさは結局物量でカバーしないと戦術兵器にならない、優位に有る側にしか使えないなかなか切ない兵器ですね。ちなカリフォルニア大学には同時期に世界最大の加速器があってウランアイトソープの分離実験が行われてた筈。アメリカってもんだよな、、、

  • @aamm11111
    @aamm11111 2 роки тому

    日本の魚雷はいわゆるファジィ論理で制御されているなど、制御系も優秀なのですよね。
    日本も戦前に開発リソースを投じていたものは優れていたけど、
    そうでないもの、注目していなかったもの、高度すぎて世界規模で研究がすすんでいたものについては、
    ほぼ孤立していてリソースも限られた国家である分、どんどん差が出てしまう。
    何よりも、この、やると決めた時に資材だけでなく人材が有り余ってるアメリカヤバイですね、若い人をどんどん使える柔軟さと、豊富な資源もあるのだろうけど。

  • @45stg18
    @45stg18 2 роки тому

    動画中のシュラウドリングに関しては1930年代末には認知されていて当の米軍もMk13の改良以前から類似の物を使用しています

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +1

      着水時に壊れて姿勢を安定させる木製のリングテイルフィンは改良型から使われました。着想の経緯になったのは動画に触れられている通り珊瑚海海戦で91式魚雷を目撃したヨークタウン艦長バックマスター大佐の報告書です。
      類似のものと言ってるのは初期型の木製フィンが着水時に壊れる問題を誤読したんだと思うがこの木製フィンは水中直進用なので壊れた場合は魚雷が在らぬ方向に走ってしまう。
      絶対に壊れちゃ困るフィンとわざと壊して着水を安定させるフィンなので両者は目的が全く違いますね

    • @45stg18
      @45stg18 2 роки тому

      @@skouichi01
      翼状のベニヤ板をポン付けしただけのもあるんでそちらの勘違いでしょ

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +1

      @@45stg18 TBDに搭載されていたMk.13のどの写真をみてもポン付けベニヤ板は写っていませんよ。シュラウドリングの開発が始まったのはカルテックに改良研究を依頼した後の話だよ。
      M.STILLEやB.Tilmanの著作を読んでもシュラウドリング開発は戦中からとなってるね。まぁ誤訳したんだと思うが、あなたの勘違いじゃないと言うのなら根拠示してくださいな。

    • @45stg18
      @45stg18 2 роки тому

      @@skouichi01
      ヒントとして航空魚雷ってのは艦攻だけが積むもんじゃありませんぜ
      つーか既存魚雷に安定フィンが付いててそれを改善する為ならさほど労の無い魚雷本体のフィンに手を入れずワザワザ壊れやすい木製の箱や翼をこれまた壊れやすい様にポン付けしてたって貴方の設定がナンセンス過ぎますわ

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +1

      @@45stg18
      >ーか既存魚雷に安定フィンが付いててそれを改善する為ならさほど労の無い魚雷本体のフィンに手を入れずワザワザ壊れやすい木製の
      >箱や翼をこれまた壊れやすい様にポン付けしてたって貴方の設定がナンセンス過ぎますわ
      あー あなたは全く理解出来ていないことがわかったよ。まずシュラウドリング(またはリングテイル)について一度調べたほうが良いですよ。まぁ日本語の文献で触れられてる本は私も見たこと無いから英語読まない人だと知らなくても仕方ないかもしれんが。
      日本語文献だと「海軍水雷史」一篇第四節に九七式小型改框板の原理と開発経緯の説明があるから英語が厳しいならそちらをどうぞ。

  • @MrDogpapa
    @MrDogpapa 2 роки тому

    日本海軍でも魚雷開発には手を焼いたようですね。

  • @user-zg4sw5yo1b
    @user-zg4sw5yo1b 2 роки тому +2

    魚雷の値段が高い理由がわかるわー

  • @Shimousa_Rabbit_sub
    @Shimousa_Rabbit_sub 2 роки тому +1

    あなたの動画をまってた

  • @e-justice3752
    @e-justice3752 Рік тому

    ただでさえ命中させるのが難しい航空機魚雷を超低空で投下してたんだから、水中距離が伸びて命中率は下がるし、30%しか直進しない魚雷。通りでレイテ沖海戦からしか、日本の航空機魚雷の被害は無いわけだね。1943年12月のラバウル大空襲では1隻も沈没しなかった点、それらの欠陥のおかげで日本艦艇は延命されてたんやろうな。しかし練度の向上と魚雷不具合の解消でレイテ沖海戦で壊滅。まあ戦争してる時点で支配者に騙されてたんやろな。フリーメーソンとかに。ただあのタイミングだから旧式艦でも太平洋を縦横無尽に走り回れたのなら、少しは救われてたのかな。

  • @Mrbrokenrobot
    @Mrbrokenrobot 2 роки тому

    アメリカの航空魚雷はトーペックス使ってたから1発の破壊力が高かったらしい。91式と比べると炸薬量も少し多いのかな。
    投下高度といい照準方法といい、現場では大変そうだけど簡易的な照準器とかは無かったのだろうか。

    • @prague1534
      @prague1534 Рік тому

      日本の九一式の方が優秀やな アメリカの魚雷は港といった浅瀬では全く役に立たず大型艦には効果が薄い爆弾しか使えなかった。それに比べ日本は威力、安定性、整備性においても勝っている

  • @45stg18
    @45stg18 2 роки тому +4

    米軍の雷撃機戦術についてキレがないというか頂けない内容
    大戦後半における米軍の高速高高度投下雷撃戦術は敵艦に従来より遠くで投下し速やかに離脱し始める事で雷撃機が敵艦の防御砲火に晒される時間を短縮するのを狙った物である事に全く触れていない
    これまでの雷撃では魚雷の駛走距離に依存する割合が高く、魚雷を海面スレスレで投下すれば魚雷の駛走距離以内まで敵艦に接近しなければならず当然その分砲火に晒される時間は長くなり撃たれるリスクは高くなる、投下高度を高くすれば投下した魚雷が着水するまでの分の距離を稼げ空中での移動距離と魚雷の駛走距離を足して従来の3倍以上離れた距離から離脱を始める事が出来る
    米軍はこれによって対空砲火の被弾リスクを半減させたと結論してる
    ちなみにミリタリー界隈では駄作機と言われるSB2Cは雷装も出来てダイブブレーキを用いた急降下爆撃に近いアプローチで一気にに投下距離まで接近し魚雷を投下、そのまま離脱する奇襲雷撃が可能な稀有な機体だったりする

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +1

      Mk.13魚雷が遠方かつ比較的高い高度で投下できるようになったのはMk.13魚雷が改善されたからですよ。改良前のMk.13 mod 0魚雷は高度30mで投下する必要があり(それでも着水失敗するケースが続出したのだが)Mk.13 mod1魚雷が実用化されて初めて高度240mでの発射が可能になったのです。レイテ沖海戦以降の日本海軍側の記録でもやけに高い高度で魚雷を落とすと特記されているのはmod1投入後で雷撃戦術が変化したからです。卵が先か鶏が先かで言えば魚雷が改善されたので雷撃戦術も変化したとの順番になりますね。

    • @45stg18
      @45stg18 2 роки тому +1

      @@skouichi01
      不具合を改善したから新たな戦術が産まれたのではなく更に新たな物を盛り込んでいたという事ですよ、米軍が魚雷の安定した駛走だけで満足してたなら魚雷本体の改善とテールカバーの追加だけで済み、大戦後半の米軍も旧日本軍と同じく海面スレスレを這いつくばった旧来のままで前述した様な新たな戦術に繋がりません

    • @skouichi01
      @skouichi01 2 роки тому +3

      @@45stg18 魚雷の改善に伴い雷撃戦術も変化したとの認識なので議論する差異も無いようなので補足すると、Mk.13 mod1の実戦化に伴い米海軍は魚雷の性能に合わせて雷撃戦術を変更しています。260kt,800ftでの魚雷投下での正常動作率は92%との記録が残っています。
      ミッドウェー海戦で高度30mで日本艦隊に接近して大損害を出しており魚雷の使用を制限していたことからも投下高度を上げてくれというのはMk.13に対する切実な改善要望だったのです。