I think the reason for misunderstanding is that western thought Japanese mode as pentatonic, which made them believed it can be arranged in Western harmony.(Western also has pentatonic although it is popular in Asia.) In fact, Japanese mode is exclusive to pentatonic and has unique features. Thank you for the distinction. By the way, if you try to forcibly arrange with western harmony, Dorian mode for Yousen and Phrygian mode for Yinsen may work, for they contain exactly same notes and tonic. However, western harmony never regard double tonic, which is the flaw with that arrangement.
The observation that the difference between Western and Eastern pentatonic scales has led to misunderstandings is interisting. It may be accurate. It is correct that Dorian/Phrygian modes correspond to Yousen/Yinsen, but there are two issues. Firstly, as you pointed out, the oversight of the double tonic. Secondly, the absence of the essential 3rd note in Yousen/Yinsen (excluding Yousen 2). Without the third note, the distinction between major and minor, crucial in Western music, cannot be established.
さくらさくらの正誤のコード比較、わかりやすくて感激です。
誤コードは、一見とてもよくまとまっていてキレイですが実は安っぽい。
一方、正コードは、さくらさくらの持つ本来の日本情緒が伝わります。
スケールの音を聴いていると、藤本二三吉の祇園小唄っぽさがあったり、宮城道雄の箏っぽさもあったり、はたまたYMOの東風っぽさもあったりして面白いですね
演歌とは違うが和を感じる曲の正体はこれだったんですね…
民謡の音階がヨナ抜きでないことは疑問だったので、このように西洋とは似ているようで全く異なる体系化された理論があると知れてとても嬉しいです。
ピアノの音で聴くとドビュッシーに聞こえますが、それでも日本らしい美しさを感じ取ることができました。
@@taketakiそらあるでしょ。
基本的な話してるでしょ。
@@taketaki まぁ、神仙の曲の方が珍しいですし、、
目から鱗の解説でした。わらべ歌に無理やりC→A7→Dm→G7→C のようなコードをつけたものに違和感を感じて
いましたがそもそも日本の音楽と西洋の音楽には大きな違いがあったんですね。
これの後で君が代の動画見るとまた学びが色々とありますね
コードの話だけなのに、音を聞くと、心に響く。
やっぱり日本人だなと思う。
でも普段聴かないんだろ?
陰陽のスケールは知っていたけど、ここまでしっかり説明聞けたのは初めて
主音が2つあったとは…
タイムマシンで過去に戻って実際の歌ってるところを録音したら、微分音だらけになってそう
とてもいい視点ですね!
小山清茂の理論では、音律はいったん西洋の12平均律を使うということで妥協してますが、本当は微分音だらけだったはずです。
たしかに!
実際の音で聞いてみたいな〜!
小泉文夫先生(民族音楽学者)の残した資料や音源の多くが現在、東京藝術大学音楽学部の「小泉文夫記念資料室」に収蔵されています。もしくは国立図書館のライブライ―で聴けますね。昭和初期に現存した日本人の歌った本物の現地の方の演奏です。@@NoviceEngineer
平均律で表現すると微分音なのかもしれませんが、音律というものが言葉からの派生と考えれば、平均律こそが不自然な音律です。自然音から派生すると考えても不自然な音律です。なので能においては能管というわざと音程をなくした笛を発明しました。
西洋的概念からすれば現代曲そのものですが、日本では300年も前の話です。 なので日本的音律といえば音程の否定だと。
@@勉輝西村 流石にそこまで考えることもできますけども、今の時代の言葉で表そうとするとこれが限界というか笑
なるほど確かに最近の言葉の定義は妙に死角が多いのかもしれませんね。あたかも西洋の音階が音楽の絶対的な基礎だと思いやすいのはその通りです。
今の学問的にも説明しやすいのでかなり説得力もあります。しかし音楽に用いられる用語もそれが基準になってくるので、それに簡単に当てはまらないものを異端に感じやすいです。
音楽に成績というのを持ち込むとヒトの感性なら簡単に傾けられるところも面白いです。
このチャンネル、神チャンネルすぎる。本当にありがたい。
とても嬉しいコメントありがとうございます!
@@toydora_music
とんだ厄神だな。
日本の伝統的な音階の説明が不足している(間違っている)。ここで紹介した音階が伝統的な日本音階全てだと誤解されかねない。他にもあるというのに。間違った知識を広めなんでください。
それから、音階と言う言葉自体、ここでは便宜的に用いているが、本来西洋音楽の概念であり、厳密には日本の伝統的な楽曲にはない概念。
ヨナ抜き長音階相当の音階は中国の宮調式にあたるなど、世界中にある。
他のコメントでも言ってますが、それは小山清茂に言ってもらえますか?????
11:30 sus4は日本的…なんかすごいしっくり来ました。日本の音楽がイッキに色っぽいイメージになりました✨
4度堆積和音の展開形であるsus4が頻出するのが非常に興味深い。
まさに同感です!
日本和声の雰囲気は4度堆積と相性がいいです。
昨日初めてこの方の動画を見始めましたが、なんて聞きやすい構成なんだ。
陽旋1の I-II-Iのコード進行を聞いて子どもが遊びに誘うときの「あーそーぼー」の音程が浮かんできた。日本和声は日本語の抑揚とも関係があるんだろうな。
おお、なんと面白いご考察!
確かに勝手に言葉が聞こえてきそうな抑揚です。
三味線を弾いていると、開放弦がDGD(低いレ・ソ・高いレ)あるいはDADかDGCとなるように調弦することが多いので、「レ(D)の音が基準」と聞いて納得感が大きかったです。カデンツの例を聞いていても聴き覚えのある和音ばかりで驚きました。
普段親しんでいる音楽についてこの動画のように考察したことがほとんどなかったので、大変興味深く拝見しました。
伝統的な楽器には、やはり日本音楽の風合いが残っているのですね。
とても面白いです!
日本独特の曲に伴奏をつける時、いつもどうにもしっくりくる和音が見つからずモヤモヤしていたのですが、この動画に出会って新たな世界の扉が一気に開かれたようで興奮を抑えられません、、、あああ〜〜〜!!!!
そう言ってもらえて嬉しいです!
とても実用的な理論ですよね。
すごく神秘的ですね。とくに「うさぎ」は月夜の雰囲気に包まれました。
独特の雰囲気があって幻想的ですよね。
動画見ていただきありがとうございます!
レで終わるの素敵だし、日本的。浮遊感
スケールから和声作るとちゃんと雅楽の和声になるのがすげえ
日本音楽にもこんなにたくさん和声進行のパターンがあったんですね。ためになりました!ありがとうございます!
そう言っていただけて何よりです!
1,000円ものスーパーサンクスありがとうございます!!
応援して頂きとても嬉しいです。
とてもいい説明ですね。すごく面白いですし教育的です。『日本和声』(小山清茂, 中西覚)は、私も持っていますが、こちらは音楽理論を分かっている人向けという感じで入り口の説明は短いので、ちょっと、とっつきにくいかも。このジャンルは興味があるので、いい解説を聞くことができてうれしいです。ありがとうございます!
スーパーサンクスありがとうございます!!
とても価値のある理論だと僕も思っているので、そう言っていただけて嬉しいです。
とても興味深い説明で、勉強になりました。
旋律の理論については少し思うところがありますが、
核音を二つ想定するところは思ってたことが確認できて良かったです。
純邦楽音階での和声の作り方について、悩んでいたので、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
テトラコルトの説明がいままでで1番分かりやすかったです!主音が二つあるって意味やったんか〜
おお、なるほど!
むしろ「主音が2つある」というのをテトラコルドで説明できることに初めて気がつきました。
勉強になりました!
ヨナ抜きと陽旋、いままでよくわかってなかったけど、よく理解できてスッキリしました。
あー、これはいい。
ありがとうございます。
コードと機能があればそのまま機能和声的な作曲に組み込める。
すごく応用範囲が広い。
おそらく今後この動画の影響受けたアニソンとか出てきそう。
おっしゃる通り、とても応用範囲が広い理論だと思います。
適度に平易なうえ実用的なので、本がもっと手に入りやすければ、もっと広まっていておかしくない理論だと思ってました。
影響受けたものが出てきたら嬉しいです!
こういう理論があるということはつまみ食い的に知ってはいたのですが、ここまで実用的に整理されてるとは知りませんでした。
和ロックとかにはすぐに使えそう、というか必須の知識のような気がします。@@toydora_music
なんとなく、感覚的に、童歌とか、昔の歌に、4度の飛躍が 多いから、ドリアン旋法で、sus4 で D と A を 使えば、日本的な 響き に なるのかな? その時は、D も A も、トニック っぼく なるな? と 思って いたのですが、まさか こんな 理論が あったとは⁉︎
無茶苦茶 感動しています。ありがとう ございました。😂🎉❤
日本の音階(の一つ)として民謡"音階"と謂われるものに対する誤謬には小泉後に指摘され分別が唱えられる研究文脈がありますね。
陰と陽は可換バリアントとしてまだしも、根本的に律と呂、俗楽と雅楽等々での扱い方がそもそも違うという事を分別することも必要ですね。
おお、とても興味深そうなご示唆です。
浅学にしてご指摘いただいた部分についての知識は自分に不足しているように思います。
もしよければ、参考になる論文や書籍の情報をお教え願えませんか?
@@toydora_music
横からすみません。小泉から小山につながる理論の流れは以下のような感じです。
まず小泉文雄の「日本伝統音楽の研究1」(50-70年代)で核音やテトラコルドという構造、それから核音が2つある音階、つまり民謡音階や都節音階などが提唱されました。60-70年代には小泉に影響された柴田南雄の「骸骨図」(「柴田南雄著作集II」に再録)や柿木吾郎の「構造図」(国会図書館オンラインで閲覧可能)が発表され、理論拡張がなされました。80-90年代には徳丸吉彦や大塚拝子がテトラコルド構造の真ん中の音の音程をずらすことで律音階や都節音階を作れるとし、小泉理論を批判しました。徳丸の著作は手に入りにくく私は読んでいません(フランス語で書かれていたりしますし)が、大塚の著作は「三味線音楽の音高理論」があります。ただしこの手法では民謡音階はうまく解釈できないので芸術音楽とわらべうたを含むいわゆる民謡の理論が分裂してしまいました。
小山や中西の理論は小泉の理論をベースとしており、時系列的にはこれらの議論がなされた後に出版されたものです。正しさの議論が一旦おさまり、創作理論に目を向け始めた時代と思いますが、ご存知の通り(コメントでも指摘されている通り)西洋音楽理論の方法論を踏襲し、総当りで自分の感覚にあった進行をチョイスしてゆくというやり方なので、理論としては発展性に欠けると個人的には思います。創作理論は他にも以前より箕作秋吉・早坂文雄・松平頼則などが取り組んでいますが、基本的なアプローチは同じでした。
@@kayanochino おお、非常に分かりやすい情報ありがとうございます!
情報提供感謝いたします。
ちょっと図書館にこもる必要がありそうですね。
これはものすごく有用な情報をありがとうございます!!!
本当にためになります。
書籍名や人名など今後の研究にとても役に立ちます。
大変興味深いご解説ありがとうございます。
コードを使った解説が最も分かりやすいというのも、なんとも皮肉ですね。
各流派の音律網羅した邦楽DTMとかあったら凄い新曲書く人が現れそうだけど、クローズで継承してる感が強いからなぁ。
和を感じる曲を作りたくてそもそも「和風」とは?と悩んでいたところにこの動画に出会いました。とても良い学びになったと共に動画としてとても面白かったです!
わかりやすくまとめて頂きありがとうございます😊
嬉しいです!
日本音楽の面白さが伝わったなら幸いです。
28:20
日本に合った雰囲気になって、感動すら覚えた!
全然、音楽に詳しくないですが
こんな話初めて聞きました。ありがとうございます♪着目が凄いです。
楽しんでいただけて何よりです!
さくらさくらの正誤が凄くわかりやすいと思いました。西洋的な音楽しか知らなければたしかに誤の伴奏になりますね。正の方がより日本的で美しいです。
幻想曲さくらさくらという曲がありますが、ふとあれはどういうコード進行なのか気になりました。
平井康三郎の作品ですか?
聞いてみましたが、大部分は西洋的な解釈によるコード進行ですね。
ただ、やはり日本人としての感性なのか、ところどころ日本和声的な終止感が見られるのがおもしろいです。
恐らく日本人でなければこのような和声は使わないのではないでしょうか。
久しの久しで和声の勉強させていただきました。どの部分も納得の納得でした
さくらさくらの陰旋2の編曲、きゃーきゃー言いながら喜んで聞いていました。
君が代の動画も見てみます!
楽しく見ていただけて何よりです!
君が代もぜひ見てみてください。
小泉文夫の日本の旋法の分析に、モード音楽的に和音を乗っけたような話ですね。モード音楽と機能和声は別物なので、ドミナントやサブドミナントって言いかたは、一般向けの比喩かな。本来の日本の古典音楽には、和音的な発想はほとんどない(笙の「ふぁ~」ってやつくらい)んで、改めて整理して鳴らしてみると新鮮でした。資料作りお疲れさまです。
>モード音楽と機能和声は別物なので、ドミナントやサブドミナントって言いかたは、一般向けの比喩かな。
察していただいて有り難いです。
原典にはTDSに関する言及はなく、あくまで独自の表現であることをご承知おきください。
ご指摘の通り、本来の日本音楽には和声的な進行の概念はありませんね。
そこに西洋的な緊張vs.解決を敢えて持ち込んだ点が革新的だったと思います。
言いたいことを全部言ってくれました。私は山下邦彦氏の著作からこのことを知り君が代の再編曲を試したりしていますが、この動画は体系的にスッキリまとめられていて応用しやすい内容で助かります。
ありがとうございます!
おお〜スーパーサンクスありがとうございます!!
楽しんでいただけたなら何よりです。
いままでなんとなくsusってたまに日本的な響きするよなぁと思ってましたがすっきりしました
「砂山」(よく知られている方)は直感的に「陽」の曲ですが、西洋音楽的にはmollの曲なのだそうです。その為か、西洋音楽で編曲された合唱曲を歌うと初めの内混乱します😅
「ちゃちゃつぼ」は方言アクセントの違いからか、記憶している旋律と楽譜が随分違いました。音符の間の音みたいなものも記憶にあります。
とても興味深いお話でした。
ほとんどの三和音、四話音に2度が含まれ、西洋の三度の美に対して日本の二度の美だというのがはっきり分かりました。そして以前の動画にあった4度圏音楽もそうなのですが、二度を安定とする音楽理論の系譜が作れそうな気がしますね。
まさに、四度圏音楽でそういった構想を実現しています!
いずれ四度圏音楽についても詳しく解説する動画を作りたいと思ってます。
全くその通りで、私は核音に向けて下から上昇する長2度の動きが、日本音楽の根源ではないかと思っています。
素晴らしい動画を有り難う御座います
ロックやの自分には単音は掴めても和音が難解で道が閉ざされていました
再度 日本の音と向き合いたいと思います
そう言っていただけて嬉しいです!
日本和声は完全5度(パワーコード)を含みがちなので、実はロックなどとの相性も結構いいと思います。
この和音を聞いたときに、加古隆さんが音楽を手掛けたNHKの「映像の記録昭和の戦争と平和〜カラーでよみがえる時代の表情〜」のテーマ曲を思い出しました!
とてもいい曲ですね!
sus4が効果的に用いられ、とても日本的な響きになっていると思います。
和風なコードについてずっと知りたかったのですが、今日この動画で本質情報を得られました。
多くの「和風」と銘打った曲の中にも、何か惜しいものがあるように感じられモヤモヤしていたのですが、それがスッキリ解消されました。
個人的に作曲をする中で、西洋的なコードの中では○m6、○m(9)、○M7(b5)などが和風っぽいコードだ!と発見し、よくそれらを取り入れていたのですが、やはり半音のぶつかりがそう感じさせていたのですかね。
もはや西洋音楽とは全く和声の役割が違うのが衝撃的でした。このような本質情報を無料で提供していただき、ありがとうございます。
そう言っていただけて何よりです!
所謂"和風"の曲にモヤモヤする気持ち、よくわかりますww
7:25 東風っぽい。
すごく勉強になるいい講義でした。
そう言ってもらえてうれしいです!
素晴らしいです。君が代に和製の和音をつけてください。
雅楽の伴奏で君が代を歌ったことがあります、その時感じたのは清々しい清らかな愛でした。
個人的には陰旋がより日本らしさを感じました。正月感が半端ない🎍
貴重なお話を聞けて良かったです
私自身音楽を聞かなくなって久しいですが、この辺りに理由の一つが有ったのかも知れませんね。多くの作曲家や編曲家の皆さん方に知って頂き、美しい音楽で溢れた日本にしていきたいですね。
サカナクションの「風の踊り子」のイントロがものすごくオリエンタルだなあと思っていたんですが
Aをトニックとする陽旋法に当てはめてみたら、まさにそうで感動してます!
そして歌い方が変わるタイミングで西洋風のGメジャーに戻るという……びっくりです
夜の踊り子ですね
学生の頃吹奏楽コンクールで元禄を演奏する際にコードを調べたらsus4だらけだったことを思い出しました。
聞いてみました。
かなり日本和声的な曲ですね!
西洋のコード進行ではないように感じます。
You are definitely correct!!
You shouldn’t use western music to interpret eastern music.
とても面白かったです。
陰旋法2はランダムに鳴らすとまるで琴を遊び弾きしてるみたいですね。
旋法にのっとり伴奏をつけたら、和食の店で流れているアレンジ曲みたいになりますね。
I think the reason for misunderstanding is that western thought Japanese mode as pentatonic, which made them believed it can be arranged in Western harmony.(Western also has pentatonic although it is popular in Asia.)
In fact, Japanese mode is exclusive to pentatonic and has unique features. Thank you for the distinction.
By the way, if you try to forcibly arrange with western harmony, Dorian mode for Yousen and Phrygian mode for Yinsen may work, for they contain exactly same notes and tonic. However, western harmony never regard double tonic, which is the flaw with that arrangement.
The observation that the difference between Western and Eastern pentatonic scales has led to misunderstandings is interisting.
It may be accurate.
It is correct that Dorian/Phrygian modes correspond to Yousen/Yinsen, but there are two issues.
Firstly, as you pointed out, the oversight of the double tonic.
Secondly, the absence of the essential 3rd note in Yousen/Yinsen (excluding Yousen 2).
Without the third note, the distinction between major and minor, crucial in Western music, cannot be established.
すごーーーーい!!小山清茂!スゴイのだな!おもしろすぎる動画ですねー!!
勉強になりました!
陽旋はドリア旋法やミクソリディアン旋法に、陰旋はフリギア旋法に似ている気がします。
(異国(ヨーロッパ)風にアレンジしたいときに使えそう)
いい観点ですね!
陽旋はドリア・エオリア・ミクソリディアと、陰旋はフリギア・ロクリアと親和性があります。
そもそも日本の古典音楽に和音というものがあることにびっくりしました。ないと決めつけていたわけではなく単純に知らなかったです。
日本の古典音楽にもこんな豊かな音楽理論の体系があることに感動しました!
誤解を招いたら申し訳ありませんが、あくまでここで紹介した理論は日本の古典音楽の理論体系ではありません!
「日本和声」は、小山清茂が日本民謡の研究を通して新しく考案した理論になります。
お気づきの通り、本来の日本古典音楽にはハッキリとした和音の概念がありません。
小山としては、だからこそ日本音楽に和音を持ち込んだら革新がありそうだと考えたのでしょうね。
古典音楽を下敷きに作られた新しい理論、と理解していただければと思います。
@@toydora_music わかりました!ありがとうございます
丁寧な説明ありがとうございました。
とても興味深くて面白い話をありがとうございます。
ところで、それでも私が不思議と思うのは、この日本和声理論も、あくまでも、ピタゴラスに始まると言われる1オクターブを(平均律であれば)均等な周波数比で12段階に分けた12音階/音程、すなわちピアノ/キーボードの鍵盤で出せる音階/音程の中での組み合わせと解釈の話であるという点。世界にはピタゴラス始まりの平均律12音階ではない音程を使う音楽もあると聞いたことがありますが、ピタゴラスや西洋音楽など知らないはずの大昔の日本人が口ずさんでいた音楽も、やはりこの12音階の中での音だったのでしょうか。だとすればとても不思議です。
とても鋭い観点です!
結論から言うと、本来の日本民謡は必ずしも12平均律ではなかったはずです。
小山清茂の理論は、日本音楽に対して西洋的なコード進行という概念を与え、西洋音楽の編成(ピアノやオーケストラ)によって演奏できる曲を作ることが目的のようです。
したがって、そのゴールのために、本来の日本的な音律は一旦無視されてしまっています。
ここは小山清茂なりの妥協点だったのでしょう。
ピタゴラス律と同等の三分損益というテクニックが古代中国で使われており、日本は雅楽などと一緒にそれも輸入しました。
ピタゴラスの名は知らずとも使っていたのです。
ただ民謡などを聴いてみると、ピタゴラス律や平均律などの固定的な音階に則って歌っていなかったような印象を受けます。
なるほど、中国から三分損益法を輸入していたのですね。
音律については詳しくないので勉強になります!
とはいえよそもそも半音の違いの差が僅かだからオクターブ12分割でいいと思うんだが。いやむしろ普通の人間が認識できる丁度いい塩梅が12分割なんじゃないかなω
なぜ日本和声が3度の音を避けるのか、逆になぜ古典的な西洋和声が3度の音を好むようになったのか不思議。
ピタゴラスの3度和音の発見の影響がでかいと思う。
良いですねえ。狭い音域を行き来してるだけなんだし実は民謡、童謡に和声の伴奏なんて無い方が良いと思っていたのだけれど、これは良い感じに美しいです。
もう20年以上前になりますが、日本の古い子守唄のようなメロディをオリジナルで作ろうとしたときに、自分で見つけた日本らしい響きの音階が、陰旋3でした。
上行と下行で違う二つの音、上行でも下行でもこれらを連続で鳴らしてしまうと途端に日本らしい響きが失われてしまうことに不思議な感動を覚えました。
ただその時には、伴奏につけるコードにも、西洋とは違う日本独自の和声の体系があることにまでは思い至らなかったので、上手くいかず悩んだ記憶があります。
こ れ が 日 本 の 情 緒 で す
ブルース音階の親戚っぽい。
なんか、ブルースの神髄を垣間見た気がする。
べべべ勉強になるう
あなたの解説が一番解りやすい👍
そう言って貰えて何よりです!
よくここまで分析・整理したもんですね!! 酒吞みながら見入ってしまいました。 何とも言えない半音間のエロい響きとかを、よく解らないまま今まで使ってきたりしたんですけども~凄い!! そういう事だったんですね!!
コメントありがとうございます!
日本民謡をこんなふうに整理してくれた素晴らしい先人がいるのに、ほとんど知られていない気がしたので動画にしてみました。
主音の位置を大事にした和声というのは大いに賛同するけれども、音階の構成音のみで和声を構成するという考え方なのですね。でも、そこまで抑制的にしてしまうと、スコットランド民謡の「蛍の光」(ドレミソラ音階)に対して音階に存在しない「ファ」ラド、ソ「シ」レの和声を禁じるというような発想になってしまう。
たぶん小山清茂は、西洋的な和声と日本和声を峻別するために、和声もスケールの中だけで完結させようとしたんでしょうね。
ただ、おっしゃる通りこれだと和声の発展性は低いです。
動画では紹介しませんでしたが、小山清茂の著書の中ではこのあと日本和声を発展させる方法が示唆されています。
スケールの構成音から半音ずれた音を随時持ち込んで、ノンダイアトニックコード的な和音を作るという方法です。
お箏の奏者です、DとAの関係がこの動画で解決しました。
核音というコンセプト 勉強になりました
陽旋法IのトニックであるI、と言わないとIの構成音がわからないのが辛いですね😂
それはともかくDsus4-Am or Am-5 or Am/E or Am/G -Dsus4でいいんですね!(だいたい) 半音進行ではなく全音上下進行で解決感を出すと🎉🎉🎉 Eb(#11)はかなり使いこなしがむずかしい
スケールが多くて同名の和音でも響きが違うのは確かに分かりにくいですねww
おっしゃる通り、陰旋2の和音がなかなかクセが強く、使いこなすのにコツが要ります。
西洋機能和声のI(トニック)も同じですね。そもそも「トニックという機能」(あるいはトニックという呼び名)自体が機能和声に毒されてるのかも。その意味でも「スケールを設定する、その中で和声の機能を考える」という分析ないし構築が機能和声的なのです。
別の方が言及していますが、旋律にない音を和声の中で考えるのは、そもそもおかしいです。ないもんを足したら何でもできます。
これまた別の人が言及している、陽旋法2のオクターブをはみ出すEは、オクターブ等価性(≒自然音は倍音を必ず含む)の否定につながるので、結構根本的なパラダイムシフトかも。もともと、昔の楽器(人声含む)は二オクターブは出なかった、ということから始まっているのでしょうが。
@@tmyiz8288
>「スケールを設定する、その中で和声の機能を考える」という分析ないし構築が機能和声的
これはとても納得です!
>昔の楽器(人声含む)は二オクターブは出なかった
これも面白い観点ですね。
実際そのような事情はある気がします。
そもそもスケールをオクターヴの繰り返しで考えること自体、西洋古典音楽的な恣意性がありますしね。
これはすげえよ…。無料でいいんですか…
かっこいい!
素晴らしいです!
動画みていただきありがとうございます。
そう言ってもらえると嬉しいです!
V音やIV音がトニックバスになり得るってことは意外とハードル高いみたいですよね。こちらは分数コードで音場を拡張していく流派です。他の流派の紹介もよろしければお願いできるとうれしいです。
まさかUA-camでこんな話が聞けるとは…
動画見ていただきありがとうございます!
小泉文夫の理論はいずれ紹介するかもしれません。
日本和声美しい
そうか、、、
「ヨナ抜き」って、Cをルート音に置いた場合に、4と7が抜かれるから「ヨナ抜き」って呼ばれているけど、
正しいルート音はDだったのか、、、
そしたら「4・7・抜き」ではなくて、「2.5・6抜き」みたいなことを表す、わかりやすい名称に変えたほうが良い気がしました!!
めちゃくちゃ勉強になりました~
D-陽旋1≡Aマイナーペンタトニックスケール(ハ短五音音階)+4度の重要性ですね
D-陽旋2≡Dマイナーペンタトニックスケール(ヘ短五音音階)+5度の重要性+2オクターブ目での長2度の発生
なんだか京都っぽい感じがします。
あぜくらのCMとか南こうせつの加茂の流れにとか。
君が代感が凄い
なるほど、「第二の根音がある」というのがしっくりしました。
4年前にマイナーペンタトニックスケールを使って和風な要素を取り入れたダブステップを作曲したのですが、曲がイ短調なのにも関わらず、直感的にメロディーを書いてみた結果、なぜEの音階が中心になったのかわかりました。この動画の用語を使えば、E-陰旋Ⅲを使っていました。
ua-cam.com/video/sqlIBueL8_A/v-deo.html
なるほど。モードが違ったのか。
西洋的な理論と照らし合わせてそう解釈したからつけるコードが違ってペンタにしか聞こえないわけだ。
モードはバッキングが決めるってすげーよく分かった。
もうほとんど君が代じゃなっすか。 外人さんが作曲してらしいけど、凄いセンスですね。
この音階、音楽スケール?は日本語の会話の音のニュアンスから生まれてきたものなのかなー。
おお、最後まで観たら君が代、最後に否定されてた💦
日本の和声、興味があったのでとても勉強になります。
なべなべそこぬけの3番目の和音、Dsus4になってますがAsus4ではないでしょうか。
なんか日本の和音、ドビュッシーを連想してしまった。
目から鱗。日本の和音だ。でも、難しい。
君が代は、西洋の音楽家がからんでたように、聞いた。
こやまきよしげ、ですか、、、。
それ以外の研究者も居るんですね。
取り戻せ!日本の音楽!
紹介されている参考文献の他に、日本和声について体系的にまとまっている本があれば教えていただきたいです。
他の解釈についても興味があります。
どういった文献があるかについては、まだ僕もそこまで詳しくないんですよね……。
日本音楽に対する研究は小泉文夫のテトラコルド理論に端を発しているので、その周辺を探ると沢山出てくると思います。
また、ここのコメント欄で1名かなり網羅的な情報を書いてくださっている方がいるので、探してみるといいと思います。
こんな和声理論あったとは!楽しませて頂きました。しかし、わたしは日本人なのにロックバンドがよくやるお祭りぺんた4度ハモリのギターフレーズを聴くと寒気がします😵
筝弾きです。(琴の漢字の方がなじみあるかもしれません)
筝曲には和音を使った伴奏よりハモリや掛け合いなんかが多いのでとても面白かったです。
コード進行という概念も日本音楽においては考えたことが無かったのでかなり新鮮でした
編曲もぶつかりをあまり恐れない編曲で筝曲にもかなり多いので結構身近に感じました。
以下スケールについていくつか補足
筝にはいくつか調弦(チューニング)があって、
平調子、樂調子、雲井調子を初めとして8つくらいあります(流派によって違いはあるそうですが)
ちなみに動画内で否定されたヨナ抜きも神仙(主音がC)の調弦にすれば間違っていません。
動画内のスケールを筝曲の言い方でとらえなおすと
陽旋1は「樂調子」(がくじょうし)
陽旋2は申し訳ないですが分かりません
陰旋1は「古今調子」(そう滅多に使いません)、
陰旋2は「平調子」(ひらじょうし)といって、さくらさくらと同じスケールになります。
ⅢⅢⅣⅢⅢⅣと弾いてみてください
3は筝曲の古典曲にはないと思います。
宮城道雄や八橋検校をはじめとした筝曲家の音楽も是非聞いてみてください
スケールに関する詳しい補足、勉強になります!
小山清茂によるスケールの分類は彼独自のものなので、箏とか雅楽のスケールとは一致しないのかもしれません。
ヨナ抜きのスケールも箏の調弦だと解釈可能なんですね!
@@toydora_music
ヨナ抜き音階の解釈は筝というよりどちらかといえばキー、12律の話ですね。
箏(琴)弾きさんからのコメント、とても興味深いです。
実はこの動画を見ていて、日本独特の旋法がどうとかの説明の折、そういえば古典で『琴の調子を○○にして』…というのがあったけど、関係あるのかな?と思っていました。
この動画見たあと、ずっと脳内が滝廉太郎状態になってしまった、、、
ごめんなさい 君が代を知らずにコメントしました。
二度の響きが気持ちいいのだ~
納得感大‼️‼️‼️
今まで「んー…?」と思いながらずっと「無理やり西洋和声」やってました💦
自分ですぐに使えるかと言われたら私にはちょっと難しいですが…やってみる価値はありそう👍
自分でスケールを作る時にも、主音を二つにするというのはいいアイディアになりそうです。
D-陽旋2はオクターブを飛び出しているのですか?
中心音が2重にあるという状態は意外と発生しやすいので、おっしゃる通りいいアイデアになると思います!
陽旋2はオクターブを飛び出しています。
なので、動画内では6音音階だと便宜上言いましたが、より正確に言うと、音階が6音でできている(1オクターブに6種類の音がある)のではなく、音階そのものが2オクターブにまたがっていると考えるべきです。
さくらさくらの例がおもしろいです。
マイナーコードとsusコードを主に使うせいか、最後にめちゃくちゃピカルディ終止したくなる
sus4好きすぎだろ日本人
洋楽も邦楽も中途半端に噛ったからお話がちょっと難しい。只、伯母に習った三味線の調弦に「本調子」「二上がり」「三下がり」が有る理由が分かった気がした。
そして、伯母には調弦の際「調子笛」という極小チャルメラみたいな音で一の糸のピッチを出して貰ってはいたけれど、実際は歌う人の心地よいピッチに合わせるから、オケでオーボエの「A」に合わせる、なんてことしない、と。
ふぅ~ん、父のピアノは独学のジャズ崩れだったけど、母のピッチに合わせて弾いていたな。
学問は難しいや。
「通りゃんせ」「うさぎ」「黒田節」はフリジアンの第3音を省いた6音のようにみえます。
レから始まる音階というよりミから始まる音階とした方が分かり易くありませんか?
なお、第二核音には少し無理を感じます。実際第二核音で終始する曲は多いのですか?
「君が代」はドリアンの第3音を省いた6音の様に見えます。
日本古来の音階は基本は6音で「越天楽」「さくら」と言った5音のものや童歌系の3音、4音のものも有ると見做すのが自然ではないでしょうか?
7:12 千本桜だぁ!!
演歌やペンタトニック音階など、「本来の」日本的な音ではないとしても
日本人にも外国人にも何回何年繰り返されたら「正しい」日本的な音になるのだろうか
とても面白い問題提起ですね。
事実、演歌がもはや日本の歌謡曲で確立されたジャンルになっているように、何十年何百年と繰り返されたらある種「正しい」ものになっていくと思います。
言葉の誤用が辞書に載るようになるのと似ていると思います。
わらべうたや雅楽とは別の和洋折衷ジャンルとして、すでに演歌は正真正銘の日本的音楽として胸を張れる存在だと思ってます
これを「日本的」と感じる感性は何処から来るんだろうか?
個人的には、雅楽の笙の和音に似ていると感じます。
メモ 20:50
これって平調子スケールということで合ってますか?すっごくお琴の感じで、粋で雅な雰囲気ですね!
平調子聞いてみましたが、陰旋2が平調子に当たるかと思います!