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ただの丁寧語とは違う、品のある話し方に癒される…
三島由紀夫の美しい日本語に、新鮮な感動を味わいました。
「古都」とか「雪国」とか、「伊豆の踊子」など、川端先生の代表作を16年前の多感な時期に読んでいたので、先生の映像が見られて、とても嬉しいです。柔らかく落ち着いた語り口が素敵です。
三島さんの声ってほんと聞きやすいよね。耳にやさしく且つ聞き取りやすい。
お三方とも言葉の一言一句、一音に至るまでこれでもかと鮮度抜群で発せられている。さすがは日本語技巧を生業にする方々だ。
素晴らしい動画!川端康成氏と三島由紀夫氏の生のインタビューが今の時代に聞けるなんて、感動しました。ありがとうございました。
三島由紀夫は話し方にまで隙がない感じだな
やっぱ東大!
@@新幸勝東大随一の天才
三島由紀夫が、政治家になってたら、また日本が違ってたのかな❓
今はこういう日本人がいないな。
いるぜ、この俺様だ
川端さんの受賞コメントを聞くとご自身の日本語の繊細な表現に誇りを持っていたのだなと思います改めて又読んでみたいなぁと思いました。
三島由紀夫さんの敬語がとてもお美しい。
君の言葉はすごく気持ち悪い
素晴らしい対談でした。美しく、懐かしく、理性的でした。
す、すげぇ…学校の教科書に出てくる人が動いてて、有名人見てるのとは何か違う感覚
それな
いやこれモノマネだから
LONEロネ そのネタは分かりづらい
みんなそっくりさんだから騙されるなよw
どちらも亡くなりかたがね…。
川端氏の声を初めて聞いた。
貴重な映像、ありがとうございます!!!
川端康成と三島由紀夫が並んでることもすごいんだけど、マイクのデカさに笑ってしまった
赤木しげる ほんまや笑
今ならサーティワンアイスクリームだと思われそうです。
もはやマラカス
昔は今みたいに機械の復旧がなかったかもしれない
電動マッサージ機が三つ
貴重な画像をありがとうございます。
貴重な動画ありがとうございます!!
三島のこのような尊敬を表した話し方は貴重だと思います。他の動画での三島はこの世を諦め、疲れ切った話し方だから、
すげえ…川端康成だ…この時代のご年配方は怖いかっこいい日本人だ…
こんな鮮明な映像で残ってるのは凄いな
日本を代表する作家のお二方ですね。三島、川端の師弟関係も素晴らしいし、川端さんが真剣にストイックに創作に向き合っているのがよく分かる。偉大な作家は人間として魅力的ですね。
師弟関係は本質部分では、川端が三島からの楯の会式典出席を何度も一蹴したことで、壊れてましたよ。そして川端は三島にノーベル賞選考にあたり、三島に今回は私に譲ってくれ キミは若いが私は… と言ってノーベル財団への推薦文を三島に依頼しています。三島にはだから式典出席を断わられるとは思いもよらず、その悲憤を周囲に爆発させています
昔の人って話し方が上品で好き!
"無為の行間から結晶が出てくる…" この表現が素敵です。
川端と三島の関係性って分かりやすくて良いよなー。死ぬほどマイペースでおおらかな川端と、気配りやで聞き役で支える三島。
この対談がいつのものか分からないですが、本質部分では川端が三島からの度重なる楯の会の式典出席を断ったことで、三島の川端への嫌悪は決定的となりました。三島には川端にノーベル賞を譲ったという意識があり、実際にノーベル財団への川端の推薦文を三島が書くにあたり川端からキミは若いから今回は私に… と川端からの申し入れ含め水面下でそういう部分があったのです。
おそらくこの頃が2人が師弟のような関係性を保っていたギリギリの時期、以後崩落。
これは川端さんが、1968年ノーベル文学賞を受賞した時にそれを記念として放送された番組でしたよね。以前CSで見たことがあります。
べた褒めww これは川端氏もおどけて謙遜するしかない。。三島さん、慧眼な方なのだと話し方でわかります。
車のクラクションの音とかが妙にリアル。当時の人々の日常や息遣いを感じる貴重な映像だな。
三島由紀夫の男らしい声が好き
英語話者と同じ発声法だな
貴重な動画ありがとうございます。
川端康成と三島由紀夫の対談映像ってすげぇ。対談中に煙草OKって時代だな
喫煙しない男は軽蔑され、一人前と看做されなかった時代。
@@風神雷神-d8p それ。
スタジオでもタバコOK。
今の世代からすると異次元レベルの方々だけど、中でも三島は喋りの明確さ、タイミング、天才ですね。
貴重な映像をしみじみと拝聴させて頂きました。
三島由紀夫って木訥な話し方をするのかな?と思っていたけど、物凄い上品なのですね😆
これ見て嬉しいです。ありがとうございます。
言葉遣いが上品
三島さんは容姿に心が映し出されて居ますね。
日本最高の知性の対談ですこの映像を見ることが出来本当に嬉しいです
伊藤整を知らない人が多くてさびしいです 。評論家となつていますが、戦後昭和を代表する小説家、詩人、評論家、であります。
言葉言葉が美しい。こんな言葉でまとめるのが恥ずかしいぐらい美しい。
三島のよいしょに川端康成の一言「苦しむというのは怠けた結果で・・・怠けていたから生きてこれた」
三島由紀夫氏って日本人の本来の姿を体現している人物だと思う。横柄な態度を示しつつも、言葉を発する時に内面の相手に対する尊敬をきちんと表現している。
これはこれは、大変珍しい対談ですね。お三方の内、肉眼で見かけたのはこの中心人物、川端氏。 当時高校生の私が鎌倉駅北口を出た途端、三人の立ち話中の中で特徴のある顔の氏が私に視線を向けたまま脇を通り過ぎるまでじっくり見ていた。彼の、他人をじっと見つめる癖を雑誌などで読んでいたので、知ってはいたが、ちょっと不気味な視線だった。もちろん彼の作品だけでなく、伊藤氏の”チャタレイ夫人の。。。の翻訳も、三島氏の何かしら青臭い物語のいくつかは当時読了していたので、今、何十年前の、日本の文学のそれぞれ立派な作品を世に出したご参方が一流の場所、地位にいた時の姿を観れただけでなく、音声もハッキリの情景を見るのは当時読書の虫だった私には大変嬉しい見ものだった。 色々な思い出、連想に浸かることができた。
屁こいて、寝てなさい
すげー!歴史上の人物が動いてる!しゃべってる!こんな声してるんだぁ。貴重な映像ありがとうございます!
言葉遣いが皆さん美しい。そして言葉の一つ一つに重量感がある。現代の日本語のなんと軽いことよ。
100年後の未来人は我々の言葉を重いと思うだろう
@@awpjdtjmj 100年後は言葉なんて存在しないかもね?。
@@諸星渉-m1r はぁ
チョベリバチョベリグとかが流行っていた時代から、アンポンタンが・・・その前からかなぁ?
山の音の作者と三島さんの言及はとても興味深いです。
ふたりとも知性溢れる森閑とした声。日本文学の凄さを感じる。タバコを喫う川端さんの粋なこと。
三岛由纪夫被军国主义洗脑了。川端康成的小说注重美感却没有内涵,里面的女性之美完全是臆想不符合现实
見るからに天才だな。日本語も、リズムも美しい。こういうのを会話というんだろうな。
普通の人が普通に喋ってるのも会話だろぽいこと言うのやめよう笑
@@たけ-r5fこの人の天才像にスっと入ってきたんじゃないですかね分かりませんけど
三島さんのスーツのサイジングが完璧で凄い21世紀に街歩いててもお洒落なレベル昭和の人はサイズが合ってないスーツ姿が多いのに、別格のセンスですね
1960年代後半だろうから、当時は細身のスーツが流行だったでしょう。なにも驚くことではないですね。
ちんぽ
しかも筋肉質だからスーツが映えますよね
三島さんのガタイがいいだけ説
おちんちん
こういう貴重な映像を発掘できるyoutubeのすごさ
なんか凄いよな川端康成は想像通りすぎる声質
素晴らしいお二人…貴重な映像をありがとうございます✨川端さんが竹下元総理に似ていると思うのは私だけ⁉️
川端康成の眼光がエゲツないわ。おふたりとも自害されたけど、作家って職業は其処まで追い込まれてしまうのかも知れませんね。
三島由紀夫曰く、小石に蹴躓くといった体験に大きな意味を持たせる能力が作家には大切らしい。文豪たちの精神が追い込まれていくのも納得できるかもしれないですね。
三島はそんな風に追い込まれて自害した訳じゃないよ。三島由紀夫が好きなら是非彼の死に際に残したものを調べて欲しいな
三島由紀夫さんは、西洋の古典的肉体美に憧れてる感じするよね(美神とか)。だけど同時に日本における滅びの美学にも憧れてたんじゃないかな的な死に方をされてる。そんな気がした。
人は考えれば考えるほどネガティブになるらしいですよ。賢い人はよく考えるから自殺が多いとおもう。
自害って言葉を万人共通の意味にしてはいけないともう。三島には三島の事情があって行動だし川端だって川端の事情があっての行動だし。その事情が同じなのかい?
マイクがアイスクリームみたいでかわいい
可愛くておいしそうですね。
真面目なコメントの中で、ほっこりするコメントあって笑ったw
このマイクでここまで拾えるんだから、すごいなって思う。詳しくはないけどもっといろんな雑音拾いそう。
溶けないように食べないと
笑
着物の袖から煙草を取り出すの洒落ててかっこいい。
川端康成はガンコそうなイメージだったけど、仲のいい三島由紀夫の前だからかおちゃめなおじちゃんって印象を受けたなぁ〜。
今更だけど後に彼は三島由紀夫にノーベル文学賞を譲るよう説得したそう。そのせいで三島由紀夫は川端康成のことを嫌いになったとか。
@@hir3508 様へ。その話、文学好きの間では当時結構広まって居ました。
Jimmy Osmer なんと面白い話だ
@@hir3508 その話、本当ですか?
@@hir3508 君はまだ若い老い先短い老人に譲ってくれぬか?感情がうまれたのかな
音質がなんでこんなにクリアなんだ。驚いた。
時々映ってるマイクの大きさと関係ある気がする
タイムスリップしたみたい😃タバコ吸ってる姿も、三島さんのスーツの着こなし方、背景の日本家屋。どれをとっても素敵ですね。お会いして色々話したいなー。
こうして聞くと,なんか川端さんは大阪弁っぽいなとか,三島さんは江戸弁っぽいなとか,伊藤さんは広島弁っぽいなと聞き取ったんだけれども確かに出身地を見てみればそうであった.特に伊藤さんは北海道の出であるのに何故だろうかと思ったのだけれども,何と父親が広島の三次という.言葉は確かに変わるけれど方言というのは確実に引き継がれているのだと感動した.
伊藤さんの「諸国」,「辞退」,「さっきの」,「そして」,「成り立ち方」などがそう思われました.
伊藤整さんも凄い、川端康成さんも凄い、三島由紀夫さんも凄い。以前の日本人は、魂があって、凛としていて厳しさの中に真心があった。今とは全然違うんだ。
番組のスタイルが僕らの時代じゃん
新感覚派とかなんとか習ったけど、動いてる姿を見るのは感動した。
人の話を聞く姿勢が凄い。話が終わるまで聞くところ。
三島さんは喋っても知性の塊だな
長時間の沈黙が良い今のテレビやユーチューブでは絶対に見られない
自分が日常で話してる言語と同じ物とは思えないほどの美しさ草とか言ってるのが悲しくなってきましたはい
三島由紀夫「それは草」
未来の人たちが同じようにみて 草を美しく感じるときがくるんやろか。(笑)
草で、あります。
確かにおじいちゃんが ワロタとか草生えるとか言ってたら嫌だもんね…
クソわろたですね。
こんな貴重な映像が見れるとは、なんて有難いのだろう。
ワイの家の3つ隣に住んでるおじいちゃんが完全に川端康成なんだが。
川端康成の親戚なんじゃない?
成仏してクレメンス
なんやかんや夢男夢に出てきた事ある奴0人説 逆に言えば、当時、本物の川端康成の家の3つ隣がコメ主さんってことやなコメ主さん長生きやねぇ
「あのー」「えーっと」ってほとんど言わないんですね特に川端三島 淀みなく話していて聞き取りやすい
懐かしいですね。ありがとうございます
川端康成が喋ってる写真でしか見たことなかった
この動画に巡り会えただけで奇跡を感じる。
何が凄いって、内容がほとんど理解できない。
supermoon 俺もwww
@Kakezou Channeru よくわからんがポジティブに受け取っておく。
ロバート秋山と既視感
出来たらこの作家御二人の略歴を知って一冊ずつでも読んでみれば、理解できると思いますのでお薦めします。
川端は自著が他言語に翻訳された形で審査されノーベル賞を受賞をしたことについて、それは自著それ自体が評価されていないため辞退するべきだろうかと言及した三島は川端の執筆風景をみて、ノーベル賞の国家的栄華が、誰の為でもない、机上の苦しみや孤独から直接に生じたことに感銘を深くした川端は苦しみは怠けた結果生じたのであると言った。伊藤は「怠け」を川端の文章に現れる、無為から生じた「間」に必要であったと考えた。そして三島は間について自分の思うところを具体例を挙げて語る。最後に川端が、その間の感覚が西洋人から俳句、連歌でひとくくりに指摘されていることに違和感を示した
文豪三巨頭の対談は、実に素晴らしい!昭和の三賢人の凛として気品高いお姿を拝見しました。
川端康成が照れ隠しで煙草吹かし始めるのが人間味あって好きだわ
Subtítulos en español por favor
本を訳語で読んで真実に感銘を受けることできるんかしら、とは思ってたけど川端康成も同じだったんやな
三島由紀夫さんのスーツ姿、昭和感が無く、素敵ですネ
日本の文豪さん達を1つの部屋に集めてどうでもいい事に何十時間も議論しているのをテレビで放送していたら絶対見るんだけどなぁ
今まで文学者のインタビューを落ち着いて見たことは無かったのですが、今回の川端先生のアップはとても興味深かった。表情か次々と移り変わって、お心の内側が見えてしまったようでちょっとハラハラ。
三島さんの話が鋭すぎる。三島さんは、視聴者や聞き手がどういう話を聴きたいかが本能的にわかる人だったのだろう。
川端康成と三島由紀夫はもちろん有名だし凄いんだが もう一人の男性は伊藤整という人でチャタレイ夫人の恋人を翻訳した人。
「翻訳が日本文学の永遠の宿命」って、本当に今に続いているのだから、それをあの時代言い当てるこの人達は凄いな。
これはとても貴重な動画ですね🙂❗
父親が生まれたのが60年代だから、この人たちが亡くなってからまだ50年くらいしか経っていないんだよね……。そう考えるとすげー昔という感じがしないな。
話者「〇〇でね。〇〇ですね。」相槌「えぇ」話者「〇〇ね。〇〇ですからね。」昔の人の会話によくあるイメージ。二・二六事件の時の会話もこんな感じだった
は?は?とか言ってたやつか。えーえーもあったけど
玉毛 丁寧なのか煽ってるのか分からない口調ですよねw
この時代の方達の日本語には固有名詞以外横文字がほとんど見受けられないのが新鮮です。
川端──伊藤さんに聞きたいんだけど。今度の受賞でですね、審査は翻訳でやってますね。伊藤──そうらしいですね。川端──だから僕は、翻訳者のおかげも非常に多いわけですけどね。おそらくいい訳だったんだろうと思うんですよ。それでまあ、翻訳ばかりじゃなしにね、まあサイデンステッカーとかキーンとか、フランスの作家なんかでもそうですけどね、私にかなり応援してくれてる人もあるんですよね。だから翻訳者が半分貰ったのか、あるいは三分貰ったのか分かりませんけどね。まあ日本語で審査されてない。非常に良心的に厳密に言えば、辞退するのが本当かもしらん。どう思われますか、そういうのは。三島──それはとんでもないお考えで……伊藤──しかしですね、それはやっぱり私ども賛成するわけにいきませんですね。私どもはやっぱり、外国の諸国の文学を日本語でほとんど読んでおります。私なんか英語を商売にした人間でも日本語で読んでおります。それでやっぱり分かったつもりでおりますから。いい翻訳だということもですね、何て言いますか……何て言いますか、やっぱり原作の再現をできるだけ忠実にやるということですから。まあ日本語で読んでもらうチャンスはなかなか、しばらくの間ないでしょうから。川端──おそらくね。伊藤──これはもうそういうことを、辞退するなんてことを考えていただくと困ると思うんです。川端──まあねえ、そんなに深刻には考えないんですけれどもね。まあしかし、そういう考え方も確かにあるんじゃないかと思いますよね。三島──ただそれはもう日本の作家の永遠の宿命ですね。川端──ほとんど永遠に近いでしょうね。三島──これから先、日本語が自由に向こうの人が読みこなせて、普通の教養の中で読みこなせる時代が来るとは思えない。川端──前に東洋でタゴールが貰ったけど、あれはベンガル語で書いてるけども、おそらく英語で読まれたでしょう。伊藤──あの人は英語で書いたんじゃなかったでしょうか。川端──英語でも書きましたけど、ベンガル語でも書いたんじゃないですか。知りませんけど。私の読んだのは英語ですけどね。大変やさしい英語だった。だからそういう翻訳で賞を出すっていう例もあったんですかねえ。三島──だいたい孤立言語のところはみんなそうでございましょう。あれはフランス語か英語、ドイツ語ぐらいまでじゃないですか。伊藤──ユーゴスラビアなんていう人も、去年ですか一昨年ですか、ああいう人はやっぱり翻訳で読んだに違いないですねえ。ロシア語でもそうじゃないでしょうか。三島──ただですね、このノーベル賞ってものは非常に華やかなものですけども、これだけ華やかな国家的な栄誉をお受けになる川端さんを拝見するとね、私はよく思い出しますのはね、昔、もう昭和23、4年頃でしたか、ここのお宅へお移りになった頃に伺いましてね、「これから仕事します」って言って向こうへ、書斎へお出でになるんです。その後ろ姿を拝見するとね、私はいつも俊成だと思ってたんですよね。また川端さんが、俊成の「火桶の体」と言うんですか、あれをお始めになるんだと。そして火桶を囲まれてウンウン言われるんだろうと思うとね、何とも言えない気持ちをしたことがあるんです。(注:藤原俊成は高歌放吟せず、桐の火桶をいだき声を潜めるようにして歌を詠んだという逸話がある)そうするとね、芸術の仕事というのは、こういう非常に孤独な苦しい深夜の机の上の仕事、これと国家的なこういう栄光との間を繋ぐものですね。これは実に不思議な働きだと思うんですよ。これが誰のためでもない、川端さんがお書きになったのは誰のためでもなければ、本当に芸術がそこで自然にできてですね、苦しまれて書かれた。それがこういうものに繋がるっていうのが、芸術のありがたみでもあり不思議でもあると思う。他の仕事は何かで、広がりの上で掴まるわけですな。これはだからそうじゃないんです。深夜の川端さんのお机から直接に、このノーベル賞に通じている。その感銘が、私は非常に深いんですね。ことに川端さんがいろいろ社会的活動をされますけども、普段にぎやかな活動をされながらも、非常に仕事に苦しまれる方ですから、その孤独なお時間とね、これとを繋ぐものっていうのは私は一番感銘が深い。川端──つまりしかし、苦しむってのは怠けた結果でね。三島──そうおっしゃっちゃえばお終いですが(笑)。川端──だけどまあ、怠けてるから今まで生きてたんでしょうね。そうするとノーベル賞も怠けた結果だということに(笑)。三島──しかし怠け方ってのは難しいです。力まないということはとっても難しいことで、剣道の極意ですよ、それは。本当にどこにも力まないってのは。怠けるってことと力まないってことはほとんど全然別なことで、見た目が似てるだけだとは思いますですね。伊藤──やっぱり文章でも川端さんは怠けていらして、ところどころでおっかない人になるわけですね。リラックスという言葉は違うんだけれども、無為の行間、何行かがあって、時々その無為ということを前提にしてある結晶が出てくるというのは、私は川端さんの文章の成り立ち方、でき方だと思うんですけども。そういうところで怠けて来られたっていうことは、ある意味じゃあ充実するための必要な行為であったということじゃないかと思いますが。三島──例えば一番端的な例が「山の音」ですね。あの「山の音」で山の音が聞こえてくるところがございますね。あれは行と行がピーン、ピーンと、こうやって飛躍してるんですね。あの間がとても恐ろしいんです。あの行と行の間が。ああいうものはまあ、川端さん流に言えば怠けたから得られる効果なんじゃないでしょうか。川端──それですか、西洋人が俳句とか連歌とかいうのは。三島──ああ、かもしれませんね。そのジャンプするところです。川端──まあ、そう異論は唱えるつもりはないですけどもね、俳句・連歌と片付けられても、ちょっと不服もあるんですけどね。まあ連歌なんかも連想の芸術でしょうけどね。一人の幻想じゃないですからねえ。
TransylvaniaBoogie 素晴らしいですこの文章だけでも非常に価値が高いです芸術の本質と矛盾が現れてます
昔のヒト語彙力高スギィ!
@@hrt4493 mcバトルしてほしい
一現代人の頭の悪い感想になるけれど、使う人が使えば日本語は美しいなってやっぱり思うな
TransylvaniaBoogie ありがとう。
三島さんのスーツ姿がかっこよすぎる。
川端さん、動いてる。とても貴重な映像。三島さん、いくつだろう?話し方が昔の日本人って感じ❗「~みたいなあ、~っていうか」といった、今のしゃべり方と全然違う。とても勉強になります‼️
現代人と目の据わり方が違う
川端先生を囲んで、三島さんがじっくり話を聞いて呼応するのが素晴らしいです。」
真摯な生き方が自分を疲れさせちゃうんだろうな
たまにある変な間も心地よく思える
タゴールの英語を「たいへん分かりやすい英語で」って言うんだからやっぱり教養あるよなあ
このお二人が一緒に映ってるなんてめちゃくちゃ貴重
昔の文学者は「俺は特別な人間だ」と信じてるように見える。自分の美学や哲学には世俗を超越した価値があると疑ってないゆえの個性と存在感。今は良くも悪くも世間の反応に触れるのが簡単なので作家の個性が中和されやすい。作家と読者の間に共感や協調はあるけど、得体のしれない表現を理解しようと読者側が必死に食らいつくような関係はすっかり無くなった。単純にどちらが優れてるという話じゃないけど、才能があっても世間を振り返るかぎり、行けない領域もあるような気がする。
三島が川端先生にヨイショしているのが面白いですね。
SATOSHI NAKAMURA 三島を世に送り出した、才能を見出したのが、川端ですからね。恩義は、感じてらしたのでしょう。
AB C でも不思議ですよね。話し方からしてもやっぱり川端と三島は人が全然違うのに、三島がここまで川端を尊敬されているんですから。
XYZ JP 三島は自分と似たような人間を嫌っていたんだよ。多分現代でも大抵の人がそうだよ。
本心本音からの礼を思います。
三島の初期の作品は、川端の作品に近いものがあると思います。
現代の芸能界のどの人よりも貫禄が凄すぎる
俊成の名が出た時に川端康成がニコッと笑うシーンが印象的です
伊藤整が聞き手だというところに価値がある。
日本文学に限らず、歌もアニメもですな。もののけ姫なんて悪意を疑いたくなるような翻訳だった。
ただの丁寧語とは違う、品のある話し方に癒される…
三島由紀夫の美しい日本語に、新鮮な感動を味わいました。
「古都」とか「雪国」とか、「伊豆の踊子」など、川端先生の代表作を16年前の多感な時期に読んでいたので、先生の映像が見られて、とても嬉しいです。柔らかく落ち着いた語り口が素敵です。
三島さんの声ってほんと聞きやすいよね。耳にやさしく且つ聞き取りやすい。
お三方とも言葉の一言一句、一音に至るまでこれでもかと鮮度抜群で発せられている。
さすがは日本語技巧を生業にする方々だ。
素晴らしい動画!川端康成氏と三島由紀夫氏の生のインタビューが今の時代に聞けるなんて、感動しました。ありがとうございました。
三島由紀夫は話し方にまで隙がない感じだな
やっぱ東大!
@@新幸勝東大随一の天才
三島由紀夫が、政治家になってたら、また日本が違ってたのかな❓
今はこういう日本人がいないな。
いるぜ、この俺様だ
川端さんの受賞コメントを聞くと
ご自身の日本語の繊細な表現に誇りを持っていたのだなと思います
改めて又読んでみたいなぁと思いました。
三島由紀夫さんの敬語がとてもお美しい。
君の言葉はすごく気持ち悪い
素晴らしい対談でした。美しく、懐かしく、理性的でした。
す、すげぇ…
学校の教科書に出てくる人が動いてて、有名人見てるのとは何か違う感覚
それな
いやこれモノマネだから
LONEロネ
そのネタは分かりづらい
みんなそっくりさんだから騙されるなよw
どちらも亡くなりかたがね…。
川端氏の声を初めて聞いた。
貴重な映像、ありがとうございます!!!
川端康成と三島由紀夫が並んでることもすごいんだけど、マイクのデカさに笑ってしまった
赤木しげる ほんまや笑
今ならサーティワンアイスクリームだと思われそうです。
もはやマラカス
昔は今みたいに機械の復旧がなかったかもしれない
電動マッサージ機が三つ
貴重な画像をありがとうございます。
貴重な動画ありがとうございます!!
三島のこのような尊敬を表した話し方は貴重だと思います。
他の動画での三島はこの世を諦め、疲れ切った話し方だから、
すげえ…川端康成だ…
この時代のご年配方は怖いかっこいい日本人だ…
こんな鮮明な映像で残ってるのは凄いな
日本を代表する作家のお二方ですね。
三島、川端の師弟関係も素晴らしいし、川端さんが真剣にストイックに創作に向き合っているのがよく分かる。
偉大な作家は人間として魅力的ですね。
師弟関係は本質部分では、川端が三島からの楯の会式典出席を何度も一蹴したことで、壊れてましたよ。
そして川端は三島にノーベル賞選考にあたり、三島に今回は私に譲ってくれ キミは若いが私は…
と言ってノーベル財団への推薦文を三島に依頼しています。
三島にはだから式典出席を断わられるとは思いもよらず、その悲憤を周囲に爆発させています
昔の人って話し方が上品で好き!
"無為の行間から結晶が出てくる…" この表現が素敵です。
川端と三島の関係性って分かりやすくて良いよなー。
死ぬほどマイペースでおおらかな川端と、気配りやで聞き役で支える三島。
この対談がいつのものか分からないですが、本質部分では川端が三島からの度重なる楯の会の式典出席を断ったことで、三島の川端への嫌悪は決定的となりました。
三島には川端にノーベル賞を譲ったという意識があり、実際にノーベル財団への川端の推薦文を三島が書くにあたり川端からキミは若いから今回は私に… と川端からの申し入れ含め水面下でそういう部分があったのです。
おそらくこの頃が2人が師弟のような関係性を保っていたギリギリの時期、以後崩落。
これは川端さんが、1968年ノーベル文学賞を受賞した時にそれを記念として放送された番組でしたよね。以前CSで見たことがあります。
べた褒めww これは川端氏もおどけて謙遜するしかない。。三島さん、慧眼な方なのだと話し方でわかります。
車のクラクションの音とかが妙にリアル。
当時の人々の日常や息遣いを感じる貴重な映像だな。
三島由紀夫の男らしい声が好き
英語話者と同じ発声法だな
貴重な動画ありがとうございます。
川端康成と三島由紀夫の対談映像ってすげぇ。対談中に煙草OKって時代だな
喫煙しない男は軽蔑され、一人前と看做されなかった時代。
@@風神雷神-d8p
それ。
スタジオでもタバコOK。
今の世代からすると異次元レベルの方々だけど、中でも三島は喋りの明確さ、タイミング、天才ですね。
貴重な映像をしみじみと拝聴させて頂きました。
三島由紀夫って木訥な話し方をするのかな?と思っていたけど、物凄い上品なのですね😆
これ見て嬉しいです。
ありがとうございます。
言葉遣いが上品
三島さんは容姿に心が映し出されて居ますね。
日本最高の知性の対談です
この映像を見ることが出来本当に嬉しいです
伊藤整を知らない人が多くてさびしいです 。評論家となつていますが、戦後昭和を代表する小説家、詩人、評論家、であります。
言葉言葉が美しい。
こんな言葉でまとめるのが恥ずかしいぐらい美しい。
三島のよいしょに川端康成の一言「苦しむというのは怠けた結果で・・・怠けていたから生きてこれた」
三島由紀夫氏って日本人の本来の姿を体現している人物だと思う。
横柄な態度を示しつつも、言葉を発する時に内面の相手に対する尊敬をきちんと表現している。
これはこれは、大変珍しい対談ですね。お三方の内、肉眼で見かけたのはこの中心人物、川端氏。 当時高校生の私が鎌倉駅北口を出た途端、三人の立ち話中の中で特徴のある顔の氏が私に視線を向けたまま脇を通り過ぎるまでじっくり見ていた。彼の、他人をじっと見つめる癖を雑誌などで読んでいたので、知ってはいたが、ちょっと不気味な視線だった。もちろん彼の作品だけでなく、伊藤氏の”チャタレイ夫人の。。。の翻訳も、三島氏の何かしら青臭い物語のいくつかは当時読了していたので、今、何十年前の、日本の文学のそれぞれ立派な作品を世に出したご参方が一流の場所、地位にいた時の姿を観れただけでなく、音声もハッキリの情景を見るのは当時読書の虫だった私には大変嬉しい見ものだった。 色々な思い出、連想に浸かることができた。
屁こいて、寝てなさい
すげー!歴史上の人物が動いてる!しゃべってる!
こんな声してるんだぁ。貴重な映像ありがとうございます!
言葉遣いが皆さん美しい。そして言葉の一つ一つに重量感がある。現代の日本語のなんと軽いことよ。
100年後の未来人は我々の言葉を重いと思うだろう
@@awpjdtjmj 100年後は言葉なんて存在しないかもね?。
@@諸星渉-m1r はぁ
チョベリバチョベリグとかが流行っていた時代から、アンポンタンが・・・その前からかなぁ?
山の音の作者と三島さんの言及はとても興味深いです。
ふたりとも知性溢れる森閑とした声。
日本文学の凄さを感じる。
タバコを喫う川端さんの粋なこと。
三岛由纪夫被军国主义洗脑了。川端康成的小说注重美感却没有内涵,里面的女性之美完全是臆想不符合现实
見るからに天才だな。
日本語も、リズムも美しい。
こういうのを会話というんだろうな。
普通の人が普通に喋ってるのも会話だろ
ぽいこと言うのやめよう笑
@@たけ-r5fこの人の天才像にスっと入ってきたんじゃないですかね
分かりませんけど
三島さんのスーツのサイジングが完璧で凄い
21世紀に街歩いててもお洒落なレベル
昭和の人はサイズが合ってないスーツ姿が多いのに、別格のセンスですね
1960年代後半だろうから、
当時は細身のスーツが流行だったでしょう。
なにも驚くことではないですね。
ちんぽ
しかも筋肉質だからスーツが映えますよね
三島さんのガタイがいいだけ説
おちんちん
こういう貴重な映像を発掘できるyoutubeのすごさ
なんか凄いよな川端康成は想像通りすぎる声質
素晴らしいお二人…
貴重な映像をありがとうございます✨
川端さんが竹下元総理に似ていると思うのは私だけ⁉️
川端康成の眼光がエゲツないわ。
おふたりとも自害されたけど、作家って職業は其処まで追い込まれてしまうのかも知れませんね。
三島由紀夫曰く、小石に蹴躓くといった体験に大きな意味を持たせる能力が作家には大切らしい。
文豪たちの精神が追い込まれていくのも納得できるかもしれないですね。
三島はそんな風に追い込まれて自害した訳じゃないよ。
三島由紀夫が好きなら是非彼の死に際に残したものを調べて欲しいな
三島由紀夫さんは、西洋の古典的肉体美に憧れてる感じするよね(美神とか)。だけど同時に日本における滅びの美学にも憧れてたんじゃないかな的な死に方をされてる。そんな気がした。
人は考えれば考えるほどネガティブになるらしいですよ。賢い人はよく考えるから自殺が多いとおもう。
自害って言葉を万人共通の意味にしてはいけないともう。
三島には三島の事情があって行動だし
川端だって川端の事情があっての行動だし。
その事情が同じなのかい?
マイクがアイスクリームみたいでかわいい
可愛くておいしそうですね。
真面目なコメントの中で、ほっこりするコメントあって笑ったw
このマイクでここまで拾えるんだから、すごいなって思う。詳しくはないけどもっといろんな雑音拾いそう。
溶けないように食べないと
笑
着物の袖から煙草を取り出すの洒落ててかっこいい。
川端康成はガンコそうなイメージだったけど、仲のいい三島由紀夫の前だからかおちゃめなおじちゃんって印象を受けたなぁ〜。
今更だけど後に彼は三島由紀夫にノーベル文学賞を譲るよう説得したそう。そのせいで三島由紀夫は川端康成のことを嫌いになったとか。
@@hir3508 様へ。その話、文学好きの間では当時結構広まって居ました。
Jimmy Osmer なんと面白い話だ
@@hir3508 その話、本当ですか?
@@hir3508 君はまだ若い老い先短い老人に譲ってくれぬか?感情がうまれたのかな
音質がなんでこんなにクリアなんだ。驚いた。
時々映ってるマイクの大きさと関係ある気がする
タイムスリップしたみたい😃
タバコ吸ってる姿も、三島さんのスーツの着こなし方、
背景の日本家屋。
どれをとっても素敵ですね。
お会いして色々話したいなー。
こうして聞くと,なんか川端さんは大阪弁っぽいなとか,三島さんは江戸弁っぽいなとか,伊藤さんは広島弁っぽいなと聞き取ったんだけれども確かに出身地を見てみればそうであった.特に伊藤さんは北海道の出であるのに何故だろうかと思ったのだけれども,何と父親が広島の三次という.言葉は確かに変わるけれど方言というのは確実に引き継がれているのだと感動した.
伊藤さんの「諸国」,「辞退」,「さっきの」,「そして」,「成り立ち方」などがそう思われました.
伊藤整さんも凄い、川端康成さんも凄い、三島由紀夫さんも凄い。
以前の日本人は、魂があって、凛としていて厳しさの中に真心があった。今とは全然違うんだ。
番組のスタイルが僕らの時代じゃん
新感覚派とかなんとか習ったけど、
動いてる姿を見るのは感動した。
人の話を聞く姿勢が凄い。話が終わるまで聞くところ。
三島さんは喋っても知性の塊だな
長時間の沈黙が良い
今のテレビやユーチューブでは絶対に見られない
自分が日常で話してる言語と同じ物とは思えないほどの美しさ
草とか言ってるのが悲しくなってきましたはい
三島由紀夫「それは草」
未来の人たちが同じようにみて 草を美しく感じるときがくるんやろか。(笑)
草で、あります。
確かにおじいちゃんが ワロタとか草生えるとか言ってたら嫌だもんね…
クソわろたですね。
こんな貴重な映像が見れるとは、なんて有難いのだろう。
ワイの家の3つ隣に住んでるおじいちゃんが完全に川端康成なんだが。
川端康成の親戚なんじゃない?
成仏してクレメンス
なんやかんや夢男夢に出てきた事ある奴0人説
逆に言えば、当時、本物の川端康成の家の3つ隣がコメ主さんってことやな
コメ主さん長生きやねぇ
「あのー」「えーっと」ってほとんど言わないんですね特に川端三島 淀みなく話していて聞き取りやすい
懐かしいですね。ありがとうございます
川端康成が喋ってる
写真でしか見たことなかった
この動画に巡り会えただけで奇跡を感じる。
何が凄いって、内容がほとんど理解できない。
supermoon 俺もwww
@Kakezou Channeru よくわからんがポジティブに受け取っておく。
ロバート秋山と既視感
出来たらこの作家御二人の略歴を知って一冊ずつでも読んでみれば、理解できると思いますのでお薦めします。
川端は自著が他言語に翻訳された形で審査されノーベル賞を受賞をしたことについて、それは自著それ自体が評価されていないため辞退するべきだろうかと言及した
三島は川端の執筆風景をみて、ノーベル賞の国家的栄華が、誰の為でもない、机上の苦しみや孤独から直接に生じたことに感銘を深くした
川端は苦しみは怠けた結果生じたのであると言った。伊藤は「怠け」を川端の文章に現れる、無為から生じた「間」に必要であったと考えた。そして三島は間について自分の思うところを具体例を挙げて語る。最後に川端が、その間の感覚が西洋人から俳句、連歌でひとくくりに指摘されていることに違和感を示した
文豪三巨頭の対談は、実に素晴らしい!
昭和の三賢人の凛として気品高いお姿を
拝見しました。
川端康成が照れ隠しで煙草吹かし始めるのが人間味あって好きだわ
Subtítulos en español por favor
本を訳語で読んで真実に感銘を受けることできるんかしら、とは思ってたけど川端康成も同じだったんやな
三島由紀夫さんのスーツ姿、昭和感が無く、素敵ですネ
日本の文豪さん達を1つの部屋に集めてどうでもいい事に何十時間も議論しているのをテレビで放送していたら絶対見るんだけどなぁ
今まで文学者のインタビューを落ち着いて見たことは無かったのですが、今回の川端先生のアップはとても興味深かった。表情か次々と移り変わって、お心の内側が見えてしまったようでちょっとハラハラ。
三島さんの話が鋭すぎる。三島さんは、視聴者や聞き手がどういう話を聴きたいかが本能的にわかる人だったのだろう。
川端康成と三島由紀夫はもちろん有名だし凄いんだが もう一人の男性は伊藤整という人でチャタレイ夫人の恋人を翻訳した人。
「翻訳が日本文学の永遠の宿命」って、本当に今に続いているのだから、それをあの時代言い当てるこの人達は凄いな。
これはとても貴重な動画ですね🙂❗
父親が生まれたのが60年代だから、この人たちが亡くなってからまだ50年くらいしか経っていないんだよね……。
そう考えるとすげー昔という感じがしないな。
話者「〇〇でね。〇〇ですね。」
相槌「えぇ」
話者「〇〇ね。〇〇ですからね。」
昔の人の会話によくあるイメージ。二・二六事件の時の会話もこんな感じだった
は?は?とか言ってたやつか。えーえーもあったけど
玉毛
丁寧なのか煽ってるのか分からない口調ですよねw
この時代の方達の日本語には固有名詞以外横文字がほとんど見受けられないのが新鮮です。
川端──伊藤さんに聞きたいんだけど。今度の受賞でですね、審査は翻訳でやってますね。
伊藤──そうらしいですね。
川端──だから僕は、翻訳者のおかげも非常に多いわけですけどね。おそらくいい訳だったんだろうと思うんですよ。それでまあ、翻訳ばかりじゃなしにね、まあサイデンステッカーとかキーンとか、フランスの作家なんかでもそうですけどね、私にかなり応援してくれてる人もあるんですよね。だから翻訳者が半分貰ったのか、あるいは三分貰ったのか分かりませんけどね。まあ日本語で審査されてない。非常に良心的に厳密に言えば、辞退するのが本当かもしらん。どう思われますか、そういうのは。
三島──それはとんでもないお考えで……
伊藤──しかしですね、それはやっぱり私ども賛成するわけにいきませんですね。私どもはやっぱり、外国の諸国の文学を日本語でほとんど読んでおります。私なんか英語を商売にした人間でも日本語で読んでおります。それでやっぱり分かったつもりでおりますから。いい翻訳だということもですね、何て言いますか……何て言いますか、やっぱり原作の再現をできるだけ忠実にやるということですから。まあ日本語で読んでもらうチャンスはなかなか、しばらくの間ないでしょうから。
川端──おそらくね。
伊藤──これはもうそういうことを、辞退するなんてことを考えていただくと困ると思うんです。
川端──まあねえ、そんなに深刻には考えないんですけれどもね。まあしかし、そういう考え方も確かにあるんじゃないかと思いますよね。
三島──ただそれはもう日本の作家の永遠の宿命ですね。
川端──ほとんど永遠に近いでしょうね。
三島──これから先、日本語が自由に向こうの人が読みこなせて、普通の教養の中で読みこなせる時代が来るとは思えない。
川端──前に東洋でタゴールが貰ったけど、あれはベンガル語で書いてるけども、おそらく英語で読まれたでしょう。
伊藤──あの人は英語で書いたんじゃなかったでしょうか。
川端──英語でも書きましたけど、ベンガル語でも書いたんじゃないですか。知りませんけど。私の読んだのは英語ですけどね。大変やさしい英語だった。だからそういう翻訳で賞を出すっていう例もあったんですかねえ。
三島──だいたい孤立言語のところはみんなそうでございましょう。あれはフランス語か英語、ドイツ語ぐらいまでじゃないですか。
伊藤──ユーゴスラビアなんていう人も、去年ですか一昨年ですか、ああいう人はやっぱり翻訳で読んだに違いないですねえ。ロシア語でもそうじゃないでしょうか。
三島──ただですね、このノーベル賞ってものは非常に華やかなものですけども、これだけ華やかな国家的な栄誉をお受けになる川端さんを拝見するとね、私はよく思い出しますのはね、昔、もう昭和23、4年頃でしたか、ここのお宅へお移りになった頃に伺いましてね、「これから仕事します」って言って向こうへ、書斎へお出でになるんです。その後ろ姿を拝見するとね、私はいつも俊成だと思ってたんですよね。また川端さんが、俊成の「火桶の体」と言うんですか、あれをお始めになるんだと。そして火桶を囲まれてウンウン言われるんだろうと思うとね、何とも言えない気持ちをしたことがあるんです。
(注:藤原俊成は高歌放吟せず、桐の火桶をいだき声を潜めるようにして歌を詠んだという逸話がある)
そうするとね、芸術の仕事というのは、こういう非常に孤独な苦しい深夜の机の上の仕事、これと国家的なこういう栄光との間を繋ぐものですね。これは実に不思議な働きだと思うんですよ。これが誰のためでもない、川端さんがお書きになったのは誰のためでもなければ、本当に芸術がそこで自然にできてですね、苦しまれて書かれた。それがこういうものに繋がるっていうのが、芸術のありがたみでもあり不思議でもあると思う。
他の仕事は何かで、広がりの上で掴まるわけですな。これはだからそうじゃないんです。深夜の川端さんのお机から直接に、このノーベル賞に通じている。その感銘が、私は非常に深いんですね。ことに川端さんがいろいろ社会的活動をされますけども、普段にぎやかな活動をされながらも、非常に仕事に苦しまれる方ですから、その孤独なお時間とね、これとを繋ぐものっていうのは私は一番感銘が深い。
川端──つまりしかし、苦しむってのは怠けた結果でね。
三島──そうおっしゃっちゃえばお終いですが(笑)。
川端──だけどまあ、怠けてるから今まで生きてたんでしょうね。そうするとノーベル賞も怠けた結果だということに(笑)。
三島──しかし怠け方ってのは難しいです。力まないということはとっても難しいことで、剣道の極意ですよ、それは。本当にどこにも力まないってのは。怠けるってことと力まないってことはほとんど全然別なことで、見た目が似てるだけだとは思いますですね。
伊藤──やっぱり文章でも川端さんは怠けていらして、ところどころでおっかない人になるわけですね。リラックスという言葉は違うんだけれども、無為の行間、何行かがあって、時々その無為ということを前提にしてある結晶が出てくるというのは、私は川端さんの文章の成り立ち方、でき方だと思うんですけども。そういうところで怠けて来られたっていうことは、ある意味じゃあ充実するための必要な行為であったということじゃないかと思いますが。
三島──例えば一番端的な例が「山の音」ですね。あの「山の音」で山の音が聞こえてくるところがございますね。あれは行と行がピーン、ピーンと、こうやって飛躍してるんですね。あの間がとても恐ろしいんです。あの行と行の間が。ああいうものはまあ、川端さん流に言えば怠けたから得られる効果なんじゃないでしょうか。
川端──それですか、西洋人が俳句とか連歌とかいうのは。
三島──ああ、かもしれませんね。そのジャンプするところです。
川端──まあ、そう異論は唱えるつもりはないですけどもね、俳句・連歌と片付けられても、ちょっと不服もあるんですけどね。まあ連歌なんかも連想の芸術でしょうけどね。一人の幻想じゃないですからねえ。
TransylvaniaBoogie
素晴らしいです
この文章だけでも非常に価値が高いです
芸術の本質と矛盾が現れてます
昔のヒト語彙力高スギィ!
@@hrt4493 mcバトルしてほしい
一現代人の頭の悪い感想になるけれど、使う人が使えば日本語は美しいなってやっぱり思うな
TransylvaniaBoogie ありがとう。
三島さんのスーツ姿がかっこよすぎる。
川端さん、動いてる。とても貴重な映像。三島さん、いくつだろう?話し方が昔の日本人って感じ❗「~みたいなあ、~っていうか」といった、今のしゃべり方と全然違う。とても勉強になります‼️
現代人と目の据わり方が違う
川端先生を囲んで、三島さんがじっくり話を聞いて呼応するのが素晴らしいです。」
真摯な生き方が自分を疲れさせちゃうんだろうな
たまにある変な間も心地よく思える
タゴールの英語を「たいへん分かりやすい英語で」って言うんだからやっぱり教養あるよなあ
このお二人が一緒に映ってるなんてめちゃくちゃ貴重
昔の文学者は「俺は特別な人間だ」と信じてるように見える。自分の美学や哲学には世俗を超越した価値があると疑ってないゆえの個性と存在感。今は良くも悪くも世間の反応に触れるのが簡単なので作家の個性が中和されやすい。
作家と読者の間に共感や協調はあるけど、得体のしれない表現を理解しようと読者側が必死に食らいつくような関係はすっかり無くなった。単純にどちらが優れてるという話じゃないけど、才能があっても世間を振り返るかぎり、行けない領域もあるような気がする。
三島が川端先生にヨイショしているのが面白いですね。
SATOSHI NAKAMURA 三島を世に送り出した、才能を見出したのが、川端ですからね。恩義は、感じてらしたのでしょう。
AB C
でも不思議ですよね。話し方からしてもやっぱり川端と三島は人が全然違うのに、三島がここまで川端を尊敬されているんですから。
XYZ JP 三島は自分と似たような人間を嫌っていたんだよ。多分現代でも大抵の人がそうだよ。
本心本音からの礼を思います。
三島の初期の作品は、川端の作品に近いものがあると思います。
現代の芸能界のどの人よりも貫禄が凄すぎる
俊成の名が出た時に川端康成がニコッと笑うシーンが印象的です
伊藤整が聞き手だというところに価値がある。
日本文学に限らず、歌もアニメもですな。
もののけ姫なんて悪意を疑いたくなるような翻訳だった。