古川宇宙飛行士と星出宇宙飛行士が盛山大臣を表敬訪問

【古川宇宙飛行士と星出宇宙飛行士が盛山大臣を表敬訪問】
　６月５日、盛山大臣は、古川聡宇宙飛行士と星出彰彦宇宙飛行士の表敬訪問を受けました。
　古川宇宙飛行士からは、昨年８月26日から本年3月12日までの国際宇宙ステーション（ISS）長期滞在中のミッションについて、星出宇宙飛行士からは、有人与圧ローバーなどの月面探査に向けた取組について報告いただきました。
　盛山大臣は、古川宇宙飛行士に「きぼう」の利用拡大や月面探査につながる成果をあげられたことに敬意を表し、４月の「与圧ローバーによる月面探査の実施取決め」の署名に一緒に参加した星出宇宙飛行士には、この署名が日本人宇宙飛行士のISSでの活躍を含めた長年の協力を通じた米国との信頼関係の構築の結果であるとの認識を伝えました。
　また、昨年12月にISS滞在中の古川宇宙飛行士と大学院生とともに実施したリアルタイム交信について触れ、若者に月や火星、宇宙に関して関心を持ってもらえるようにこれからも御活躍いただきたいと伝えるとともに、月面探査や民間による宇宙ステーションの開発など有人宇宙活動の更なる発展に向けて、宇宙飛行士の皆さんの活動をこれからもしっかりと支援していくと述べました。
　古川宇宙飛行士は、交信イベントの機会への感謝と、来年度（2025年度）に油井宇宙飛行士、大西宇宙飛行士が長期滞在を予定しており、しっかりバトンをつないでいきたいと話されました。
　また、星出宇宙飛行士は、NASA長官からも「日本とともに月面を歩く」という言葉をいただいており、心強いパートナーとして認められている。日本人宇宙飛行士が近い未来に月に降り立てるよう、JAXA飛行士一同、準備をしていきたいなどの決意を述べられました。