上田桃子も熱心に練習 難しい「脱力」辻村明志ゴルフレッスン第21回 水飲んで丹田意識して上体の力みを取る 呼吸落として脱力 六車日那乃選手が練習 レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞

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  • Опубліковано 5 бер 2023
  • 辻村明志(つじむら・はるゆき) 1975年9月27日生まれ、福岡県出身。11歳でゴルフを始め、千葉・学館浦安高時代に関東ジュニア選手権高校男子の部、関東高校選手権など優勝。日大では関東学生選手権優勝、朝日杯争奪日本学生選手権2位など。2000年8月にプロ転向し、01年9月に下部ツアーのアイフルチャレンジカップ・オータムで2位となった。11年以降に本格的にコーチとなり、上田桃子、松森彩夏、吉田優利ら女子を中心に多くのトッププロを指導している。
    六車日那乃(むぐるま・ひなの)2002年4月23日生まれ、埼玉県出身の20歳。身長154センチ。8歳でゴルフを始める。千葉・麗沢高2年時の19年に全国高校選手権2位。20年にナショナルチーム入り。日本ウェルネススポーツ大に進み、7月のツアーではホールインワンを達成した。目標はロレーナ・オチョア(メキシコ)
    今回のテーマは「力を抜く」ことです。力んでいる時に上体の力を抜くことは難しいのですが、呼吸を落とすことによって無駄な力を抜くことができるようになります。六車日那乃選手に実践してもらいました。
    力を抜くことは、最も難しいことです。試合になると緊張して腕がこわばったり、首が縮んだりします。すごくプレッシャーがかかった時は上体に力が入るからです。
     とはいえ、力を抜き過ぎたり緩んだりしてはいけません。程よい力の抜き方を会得することは、とても難しいです。力を抜くことについて、私は時間をかけて選手に伝えてきました。六車選手は次のように理解しています。
     「力を抜いた時に緩くもしたくないので、おなかの位置にしっかりと力が入ったまま脱力できれば一番良いと思っています。そのために、水を使って力まないようにしています」
     へその下辺りのことを「臍下丹田(せいかたんでん)」と言います。ここに力を入れれば良いのですが、はっきりとした場所が分からない人も多いと思います。そこで、水を一口飲んでみてください。飲んだ水が体内をすーっと落ちていき、最後にたまる所が臍下丹田のだいたいの位置になります。ここに呼吸を落とし込むのです。
     私の師匠に荒川博先生という方がおられました。プロ野球の選手やコーチ、監督として活躍され、王貞治さんに一本足打法を指導されたことはよく知られています。私が荒川先生に教えていただいたことは、力んでいる少年野球の打者に「力を抜け」と言っても打てないが、「呼吸を落とせ」と言うと肩がすっと下がってくる、ということです。
     ゴルファーも同じです。力を抜くことは難しいのですが、呼吸を落とすことによって肩の辺りの力感が抜け、堅い姿勢だったのが自然体になっていきます。また、下半身の安定感も出てくるようになります。
    上半身に力が入っていると下半身が安定していないので、構えた時に脇腹を押されるとぐらついてしまいます。しかし、下半身が安定すると少々押されても構えはぶれません。構えた時に呼吸をへその辺りに落とし込んでからしっかりと立てば、上半身が楽になり、押されてもびくともしないような下半身が安定した良い立ち方ができるようになります。
     上田桃子選手もよく練習中に水を飲んで、呼吸を落としてから打つ練習を繰り返しています。調子の悪い人は上半身が9、下半身が1くらいの割合でしか仕事をしてくれませんが、調子の良い人は逆です。上半身は力の抜けた状態、下半身はしっかりと地面を踏ん張っている状態で構える姿勢を身に付けることが大切です。
     試合ではすごく緊張します。そのことに気付けば、まだ遅くはありません。そんな時は大きく深呼吸をして、多くの酸素を体に取り入れてください。重心を下げながら上体の力が抜けていくと思います。力が入っている人は力を抜こうとして緩ませるのではなく、しっかりと呼吸を下げることによって上半身を脱力してみてください。
    【辻にぃ 心の声】
     先週、国内女子ツアーが開幕しました。私が指導する上田桃子選手と吉田優利選手は2人とも上位で予選を通過し、上田選手は最後まで優勝を争いました。オフのトレーニングの成果が出て、良いスタートを切れたと思います。
     このオフは優勝争いに加わる回数を増やして、チャンスがあればものにするということを主なテーマに取り組んできました。最終日に一番良いパフォーマンスを出せるように、徐々に状態を上げていくことができれば言うことはありません。最終日にアンダーパーで回ったり順位を上げたりして終わると、気持ち良く次の試合につなげることができます。
     吉田選手は勝ち気な部分が出て最終日にスコアを崩しましたが、反省点を話し合ったので問題はないと思います。人一倍の負けん気の強さと集中力を持っていて、先週の日曜日は最終ラウンドを終えるとすぐに沖縄から戻ってきて、夜にはもう練習を始めています。
     春先に一つでも勝てば良い意味の余裕が出てきますし、年間複数回の優勝も見えてきます。これからも優勝争いに加わっていって、勝つことができれば…、と期待しています。
    取材協力 丸山ゴルフセンター(船橋市丸山4-4-1)
    (電)047-438-0934
    中日スポーツ
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