茶のとが(小唄備忘録500番その187)田﨑義明(小唄と三味線)

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  • Опубліковано 28 вер 2024
  • 飲んだお茶のせいか寝つかれぬ初夏の夜、三味線をそぞろ爪弾き、薄月夜に心境を重ね、鳴く時鳥に思いを託した小唄です。ゆったり沁み入るような曲調で、後半、時鳥に準えた三味線の音も一興です。
    解説:「茶のとが」は、科(とが)です。「河竹」は憂きを掛け、川辺で浮き沈みする竹を不安定な身の上に例えています。「水調子」は、三味線の絃を基準音(一本=一の糸をA(ラ))より低くした調子で、「川竹」から掛かっています。「涙ににじむ薄月夜」からは、つい涙ぐんでぼんやり見える薄月夜は、傘を持つ程ではないけれど、曇りがちな我が胸に似た月夜であるということです。「晴らす雲間の時鳥」は、自分の雲った胸の内を晴らしてくれるかのように、時鳥が一声鳴いて飛んでいくということです。
    明治中期。小唄備忘録500番―その187「茶のとが」(2分7秒)
    画は、梶田半古「杜鵑一声」(女性あり)と、上村淳之「時鳥」です。

КОМЕНТАРІ • 1

  • @tazakishamisen2kouta
    @tazakishamisen2kouta  Рік тому

    まれに低評価をされる方がおられますが(直近5月2日)、是非ご意見を頂ければ幸いです。