彼女は始めから死ぬつもりだった。だから弁護士に証拠と伝言を残した。ナースのコスチュームは死に装束。彼に何らかの方法で自分を殺させるつもりだったはず。薬で眠らせるなりして彼が殺したように仕立てて、朝になって「俺はやってない!何も覚えていない!」といわせるために。キャシーのネックレスをコーヒーショップに残し、ニーナのネックレスを着けていった彼女は自殺を殺人に仕立て上げる事でアルの人生にニーナが一生つきまとうようにするのが目的だった。promising young womanには、そんな小細工は簡単だから。
エメラルド・フェネル監督の『Saltburn』といい、本作といい、主人公のキャラクターが強烈です。
キャリー・マリガンが演じる本作の主人公も、過去、友人におとずれた不幸から
復讐にも似た感情を抱き続け、対象者ひとりひとりに強烈な復讐をしていく。
冒頭から男を騙し(ハニートラップにかけ)、やはり男はクズばかりと言わんばかりではあるが、
実際、過去に起きたことがその通りであり、主人公に話しかけてくる男もそんなやつばかりであるが故、
彼女の中で確信になっていったのだろうと思います。
ラストもヒネリがあって、実に面白いと思いましたし、なんとも深く考えさせられる作品に昇華していたと思います。
本作をいつか観なくては・・・とは思っていたものの、過日観た『Saltburn』に背中を押され、鑑賞しました。
鑑賞後に酒匂さんと竹内さんの対話を聴くと、あらためて映画が記憶に刻み込まれます。ありがとうございます。
竹内さんにも鑑賞いただきたいですが、もし酒匂さんとTさんが『Saltburn』を鑑賞されましたら、感想をお聞きしたいです。
「SALTBURN」気になります!
今日からアマプラで配信なので早速観ました。とても良かったです。
キャシーが不憫なんですが本望を遂げたと思います。
映画を家で観る時は集中出来ない事が多いのですが、この作品は一気見でした。
邦題はこれ以上はないと思います。プロミッシング・ヤング・マンの皮肉ですからね。
ちなみに小山田さん事件すっかり忘れてました。
本当にキャシー不憫でした、特に二度目が😢
「成人の日」に、☀️🙋❗
本作品を鑑賞し、堪能された方には、見逃してほしくない傑作『ソルトバーン』を、先ほど鑑賞し、堪能を‼️👏
残念ながらスクリーンでの公開はなく、アマプラの配信で鑑賞しましたが、なんとも言えない後味が、クセになるかも‼️🙌
お2人は何故か加害者側に共感しているようですが、私はキャシーにとても共感しています。
2度目の絶望は無いと思います。
唾を吐くシーンやビデオを躊躇なく見せるところ、ライアンと付き合い始めても男への復讐もしている事から分かるように、
ライアンには本気の好意は持っていない。
全てが復讐。
それは、ニーナを差し置いて自分が幸せになる事はとても考えにくにからです。
むしろ、キャシーとニーナが恋人関係であったと考えます。
私は邦題は「キャシーとニーナ」しか思い付きません。
この様な話題作は、コメントなどを踏まえて、DVD販売、配信などのタイミングで2度3度、考察されてみてはいかがでしょうか?お時間に余裕があればですが、、
あと、子供の頃、好奇心で虫を殺したのとは全く次元の違う話だと思います。
これからも拝見させていただきます!
コメントありがとうございます。
加害者に共感するつもりは毛頭ありませんが、そのような印象を抱かれたのであれば言い回しが良くなかったのかもしれません。
深くお詫び申し上げます。
本作での加害者やそれを見て見ぬふりした輩は相応の罰を受けて然るべきだと思います。
ただ、昨今の風潮で事実を把握できない、当事者ではない第三者がSNSで執拗にバッシングするのも行き過ぎだと思います。
キャシーとニーナの関係はおっしゃる通りだと思います。
次元は違うのですが
自らは罪を犯してないか振り返させる作品でした。
これからをシネマサロンをよろしくお願いいたします。
@@cinemasalon 度々、失礼な物言い申し訳ありません。
丁寧に返信していただきありがとうございます。
男女で感想が違うのは当然かもしれません。
仰る通り、行き過ぎたネットでのバッシングは良くないと思いますが、今作はその様な内容ではなかったように思います。
これからも楽しみに動画拝見させていただきます!😊
@@cinemasalon
あと、単に酔った女の子を誘う、
幼い頃に虫を殺してしまうという
日常のちょっとした反省と、確実に一線を博している事を表す為の、キャシーの殺害描写の生々しい超長回しと思っています。
おっしゃる通りですね。
監督の狙いが明確なので、レイプやそれに伴う周囲の反応、差別とは違うことはわかっているのですが自らの越し方を振り返させられる事になりました。
@@cinemasalon くだらない持論を長々とすみません。
シネマサロン様の感想を聞いて、自分と重ねてこれまでを反省するなんて、とても優しい誠実な方なんだなと思いました。
女性側に立つとこんなにも残虐なことをされるレイプなのに、
若気の至りでとか、自慢とか、男ノリだからということで許されようとすることがもう通用しないのだということ
性的同意のないもの、はいっと言っていないものはレイプにあたる ということを性教育をアップデートしていただきたいですね。
女性の痛みが辛かったですね。
さらには同性の中にも同罪に近い人達がいたことが問題の深刻さを抉り出したように思います。
明らかに時代は変わりましたが、変わりきれない人もたくさんいるのが残念ですね。
おっしゃる通り、家庭内も含めて教育で変えていく必要があるように思います。
ようやく観ました。ズシンとくる重い作品。
男性と女性の置かれた立場の違い、女性と男性が持つ視線の違い、女性と男性に対する視線の違い、
これらが主人公を通して突きつけられる。
何ともやりきれず、痛々しく、また自らのこととして振り返らざるを得ない。
脚本が素晴らしく、グイグイと引き込まれ「面白い」のだけど、重く引きずられるような鑑賞後感が残りました。
これもまた映画の豊穣さのひとつですねえ。
そうなんです。素晴らしい映画なんですが、主人公が不憫すぎて😢
サイコーの映画でした!私にとっては、ぜんぜん後味悪くなかったです。スッキリしました。この差はなんでしょう。。笑
コメントありがとうございます。
私は主人公があまりにも可哀想過ぎて後味が悪くなりました、涙
彼女は始めから死ぬつもりだった。だから弁護士に証拠と伝言を残した。ナースのコスチュームは死に装束。彼に何らかの方法で自分を殺させるつもりだったはず。薬で眠らせるなりして彼が殺したように仕立てて、朝になって「俺はやってない!何も覚えていない!」といわせるために。キャシーのネックレスをコーヒーショップに残し、ニーナのネックレスを着けていった彼女は自殺を殺人に仕立て上げる事でアルの人生にニーナが一生つきまとうようにするのが目的だった。promising young womanには、そんな小細工は簡単だから。
アカデミー賞脚本部門受賞と評判の高さから期待値を上げ過ぎて、個人的には評判程かなという印象でした。良くできている作品なのは間違いないですが、ラスト含めて釘付けになるシーンや展開が個人的には無かったのが少し物足りないなと感じてしまいました。
同日公開の「少年の君」が傑作だったので、こちらの作品も取り上げて頂けると嬉しいです。