クラシックギターの選び方(ここだけは分かって欲しいところだけ)

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  • Опубліковано 6 вер 2024

КОМЕНТАРІ • 7

  • @omochipanda8_8
    @omochipanda8_8 Рік тому +4

    しまった!動画気が付きませんでした 勉強になります!!

  • @GA-ct7le
    @GA-ct7le Рік тому

    ayers guitar japanさんは倍音の豊かさを売りにしているのですが、倍音の豊かな楽器は良い楽器というのは、本当でしょうか。
    倍音の多い楽器、少ない楽器の違いは、主にギターの構造のどの部分で決まるのですか。

    • @KazuhiroYoshizumi
      @KazuhiroYoshizumi  Рік тому

      コメントありがとうございます!私もあの楽器の宣伝を見て興味を持ちました。ウクレレだけ触ったことがありますが、倍音が多いという印象は持ちませんでした。
      私のギターの音の評価基準である「木鳴り、箱鳴り、地鳴り」では、「木鳴り」の要素(表面板のたわみがあり、地鳴りが少ない、小ぶりで軽い楽器)が強い楽器は弦の倍音を拡声しやすいかもしれません。
      あとラミレス3世のギターは倍音が多い特徴があると言われています。これは「箱鳴り、地鳴り」の要素が強いということなのですが、ボディが大きくエコーが残りやすいこと、ローズウッドなどの重たい材料が遅れて振動しだすので、倍音のように聴こえるというものです。
      私は倍音の出方でクラシックギターの良し悪しを評価することはしません。世間で言われるところのクラシックギターの特徴、「音色が多い楽器」が良い楽器の要素だと思っています。それは楽器全体から色々な音が聴こえてくる構造をしていて、鳴らないところを作らないというのが良い楽器(伝統的な音作りの楽器)の条件だと思っています。

    • @KazuhiroYoshizumi
      @KazuhiroYoshizumi  Рік тому

      鳴らないところを作らないというのは...
      戦後のクラシックギターに出てきた概念で、より表面板を振動させようと、側板や裏板を必要以上に厚く頑丈にする設計の逆を指します。

    • @GA-ct7le
      @GA-ct7le Рік тому

      鳴らないところを作らないということは、裏板もしっかり振動すると思うのですが、ある方のブログ記事で、裏板が振動すると表板の振動とぶつかりあって相殺してしまうような事が書かれていました。裏板を振動させるバイオリンのピッツィカートのサステインが短いのはそのせいではないか、スモールマンのサステインが長いのは裏板が振動しないからではないか、と推測されていました。サステインが長ければ良い楽器だとは全く思っていませんが、吉住さんはこの辺はどうお考えになりますか。
      クラシックギター製作家にバイオリンのような魂柱を使う試みをされた方は、おられるのでしょうか。ご存知であれば教えていただけないでしょうか。すごく興味があります。

    • @KazuhiroYoshizumi
      @KazuhiroYoshizumi  12 днів тому

      @@GA-ct7le
      お返事ができていなくて申し訳ありません。大変興味深いテーマだと思います。
      私も完全にギターの構造を理解しているわけではありませんので、あくまでも私が実験して得られたファクトでお話しさせていただければ、表面板の振動を相殺する裏板の共鳴周波数というのは事実あると思います。逆を言えば、表面板の鳴りを増幅させる裏板のチューニング方法が存在してもおかしくないと思います。私はクラシックギターのレパートリーを考えた場合のギター全音域のバランスにおいて、6弦開放弦に近いところにウルフトーンが落ちるのがトーレスが示した手本の一つと考えており、用いる材料の強度やボディサイズにおける制限を考慮しながら、どこまで裏板を薄くチューニングできるかが重要であると考えています。
      ちなみにスモールマンの場合は、裏板に削り出しの木材を使うのではなく、ラミネート材を使用します。薄いべニアを何枚も接着して裏板を製作する際に、アーチ構造を持たせることで強度を確保し、裏板に通常ある3本の力木を省略し、裏板の振動面の極大化を考慮していると考えます。ゆえに、スモールマンのウルフトーンはそれなりに低くかったと記憶しています。また、強度を得るためにAフレームをボディ内に持ち、重量を増やす特徴も兼ね備えていますので、地鳴りによる低音も非常に大きいです。
      魂柱は裏板に駒の振動を伝える部品と世間では言われていますが、ギター的に考えると、表面板をたわませて木鳴りを増幅させるための部品と考えることができます。しかしギターはバイオリンと違い、テールピースとブリッジが一体化しており、弦を張れば自動的に表面板がたわみ、魂柱を立てたのと同じように木鳴りが増大する状態となりますね。
      以前に南米の古い楽器で、ボディ上の指板がある位置の内部、表面板とネックエンドの足部分の間に突っ張り棒のような丸い棒材がある楽器を見たことがあります。これは場所的に表面板やネックの強度を考えて取り付けられたか、ボディ上の指板の音域の音色の違和感を少なくする意図があったと思われます。バイオリンのそれとは、意味が違うものです。上記楽器とは違う位置、特にサウンドホールよりもブリッジ側の位置に魂柱を立てると、弦高が必要以上に高くなったり、表面板が割れる可能性が高いですね。お勧めはしないです。楽器に見合った適正なテンションの弦を選ぶことが肝心です。

    • @GA-ct7le
      @GA-ct7le 12 днів тому

      @@KazuhiroYoshizumi
      ご丁寧な返信ありがとうございます。
      よく理解できました。
      また、質問になってしまうのですが、ギターの表板はよく経年によって膨らんで弦高の変化、ブリッジが飛ぶ原因にもなりますから、無理矢理矯正して直す方もいるようですが、木鳴りのことを考えると余程のことがない限りそのままの方が良いのでしょうか。
      また、製作家の方はその変化も考慮して製作されてるのでしょうか。