【生配信】『機関精神史』ライヴ!後藤護さん登場!

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  • Опубліковано 28 лис 2024

КОМЕНТАРІ • 2

  • @azzurroazzurro1523
    @azzurroazzurro1523 3 роки тому +4

    私の後藤さんについてのイメージは、花田清輝の老獪さをベースに平岡正明の無頼さが加味された人というものだったので、今回の放送には満足しました。
    花田清輝→種村季弘→高山宏の系譜をちゃんと表明されているのもいいですね。高山宏さんの世代は結構、澁澤龍彦より種村季弘という人が多かったというのが私の当時の印象なのですが、種村さんの流れを継承される方達がいるというのは心強いです。種村さんが亡くなるちょっと前に私が電話を入れたとき、種村さんがユーラシア全般に渡る思想の流れというか、イメージの流れの話をされていて、誰かがそれを継承しないだろうかと思っていました。今回の「機関精神史」の特集はその第1歩かもしれないという妄想を抱いています。
    実は私も澁澤作品の中国語訳について検索したことがあり、そのときの印象では澁澤の中国での人気の火付け役は『文豪ストレイドッグス』の500人以上の異能者を自殺に追い込んだ龍頭抗争の影の首謀者澁澤龍彦でした。勿論翻訳自体はもっと前から企画されていた訳で、その編集者を探り出したのは大功績ですね。翻訳の続出とアニメがいいタイミングで重なったのでしょうね。
    風格主義については、マニエリスムの中国語の訳語には、矯飾主義(矫饰主义)、風格主義 (风格主义)、手法主義 があり、矯飾は「大袈裟な、不自然な飾り」(これが綺想に近いでしょうか)、風格は「style、様式」、手法は「方法」のことです。
    風格は中国語では日本語のニュアンスと違って、style、 様式の一般的訳語なので、私は後藤さんのようには反応できなくて(意図的な創造的誤読という戦略かも)、それが私の限界なんだろうと思っています。以前から後藤さんのツイートを読んでいていつも上手い切り口や概念化に舌を巻いていました。
    韓国の이종흡 イジョンフプに関しては、私の勘違いのようです。
    著書はあれだけで、あとはフランシス・ベーコン『学問の進歩』やkeith thomas"religion and the decline of magic"の翻訳に携わっていたようです。後藤さんが書影を出していた『魔術、科学、人文学』に収められているかもしれませんが、「フランシスベーコンにおける錬金術と修辞学」という論文も書かれているようです。
    やはり後藤さん達は面白いですね。
    「機関精神史」売れるといいですね。