【宮台式人類学③】近代社会の近代以前の前提を忘れたアメリカ社会学とテック革命

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  • Опубліковано 7 лют 2025
  • 宮台真司が語る人類と社会、名づけて「宮台式人類学」。
    第3回目配信。テーマは、「近代社会の近代以前の前提を忘れたアメリカ社会学とテック革命」。
    宮台はまず、民主的な制度の下で苛烈なナチスの全体主義の社会が生み出された問題に挑んだ「ドイツ社会学」を取り上げる。その後、第二次世界大戦後の社会形式の変化の上に、合意の形成に基づく民主制の失敗が起こりづらくするための”呑気な”「アメリカ社会学」が誕生した経緯に触れている。その時、「民主制の民主制以前の前提」を問うことがない社会学が生まれたのである。
    その後、1960年代に、公民権運動以降にアメリカでは、「変革の可能性はどこから来るのか」を追求する社会学が主流になり、現象学的社会学やシンボリック相互行為論などの「意味学派」が生み出されたのである。さらにその後近年になって、「1人の天才と1万人の雑魚」から成る世界を唱えるイーロン・マスクが夢見るような、富の配分がなされる社会が到来しつつあることを、哲学者リチャード・ローティーに言及しつつ宮台は示唆する。
    その上で、新反動主義者と加速主義の時代の流れを、「競争を資本主義の癌と見る」ピーター・ティール、「市場のニーズではなく輝かしい体験による独占を目指した」スティーブン・ジョブス、「自動車所有権の廃止と運転からの自由を唱えて「テスラ」を経営する」イーロン・マスクの思想と行動の中に整理している。
    脳細胞がスパークする宮台真司先生の講義、その第3講!
    〈出演者〉
    ▼宮台 真司 (みやだい・しんじ) 社会学者。映画批評家。1959 年 3 月 3 日仙台市生まれ。京都市で育つ。権力論、国家論、宗教論、性愛論、 犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で単著30冊ほど、共著を含めると100冊ほどの著書がある。著作には『14 歳からの社会学』『日本の難点』『〈世界〉はそもそもデタラメである』『絶望から出発しよう』『正義から享楽へ』『崩壊を加速させよ』『聖と俗 対話による宮台真司クロニクル』など。キーワードは、全体性、ソーシャルデザイン、アーキテクチャ、根源的未規定性、アフォーダンス、生態学的思考、進化生物学的思考、人類学的思考、「言葉・法・損得=社会」への閉ざされ(=クズ)/開かれ(=子供とかつての大人)など。
    ▼加藤志異(かとうしい)妖怪絵本作家。1975年岐阜県生まれ。世界中のみんなと協力して、どんな夢でもかなえる妖怪になるために修行中。早稲田大学第二文学部卒業。絵本ワークショップ あとさき塾出身。絵本の作に『とりかえちゃん』(絵:本秀康/文溪堂)、『ぐるぐるぐるぽん』(絵:竹内通雅/文溪堂)、『せかいいちたかい すべりだい』(絵/山崎克己/大日本図書)等がある。主演ドキュメンタリー映画 『加藤くんからのメッセージ』(監督 綿毛)がイメージフォーラム・フェスティバル観客賞受賞、全国各地で劇場公開、vimeoで配信中。界隈塾塾長。早稲田大学ゲスト講師。豊田市立根川小学校創立150周年記念講演会講師。三鷹天命反転住宅在住。
    ▼伊藤雄馬
    言語学者。1986年生。タイ・ラオスで話されるムラブリ語を中心にフィールドワークを行う。大学教員を経て、2020年から独立。ムラブリ語が母語の次に得意。2022年公開のドキュメンタリー映画『森のムラブリ』(監督:金子遊)に出演し、現地コーディネーター、字幕翻訳を担当。著書に『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』(集英社インターナショナル)、『人類学者と言語学者が森に入って考えたこと』(教育評論社、共著)など。
    〈制作〉
    ▼スラウェシの犬
    #ワイマール憲法#ドイツ社会学#タルコット・パーソンズ#アメリカ社会学#社会革命の可能性#リチャード・ローティー#ピーター・ティール#スティーブン・ジョブズ#イーロン・マスク

КОМЕНТАРІ • 1

  • @reflective0514
    @reflective0514 Місяць тому

    宮台真司は大屋雄裕からのルソー一般意思解釈に関する批判に応答したのかな?