よく見るのに名前を知らないトンボはアキアカネの仲間だった【ノシメトンボ】
Вставка
- Опубліковано 11 жов 2024
- 身近であえる昆虫写真集
amzn.asia/d/io...
ノシメトンボ
和名:ノシメトンボ
学名:Sympetrum infuscatum
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>トンボ目>不均翅亜目>トンボ科
分布:北海道・本州・四国・九州
大きさ:40-50mm
時期:6-11月
食料:昆虫など
越冬態:卵
生息:樹林、林縁
ノシメトンボ
熨斗目蜻蛉
学名:Sympetrum infuscatum
アキアカネと並んでよく見られるアカネ属の普通種。日本全国に分布する。
和名は成虫の腹部の黒い斑紋が熨斗目模様に似ていることに由来する。地方によっては「クルマトンボ」の俗称がある。
成虫は赤とんぼの中では最大になる種の一つ。特に西日本の個体では大型化する傾向がある。体長37~52mm、腹長22~35mm、後翅長25~39mmで雄雌ほぼ同じ大きさ。
翅の先端が褐色に縁取られているのが最大の特徴で、飛んでいる時でもよく目立つ。雄雌とも顔面の額上部に小さな眉班を有する個体とこれを欠く個体とがある。
同様な褐色斑を持つコノシメトンボ、リスアカネにも似るが本種は特に腹部が細長く、印象はかなり異なる。
成虫は6月下旬頃から羽化し、11月下旬頃まで見られる。平地から低山地にかけての、周辺に林地のある比較的開けた池沼、水田に多い。
羽化した成虫は周辺の林地や林縁に移動し、体が成熟するまで摂食活動を行う。アキアカネとは違い、羽化水域から離れた高標高地まで集団移動することはない。
未熟なうちは雌雄とも体色は黄褐色をしている。成熟すると全体的に黒味が増してくるが、雄の腹部背面は暗赤色に変化し、雌では橙色が濃くなる程度である。
本種は赤くならない赤とんぼである。翅の褐色斑の大きさには変異があり、寒冷地ではほとんど消失している個体も見られる。
成熟したオスは水辺に戻り、抽水植物先端にとまって縄張りを形成。他の雄の侵入に対して一旦は強い縄張り占有行動を示すが、明確な縄張りの範囲を持たず、
長時間にわたって一定の範囲に固執することは少ない。また、他種の侵入に対しては比較的寛容である。そして雌を見つけるとすぐに交尾する。
産卵は水のない池畔の草原や水田の稲穂の上などで、緩やかに飛びながら上下動を交えて卵を振り落とす連結打空産卵を行う。水のある場所には産卵しない。
雌雄が連結したまま行うことが多いが、途中で連結を解いて雌の単独産卵に移行することもある。
この場合は雄が上空でホバリングをしながら、または付近に静止して雌の産卵を警護をすることもあるが、長時間は持続しない。
秋に産み落とされた卵はそのまま越冬し、翌春産卵場所が増水して水面が上昇し水没した環境下で孵化し幼虫となる。幼虫は赤とんぼ型のヤゴで体長は18mm程。
発生は年1回で6月下旬~11月中旬にみられる。越冬態は卵。本種は成熟個体であっても人間に対する警戒心が比較的薄いとされる。
翅の先端が褐色になるよく似た種類にコノシメトンボ、リスアカネがある。成虫の一般的な大きさはこの三種の中ではノシメトンボが最も大きい。
国内では本土全域に分布し、島嶼では対馬で記録がある。国外では朝鮮半島、中国大陸(華北~華中)、沿海州(ウスリー)、南千島に分布する。
食性は若齢幼虫はミジンコ類、中齢以降はユスリカ類やハナアブ類、カゲロウ類、カワゲラ類、トビケラ類などの幼虫、両生類幼生(オタマジャクシ)など。
成虫は小型~中型の鱗翅目、ハエ、ユスリカ、アブ、小型のトンボ類などの飛翔性昆虫のほか、カゲロウ類、カワゲラ類、トビケラ類などを食べる。
天敵はカマキリ類、ヤンマ類やサナエトンボ類など大型のトンボ類のほか、造網性クモ類など。
#昆虫 #虫 #生き物
埼玉県内特にさいたま市で発見できる生き物情報です。
地元埼玉で長年暮らしてきましたが、注意深く観察することで発見したことや
知っていた生き物の意外な一面などを発見して楽しんでいます。
基本的に採集は行っていません。
ほぼ触れる事もなく、生き物のありのままの状態を撮影しています。
おそらくマユタテの♀じゃないですかね?
これはコノシメトンボですね。
ご指摘いただきありがとうございます。勉強不足すみません。本日あらためて同じ場所に行くと同じトンボがとまっていましたが思っていた以上に小さかったです…。