KATO EF56 東北本線郵便・荷物列車

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  • Опубліковано 14 жов 2024
  • この動画では晩年のEF56形がけん引する東北本線の荷物列車を再現しました。
     EF56形電気機関車は、国鉄の前身である鉄道省が、1937年(昭和12年)から製造した直流用電気機関車です。
     本形式は、旅客列車牽引用に性能的にはEF53形をベースに、暖房用の蒸気発生装置(SG)を追加して冬季の暖房車の連結を不要とした画期的な形式でした。川崎造船所(川崎重工業)・川崎車両・三菱電機・日立製作所で12両が製造されました。
     パンタグラフは、機器(SGボイラー)配置の都合で中央に寄せて取り付けられており、形態上の特徴となっています。1937年製の1 - 7号機は丸みを帯びた車体で、1940年(昭和15年)に製造された8 - 12号機は角張った車体に変更されるとともに先台車が外側軸受方式に変更されました。13号機として製作されていた車両は、出力増強型の電動機を装備したため、EF57形(EF57 1)として落成しました。
     新製当初は東海道本線で優等列車の牽引に充当されました。また6号機については、お召し列車の牽引機として指定され、車体裾部に金色の装飾帯が取り付けられている等の特徴があり、EF58形の60・61号機の登場まで、EF53形とともにお召し列車の牽引に用いられました。
     戦後も、EF57形やEF58形とともに東海道本線の普通列車運用を中心に使用されていましたが、東北本線の直流電化区間の延伸に伴い、1958年(昭和33年)に沼津区から宇都宮区に転属し、客車列車牽引用として使用されました。
     1961年(昭和36年)にEF57形が宇都宮区に転入すると、両形式は共通運用され、蒸気暖房装置の自動制御化改造も行われましたが、EF57形に施工された電気暖房装置への取替え工事対象から外されたため、EF57形の改造が終了した時点で再び運用が分離され、EF56形は荷物列車の牽引が主になりました。
     1969年(昭和44年)より、5両が山陽本線急勾配区間の「瀬野八」補機用のEF59形に改造され、残りの車両は引き続き荷物列車や夏期の臨時急行列車の牽引に充当されましたが、EF58形の転入に伴い、1975年(昭和50年)に全車廃車されました。また、EF59形に改造されたものも、1987年(昭和62年)までに廃車されました。
     荷物列車(にもつれっしゃ)とは列車の種類の一つで、主に鉄道小荷物などの輸送を目的に設定されていました。列車の区分としては、旅客列車に含まれます。国鉄では全国規模で荷物列車の運行が行われていたほか、私鉄でも専用の荷物列車を設定していた例があります。これに使用する車両は荷物車と呼ばれています。荷物輸送は旅客営業に付帯するチッキをルーツとしており、そのため荷物輸送は旅客営業に属しています。主な輸送品として手荷物、小荷物、郵便、新聞、雑誌等があげられます。
     1872年(明治5年)の官設鉄道の旅客営業開始とともに手荷物輸送が開始され、翌1873年(明治6年)には太政官布告により小荷物輸送制度も発足しました。1907年(明治40年)3月16日、初の荷物専用列車が郵便車3両・荷物車1両の編成により新橋~神戸間で運行が開始されましたが、この列車は短期間のうちに運行を終了しました。その後1927年(昭和2年)、東京省電区間において電車により荷物専用列車が運転され、1929年9月15日のダイヤ改正から東京~大阪間にも荷物列車1往復が設定されました。戦時期を挟み、1952年(昭和27年)9月から東京~鳥栖間、上野~青森間、函館~岩見沢の各区間に荷物列車が新設され、1958年(昭和33年)10月改正では上野~仙台間(常磐線)にも荷物列車が運行されるなど荷物列車の運行区間は拡大していきました。
     1960年代、新聞・雑誌の発行部数増加に伴い国鉄の小荷物取扱量は急増しました。国鉄は小荷物取扱量の増加と旅客列車の電車・気動車化による高速化に対し、客荷分離による荷物輸送の専用列車化を推し進めていきました。1961年10月改正では荷物専用列車が大幅に増発され、1968年(昭和43年)のヨンサントオ白紙改正から急行荷物列車の運行とパレット輸送も始まり、さらに今後の方針として拠点間輸送を推進していくことが確認されました。このように1960年代は国鉄の荷物列車の発展期でした。
     1973年(昭和48年)、1979年(昭和54年)の2度に渡って発生したオイルショックにより国鉄の小荷物輸送は転機を迎えました。オイルショックによって引き起こされた経済停滞による産業界の輸送需要の縮小に対し、トラック輸送業界は小荷物輸送サービスに活路を見出そうとしました。1976年(昭和51年)にヤマト運輸が「宅急便」の名称で小荷物輸送サービスに進出後、トラックによる宅配事業は急拡大していきました。この結果、本来的に採算性に問題を抱えていた国鉄の小荷物輸送はとどめを刺されることになりました。1975年(昭和50年)度には年間7000万個の小荷物を輸送していたのが10年後の1985年(昭和60年)度には1200万個と六分の一近くにまで急減し、小荷物輸送におけるシェアは著しく低下しました。国鉄も輸送の効率化を進めるべく引き続き荷物列車の拠点間輸送を目指していましたが、利便性と機動性に優れた宅配便に太刀打ちできずヤマト運輸の「宅急便」サービスの全国ネットワークが完成した1986年(昭和61年)、11月のダイヤ改正で荷物列車は廃止されました。

КОМЕНТАРІ • 9

  • @ef-eo4xh
    @ef-eo4xh 17 днів тому +1

    わたしもEF56牽引の郵便荷物列車を堪能しているところです。
    56も荷物列車も、全く記憶に無い世代ですが 現代にはない魅力を備えていますよね。
    編成も正解というものがなく、青ボディ茶ボディ自由に並べ替えて遊べるのが楽しいです。
    現金輸送のマニ30を含めてマニアックな10両編成がたまりません❤

    • @JapaneseNationalRailways2020
      @JapaneseNationalRailways2020  16 днів тому

      小荷物・郵便ともにトラックに負けてしまい、鉄道では輸送されなくなって久しいですが、旅客の輸送も北海道など地方は危機的な状況になっていますね。

  • @yanaチャンネル
    @yanaチャンネル 11 місяців тому +1

    なんだか歴史を感じますね。🤗

    • @JapaneseNationalRailways2020
      @JapaneseNationalRailways2020  11 місяців тому +1

      ありがとうございます。このチャンネルでは1980年代以前の列車中心に再現していますので、結果として日本鉄道博物館のようになっています。

  • @makoto7763
    @makoto7763 11 місяців тому +1

    今度、このEF56をベースに改造したEF59瀬野機関区仕様がKATO京都店さんから発売されるそうです。

    • @JapaneseNationalRailways2020
      @JapaneseNationalRailways2020  11 місяців тому

      情報ありがとうございます!へえそうなんですか。店舗でしか買えないんですかね?

    • @makoto7763
      @makoto7763 11 місяців тому +1

      @@JapaneseNationalRailways2020 KATO京都店さんの通販のみらしいです。21号機と22号機が販売されるそうでもう22号機は予約受付終了してました・・・。21号機は近日中に予約受付するそうです。

    • @JapaneseNationalRailways2020
      @JapaneseNationalRailways2020  11 місяців тому

      情報提供ありがとうございます。確かに最初のものは予約受付終了になってました。

    • @makoto7763
      @makoto7763 10 місяців тому

      11月25日よりKATO京都店さんからEF5921号機瀬野機関区仕様が予約受付開始しました。僕はすぐ予約しました😊ちなみにこのEF5921号機はJR貨物広島車両所で保存されてます。