いつくしみ 歌唱とピアノの為の歌曲

この作品は2017年の冬に作曲しました。
「いつくしみ」という曲の背景には、
私が幼いころから小鳥が好きだったことがあります。
物心ついた時から小動物に愛着を抱き、
すずめ、十姉妹、メジロなどの小鳥を飼っていました。
また、ニワトリや高校生の時にはシマリスも飼っていました。
特に小鳥には縁があり、よく怪我をした小鳥に出会います。
そんな小鳥たちを治療し、自然に帰す経験が多くありました。
時には怪我をしたイタチの仔のお世話をしたこともあります。
この曲は、そんな私の気持ちを表現したものですが、
実は小鳥が主人公なのです。
この小鳥は渡り鳥のようで、雪がちらつきそうなある朝、
玄関の先の道路で小さくうずくまっているのを見つけました。
かなり弱っていて、私が近づいても逃げる元気がありませんでした。
寒さと食べ物に困っていたのだと思います。
この小鳥との思い出を胸に、創作しました。