多機能洗面台からシンプル洗面台にした方がいい理由

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  • Опубліковано 13 чер 2024
  • 今回も先日紹介させていただいた大島健二先生が書かれた「住まい方解剖図鑑」の中から、すごく参考になったことについて解説します。
    テーマは、多機能洗面台からシンプル洗面台にした方がいい理由についてです。
    今普通に売っている住設メーカーの洗面台は、多機能洗面台が多いんですけど、シンプルな洗面台にした方がいいという理由について確認をしていけたらと思います。
    多機能洗面台は簡単に書くとこの絵のような感じです。三面鏡の鏡があって、鏡の後ろが全部収納になっているタイプです。その上にLEDライトが付いていて、上にはアッパーキャビネット(吊り戸)が付いています。水栓に関しては、三面鏡の真下から出るような感じです。
    水栓が水槽の上から出る作りにはメリットがあります。昔の蛇口は洗面台の面から出ていましたが、そうするとあそこは必ず汚れるんです。上から出ることによって汚れる率が少なくなり、掃除の手間が軽減されます。
    引き出しは大概のものが2段のフルスライドになっていて、そこにたくさん収納できます。すごいものでは、巾木の部分に体重計まで格納できるタイプのものもあります。体重計は結構邪魔ですよね。こんな感じで、多機能洗面台は結構「いいよね」ともてはやされている感じです。
    間取りはこの絵のような形が可能になります。お風呂があってその隣に1坪ぐらいの洗面脱衣場(ユーティリティー)があって、そこに多機能洗面台・洗濯機がある感じです。
    多機能というぐらいなので、脱衣スペースでは体重チェック・手洗い・洗面・ドライヤー・髭剃り・歯磨き・スキンケア・お化粧・整髪など、全てをこの機能でカバーできます。でも実際は、ここには今挙げたものよりもたくさんの物が集まってくる傾向があります。1坪ぐらいの多機能型洗面台を駆使したコンパクトユーティリティーは、キャパオーバーになる傾向が多く、家が片付かない元凶になります。
    これを受けて、ではどんな風にしたらいいのかを描きました。まずお風呂があったら、隣には脱衣室が必要です。私は見られても平気ですけど、うちの娘たちは怒ります。1畳ぐらいあれば、収納もある程度取れますし、脱ぐのにも足りますよね。そしてその隣に洗面スペースがあります。この洗面スペースに関しては、先ほどの最近多い例では脱衣場に取り込まれた感じでしたが、この洗面スペースはオープンになっています。その横には洗濯機とスロップシンクを置きます。洗濯スペースの面積は増えますが、合理性・家事のしやすさ、最終的にキャパオーバーさせないことを考えると必要だということで、提案されています。
    スロップシンクはこの写真のようなもので、深さがあるのが特徴です。例えば野球・サッカーをやっているお子さんがいる場合、泥んこにして帰ってくることが多いと思います。靴下をいきなり洗濯機に入れるわけにはいかないので、下洗いしますよね。また、ウール等の高級なものは優しく手洗いをした方がいいとなると、スロップシンクはおすすめです。それから他にも、スニーカー・バーベキューで使った後の道具・頑固な油のもの・泥のついた野菜なども、ここで洗えます。スイカやビールを冷やしたりするスペースにも使えます。そういう意味で言うと、これはキッチン・ダイニングに近い方が、動線的にはいいと思います。
    シンプルな洗面台にして何がいいかというと、収納に関して割り切っているので、洗面台が洗面室に取り込まれた形にしなくてもいいことです。そうすると、この絵のように洗面台の上に窓を設置して、明るさを取ったりもできます。普通洗面台のところに窓は付けられないですが、機能を絞ることでこういうことができます。
    さらに私が思うのは、「洗面台」なので、一番しなくてはいけないことは洗面なんです。洗面台を「洗面ボウル」「洗面ユニット」などと言いますが、これは実に洗いにくいと感じます。私は顔を洗うのが好きなんですけど洗面器やたらいが一番洗いやすいです。洗面台で排水の栓をしてお湯を溜めて顔を洗うこともできますが、ボウルが結構大きいから、溜まるまで水を入れたら時間もかかるし、水が大量に必要です。大体みんな蛇口から水を流しっぱなしで顔を洗っていますが、蛇口からは水が流れっぱなしです。この時に、洗面器があると水を受けて溜めながら顔を洗えるので、水も無駄にならないし実際に洗いやすいです。蛇口から出ている水を受けて顔を洗うのは洗いにくいです。特にスキンケアを重要視している方は、騙されたと思って、洗面台・洗面器を使うシンプル洗面台の効能を見直してもらえたらと思います。
    また、洗面台がユーティリティーに取り込まれていないメリットとして、例えば娘さんがお風呂に入ってる時に、お父さんが顔を洗うことができます。また、来客があって手を洗ってもらう時にもルートが作りやすいです。極端に言うと、洗面所を独立させてもいいんです。私は玄関の傍に洗面台があるといいと思っています。ウィズコロナじゃないですけど、外から帰ったら洗面所までいかなくても玄関で手を洗えます。わざわざ手を洗うためだけのものにするよりは、洗面台でかねるというのも結構合理的だと思います。なので、玄関の傍・リビングの傍に洗面台があるのがいいと思っています。それが、シンプル洗面台なら可能なんです。多機能洗面台は、上手に置かないと野暮に見える時もあります。
    何より、シンプル洗面台にすることで朝の渋滞が減ります。朝のシャワーを浴びている人が、洗面所を使っている人と渋滞することがよくありますよね。また、家事の効率も上がります。1坪のユーティリティーだと、キャパオーバーしてぐちゃぐちゃになる可能性があり、家事の効率も下がります。面積を使ってしまうという点はありますが、ぜひシンプル洗面台でもう1回間取りを考えてみてください。
    私は最近、広いリビングダイニングに対しても、少し考えてみてもいいかなという思いがあります。リビングダイニングをコンパクトにして、シンプル洗面台にして、総面積を抑えながら調和させるのもこれからの家づくりには必要だと思います。
    「リビングはこれぐらい」「お風呂はこんな感じ」と間取りを考える中で、人の動きを1つの各論から最適なことを考えてから、その上で全体の最適を考えるというのも、間取りづくりにおいては必要だと思います。ぜひ参考にしてみてください。
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КОМЕНТАРІ • 22

  • @hyoko3612
    @hyoko3612 13 днів тому +3

    洗面・脱衣室を分けて大満足です。
    歯磨き・入浴の時間を同時進行でできるので時間・空間的にスムーズですし、来客時に見せたくない物を脱衣室に隠せます。😅

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  12 днів тому +2

      住まい手のコメントは実感があって参考になります。ありがとうございます!

  • @user-vu9gt9lc3d
    @user-vu9gt9lc3d 22 дні тому +2

    「住まいかた解剖図鑑」買って読んでいます。さらに解説が加わるのでよーく分かります。
    ありがとうございます😊

  • @user-yj8ls3sy5z
    @user-yj8ls3sy5z 22 дні тому +3

    うちも、こちらの動画を参考にさせて頂き
    脱衣所に収納を多めにして
    洗面はスロップシンクにも使えるTOTO実験用シンクにしてみたら大正解でした❤
    ユーティリティは本当に大切な部分ですね
    教えて頂きありがとうございます😊

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +1

      お役にたったならよかったです!

  • @user-dt8tm4lu1q
    @user-dt8tm4lu1q 22 дні тому +3

    いつも思うんですが、身づくろいする場所と洗面手洗いは分けたほうが良くないですか?とにかく化粧や髪のセットは時間がかかります。洗面歯磨き手洗いには水栓が必要ですが電気や鏡はそれほど必要がなく身づくろいには水栓や流しは不要です。出かける準備をすべて洗面台の前でというのは効率が悪すぎますね。

    • @user-vu9gt9lc3d
      @user-vu9gt9lc3d 22 дні тому +2

      確かに。29年前のINAX洗面台は1000幅のツインボウル(大小)でした。この先のリノベでも同じものを使いたいほど便利でした。

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +1

      そうなんですよね。ここは夫婦2人のくらいでも意外とぶつかります。

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +1

      ツインボウル!便利そうですね。

  • @user-fo3hl7ww8d
    @user-fo3hl7ww8d 22 дні тому +1

    今、工務店はハウスメーカーがやらないやれないことをすることで生き残ろうとしている。無垢床や杉板外壁や造作キッチンなどだ。次は造作洗面ですか。造作風呂ま登場するかも知れませんね。建材や住設が工業品化すると建物が画一的になりつつある。
    実家は築100年を経過している。五右衛門風呂から檜風呂になり、今はステンレス風呂である。これは長く使っている。洗面は昔から陶器で変わらない。鏡と洗面の横に棚があるだけである。これだけで良いのだ。

  • @user-cd8cw9pl9t
    @user-cd8cw9pl9t 22 дні тому +1

    スロップシンクは、今までトイレで見ていただけなので不潔な印象でした~。
    便利な物ですね。泥付き野菜に激しく同意です😂

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +1

      学校なんかにある汚物流しと似てますが、もう少しマイルドです。

  • @katchan-t
    @katchan-t 20 днів тому +1

    物干ベランダ付けていて水回りに1坪増えるの!?という人には、
    1坪増やす価値は分からないでしょうね。
    ランドリースペースと脱衣所が別れている好きなプランです!

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +2

      ここが狭いと家が片付かなくなります。

  • @user-eq7mn7cv6j
    @user-eq7mn7cv6j 20 днів тому +1

    理想は公共施設や商業施設のトイレの洗面台です(´・ω・`)
    あれに収納が付いたのが最高(´・ω・`)

  • @no.5707
    @no.5707 22 дні тому +2

    シンプル洗面台にして坪数が1坪増えるのは、予算に余裕がある人の選択肢ですね💦

    • @morishitaathome
      @morishitaathome  15 днів тому +1

      床面積が増えることをどうしのぐか?ですね。廊下を最小にするなどがいいですが。

  • @baumkuchen6373
    @baumkuchen6373 22 дні тому +1

    おふろの残り湯は洗濯に使いたいので、お風呂と洗濯機はできるだけ近くにあってほしいです。