【音楽ガチ分析】「丸サ進行」の構造をガチ分析 ~ オシャレさの秘訣は4つある⁉ 部分転調の複雑さがミソ。量産型と笑うなかれ、派生を使いこなして差をつけろ!
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- Опубліковано 17 вер 2024
- 作曲家のトイドラが、J-popの定型コード進行を分析するシリーズ。
今回はパート1「丸サ進行」編。
丸サ進行は「丸の内サディスティック進行」の略で、別名「Just the two of us進行」「JTOU進行」「436進行」「4361進行」「丸の内進行」などとも呼ばれます。
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パート2以降:制作中...
1:21 丸サ進行を聞く
3:08 丸サ進行の本質的な特徴
8:09 丸サ進行の派生形
19:54 丸サ進行「ではない」コード進行達
22:39 さらなる派生形を考える
28:28 コード進行、そんなに重要?
29:12 丸サ進行だけで作曲してみた
「トニカル・メロディ」とは?→ • 【音楽理論】メロディには「ド・ミ・ソ」以外使...
倉橋ヨエコ(ヨエコ)の分析 → • 【音楽ガチ分析】倉橋ヨエコ『夜な夜な夜な』~...
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作曲家のトイドラ → tomita-haruki....
#丸サ進行
#コード進行
#コード進行パターンアレンジ
#音楽理論
436の強さは派生のやりやすさだもんな
ツーファイブ随所に挟めるし、III7の後にサード生かして♯Vのパッシングdimも入るし、viからの半音下げで裏コードも入るしV7で終えて新たな展開もできるし、4536への切り替えも456への切り替えも251への切り替えも簡単にできる。
しかも循環コードなのに436の6パターン、同じパターンのピカルディ解決パターン、4361の1パターン、4365+1の小説頭1パターンとか曲に合わせて色んな解決で終わらせられる。
作曲初心者なのに逆張りで436使わない人いるけど、今後好きな曲コピったら436系だったって経験を死ぬほどすることになるから、無駄なプライドは捨てて使いまくった方がいい。
改変も好きなだけできるから使えば使うほどありきたりじゃないのが作れるし
FM7, E7, Am7 A♭m7 Gm7, C7 って半音ずつずれてくやつ好き好き大好き
これこのままI7のかわりにF♯ΦとかDとかに解決したらいい感じのクリシェならんか?
20:24のように解決のタイミングの違いで派生から外すのは思い切った判断だと感じましたが、緊張と解決のリフレインを丸サの本質とするのは、確かにR&Bが持つトランス的な魅力を示唆していますね。
派生を使い分けることが独自性や機微の表現で有効である一方、何か一つの進行を貫く方がその本質には合っている気もします。
また逆循環進行も同様の性質を持つので、その意味では類型ですね。例えばヤツメ穴という曲には丸サとその逆循環が出てきますが、どちらも蠱惑的な曲の雰囲気を作っていたという気付きがありました。
割と昨今は軽視されガチ泣きがしますが、音楽において弱拍(後部)と強拍(全部)の峻別は結構根源的だと思ってます。
弱拍のドミナントを半終止とは呼ばないのと同じく、コード進行においてある昨日が強拍にあるのか弱拍にあるのかはコード進行のアイデンティティに関わる、というのが僕の考えです(あくまで僕の考え方ですけどね)。
丸サ進行は確かにリフが効果的で、同じコードを繰り返す良さがあると思います。
東京フラッシュとかはその手の良さがよく出てると思いますね。
一方で、夜に駆けるみたいに微妙にコード進行を変化させる形のリフもなかなか面白いかもと思います。
あくまで全体は繰り返しの形を保ったまま、微妙〜に変えるのがミソかもしれません。
ヤツメ穴の例は面白いですね!
AmのタイミングでG♯m→Gm→Caug/G♭で半音ずつ下がる派生も好き好き大好き
Caug/G♭ってどういう理屈で選ばれたコードなんですか?
またはなんてスケールが使えるコードなんですかね?
@@大和撫子-q5l Fに解決するブラックアダーコードです。Caug/G♭にはFへ向かう限定進行音が3つも(G♭,G♯,E)含まれているので解決感が極めて高くなります。また、ベースラインを見てもらえれば分かると思いますが、「A→G♯→G→G♭→F」の様に半音ずつ下がっているのでベースラインが滑らかになります。スケールに関してですがCaug/G♭は全てCホールトーンスケール(全音音階)の音で構成されているので、実質的にCホールトーンスケールにモーダルインターチェンジしている事になります。ですので、Cホールトーンスケールが使えるのではないでしょうか。
@@大和撫子-q5l Amに降りるドミナント(D7)の裏コードの変形です。
わかりやすくオンコードで表記されますが、構造としてはG♭7(9, #11)3度と5度をomitしたかたちになってます
なので、基本的にはスケールは裏コードで使えるスケールが使えます
上に乗ってる形がaugなんで、ホールトーンなんかも相性が良い気もします
@@大和撫子-q5l Amに降りるドミナント(D7)の裏コードの変形です
@@大和撫子-q5l俗に言うBlackadderコードっすね
ベースラインが後のFに半音下降している点は勿論ながら、Caug部のE,G♯がそれぞれFのF,Aに半音移動している(動き的にはドミナントモーションに近い)ので凄くフィット感がもたらされます。
更にこのコードの構成音は全てホールトーンスケール(全音音階)なため、独特の浮遊感が生じ聞き手に強烈なインパクトを与えるので、虜になる人も多いですね……
短三度転調型の丸サ進行はどこか懐かしさを感じますね。(個人の感想です)
たしかに、一昔前のフュージョンとかで使われてそうなコード進行かもですね!
トイドラさんの丸サ進行曲めっちゃ良いじゃないですか!ボーカルいれて1曲にしてくださいよ!
とくにサビ前の暗いコード連打からのⅣ-Ⅰadd9/Ⅲの明るめなコードと割と最高音付近の跳躍メロディーが凄い好み
うお〜〜ありがとうございます!
細かいこだわりが伝わって嬉しいです!
サビ直前のリズムのフックと三連符もニクくて好き
曲中のコード進行の感覚分からん勢ですが、お気に入りは
9:03 ②II-V借用型→解決感が優しい響き
11:24 ④IV-V借用型
15:32 ⑩aug型
24:54 最初のコード派生型(モーダル・インターチェンジ)→グッと深みがましました!
26:52 3つ目のコード派生型(短3度転調)→一気に明るい希望の見える流れへ変化
聞き比べありがとうございます!
II-V借用型はやっぱりとても使いやすく美味しいコードだと感じます。
短3度転調版も、使いどころは限られますが結構おいしい響きです。
丸サ進行にIIとVもぶち込んでIV→III→VI→II→V→Iみたいな強進行祭りにするのが個人的に好きです。
丸サ進行に限らず、Ⅲメジャーってなんか掴まれるというか、なんか癖になるんだよね、いまだに
ただやっぱり、採用されがちな上かなりこってりした部類だから、急に放り込んでフックにするか、全体にそれっぽいコードを散りばめて下地としてつかうか、役割をはっきりさせないと効果的じゃないムズいコードだと思う
めっちゃ分かる
個人的には槙原の遠く遠くで使われてるⅢメジャーがすごい強烈で好き
派生型の中で、3つめのコードをm3°下のTonicへ解決させる進行が個人的にはとても好きです!
capsuleの"ひかりのディスコ"という楽曲のサビで似たような進行が用いられており、とても印象的です。
Dm9 - Em9 - F♯m9 - FM7 という進行なので、丸サ進行と言えるのかは微妙かもですが。。
同じ系統の派生型として、FM7 - E7 - AM7 - DM7 という進行も考えられると思いました!
どちらもm3°下に転じることによって♯系の調性に傾くので、ピカルディ終止のようなより明るい解決になりますよね。
おお~聞いてみましたが、確かに似た系統のコード進行ですね!
とてもカッコいい曲を紹介していただきありがとうございます。
「ピカルディ終止のようなより明るい解決になる」というのはまさにそうだと思います。
FM7 - E7 - AM7 - DM7 という進行、確かに使えそうです。
27:48 自分これ結構好き好き大好きなんだけど、、、
ここまで調べるの大変でしたね。うぽつです。
そういっていただけて良かったです、ありがとうございます!
単なるド素人の妄言として捉えて下さい。
私はピアノで曲を作るときに右手でメロディーを弾き左手でベースラインを弾いて行って、作曲者が最も納得行くメロディラインに対してのベース進行を決めていました。
私の場合はコードを付けるのはその次の段階で決めてました。先にコード進行を決めてしまうのは色々制限が大きくなるので、メロディー→ベースライン→カウンターメロディ→コード進行の順番で決めていくのも面白いのではないかと思います。あと、トニック・サブドミナント・ドミナントを理解してそれに対応する代理コードを使うと物凄くバリエーションが広がると思うので個人的に代理コード推しです(笑)
単なるド素人の妄言何であんまり気にしないで下さい。
19:00 Dm9→E7→Am7→C7と頭がFM7じゃなくなった途端、機能は一緒のはずなのにあまり丸サっぽく聴こえないのが不思議です。
半音下に捻れ下がる特徴的な動きが無くなり、シンプルなツーファイブワン的な性格が強くなるからでしょうか。
E7に引っ掛けたいけど、丸サ感をあまり出したくないという時は逆によさそうですね。
436の間に7とか1とか入るコード進行すき
(43の間です。丸サじゃないけど)
26:30
B♭7ではなくDm7
トニックに7thはジャズっぽいですね。丸の内サデスティックはラストも7thで解決するのかな?
良くも悪くもインパクト強い洒落た進行なのでメロディメイクのセンス問われますし、
どうしても雰囲気似てしまうので第一印象で差別化図りにくいですし、
正直、昨今の音楽市場見ていると飽きてきたな…と
デモ曲がBメロ後半から胃もたれする…
丸サ進行に求められているのはやはりリフで、変化球はたまに入るから面白いといったところではないでしょうか
他の定型コード進行も解説して欲しいです!
今後やりますのでお楽しみに!
同じようなコードを使っている洋楽に、
Sunny や、Santana のHold On がある
個人的にE7をEm7にするのは丸サじゃない派
この動画のライン引きは『丸サのアレンジ』という観点で見れば非常に真っ当です(アレンジして丸サと呼ぶかどうかは別として)
私も個人的に3→6と1→4の時にはなるべく強い不協和音からトニックに進んでほしいですし、ダイアトニック化してると耳が丸サではないと言ってきますね
普段、分析結果はどの様に書き留めていますか?
私は最近始めたばかりで、紙の五線譜に手書きしています。
楽譜作成ソフトにテキストでメモしています。
マルサの女じゃ無かったのね
こんな悪魔みたいなコードが20年近く眠ってたの恐ろしいな
ずっと暴れ散らかしてるよ
Fusionの終焉な感じかな
オリジナル曲が全く良くない。策士策に溺れる。
考えすぎです。AマイナーのツーファイブワンをC7で循環させただけです。
それは単純化し過ぎだと思います。
もう一度ちゃんと動画をご覧下さい。
FMaj7とDmin6とBm7(b5)は同じコードです。で、ツーファイブワンでFにドミナントさせた感じではないですか?C7をA7に変えてみてもサウンドしますし。
マルサという曲は知りませんが、Bm7b5-E7-Am7-C7と雰囲気こそ違いますが機能は同じではないでしょうか。
@@pentararin 「機能が同じでも雰囲気が違う」ことに大きな意味があるんじゃないでしょうか?
コードをファンクションだけで認識してしまう、というのは中上級者がやりがちなことですが、個人的には好ましくないと考えています。
コードの内声にある旋律的な動きや、S/D/Tのうちどれとも言えないような中間的な響きを無視することになってしまうからです。
コードの機能は本当は離散的ではないのではないか?という話は昔の動画でもしています↓↓↓
ua-cam.com/video/GSZISY7l3IE/v-deo.html
おっしゃる通りですがこれを聴けばマイナーツーファイブだなと音楽やってる人は思います。
シンプルから派生させたでよろしいのではないでしょうか。よくあることですし。
普通この進行はフラットシックス、5度セブン、イチマイナーに見えますし。
@@pentararin シンプルな形からの派生であることは同意です。
ただ動画で説明した通り、FM7→E7の平行和音とか、長調か短調か分からないような和声使い(マイナーII-Vの派生と考えると長調とは解釈できない)も重要だと思いますので、そういうことを解説した動画だととらえていただければと思います。