大鏡「雲林院の菩提講」朗読|原文・現代語訳|高校古典

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 16 жов 2024
  • 高校古典の教科書にも出てくる大鏡(おおかがみ)の中から「雲林院の菩提講(うりんいんのぼだいこう)」の朗読です。
    原文と現代語訳を併記しています。
    学校のテストの為の暗記や暗唱、勉強用としても活用頂ければ幸いです。
    [関連記事]
    大鏡「雲林院の菩提講」原文と現代語訳・解説・問題
    shikinobi.com/...
    古典作品一覧|日本を代表する主な古典文学まとめ
    shikinobi.com/...
    今後も様々な動画をアップ予定ですので、是非チャンネル登録もお願いします。
    また、「こんな動画を上げて欲しい」などのリクエストがあれば、お気軽にコメント頂ければ幸いです。
    [関連動画]
    沙石集「いみじき成敗」
    • 沙石集「いみじき成敗・正直の徳」朗読|原文...
    今物語「やさし蔵人」
    • 今物語「やさし蔵人」朗読|原文・現代語訳
    枕草子「雪のいと高う降りたるを」
    • 枕草子「雪のいと高う降りたるを」朗読|原文・...
    枕草子「中納言参り給ひて」
    • 枕草子「中納言参り給ひて」朗読|原文・現代語...
    更級日記「あこがれ」
    • 更級日記「あこがれ」朗読|原文・現代語訳|...
    [朗読]
    真瀬 みあさん
    #大鏡 #雲林院の菩提講 #古典
    【全文】
    先つころ、雲林院の菩提講に詣でて侍りしかば、例人よりはこよなう年老い、うたてげなる翁二人、嫗と行き会ひて、同じ所に居ぬめり。
    「あはれに、同じやうなるもののさまかな。」
    と見侍りしに、これらうち笑ひ、見かはして言ふやう、
    「年ごろ、昔の人に対面して、いかで世の中の見聞くことをも聞こえ合はせむ、このただ今の入道殿下の御ありさまをも申し合はせばやと思ふに、あはれに嬉しくも会ひ申したるかな。
    今ぞ心やすく黄泉路もまかるべき。思(おぼ)しき事言はぬは、げにぞ腹ふくるる心地しける。
    かかればこそ、昔の人はもの言はまほしくなれば、穴を掘りては言ひ入れ侍りけめとおぼえ侍り。
    かへすがへす嬉しく対面したるかな。さてもいくつにかなり給ひぬる。」
    と言へば、いま一人の翁、
    「いくつといふこと、さらにおぼえ侍らず。
    ただし、己は、故太政大臣貞信公、蔵人少将と申しし折の小舎人童、大犬丸ぞかし。
    ぬしは、その御時の母后の宮の御方の召し使ひ、高名の大宅世継とぞ言ひ侍りしかしな。
    されば、ぬしの御年は、己にはこよなくまさり給へらむかし。
    自らが小童にてありし時、ぬしは二十五、六ばかりの男にてこそはいませしか。」
    と言ふめれば、世継、
    「しかしか、さ侍りしことなり。さてもぬしの御名はいかにぞや。」
    と言ふめれば、
    「太政大臣殿にて元服つかまつりし時、『きむぢが姓はなにぞ。』と仰せられしかば、『夏山となむ申す。』と申ししを、やがて、繁樹となむつけさせ給へりし。」
    など言ふに、いとあさましうなりぬ。
    誰も少しよろしき者どもは、見おこせ、居寄りなどしけり。
    年三十ばかりなる侍めきたる者の、せちに近く寄りて、
    「いで、いと興あること言ふ老者たちかな。さらにこそ信ぜられね。」
    と言へば、翁二人見かはしてあざ笑ふ。

КОМЕНТАРІ • 4