【吊掛】筑豊電鉄3000形3002号,3007号走行音 / Chikuho-electric-railway 3000 sound
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- Опубліковано 21 жов 2024
- Japanese train running sound and view in the car.(FUKUOKA/Chikuho-electric-railway/Series3000)
筑豊電鉄3000形3007号駅発着シーンと、3002号走行シーンです。この車両は元西鉄OBである2000形の機器流用車で、吊り掛け駆動方式となっています。
・一般鉄道ながら路面電車タイプの理由
筑豊電鉄は黒崎駅前〜筑豊直方間の16kmを運営する事業者で、表定速度も30km/hで東京メトロ日比谷線の24.9km/hを大きく上回る高速路線と言えます。しかしながら車両は路面電車タイプであり違和感を覚えるところなのですが、これはかつて存在していた西鉄北九州線が関係しているのです。かつて西鉄は北九州地区に4路線の路面電車を走らせており、最盛期には総延長44.3kmを誇りました。郊外鉄道の位置付けだった筑豊電鉄は西鉄北九州線のネットワークと一体に構成され、直通運転を前提としたことから車両も路面電車タイプとなった経緯があります。しかし西鉄北九州線はバス路線に代替されて2000年までに全廃、同線の一部だった熊西〜黒崎駅前間は筑豊電鉄に移管され、筑豊電鉄は現在の黒崎駅前〜筑豊直方間で併用軌道区間の無い鉄道法に基づく路線となりました。車両は西鉄福岡市内線から移籍した2000形に次いで、同形の機器を流用してアルナ工機製の車体を載せた3000形が1988年に登場、1995年製の3006号からはシングルアーム式パンタグラフを搭載しています。
70.筑豊電鉄・北九州モノレール / Chikuho-railway,Kitakyushu-monorail
• 70.筑豊電鉄・北九州モノレール / Chi...
筑豊電気鉄道線は北九州市と福岡市を結ぶ路線として計画され、八木山経由で福岡まで通す予定でした。おそらく全線開業した際には大牟田線クラスの車両を導入する計画で、北九州線と直通したのはあくまで暫定的なものだったはずなんですけど、筑豊直方まで通した後の計画の頓挫で結局「三度目の正直」転じて「二度あることは三度ある」になってしまいました。以来北九州線と一体化される形となった後、福岡市内線1300形改め2000形が最初の自社車両となり、現在に至ります。
3000形の「種車」となったのは、輸送力調整で廃車となった北九州線1000形を譲受した「赤電」こと2100形とも呼ばれていた2000形2車体連接車グループです(当時は無改造で、ナンバープレートを上からリベット止めしただけ)。3003ABが赤電塗装になっていますけど、2100形としての最後の塗装(というか元は2116AB)なのである意味リバイバル塗装ですよ。
吊り掛け駆動での高速走行が楽しめる数少ない路線の一つですね!
路面電車タイプとあって加速も良いですね!
そもそも北九州線自体インターアーバンとして計画されたことから専用軌道も電車も高速運転対応につくられていますし、筑豊電気鉄道も「軌道」ではなく「鉄道」としてつくられています(もっともそれゆえに、旧京福福井での事故に端を発するATS義務化の流れに逆らえなかったけど)。吊りかけ駆動に限らず、えちぜん鉄道や広電宮島線でもない限りこのタイプの電車が高速運転するというのは考えられないでしょうね。