日本でユニコーン企業が生まれない理由とは?/TAM(全体の市場規模)で考えると、海外でチャレンジすべき/メルカリ・五常・セガが成長するための鍵とは

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  • Опубліковано 21 лип 2024
  • G1サミット2024 第10部分科会E
    「デカコーンを目指す経営」今野穣×里見治紀×慎泰俊×山田進太郎×キャシー松井
    (2024年2月25日開催/沖縄万国津梁館)
    米欧の金融引き締めなどで資金調達環境が悪化し、世界では投資家が慎重姿勢を強める中、唯一「冬の時代」ではない日本。いい意味でスタートアップやベンチャーキャピタルが独自の進化を遂げている最中だといえよう。日本からデカコーンが次々に生まれる経済を生み出すには何が必要か。気鋭の経営者たちが議論する。(肩書きは2024年2月25日登壇当時のもの)
    今野 穣(グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー)
    里見 治紀(セガサミーホールディングス株式会社 代表取締役社長グループCEO/株式会社セガ 代表取締役会長CEO/サミー株式会社 代表取締役社長CEO)
    慎 泰俊(五常・アンド・カンパニー株式会社 代表執行役)
    山田 進太郎(株式会社メルカリ 代表執行役CEO)
    キャシー 松井(MPower Partners ゼネラル・パートナー)
    00:00 オープニング
    02:20 日本には豊富な人材・お金・先端技術があるのに、なぜユニコーン・デカコーン企業は生まれないのか?首相になったら、どのような施策を行なうか?(山田氏、慎氏、里見氏、今野氏)
    -デカコーンになるには、グローバルで成功するのが必要。日本では現状、グローバルでやろうとしている会社が少ない。税制や出国税などの税制を取り除いて、とにかく挑戦の数を増やすことが大事なのではないか。
    -世界中でユニコーンが3社以上ある国は28か国。そのうち人口比で見ると日本はかなり少ない。グローバルに行くには、変化が起きている最適なタイミングで入ることが重要。日本語だけで情報を摂取するとタイミングが若干ズレる。スタートアップ5か年計画のKPIを社会的インパクトに変更、リード投資家が300億円くらい出す、起業家の誘致をしても良いのでは。
    -日本はTAM(Total Addressable Market:対応可能な全体の市場規模)の概念が狭い。海外にチャレンジしない文化がないのが、デカコーン・ユニコーンが生まれない最大の要因。小さい上場をさせないための仕組みや、NISAにVCを入れる仕組みなどが必要ではないか。
    -昨年の日本のスタートアップ投資額は1兆円で、USは1兆円。社数は2500社~3000社に対して、USが1万社前半。中国のSHEINは1兆円以上調達している。市場を大きくするためには、海外をどうとるかが1番大事になる。日本の流動性、公共調達の2点について改善してほしい。
    14:38 自身の事業を一段成長させるための必要な事、直面しているチャレンジングなこと(山田氏、慎氏、里見氏)
    -日本もUSも成長率が落ちているところを改善したい。日本は今1兆円のGMV(流通取引総額)があるが、海外の方がTAMが大きいので、10倍20倍になる可能性がある。そのためアメリカに時間を使っている。
    -マイクロファイナンスのTAMは大きいので、ちゃんとやれば大丈夫という感覚はある。ファイナンスをしっかりやっていくこと、地政学的リスク管理、人材採用が必要な事。
    -ゲーム業界は15年前まで、市場が先進国しかなかったが、現在途上国が圧倒的に伸びている。コロナのおかげで、英語の情報にアクセスしやすくなった。海外で売れているからといって、「龍が如く」は白人を主人公にするなど媚びる必要はない。英語人材も採用できるようになった。ダイバーシティが当たり前だと思える環境にすることが大事。昨年Angry Birdsを開発した企業を買収する等、海外に挑戦している。
    24:33 日本企業が海外企業のM&Aをするときの機会とネック(里見氏、山田氏、慎氏)
    -インテグレーションが一番大変。日本で一番うまくやっているのがJT。
    -メルカリにとっては課題。経験しないとノウハウが溜まっていかない。
    -免許ビジネスなので、イチから作ると時間がかかる。M&Aで重要なのは、入口の価格とPMI。PMIの秘訣は、買収前からやることを決めること。
    28:47 投資家サイドとして、投資額を大きくするにあたっての問題点(今野氏)
    -グローバル支援力をつけないといけない。日本のスタートアップ、ベンチャーマネジメントが知られていないので、ロールモデルが必要。もう1つは当該マーケットにおける採用支援力も大事。組織開発の面でも、投資側が継続していくことが大事。
    31:00 基礎研究が素晴らしいのに、ディープテック系ベンチャーが少ないのではないか(今野氏)
    -経営者人材の不足が大きいと思う。
    32:44 次世代経営者へのアドバイス(山田氏、慎氏、里見氏、今野氏)
    -デカコーンを目指すのなら、Day1からグローバルでやることが大事。テクノロジーの進展が激しい時代になってきて、新卒でも英語が話せる人材もいるし、ノウハウも溜まってきている。
    -自己評価を下げることが大事。5年目までは大谷翔平プラス監督のような感じだった。自分が無能であることを理解すると、自分より優秀な人に来てもらえる。
    -最初から英語公用語の会社にした方が良いのではないか。
    -Born Globalの会社をいかに作れるかが大事。日本代表としてグローバルに向き合う仕掛けが重要。
    40:00 質疑応答①
    -アジアのキーマンの採用について。どのように採用にしたのか。
    -ディープテック系を伸ばすための良い経営者はどこにいて、どうやって探すのか。シーズ側とのマッチング方法とは。
    -ガバナンス管理の考え方が日米で異なる中で、どうやってこれを受け入れていく仕組みを作るには?
    50:10 質疑応答②
    -政策などで人材育成をしようとした際、どのような観点が必要か。
    -
    #デカコーン #ユニコーン #山田進太郎 #慎泰俊 #基礎研究

КОМЕНТАРІ • 7

  • @asayan8562
    @asayan8562 2 місяці тому +2

    地力はあるはずなので、日本も頑張ってほしい

  • @seiai5969
    @seiai5969 2 місяці тому +1

    支援を期待できない政府
    みんなにとって素晴らしいサービスでも
    異質だと言って出る杭を打つ寂しい国民性
    起業家には逆風の嵐

  • @noinoi3
    @noinoi3 2 місяці тому

    出国税があるせいで海外に日本人の創業者やら幹部やらを派遣できない問題はアカンよな。

  • @user-hw6xv1gs2x
    @user-hw6xv1gs2x 2 місяці тому +1

    リスク取れないからでしょう

  • @MR-bw2bv
    @MR-bw2bv Місяць тому

    もっと良い質問はないものか、、、

  • @linkgmgmg
    @linkgmgmg Місяць тому

    金子さんのツイートから来た皆さんこんばんは

  • @user-lp7jb7me4r
    @user-lp7jb7me4r 2 місяці тому +1

    新卒が全員英語ネイティブでリーダーがこのレベルか。はぁ…個人的に泣きたくなります。
    経験豊富な天才エンジニア一人とグローバルリーダーが揃えばか…確かに新卒から有能な粒揃いならそういう事でしょうね。大変勉強になりました!!応援しています!!頑張ってください!!