【解説】金沢城 Kanazawa Castle Park

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  • Опубліковано 8 лют 2025
  • 金沢観光の代表格といえる兼六園の横にあるのですが、天守閣がないなどの理由から、外から眺めるだけで観光から漏れてしまう方が多いようです。
    お城は通常、本丸が中心で、そこに天守をはじめとする豪華な建物が建てられることが多いです。
    しかし金沢城には天守閣はありません。当時も本丸の外側にある二の丸に、豪華で大規模なやぐらや個性的な建物が建ち並んでいました。現在も本丸はなく、復元されたその姿を見ても、本丸より、二の丸がとても大事な場所だったことが体感できます。 
    金沢城の魅力は石垣にもあります。石垣の博物館とも呼ばれています。
    野面積み(のづらづみ)は自然石をそのまま積み上げる石垣の積み方です。
    打込み接ぎ(うちこみはぎ)は、大きさが揃うように加工した石を積み上げる石垣の積み方。
    隙間には小石を詰めます。
    切込み接ぎ(きりこみはぎ)は、石をきれいに削って加工して、隙間なく積み上げる石垣の積み方です。
    これらを巧みに並べるのです。
    金沢城には海鼠壁(なまこ壁)が至るところで使われています。壁塗りの様式のひとつで、壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法のことです。
    いざという時は、この平瓦を内側から割り、狭間の穴として攻撃するのです。
    外側からはどこから攻撃されるかわからないのです。
    海鼠壁は、あくまで防火・防水などが主な目的だったと思われますが、どこに狭間の穴が仕組まれているのかが、分かりにくいため敵側にとっては恐ろしい仕掛けになっています。
    金沢城は天守閣がないにもかかわらず人気があるのは・・・
    加賀百万石の威信をかけた石垣や門、広場、長屋、庭園など
    人々を魅了する造形美やダイナミックな景観があるからです。

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