工場火災受け 教訓生かすべく動き出した消防(静岡県)

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  • Опубліковано 4 лип 2021
  • 日々、命がけの消火活動にあたる消防隊員。吉田町の工場火災の教訓を生かし、現場の安全性をより高めるために現場が動き出しています。
    <和田啓記者>「家が1棟骨組みだけの状態になっています」
     先週、牧之原市で起きた火事。ケガ人はいなかったものの、鉄骨2階建ての倉庫が全焼しました。
    <和田啓記者>「緑のヘルメットをかぶった人が外側から指示を出しています」
     火事現場の一回り外から活動する消防士。緑のヘルメットが目印の「災害機動指揮支援隊」です。静岡市消防局が新たに作りました。
    <災害機動指揮支援隊>「トタンがガタガタしてるから気を付けて。消防隊に合わせよう」
     焼け焦げたトタンが屋根から落ちる危険性をいち早く周りに伝えました。
    <吉田消防署 橋本圭介指揮隊長>「隊の人数によってはすべてを見切れないところがあって、その部分を指揮支援隊が見たり、活動したりしてもらっている」
     支援隊は消防職員3人が犠牲となった吉田町の工場火災を受けて作られました。消火活動の安全性をより高めるためです。
     この部隊は静岡市消防局が管轄する3市2町すべての建物火災に駆け付け、1度の火災で3人ほどが出動します。
    <静岡市消防局災害機動指揮支援隊 海野大輔隊長>「隊員のケガによって消防力が落ちることは間違いないので、あらゆる隊員の安全を確保して活動できるように、外から俯瞰的な立場で見守っています」
     消火活動の時の隊員配置です。多くの隊員は火災現場に近づき、消火にあたります。その外側に隊員の安全管理に特化した緑ビブスの部隊がいます。緑ヘルメットの「災害機動指揮支援隊」はさらに外。最も全体を見渡せる位置に立ち、あらゆる危険を素早く察知します。
    <災害機動指揮支援隊>「熱源多少上昇中」
     異常があれば、「逃げる」ことも選択肢のひとつです。
    <災害機動指揮支援隊>「至急至急、緊急退避緊急退避」
     危険を感じた時にならすのが電子ホイッスル。隊員たちは一斉に建物から離れます。また、工場火災のように内部が見えない場所の状況の変化をとらえるために、熱の上昇を感知する装置も活用します。
    <静岡市消防局災害機動指揮支援隊 小林亮太隊員>「外観の温度等を確認することで(フラッシュオーバーやバックドラフトといった)爆燃現象の前兆を事前に把握して隊員を危険から回避させる」
     効果的な消火活動も隊員の命あってこそ。隊員たちの心の中にも刻まれています。
    <静岡市消防局災害機動指揮支援隊 海野大輔隊長>「現場に緑のヘルメット、災害機動指揮支援隊がいると隊員が安心して活動できる、心強く思ってもらえる隊になりたい」
     二度と悲劇は起こさない。決意を形にした部隊が動き始めています。
    #オレンジ6 7月5日放送

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