The train came out of the long tunnel into the snow country. The earth lay white under the night sky. … (Edward G. Seidensticker) 翻訳は嘘つき、という言葉があるが、この短文と原文が可換だと認識するのは難しい。 最近よく聞く「異世界」へ、列車がぐんぐん進んでいく様が強く印象付けられる。国境という言葉もない。 黒い空の下に白い台地が横たわっている情景。 大きな夜という入れ物の底が白いイメージ。 川端さんは大した作家だと思うが、サイデンステッカーもすごい翻訳者だと思う。彼を教えた吉田精一先生は、でも、まだまだ達意でないところがある、そうだから、翻訳も奥が深そう。
川端康成、傑物。
The train came out of the long tunnel into the snow country.
The earth lay white under the night sky. …
(Edward G. Seidensticker)
翻訳は嘘つき、という言葉があるが、この短文と原文が可換だと認識するのは難しい。
最近よく聞く「異世界」へ、列車がぐんぐん進んでいく様が強く印象付けられる。国境という言葉もない。
黒い空の下に白い台地が横たわっている情景。
大きな夜という入れ物の底が白いイメージ。
川端さんは大した作家だと思うが、サイデンステッカーもすごい翻訳者だと思う。彼を教えた吉田精一先生は、でも、まだまだ達意でないところがある、そうだから、翻訳も奥が深そう。
分かる人には分かると思うけど、最初の一文と最後の一文はすげぇその小説を表してると思う。
締めがなんでこれ?と思ったけど
時を超えて気付かせてもらいました
😏
短い文章で情景を思い浮かべるの楽しい
日本語って美しい。