Serenade | Schubert (1936) Heinrich Schlusnus { 78rpm record }

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  • Опубліковано 7 жов 2024
  • [  Album  ] POLYDOR POPULAR MUSIC ALBUM S-8
    [   Title  ] SERENADE
    [ Language ] German
    [Performance] Heinrich Schusnus
           Sebastian Peschko (Piano)
    [ Composer ] Schubert
    [Versification] Rellstab
    [  Genre  ] Baritone Solo
    Label   POLYDOR
    Number  12009-B
    Matrix  6650 GR.8. D
    Date   1936
    Method  Polyfar Recording
    Rpm   77.92
    In Japan, book the “ポピュラー音樂集” during the application period (from November 10, 1936 to the end of December 1936).
    And by paying ¥3.00, records 12009 and 12010 were distributed beginning April 10, 1937.
    [Movie Title] セレナーデ | シューベルト (昭和11年) ハインリッヒ・シュルスヌス { SPレコード }

КОМЕНТАРІ • 1

  • @Old_Record_Music
    @Old_Record_Music  4 дні тому

    _____________Title_____________
    *POPULAR MUSIC ALBUM*
    *ポピユーラ音楽集*
    _____________Page35____________
    フロートー作
    *「庭の千草」(歌劇「マルタ」より)*
    シューバート作
    *「セレナード」*
        テノール獨唱
         ヘルゲ・ロスヴェンゲ
         伯林國立歌劇場管絃樂團伴奏(マルティン指揮)
        バリトーン獨唱
         ハインリッヒ・シュルスヌス(ピアノ伴奏)
           〔レコード番號・一二〇〇九〕
        Martha-Last Rose of Summer (Flotow)
         Helge Roswaenge, tenor with The Berlin
         State Opera Orchestra-Cond : Wolfgang Martin
         (Sung in German)
        Serenade (Schubert)
         Heinrich Schlusnus, baritone
         Sebastian Peschko at the piano
         (Sung in German)
     『庭の千草』は、フロートーの書いた、有名な歌劇『マルタ』の中で歌はれる詠唱であります。フ
    _____________Page36____________
    リードリッヒ・フロートーは、一八一二年、獨逸のテュテンドルフで生れ、ダームスタットで逝いた著名な歌劇作家であります。一八三五年以降は、巴里に出て活動いたしたが、一八五六年から六三年まで、シュヴェリンの宮廷歌劇場の指揮者として在任しました。一八六八年後は、維納に住んで、作曲に専念しました。フロートーの歌劇は、必ずしも最高級の音樂的命を持つたものではありませんでしたが、非常に可愛らしい旋律と、巧い技法とが、一般の民衆に理解せられ、忽ち、その作品が廣く知られました。オペラ、オペレッタ、バレーなど三十曲以上、その他に室内樂や歌謠曲を殘しましたが、その中でも、この『マルタ』や『アレッサンドロ・ストラデラ』が一番名高い歌劇であります。
     『マルタ』は、一八四七年に發表された、四幕のオペラであります。この有名な『庭の千草』の詠唱は、第二幕目で歌はれるものです。女王附の美しい女官のハリエットが、戀心あるライオネルのために歌ふのです。愛蘭土民謠として古くから傳へられた感傷的な旋律でありました爲、廣く歌はれました。今日でも、歌劇とは別に、立派な歌謠曲として愛唱されてゐるものであります。
     『庭の千草』は、三幕に至つて、ライオネルが、失意を述べる『マッパリの詠唱』と共に、この劇中の一番美しく、有名なものとなつて居ります。
     シューバートは、歌謠曲の王と謂はれる程、立派な、珠玉のやうな作品を澤山書きました。シューバート程、美しい、自然な、人懐しい歌謠曲を書いた作曲家は、殆んど世界にその比をみません。寔
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    に、抒情的な歌謠曲はシューバートに始まると謂つてよい程です。六百以上に上りますが、歌謠曲だけで、シューバートは永久に輝いて居ります。『美しき粉屋の娘』、『白鳥の歌』、『冬の旅』是をシューバートの三大歌集と謂つて、有名な歌謠曲であります。
     『セレナード』は、三大歌集の中には入つて居りませんが、晩年に書かれた作品の中では、一番美しい歌で、また、人口に膾炙されてゐる佳調であります。青春に富んだ、若いシューバートの心持がほのかに匂つて参ります。夕べの窓に凭れて、戀人を待つやさしい心を歌つたもの。甘く、柔らかい優婉の調べは、無類に美しく、今日まで、色々の器樂に編曲されて、愛奏されて居ります。
     演奏者のロスヴェンゲやシュルスヌスは、獨逸樂壇の中堅どころとして、今日第一線に活動して居ります有名な歌手であります。聲量の豊かなこと、確實な唱い方は、廣く賞讃されて居ります。
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       ロスヴェンゲの略歷
     ロスヴェンゲは一八九七年八月二九日、コペンハーゲンに生れた名テノール歌手で最近著しい活躍を始めた。
     氏は聲樂の手ほどきをヘミエに學び、獨逸聲樂家としての道程を了へ、ノイストレリック・アルテンブルク・バーゼル・ケルン等を經て、遂に伯林國立歌劇場に出演の榮譽を獲ち得た。尙、ロスヴェンゲは優れた歌劇歌手であるばかりでなく、モーツァルト作品の名歌手としてもその名高く、叉オラトリオの歌手としてもドイツ第一流テノール歌手とも云はれてゐる。尙、ロスヴェンゲの夫人であるイロンカ・ホルンドンナーも同様に歌劇歌手として知られてゐる。
       ハインリッヒ・シュルスヌスの略歷
     現在、歐洲各地に獨唱會を開いて、超滿員をきたすのは、バリトーン歌手としてその名も高いハインリッヒ・シュルスヌスの他にまずあるまい。彼はオペラ歌手ばかりではなく、リード歌手として叉有名で、獨逸の歌のみでなく伊、佛、英等の歌謠曲に至るまで驚く程の才能を示してゐる。
     シュルスヌスは一八八八年、ライン河畔のブラウバッハに生れ
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    初めてアメリカのソプラノ歌手ピンネラに聲樂を學び、更に勉强のためフランクフルトに行つたが世界大戰に出征し、戰傷して歸國し再び聲樂を學ぶ、それより二年後ヴァークナーの樂劇「ニュルンベルクの名歌手」に出演のためヘツラー伯に依つて伯林國立歌劇場に招かれ一躍天才を發揮して名歌の榮冠を獲得した。
      シュルスヌスに據る名作レコード
       セレナード シユーバート曲      (レコード番號・六〇一〇〇)
       セレナード R・シユトラウス曲     (レコード番號・六〇一〇〇)
       アヴェ・マリア バッハ曲 グノー編  (レコード番號・三五〇四一)
       アグヌス・ディ ビゼー曲       (レコード番號・三五〇四一)
       蚤の歌 ムツソルグスキー曲      (レコード番號・四五一〇七)
       歌劇「イゴール公」          (レコード番號・四五一〇七)
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    [JP] POLYDOR : World Music
    ua-cam.com/play/PLp3xdm5tMGupV5BkgDHxqakIK-1SZcQDW.html&si=D4isbkzKjFhiXPty