【日本文学の朗読】水野仙子『神樂阪の半襟』~貧というものほど二人の心を荒く、また親密にするものはなかった~

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  • Опубліковано 11 вер 2024
  • #日本文学#短編小説#朗読#女声
    *作品紹介*
    主人公お里は、病気の夫を抱えてギリギリの生活を営んでいました。
    病も回復したある日、夫婦は神楽阪に買い物に出かけます。
    ある店でお里は半襟に心惹かれたのですが・・・。
    この半襟をめぐってお里の心は葛藤します。
    どうぞお楽しみ下さい。

КОМЕНТАРІ • 22

  • @Tetratema1917
    @Tetratema1917 Рік тому +3

    お里さんの気持ちすごくわかります。夫婦だからこそ、そして日頃、自分の愛情と行動を理解してくれていると信じていたからこそ、お里さんは夫と心の駆け引きをしてみたくなったのでしょう。
    心は見えないからこそ通えば価値が出るし、すれ違うと疑心暗鬼にさせる、複雑怪奇なアマノジャクのようですね。
    健気なお里さんの姿勢がいじらしい。と同時に、「貧というものほど二人の心を荒くするものはなかった。」・・・本当に「貧」と「孤独」はヒトを荒ませます。
    質の高い朗読をありがとうございました。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому +1

      テトラテマ様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。
      仕事を辞め、その後に病気になってしまった夫を必死に支えたお里。行ったり来たりする心の内がなんともいじらしく思いました。

  • @runa555luna
    @runa555luna Рік тому +2

    みなみ様💓いつも素敵な朗読を有難うございます✨
    「半衿」という言葉とても見せられます。最近被物を着たせいもあり、着物姿の出てくるお話はなんとなく華やぎますね💓
    (入梅)でも、主人公が嫁ぐお春に半襟をあげますね。
    どんな色の半襟か想像して聞くのも楽しいです✨
    羽織やコートも買えない切り詰めた暮らしが切ないです。
    現代なら、ヤフオクやメルカリそれから全国チェーンの有名な古着屋さん等などあるので、
    随分安く買えただろうなと思いました。
    でも昔も、浅草では古着屋さんがあって(谷崎潤一郎の秘密)にも出てきたり、桂歌丸師匠のまくらで、150円で絽の紋付き羽織を買った(紋帳にと載ってない妙な形紋だったとか笑)
    お話があります。
    朗読されてるお話は、著作権の切れたお話になるので、70年以上昔の、私が肌では分からない世界でもあります。
    明治生まれの祖母がいたので全く体感出来ない世代ではないですが、、、
    体験してない昔の習慣や価値感とか文化とか、、、女性が働きに出るのが憚れた時代でもありますね。
    ちょっぴり異次元体験が出来るのも毎回楽しみです。
    それでいて、どこか懐かしい気もします💓
     
    女性の立場がまだまだ弱かった昔、その慎ましやかな暮らしの話を聞くと、私はやはり今の時代に生きていられてよかったと思う事が多いです。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому +1

      るな様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。やはり、着物と言ったらるな様ですね!
      素敵な半襟をお持ちになっていらっしゃるのかしらと想像してしまいます😊

    • @runa555luna
      @runa555luna Рік тому

      @@roudoku-minami みなみ様💗そう言っていただけて光栄です✨
      半衿は、訪問着がいくつかあるので、それに合わせて買いました😊桜の柄の桃色のや、淡いオレンジ系の無地とか、水色系の着物に合います。       
      今はちょっと派手ですので、お嫁さんに預けて使ってもらってます。
      でも今年秋に二人目の孫が生まれたら、お宮参りに、思い切って半襟を使ってみようかなと思ってますので💗

  • @Miso_Abura
    @Miso_Abura 4 місяці тому

    模試の過去問演習でこの文章出たけど、🥴な顔になりながら読んでた。
    お里に同情して辛い。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  4 місяці тому

      みそ油様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。

  • @kiyomiumezawa-masamune6940
    @kiyomiumezawa-masamune6940 Рік тому +2

    なんて面倒臭い奥様でしょう!欲しいなら欲しいって言えばいいのに。でも、みなみ様の朗読はいつも通り素晴らしかったです。いつも楽しませていただいて、ありがとうございます。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому

      Kiyomi Umezawa -Masamune様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。
      複雑な女ごころですね😊

    • @user-iv9ts5dj7s
      @user-iv9ts5dj7s 11 місяців тому

      それではお話にならないので😂

  • @izumiakagi346
    @izumiakagi346 Рік тому

    私はピアノを演奏します。勉強のために多くのコンサートに行きました。力あるプレイヤーは冒頭の音質でその曲全体の言わんとしている内容を予感させてくれます。
    みなみさんの朗読も冒頭の声質で作品の全体をイメージできる力があります。
    朗読も楽器演奏と共通している面があるのではないでしょうか。日本語の美しさと日本人が持つ独特な感情の特性をみなみさんは組織したものとして表現出来ている類まれなプレイヤーだと思います。
    日本歌曲を聴い ているようです。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому

      Izumi Akagi様
      「神楽坂の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。
      そして、身に余るコメントをお寄せいただき、恐縮でございますが
      今後も朗読を続けていく力になります。ありがとうございます。

  • @user-by8qu5dz3p
    @user-by8qu5dz3p Рік тому +3

    せつないですね〜こまやな女ごころと、ひとりよがりな男。期待はずれもいいとこ。寂しいなぁ。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому

      齋藤敏子様
      おはようございます。「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。この帰り道、せめて温かいお茶でも二人で飲んで欲しいなと思いました。

  • @user-vk8uu9nv7n18
    @user-vk8uu9nv7n18 Рік тому +7

    切ないお話でございます。男性がマントを着ているのなら、それを脱いで奥さんの肩に
    着せてあげればいいのに。 街が寂れていくのを見ながら考えました。戦後は不幸だったか?
    1:終身雇用が普通なので、いきなりクビになる心配がなかった
    2:仕事は辛くても過労死するほどではなかった
    3:貧乏でもみんなが同じく貧乏だから「お米貸して」「お塩貸して」などと助け合っていた
    4:「今年は冷蔵庫を買おう、来年は洗濯機も買えるだろう」と将来に明るい展望が持てた
    5:子育てに大金がかかるわけではなかったので、三人くらいは普通に育てることが出来た
    6:悪い奴はいても、大抵は捕まって罰せられる、という世の中への安心感があった
       今は何もありません。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому +2

      伊達政宗様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。
      伊達様がそっとマントを女性の肩にかけてあげる姿を想像致しました。

  • @user-qv6vh8ux4r
    @user-qv6vh8ux4r 3 місяці тому

    つい口元が緩む話でした😂やはり女性は面倒なんだなと改めて😂

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  3 місяці тому +1

      トキ様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます😊

  • @松田穂
    @松田穂 Рік тому +2

    🌈🌬️🌫️🍂つい!、、、、、、、、何回も、、、、、でも朗読は💖💖💖

  • @user-by8qu5dz3p
    @user-by8qu5dz3p Рік тому +2

    みなみさま「神楽坂の半襟」朗読ありがとうございます。水野仙子さんって、水仙さんですね。今から拝聴させていただきます。

  • @MovibeThomas
    @MovibeThomas Рік тому +1

    大正13年生れ、そんなに昔でもない、半襟女性のセンス男性のネクタイ相当
    25歳結核の妻、今の世では、これはないね。可哀想に。
    インターネット上に、詳しい 半襟屋さん近辺の色々の店舗の位置を
    記した地図があり、僅かに期待した里の心境が一層判り、いじらしい。

    • @roudoku-minami
      @roudoku-minami  Рік тому

      Seima Thomas様
      「神樂阪の半襟」をお聴きいただき、ありがとうございます。