「寂しいを通り越して仙台の文化はどうなってしまう」ブラタモリでガイドの男性も通った老舗書店が閉店へ 58年こだわった店づくりとは

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  • Опубліковано 25 кві 2024
  • 仙台市青葉区の一番町商店街にある「金港堂本店」。1910年の創業以来、流行の雑誌や書籍、教科書の販売など「街の本屋さん」として幅広い世代に親しまれてきました。しかし…金港堂 藤原直社長:
    「ご覧いただいて分かるように、老朽化が進んでいます。大体人間も60年が過ぎると少しはガタが来るものだと思いますので、今回踏ん切りをつけてということになりました」本店は現在のビルで58年間営業を続けてきましたが、老朽化などよって4月末で閉店することになりました。客:
    「(金港堂が)なくなって、寄るところがなくなってしまうのが凄く残念」
    「小学校の頃からよく来ていました。教科書とかここにあって、毎年新学期にはここで教科書をかいにきていました」
    「子どもができてからは図鑑を買ったりとかりしていました」閉店を知り、かつての従業員も店に駆けつけました。元従業員:
    「それぞれ辞めた時期は違いますけど、同期入社で。すごくお世話になったので。結構古かったんですけどね。でもそこがまた、金港堂の良さだったんですよね、きっとね」20年前は個性の違う書店が建ち並んでいた仙台市に住む歴史研究家の木村浩二さん(72)です。木村さんは、NHKのブラタモリ仙台編でガイドを務めました。金港堂本店には学生時代から通っていました。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「ここは学生の通り道でしたからね。もう、50年60年通っている感じこの名前の本屋さんがなくなるのは、寂しい限り…寂しいを通り越して、仙台の文化はどうなってしまうんだろうと」仙台市内では、この20年で127あった書店が36に。およそ7割が減少しているのです。金港堂本店の周辺にもかつて複数の書店が並んでいました。当時を知る木村さんに案内してもらいました。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「ここです。今駐車場になっているところにビルが建っていて、ここの1階と2階に丸善さん」金港堂からわずか50メートルの場所にあったのが丸善書店。2002年に閉店となりましたが金港堂とは異なる客層から支持を得ていました。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「それぞれ本屋さんとしての個性があった。金港堂さんは仙台ならではの郷土史関係のものを重点的に。ここは洋書を置いたり」さらにおよそ350メートル先。丸善書店と同じく2002年までこの場所にあったのは高山書店です。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「仙台では大きい本屋さんだったので、品ぞろえは豊富だった。(書店数があり)ほしい本があればどこでも買えた」58年とことん地域に密着およそ400メートルの間だけでも3つの書店が建ち並んでいた一番町エリア。しかし、施設の老朽化や、店主の高齢化に伴う後継者不足、最近は電子書籍の台頭で街の書店を取り巻く環境は厳しさを増しています。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「仙台の文化の灯火が一つ消えるなと、大げさに言うと」他の店舗が閉店するなど時代が移り変わる中でも一番町で長らく営業を続けてきた金港堂。店の1番の魅力は、地元出身の作家の書籍を積極的に扱うなど、地域に密着した店づくりでした。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「大手の本屋さんでは扱わない、あまり売れ筋にならない本も、金港堂ならではの売れ筋で並ぶので、これを見るだけでも仙台の街の状況が少し垣間見えるようで、おもしろい」執筆活動もしている木村さん。店頭の売り上げランキングに自身の本が並ぶこともありました。仙台在住の歴史研究家 木村浩二さん:
    「ここに並ぶと誇らしいです。仲間と来て、自分が書いた本が並んだらここで写真を撮ったりした」街並みが変わる中で1ページ1ページ仙台の歴史や文化を伝え続けた「街の本屋さん」4月30日に惜しまれつつ、歴史に幕を下ろします。
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