【自転車】関東大震災の輪郭
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- Опубліковано 7 лют 2025
- 《関東大震災の輪郭》2023-2024年 HD ビデオ(9分53秒)
この作品は、関東大震災後に制定された震災復興区画整理事業エリアの輪郭を自転車で巡った〈関東大震災の輪郭〉という約10分の短編映像です。
いま住んでいる町の一角に「木密」 があります。
調べてみると関東大震災で燃えなかったエリアで、あいだの道は震災復興区画整理事業エリアの境界でした。
他の境目には、どんな違いがあるのかを見てみたくて、震災から100年目の2023年の夏、区画整理事業エリアの輪郭を走りました。
浅草から反時計回りで走ったので画面左側がエリアの内側です。
浅草→今戸→南千住→東日暮里→根岸→下谷→上野→池之端→湯島→後楽→飯田橋→九段南→四番町→平河町→麹町→九段下→一ツ橋→大手町→八重洲→有楽町→新橋→虎ノ門→芝公園→芝大門→浜松町→東新橋→築地→新川→永代→古石場→東陽町→南砂→北砂→大島→亀戸→江東橋→錦糸→押上→向島→吾妻橋
ところどころ道がないところがあり、実際の境界と違うところも走っています。
区画整理後には明確な内と外の違いがあったかもしれませんが、その後の空襲、高度成長期、産業構造の変化、バブル、不況などなどを経ていることもあってか、殆どの場所で違いは感じられませんでした。
それでも最も興味深かったのが、江東区古石場の運河沿いの風景。
長年風雨に耐えてきたであろう堤防の存在感と、青い空と運河の向こう、区画の外に立ち並ぶマンションの対比に時間の積み重なりを感じました。
境界は湯島や四番町、虎ノ門あたりで少し台地に登る以外、ほとんど低地を走っていました。
今後はこのエリアを「東東京」(低地)の西のコアと意識して、東京の位置関係を見ていこうと思います。
■参考にした地図
地図と振り返る関東大震災100年(公益社団法人 日本都市計画学会)
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この映像は、2024年11月29日(金)に岐阜市にあるロイヤル劇場で開催されたART LIFE GIFUの映像イベント〈still is move〉で上映されました。
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