冬季・十石山/乗鞍岳縦走(雪まみれの絶景縦走)イグルー泊
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- Опубліковано 7 лис 2024
- 厳冬期から、だんだんと寒さも緩んでくる残雪期。。。
今週末は高気圧に覆われて稜線上の風がかなり穏やかな予報。
注意:誤植
富士三岳× ⇒ 富士見岳〇
どこの山域も絶好の登山日和。
本当ならば北アの3000m級も狙える絶好のチャンスでもあるが、2日間風が穏やかという状況ならば、縦走もあり!そう!まえまえから狙っていた、十石山から乗鞍岳への稜線縦走を敢行することに決めました。
十石山は昨年歩いて知っているつもり。。。あの山域は雪が多い。しかもその先、乗鞍岳への稜線は、この冬まだ誰も歩いていない可能が大。ここを突破するにはスノーシューが欠かせないだろう。そして、一部細尾根などの難所もあると聞いている。
さまざまな想定のなか、荷物の重さは23kg超。。。いつもながらの重たさである。今回も基本イグルー泊をする予定であるが、不測の事態に備えてしっかりテントも背負っております。特にここの様な情報がほとんどない場合には、テントは必ず背負いたい。いつかしか1時間半でイグルーを設営できる自信がついた折にはテントなしで挑みたい。(そんな時がくるのか。。。どうか。。。思い返すと初回のイグルー泊のときは保険のテントなしで挑んだことを思い出すとゾッとします)
ということで、今回の十石山から乗鞍岳への稜線縦走。。。ついにやり遂げました!予想を上回るハラハラ、ドキドキの連続!ちょっとなめていたと怒られますが、なかなか険しいルートでした。とくにスノーシューが苦手な下り斜面。。。アイゼンに切り換えるべきか?風が強く雪は深いが表面がクラストしている雪面。。。雪がまったくなくなる場所。。。尾根芯が岩場で切り落ちているトラバース路。いろいろな判断を迫られる。なかなかの経験ができました。本当にエキサイティングなルートで最高に面白かったです。
Mt.乗鞍スキーリゾートの(第3駐車場)に6:00に集合。1台車をデポして白骨温泉の十石山の登山口に向かます。今回は登山口直の駐車スペースへは雪が多く車で入ることはできず、白骨温泉ホテル街の少し上の消防団施設前の駐車スペースにクルマをとめてのスタートとなりました。
登山口から十石山。。。
主に日帰り登山者が多いので、23kg超の我々をどんどんと抜かしていきます。トレースは比較的しっかりあって、アイゼンで頂上までいけました。
十石山から宿営地(乗鞍権現社を少し過ぎた場所)。。。
十石山から稜線縦走を開始早々に、誰も通っていない雪原歩きとなるのでスノーシューに換装するが、しばらくすると細尾根が迫ってくる。。。せっかくスノーシューを履いているがさすがにここをスノーシューで突破することは無理なので、アイゼンとピッケルに。。。ちょっと予想を上回る細尾根。。。だれも通ったトレースもなく、ちょうどガスが掛かりはじめてなかなか緊迫する縦走路の洗礼を受けた。その後、ふたたびスノーシューに履き替えて金山岩へ。。。金山岩の山頂付近は雪が少なく岩場をスノーシューであるくことに。。。金山岩からの下り。。。下りはスノーシューは苦手。。。ここらで14時を過ぎたので、宿営適地を選定。。。
宿営地について。。。
金山岩から硫黄岳への最低鞍部より手前の場所(2,350m地点)
14:30ごろから、5回目のイグルー設営に取り掛かりました。
目標は1時間半という大見えを掲げて制作に取り掛かりましたが、イグルー完成には2時間半掛かってしまいました。まだまだ、このレベルです。雪質はザラメ層が幾重にあったりして。。。イグルー上部の層を積み上げるときには雪の切り出しには神経を使いました。
第2日目、ちょっと撤収に手間取り予定より30分ほど出発が遅れました。(6時少し前スタート)いったん最鞍部まで下りての硫黄岳への登り。。。なかなかヤラシイ斜面が続きました。硫黄岳の山頂は細尾根の岩場となるため東側の斜面(ハイマツ帯)をトラバースして切り抜けました。
硫黄岳から大丹生岳(乗鞍スカイライン合流点)
雪がなく露出した地面の場所もあり、さらには大丹生岳への登り返し(ほぼ夏道の上を通れます)は、かなり疲れました。。。
乗鞍スカイライン(平湯・十石山登山口)から摩利支天分岐まで。。。
凍てついた雪原が広がります。。。テカテカに磨かれた氷と雪の世界です。こんな景色はなかなか見ることができない圧巻の乗鞍高原の景色でした。ほぼ、乗鞍スカイライン上を歩いて。。。摩利支天分岐へ到達。
終盤に差し掛かる、(観測所のある)摩利支天分岐から肩の小屋へ。。。
南側にある夏道を選択したのですが、すっかり夏道は雪で埋まり凄まじい斜度のトラバースを選択せざると負えない状況となってしまいました。結果的にはアイゼンとピッケルに換装して無事にクリアすることができましたが、20kgを超える荷物を背負い宿営地から随分と長く歩いて疲労がでてくる時間帯。。。ここは本当に危なかった。。。と思います。観測所への道路(本来は関係者以外立ち入り禁止)方面へ行って摩利支天のコル(観測所の手前)から肩の小屋へ向かうのが安牌だと思いました。
肩の小屋から乗鞍岳(剣ヶ峰)へは
20kg超の荷物をデポして、荷軽で山頂アタック。ちょうど天気は悪化傾向でガスに覆われたり、少し青空でたりでしたが、ちゃんと山頂まで到達することができました。ついに十石山から乗鞍岳への縦走を完遂することができました。感動の山頂到着!!!感無量です。
あとは、肩の小屋で荷物を回収してほぼ最終の登山者くらいの情況で無事、登山口まで下りることができました。2日間の疲労が蓄積して最後のスキー場歩きはとくに堪えました。。。無事16:30下山!
今回もご一緒頂きました、山友さんには本当に感謝です。ここも一人では絶対に行けない凄い場所でした。言葉ではいい尽くせませんが、本当にありがとうございました。
ご自身の経験、天候、コンディションを見極めたうえで参考にしていただければ幸いです。
行動時の飲用水
1日目:1.0L
2日目:1.3Lほど
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ー・ー・ー・ー・ー・ー・忘備録(基本情報)・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・日中の気温
1日目 マイナス2~5℃くらい
2日目 マイナス8~0℃くらい
宿泊イグルー内はマイナス7℃。。。外はマイナス10℃くらい
・冬靴、厳寒期手袋、バラクラバ、ゴーグル必要、ヘルメットもね
・滑り止め(アイゼン12本)
・ピッケル、スノーバスケットを装着したトレッキングポール
・スノーシュー
・ガス缶 厳寒期用が必要
・水作りセット
イグルー泊地点について
金山岩から硫黄岳への最低鞍部より手前の場所(2,350m地点)
・スコップ(シャベル)要、スノーソー
・イグルー内はマイナス7℃
・シェラフはモンベルダウンハガー800#0 (暖かく寝れました)
・シェラフカバー要ります
Mt.乗鞍スキーリゾート第三駐車場(かもしか)
・トイレ
・自販機
十石山(白骨温泉)登山口
・手前駐車スペース(5台くらい)
・トイレなし
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1日目 山行 約7時間 休憩含む
07:20 駐車スペース
07:25 十石山登山口
07:30 スーパー林道方面道標
08:30 湯沢ノ平
10:10 十石東尾根
11:35 十石山11:45
13:40 金山岩
14:00 乗鞍権現社
14:30 宿泊地(2,350m地点)
イグルー泊 (作成2時間半)
2日目 山行 約10時間30分 休憩含む
05:55 宿泊地(2,350m地点)出発
08:05 硫黄岳
08:50 姫ヶ原
09:45 硫黄岳登山口
10:15 大黒岳登山口
10:35 ご来光登山口バス停
11:00 県境ゲートバス停
11:20 不消ヶ池
11:25 富士見口
11:35 摩利支天分岐
12:20 肩ノ小屋(荷物デポ)12:35
12:35 剣ヶ峰口
13:00 朝日岳(乗鞍)
13:10 蚕玉岳(乗鞍)
13:15 乗鞍岳頂上小屋
13:30 乗鞍岳13:35
13:45 蚕玉岳(乗鞍)
14:20 肩ノ小屋
15:00 ツアーコース終点
15:35 かもしかリフト最上部
15:55 三本滝バス停
16:30 スキー場・第三駐車場
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音楽:FREE BGM DOVA-SYNDROME
dova-s.jp/
Music:FLASH☆BEAT
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