「とにかく走り回った20年」青森県・三村知事が退任 最後の1日を追う リーダーのバトンは宮下氏に

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  • Опубліковано 27 чер 2023
  • 蒸し暑く梅雨空の青森市。たくさんの報道陣が待つ県庁正面玄関には時折爽やかな風が吹いていました。
    【藤原アナリポート】
    「午前9時49分です、きょう(28日)退任する三村知事が県庁の正面玄関にやってきました」
    【三村知事】
    (Q.どんなお気持ちですか)「いつもと同じ」
    「どんな場面でも毎日毎日をきちっと。その日の業務を最善を尽くしてやってきたからね。『通常心』『平常心』でなく、通常。じゃありがとう!」
    三村知事は記者の質問にそう答えると知事室に向かいました。
    【藤原アナ】
    「このあと午前11時からは、あちらの知事室で三村知事から宮下新知事に引継ぎが行われる予定です」
    「県庁の正面玄関にいま宮下さんが到着しました。宮下新知事がいま到着です」
    29日から知事になる宮下さんが県庁へ。
    「宮下さんお入りになります」
    【三村知事】
    「はいはい!」
    【宮下宗一郎氏】
    「よろしくお願いします」
    これまでは知事とむつ市長という立場で対話をしてきた2人です。三村知事と宮下さんが事務引継書にサインを交わしました。
    【三村知事】
    「サインしたからには責任重大だからあとはよろしく」
    「今後、新時代、新しい青森県政を大いに切り開いてくださることを期待します。よろしくお願いします」
    【宮下氏】
    「知事ありがとうございます」
    三村知事から宮下さんへ。県政のリーダーの思いが引き継がれた瞬間でした。宮下さんが三村知事と会って話をするのは市長を退任して以来、およそ4カ月ぶりだといいます。
    【宮下宗一郎氏】
    「三村知事からは次はしっかり頼むぞ、というお話がありましたので『任せてください』と話をさせていただきました」
    「いよいよあすからだということもありますので、県民の皆様の暮らしの向上、そして県政の大きな前進に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思います」
    午後2時には、幹部職員およそ40人を前に三村知事の最後のあいさつ。
    【三村知事】
    「子育ては親育てという言葉があります」
    「この20年、青森県知事三村申吾、これをしっかりと育み、成長させてくださいましたのは、OBの方々を含めて全ての県庁職員一人ひとり皆様方であり、青森県民の皆様方であると思っています。改めて感謝御礼申し上げるところであります」
    そして、午後3時からは退任会見に臨みました。20年間にわたる在任期間については「とにかく走り回った」と振り返りました。
    【三村知事】
    「自分とすれば苦難・困難様々なことがあり、山あり谷あり、谷・谷と続いたこともありましたけれども」
    「『絶対に青森県をつぶさないぞ』『絶対に食える青森県にするぞ』『絶対に命を守る仕組みをつくっていくぞ』と、その一途の思いを貫くことができたと、そう考えております」
    また、最も印象に残っている出来事については東日本大震災を挙げ、県民の絆の強さを感じたといいます。
    【三村知事】
    「避難所での姿を見て、本当に青森県民の人たちって本当にすげえなと。こういう危機には助け合うんだなと」
    「最初に行った(八戸市)白銀の姿が一番今でも忘れられないです」
    一方、29日以降の生活について問われると-。
    【三村知事】
    「もう一度見てみたい景色を見たり、もう一度吸ってみたい空気ってあるじゃないですか。そういったものをしっかりと味わってみたい。三村申吾個人としての生き足りなかった部分をもう一度ちゃんと生きてみたいというのはあります」
    退任会見を終えた午後4時すぎ。三村知事が背広を脱ぐと書かれていたのは「感謝」の文字。同じく28日で退任する青山副知事、柏木副知事ともに職員に別れを告げました。

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