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  • Опубліковано 7 лют 2024
  • この曲は宝暦3年(1753年)といいますから、長唄の曲の中では大変に古い方に属します。
    この年は、初代中村富十郎が江戸下りの初お目見えとして、白拍子でつとめた踊りの曲です。正式には「京鹿の子娘道成寺」といい、大いに興行成績が上がった出し物でして、その他にもあった道成寺ものを人気の上で突き放しました。
    この曲は時代が古いこともあり、構造的にも組歌形式によっており、当時はやった小唄を集めたものとして江戸長唄の面影を大きく残しているものといわれます。
    この舞踊曲は「北州」と並んで花柳流の検定曲にもなっており、舞踊としての難しさもあります。
    道成寺というお寺は、大宝年間といいますから西暦700年代に文武天皇が紀道成(きの・みちなり)に創建させたもので、和歌山県日高にある天台宗のお寺ですが現存しません。
    能の道成寺を基本としていますが、今世間で問題となっている「女人禁制」(にょにんきんぜい)の原点のようなものです。
    一人の女性が僧侶に恋し、裏切られ、その僧侶を追って大蛇になってこの道成寺に行き、鐘の下に隠れた僧侶を焼き殺すという大変凄惨な安珍、清姫のストーリーをベースにしています。
    鐘の再興された供養の日に、寺は女人禁制であるにもかかわらず、かねての罪を償いたいというあの女の魂が白拍子となり、道成寺にやってくるという謡曲の筋にしたがっています。
    先ほど組歌形式と申しましたが、一段目の「鐘に恨みは数々ござる~」と二段目の「いわず語らず~」は女の男に対する恨む部分で「町娘の手踊り」となっています。
    五段目の「恋の手習い~」は手習いの段といい別名「手拭い踊り」ともいわれますが、この三か所だけが本筋であり、そのほかは本筋とは関係がなく、たとえば「梅とさんさん~」は花笠踊りといった具合に、当時流行していた小唄や民謡を集めたものです。
    「初夜の鐘」というのは午後8時に突く鐘のことですから、誤解のないように。後夜というのは午前4時のことです。
    「恋の分け里~」では、吉原のほか西国の遊里がリストアップされていますが、さて、ご年配の方でしたらどのくらいお判りでしょうか?
    正解は9つです。随分とあったものですね。
    「恋の分け里」とは、恋の諸分けを立てる里のことであり、遊里をいいます。
    白拍子が踊る「乱拍子」というのは、能独特のリズムで、瞬間的の片足を踏み出すような激しい舞の連続となっています。
    古いにもかかわらず近代性も感じられ、踊りの舞台の華やかさをイメージ出来れば、一層華やいだムードになる曲といえます。

КОМЕНТАРІ • 2

  • @user-oh6je3ce8f
    @user-oh6je3ce8f 6 місяців тому

    かっこいい〜!お腹に沁みます❤

    • @user-ub5nu6hn3t
      @user-ub5nu6hn3t  6 місяців тому +1

      056.紀州道成寺も素晴らしい曲ですので、楽しんでくださいね!
      ありがとうございます。