【特集|80年続く酒屋】独自の『角打ち』で時代を超える魅力に挑戦【この町で~愛される老舗~|新潟】スーパーJにいがた9月20日OA

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  • Опубліковано 19 вер 2024
  • 新潟市中央区で80年続く酒屋。『角打ち』にこだわり、唯一無二のスタイルを築いた店主の思いに迫ります。
    昔ながらの、町の酒屋さん。その一角で楽しむ“ちょっと一杯”。それが『角打ち』です。
    ■富山詠美アナウンサー
    「素敵な雰囲気ですね。こちら、バーのカウンターと思うかもしれませんが、実は酒屋さんの中にある『角打ちスペース』になっているんです。今日はその角打ちの魅力に迫ります。」
    新潟市中央区・学校町通りにある〝大倉酒店〟です。3代目の大倉一浩さん(57歳)。大倉酒店は、新潟では珍しい洋酒や地酒など約1000種類の酒を取り揃えています。
    ■富山詠美アナウンサー
    「お酒が並んでいると思えば、お店に入るとすぐ角打ちのスペースが設けられているんですね!お店の中に、さらにまたお店が存在している感じ。」
    角打ちは、"酒屋で買った酒を、そのまま店内でいただく"こと。短い時間でリーズナブルに。「ちょっと1杯」を気軽に楽しめる粋な文化です。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「好きなときに好きなものを飲める。自分で自由にお酒を取捨選択できるのが、角打ちのいいところじゃないでしょうかね。お酒が好きな方は、お酒に囲まれて飲めるからパラダイスでしょうね。」
    この日も、昼間から常連客がやってきました。
    ■常連客
    「(Q.角打ちはよく来る?)そんなことないですよ(笑)。いや、何回か来てますけども根が生えてね。座って飲めるから。今は角打ちというと古町だと立ち飲みだけど、年よりは座りたくて来るのよ・・。」
    角打ちというと、立ち飲みの店が多い一方で、大倉酒店はカウンターにテーブル席まで。実はここにこだわりがあります。
    ■富山詠美アナウンサー
    「ここはカウンターもあって、“バー”のような雰囲気ですよね?」
    ■3代目 大倉一浩さん
    「角打ちは色々なお店があると思うが、うちは飲食店に近い角打ち。最初はメニューだけで提供していこうと思っていたが、お客さんが周りの(売っている)商品も飲んでいいか、食べていいかという人が多かったので、じゃあしょうがないなと(笑)。」
    マスターは4年半、古町のバーで修業。店内の商品だけでなく、本格的なカクテルを楽しめるのも〝大倉酒店〟ならではです。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「はい、どうぞ。」
    ■富山詠美アナウンサー
    「きれいな色ですね~。」
    こちらは、オリジナルカクテル『ちゃチャ茶』。緑茶と、紅茶のリキュールをウーロン茶で割った一杯です。
    ■富山詠美アナウンサー
    「緑茶のさっぱり感に紅茶が入ると、デザート感覚まではいかないけれど・・・。」
    ■3代目 大倉一浩さん
    「そうそう。甘くておいしいカクテルだと思う。結構度数強いので気をつけてくださいね、あとで倒れないように(笑)。」
    さらに、食事にもこだわりが。一般的に、角打ちのおつまみは店内で販売しているスナックや缶詰などが中心ですが、ここではマスターお手製の本格料理が楽しめます。メニューは、グラタンやカレーライスなど50種類以上!
    ■常連客
    「僕は飲めないんだけれど、ここは実は、マスターが作る料理がとてもおいしいんです。」
    大倉酒店は、戦後まもなく創業。一浩さんも、幼い頃から店を手伝っていました。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「当時は酒屋は免許制で守られていたので、結構忙しかった。それこそ高校生の頃は、盆や暮れなどお中元やお歳暮の時期になると、バイトに駆り出されて配達に行っていた。」
    しかし、ディスカウントストアの参入で、この地域に200軒並んでいた商店は約4分の1にまで減少。酒屋も大きな打撃を受けました。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「当時大店法(大規模小売店舗法)で酒屋の免許が緩和されてきた時代だったので、だんだん酒屋さんの売り上げも右肩下がりになり、なんとかしないといけないなと思っていた。」
    そこで23年前、店を改装し『居酒BAR酒屋』をスタート。ご飯もお酒も楽しめる、新しい角打ちスタイルの店を作りました。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「この通りだけで酒屋は6~7軒あったが、今はうちだけ。やっぱり明かりが灯っていないと、通りが寂しいので。できる限り続けられる限り灯していきたい。」
    午後8時。賑やかな声が聞こえてきます。
    ■10年通う常連客
    「自分は飲みに来ちゃっているので、あまり酒屋さんと思ってきていない(笑)。」
    「カクテルでもなんでもあるので、メニュー豊富でリーズナブルだし。」
    「飲んでいて、例えばビールがちょっと飽きたなと思ったら、マスターに一声かけて冷蔵庫に行って自分で缶チューハイだして、ちょっと軽いのに切り替えて。自分のペースで角打ち的な飲み方もできるので、あるものをこれ面白そうってできるのが1番楽しい。」
    ■常連客
    「(皆さん一緒にお酒を楽しむことができるのも素敵ですね)今日たぶん初めてお会いしますよ(笑)初めてですね(そうはみえない!)ハハハ!」
    地域と共に歩んできた店を、これから先も守っていきます。
    ■3代目 大倉一浩さん
    「ここはやっぱり、ちょっと世間とは違う空間というか。愚痴を吐いたりとか、そういうことを受け止めるのも私たちの仕事だし、楽しく過ごしてもらうのもいいし。本当に使いたいように使ってもらえたらと思います。体が続く限りは、立ち仕事なのでやっていきたいなと思います。」
    2024年9月20日放送時点の情報です。
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    #新潟 #UX新潟テレビ21

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