高知で棋王戦 藤井聡太七冠×増田康宏八段、少年棋士「めっちゃ見ごたえがあって、すごい対局」
Вставка
- Опубліковано 8 лют 2025
- 将棋のタイトル戦「棋王戦」が高知市で行われました。大人気を誇る藤井聡太七冠が初めて高知入りするとあって、大いに盛り上がった五番勝負第1局を取材しました。
2025年2月2日、高知で21年ぶりという将棋のタイトル戦が開幕しました。第50期棋王戦五番勝負第1局。
先手は竜王や名人など将棋のタイトル七冠を持つ藤井聡太棋王。
藤井棋王:「身の引き締まる思いがあります」
挑むのはこれがタイトル戦初挑戦の増田康宏八段です。
増田八段:「タイトル戦はずっと子供の頃から夢にまで見ていた舞台ですので」
四万十町から来た男性:「藤井名人を見たくて来ました」
対局場がある高知市文化プラザかるぽーとには子どもから高齢者まで大勢の将棋ファンの姿が。1人のプロが8人のアマチュアを相手に将棋を指す「指導対局」です。
子ども3人:「天彦さんと(対局が)できてよかったです」
子どもたちが興奮気味に話す「天彦さん」がこちら。
2016年度から名人戦を3連覇した押しも押されもせぬ「A級棋士」佐藤天彦九段です。人気棋士から直接指導を受けられる貴重な機会にファンの目が輝いています。
佐藤天彦九段:
「子どもだったらどんどん攻めてくるかと思いきや、こちらの子どもさんは、むしろ僕の動きを待ってるというか。うまく反撃を決められて、最後負けた将棋がありましたし」
佐藤九段は高知の子どもたちの姿が印象的だと言います。
佐藤天彦九段:
「(子どもたちは)同じ将棋教室でコミュニティーとしてやられてると思うんですけど、そういう文化が育まれているのは、とてもいいことだなと思いました」
高知出身の女流プロ棋士島井咲緒里さんも指導にあたります。
島井咲緒里さん:「地元へ将棋を通して恩返ししたいという気持ちがすごくあるので」
指導対局の一方で棋王戦の対局も進んでいきます。
子どもたち:Q・どっち応援してる?「増田八段」「藤井聡太」
対局は互いの「角」を交換し、持ち駒にする「角換わり」の戦型に。藤井棋王得意の形ですが、増田八段は用意していた戦法で互角の戦いに持ち込みます。
大盤解説の会場では両者が指す一手一手をファンが固唾をのんで見守ります。
女子高生2人:「私(将棋を始めて)2年目です」「1年目です」
「うまく詰められた時とか、爽快感がすごい。先輩を倒したときは本当にうれしいです。プロの将棋ってほとんど見たことないので、どんなのかなって気になっているところです」
時間は遡って、対局の前日。藤井聡太棋王と増田康宏八段が高知で最初に臨んだのは「検分」です。対局で使う駒や盤、対局場のしつらえなどを対局者が実際に見て確認します。
棋王戦第1局の立会人は四万十市出身の大御所森けい二 九段。
森けい二 九段:
「21年前に谷川(浩司)・丸山(忠久)戦で使った盤で、地元の人の提供です。けっこういい盤だね」
将棋盤と駒は高知のアマチュア六段小野憲三さんが提供しました。
小野憲三さん:「21年前に使うていただきまして、2度目ですけんどね、光栄です」
森けい二 九段:「高そうな盤だ」「100万ぐらいはしそうだ」(笑)
「検分」を終えた2人の対局者。夕方には「前夜祭」で大勢のファンの歓迎を受けました。
鉄道ファンという藤井棋王は陸路高知入りしたとのことで。
藤井棋王:「土讃線の特急・南風に乗ってこちらまで来まして、ダイナミックな車窓の景色と、振子式の車体の傾斜を楽しみながら来ることができました」
藤井棋王に花束を手渡した男の子は。
花束贈呈の男の子:「緊張してずっと震えていました。将来の夢は飛行機のパイロットです」
清水市代女流七段から「初めてのタイトル戦で一番不安なことは対局の作戦ではなく、前夜祭でのスピーチ」と暴露された増田八段は。
増田八段:「これだけ大勢の方に、ハイ、お集まりいただいて、嬉しいと同時に、ハイ、緊張しています」
対局の抱負を聞かれると…
増田八段:「藤井さん得意戦法の『角換わり』が一番難敵でして。明日は(角換わりに誘導させないよう)先手番が来ることを願っています」
しかし、第1局は増田八段の願いかなわず藤井棋王の先手。
大盤解説を見守るファンの男性:「増田先生が嫌がっていた『角換わり』になってるので、ちょっと頑張ってもらいたいなと期待してます」
追手前高校将棋部・男子高生:「藤井聡太さんってプロが予想しないみたいな手を打ったりするので、そういうところを見たいですね」
夕暮れ迫るかるぽーと、午後7時18分、127手で増田八段が投了。藤井棋王が先勝しました。
増田八段:
「藤井棋王が知らない作戦をやることができて戦えたのはかなりいい内容だったなとは思います。前夜祭から高知の方にあたたかく迎えていただいて、自分としては対局しやすく、集中できたと思います」
藤井棋王:
「棋王戦、高知でのタイトル戦はほんとに久しぶりの開催だということだったんですけど、多くの方に対局を見ていただけたことをうれしく思っています」
男の子・小学5年:「めっちゃ見ごたえがあって、すごい対局だったです」
広島から来た夫婦:「藤井聡太先生のファンで、広島から来たんですけど、藤井先生が勝っていただけるように祈りながら見てました」
追手前高校将棋部・男子生徒:「プロの試合は生で見られる機会はもっとほしい」
第50期棋王戦第1局。多くの人たちの心に熱いものを残し幕を閉じました。
増田さん藤井竜王名人お疲れ様でした
凄いピョン
まっすー!!!!頑張ったでーー、一回は優勢もとった、ずっと劣勢ではなかったよ!!また頑張れ‼️
少年棋士?