Wagner : Vorspiel und Karfreitagszauber / Takashi Asahina 1993
Вставка
- Опубліковано 19 тра 2021
- Takashi Asahina / Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra 10 Sep.1993 Live Recording
Wagner : Vorspiel und Karfreitagszauber
1. Vorspiel 12:18 (00:03)
2. Karfreitagszauber 9:17 (12:28)
「パルジファル」はバイロイト祝祭劇場の「音響特性」を考慮して作曲されていると。
初演時以降、他の劇場では上映禁止となった。まあ、簡単に破られましたが・・・
ですので、究極的、狭義的に、バイロイト以外では、ワーグナーが希求した音響的・完璧な上演、は不可能だろう。
確か、この曲は打楽器がティンパニイのみだと。オケ・ピットの底で取材した日本人関係者が音楽誌で書いていました。
昔の淵源で、グルネマンツのヨーゼフ・グラインドルが良いですね。 ちょっと今のオペラ歌手にはない声質。
ベーム指揮時代のバイロイト・ドキュメンタリーを持ってますが、劇場の雰囲気やコレペとのレッスン、練習舞台でのリハ。ワグネリアンにはお宝映像満載。若いヴェルント・ヴァイクル、テオ・アダム、ビルギット・ニルソンなど。たまりません。
余計なお世話でしょうが、バイロイト祝祭劇の構造について。
舞台 \★シェル★ ------------ 客席
ー-ー----ー--ー ↓ ------------- 客席
\ --------------- 客席
\ ー---------------- 客席の一番下
指揮台 → □ ここから下は地下に潜り込んでるので客席から見えない
階段状の ー
オケピット -
ー
ー
★シェル★=オケピットの上部を覆い、オケピットからの音を反射させて舞台に届かせる
客席からはオケピットは見えない オケの小さい音も舞台上の歌手には明瞭に聞こえる
ヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスの内部にいるような音響機構。
音に関係する建材は木製。客席床、客席も、柱も中空。天井は船布。
客席全体が宙に浮いた「響き箱」のよう。
バイロイトでは、カーテンコールは拍手・歓声と共に足踏み。劇場全体が揺れる!
洋阿相
巨匠朝比奈のワーグナーは初めて聴きました。ワーグナーの芸術観の集大成ともいうべき「パルジファル」を主人公とする宗教的総合舞台劇の第1幕の前奏曲とパルジファルの奇跡で王を救う終幕の音楽をまとめた管弦楽曲です。劇中に使わえれる多くの主要主題(ライト・モティーフ)が登場し最後に感動的な「聖盃」のモティーフで静かに結ばれます。蛇足➡この神聖祝典劇の上演の際は終幕での拍手はしないのが恒例となっております。