【ハノン】ピアニストが考えるハノンの練習法とその目的

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  • Опубліковано 18 вер 2024
  • ハノンを練習する目的は、2つあります。
    1「音の動きに伴って、ポジションの微調整ができるようになる
    2 特定の音型をグループ化して弾けるようになる
    ということです。
     様々な音楽作品では、音楽のまとまりとなるグループと、身体的な動きのまとまりとなるグループが違うことが良くあります。ハノン、中でも31番までは音楽のまとまりと身体的な動きのまとまりを一致させてくれています。それがハノンのとても良い点だと思います。
     慣れてくると僕は左右の音量を変えて練習します。例えば、右手はピアノで左手をフォルテで! これは、テクニックだけでなく耳にもいい練習です。
    さらに、他の調に移調してやります。もし皆さんが、今ヘ長調の曲を練習しているとしたら、ぜひヘ長調に移調してやってみてください。
     ハノンの冒頭には、練習方法としてリズム練習が掲載されています。リズム練習は効果的ですが、一方で機械的な練習のみになってしまいがちなので、僕は少ししかやりません。
    さて、どれも大切なハノンですが、中でも僕が31番までで役立つと思うものをお伝えしておきますね。まず、1番、5番、13番、20番、24番、26番、28番です。この辺りを、僕は時々弾いています。
     ハノンは、「どのように弾くか」がもっとも重要な教本だと思います。時として、訓練のための訓練をしてしまっているのではないかと自問自答した結果、僕は今のやり方に行きつきました。参考になれば、嬉しいです!
    【伊藤憲孝】
    ■ピアニスト
    ■アムステルダム音楽院卒
    ■ベルリン"ハンス・アイスラー”音楽大学卒
    ■欧州、米国のピアノコンクールで受賞
    ■大学でピアノを教えているよ
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    #ハノン #ハノン1番 #ハノンピアノ

КОМЕНТАРІ • 32

  • @junkoogawa8711
    @junkoogawa8711 3 роки тому +5

    いつもながら解説が明確、論理的で大変わかりやすいです。先生の生徒さんは幸運だと思います。大変有意義な動画、ありがとうございます。

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому

      ご覧くださり、ありがとうございました。教えていると、教わることも多いです。そして、動画にすることを考えると、また考えが整理されます。生徒や、ご覧くださる皆さんのお陰ですね!
      お役に立てば、とても嬉しいです。

  • @charmquark6366
    @charmquark6366 Рік тому +1

    指だけでなく手と腕を意識したハノンはすごく珍しいと思いますが、音大生が時に直面する手首の故障を考えると絶対必要ですね。またもや開眼です!友人が昔手首を故障して、怪我を起こさない新しい手の使い方を数年間かけて習得しました。まさに先生がお手本を見せてくれた、直線を意識した方法です。苦労対効果、高齢になっても弾き続けるには良い指標になると考えさせられました。ちなみに米国のハノンはどの出版社のものでもリズム練習が載っていません。全音さん、とても親切ですね!

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  Рік тому +1

      米国では、そうなんですね。初めて知りました。
      基礎から、指だけでなく腕と協調する弾き方が身につくと、あとが楽チンだと思うんですよね。中々難しいところではありますが、身体的な心地よさそのものを知ることが、第一歩な気がしています。

  • @chaffhagem1478
    @chaffhagem1478 3 роки тому +5

    待ってました!!練習のはじめにはいつもハノンを開くものの、何のためにやってるんだろ?と疑問に思うことも多かったので(そして自分なりの答えも見つからずモヤる😅)、とても参考になりました!指の心地よいポジション探しは最近の自分の課題でしたから、ハノン活用してみます!✨

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому +3

      その疑問、とってもよく分かります!
      ハノンは良い教本ですが、同時に機械的な繰り返しになってしまう危険さも併せ持っています。ぜひ、効果的に使い心地よいボジションを見つけて下さいね!

  • @sawakopoco.761
    @sawakopoco.761 3 роки тому +1

    いつもとても勉強になる動画ありがとうございます。以前の『英雄7日間チャレンジ』を見て10年程前に譜読みしただけで放置していた英雄に取り組んでみましたが、52小節目の左手が全くお手上げ状態でした。昨日この動画を見て試して見たところゆっくりではありますが、ミスらずに弾けるようになりました。独学の為まだまだ粗末な演奏ですが少しずつ頑張ります。
    いつも動画、楽しみにしています。

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому

      成果を感じて下さり、とてもとても嬉しいです! その時には弾けなくても、時間が経つとともに手にしっくりきて、弾けるようになる曲はたくさんあると思います。僕もそうでしたので!
      全国的に雨が気にかかりますね、僕は広島にいるのですが、今夜からまた大雨になるようです。どうぞ、お気をつけてくださいね。

  • @shun_nktn
    @shun_nktn 2 роки тому

    参考になる動画ありがとうございます!
    クラーマー=ビューローの2番が流れるように弾けず困っていたのですが、この動画のおかげでコツを掴むことができました。

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  2 роки тому

      とても嬉しいです!ご覧下さり、ありがとうございます。

  • @ソイラテ-w8x
    @ソイラテ-w8x 3 роки тому +3

    毎回、1番からアルペジオまで2時間以上かけてさらっても、指が速く動くようにもならず、ハノンって何のためにやるんだっけ、やり方が間違っているのでは…と思い始めていたところでした。救われた思いです。大変勉強になりました。ありがとうございます!

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому +3

      素晴らしいご努力ですね、そのご努力が効果として感じられるように、もしこの動画が手助けになれば、めちゃくちゃ嬉しいです。
      焦らず、楽しみながら、取り組んでくださいね!

  • @耕新71
    @耕新71 2 роки тому +1

    2小節で一まとまりの弾き方って、波のうねりみたいで美しい〰️❗めちゃめちゃ参考になりました‼️(≧▽≦)今回の動画はすんばらしいです‼️伊藤先生と呼ばせてください‼️(*T^T)

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  2 роки тому +1

      ありがとうございます😊、グループにして弾けると、音楽が流れて、とても美しく聞こえますよ!

  • @user-hc2ot2gn3x
    @user-hc2ot2gn3x Рік тому

    初めてまして。目からウロコの捉え方でした。椅子の背もたれ練習など、試したモノは全て技術向上が出来るもので、練習が楽しくなりました。今回のようなポジションは、ハノン59.60番などの細かい音などでも応用されるのでしょうか?60番の和音トレモロのポジションが難しく中々インテンポで弾けません。質問の場で無かったら申し訳ありません。他の動画も勉強いたします!

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  Рік тому

      ようこそ!質問、感想、なんでも大歓迎ですよ。59番のような重音は、どちらかの指ではなく、ちょうど2つの指の中央あたりが、前腕の延長線上にくると良いですよ。60番は、支点をいかに使うかがテーマの練習ですね。例えば、右手の最初の音、ソを支点にして動かすということを意味しています。

    • @user-hc2ot2gn3x
      @user-hc2ot2gn3x Рік тому +1

      ご回答有難う御座います🙏とても具体的なアドバイス嬉しい次第です。早速、目的を意識してトレーニングします!今後も微力ですが動画応援いたします🙏

  • @ロビンZ
    @ロビンZ 3 роки тому

    ハノン(波音)の意味は
    音楽的表現や感性の向上にはとても向いているので、練習曲として全くふさわしいのです。
    メトロノームにリズムは任せ、波音を担い楽しむ。
    愛の意味を知るでしょうと伊藤先生は言われます。
    『三部構成、60曲から成っている。そのどれもが、ピアノを弾く際の速度、精度、指や手首の柔軟性などの訓練のための曲であり、曲自体に音楽性はほとんど無い。 作曲されたのが19世紀と古いうえ、単調でつまらなく、音楽的表現や感性の向上には全く向いていないので、練習曲としてふさわしいのかを疑問視する声もあるが、なんだかんだ愛されており、現在も多くのピアノ講師及び生徒に使われている。』

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому +2

      仰る通り、ハノンは使い勝手がいいですが、危険もはらんでいる練習曲だと思います。なので、ぜひ効果的な方法でやりたいなあと思っています。

  • @西太后-v3v
    @西太后-v3v Рік тому

    全然ピアノに関係ないんですけど、ほとんどの動画は半袖なんですけど、腕を見せるためですか?

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  Рік тому

      そうですよ。腕の動きが重要な場合は、半そでにしています。

  • @aporon7
    @aporon7 5 місяців тому

    ハノンの31番まで、色んな音型がありますが、全て、腕の旋回を取り入れるのでしょうか?

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  5 місяців тому +1

      全てではなく音型によりますが、腕の旋回は助けになります。

    • @aporon7
      @aporon7 5 місяців тому

      そうですね。音色よくなります。

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  5 місяців тому

      @@aporon7 おお!それは素晴らしいです👍

  • @aporon7
    @aporon7 11 місяців тому

    ハノンの白鍵を弾くときは、鍵盤の中央で弾くと教わりました。これは、伊藤先生の前腕のポジションと同じことなのでしょうか?

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  11 місяців тому

      少し違う視点かもしれませんね。

    • @aporon7
      @aporon7 11 місяців тому

      そうなんですね。今、手だけで、マルカートで練習をおそわりました。

  • @りゅうテレ
    @りゅうテレ 3 роки тому

    指と腕のラインを一致させて弾く事は分かったのですが、和音の場合どう弾けば良いのでしょうか?

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  3 роки тому +1

      鋭いご指摘を、ありがとうございます。重音や和音を弾く時ですが、ua-cam.com/video/DFJstqmhkGg/v-deo.html
      をご参考にして頂けるのではと、思います!

  • @junpurcell
    @junpurcell 4 місяці тому

    知り合いだったピアノ教室の先生、「ハノンやらせておけば15分つぶせるしょ?」と言っていて、付き合うのやめました。
    不誠実すぎると思いません?
    個人的にも、あの音符の塊見てると気持ち悪くなるので大嫌いですw
    でも、こういう目的あってやるなら意味あるかもですね。

    • @Pianist-NoritakaIto
      @Pianist-NoritakaIto  4 місяці тому +1

      どの練習も、目的が明確であることが、とっても大切だと思っています。