「言葉にならない」アリオ仙台泉とEDEN、2商業施設閉店 専門家「人の流れが変わった」「車での来店不便」
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- Опубліковано 3 гру 2024
- 「アリオ仙台泉」は1992年「イトーヨーカドー仙台泉店」として地下鉄泉中央駅の開業に合わせオープンしました。
2013年からは現在のアリオ仙台泉にリニューアルし30年以上に渡り近隣住民の生活を支えてきました。
営業最終日の31日は午前中から大勢の買い物客が訪れ、店の外観や閉店を知らせる張り紙を撮影するなどしていました。
利用客の女性
「買い物はアリオという感じで来ていたが、無くなるのが名残惜しくて写真を撮った」
利用客の70代男性
「スーパーマーケットは日用品が買えるので便利」
利用客の女性
「私は、福島県南相馬市に住んでいたが、被災して息子のそばに住むようになって、重宝した。みなさんそれぞれ思い出が詰まっていて…すみません、言葉にならなくて」
今回の閉店は業績不振などによるもので、跡地の利用は未定となっています。
一方、仙台駅西口の商業施設「EDEN」も31日で閉店します。
仙台ホテルの跡地を利用し飲食店やアパレルショップなど16のテナントが入り2011年にオープンしましたが、建物の老朽化などを理由に閉店が決まりました。
テナントで働いていた男性
「めちゃくちゃ悲しいです。終わってほしくないというのは正直ある」
帽子店では、移転の準備が進められていました。この店は2023年3月にオープンしたばかりでした。
帽子店の店員
「もともとあったラックなどをまとめている」
「客からも認知度が増してきた中での閉店ということで凄く残念な気持ち。このあたりも再開発されて、さらに宮城、仙台に人が増えてほしい」
EDENを運営するオリックスグループによりますと、建物の解体は2024年の春頃から始まりますが、跡地をどう利用するかは未定だということです。
2つの商業施設のうちEDENについて専門家は、「青葉通が抱えている課題」が閉店の背景にあると分析しています。
地方の公共交通に詳しい宮城大学の徳永幸之教授
「EDENのほうは、青葉通が地盤沈下しているというか、そこを歩く人が減ってきている事が大きな要因」
「バスプールや、(高速バスの発着所が)東口に移動してきているので、それに伴って人の流れも変わってきている。駅から名掛丁、中央通りにかけての流れ、パルコ2への流れ、東口への流れ。その動線から若干外れてしまっているところがあって、集客は苦戦する」
仙台駅周辺では、人の流れが青葉通以外に分散していて賑わいづくりが難しくなっていると徳永教授は指摘します。
「青葉通全体がいま、再開発がなかなか進んでいないという中で、地域全体の問題として捉える必要がある」
「交通の結節点ということで、人が集まるポテンシャルが高い地域。そこを活用しないのはもったいない。すぐ再開発が進めばそんなに人は離れていかないが、長期間そこに何もない状態が続くと、別の商業施設を中心にしたライフスタイルが確立してしまうので若干懸念はある」
また、「アリオ仙台泉」について徳永教授は、「車での来店が不便だった」と分析したうえで立地は良いので人の流れを維持するためスピード感のある再開発が必要と話していました。
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