アートぱん

全国のタウンページに掲載されている「パン屋さん」の軒数を各都道府県の人口で割り算した「パン屋さん密度」は、ここ数年ず～～っと、徳島県が全国トップだそうです。2～5位は、毎年入れ代わり立ち代わりではなくて、高知、愛媛、岡山、富山の4県がローテーションを組んでいるかのごとく、独占状態が継続中。
これは、明治以降、西側の方が西洋の新しい食べ物を積極的に受け入れたからと考えられます。
徳島県民は堅実でまじめな気質が強いせいか、スペインの職人が手作りした石窯をはじめ素材や安全性へのこだわりが強いパンが多く、県外の人からも「徳島のパンはおいしい」と言われることが多いそうです。特に「噛めば噛むほど味が出る」と人気が高まっているハード系パンの評価は高いようです。県産食材の鳴門金時を使ったパンや、おかずみたいなパンがほしいというリクエストから生まれたという「ちくわパン」、アイスクリームをパン生地で包んだ「アイスパン」、行列ができる「クリームパン」などが人気です。
確かに昔からある「マルイパン」や「パパベル」、アミコ徳島店地下の「ドンク」、沖浜の100円パン店や高級食パンの専門店などなど、徳島のパン屋さんは何処もよく賑わっています。
北島町にこの程、食べログ百名店にも選出され、3.80の高得点を取る東京高輪の超有名ブーランジェリーのオーナーシェフの新店がオープンとなり、大盛況となっています。
徳島県人は、ことのほかパンがお好きなようです。