「変わらず苦しい 本当に苦しい」原因究明進まず置き去りのままの遺族 復興もいまだ道半ば【熱海土石流災害3年ドキュメント】

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  • Опубліковано 2 лип 2024
  • 災害関連死を含む28人が犠牲となった静岡県熱海市伊豆山地区の土石流災害から7月3日で3年、復興は今も、道半ばです。
    被害の大きかった地区は、警戒区域に指定され、立ち入りが制限されていましたが、2023年9月に解除。自由に住めるようになったものの、住民たちの帰還は進まず、建物があったはずの場所は雑草が無造作に生い茂っているところもあります。
    さまざまな課題が残る被災地。多くの被災者が不安を抱える中、3日は亡くなった28人を悼み、鎮魂の祈りが捧げられました。
    午前9時から行われた追悼式。遺族などが祭壇に花を手向け、犠牲者を悼みました。
    <災害関連死で父親を亡くした伊東真由美さん>
    「どんなに頑張っても、裁判で勝っても、取り戻せないものはいっぱいある」
    追悼式に初めて参加した静岡県の鈴木康友知事に対し、遺族が直接、思いを伝える場面もありました。
    <土石流で娘を亡くした小磯洋子さん>
    「娘です。44歳でした。4歳の子どもを残して死にました。原因究明はまだ何も始まってもいないし、終わってもいない」
    <静岡県 鈴木康友知事>
    「二度とこういうことが起こらないように再発防止に向けて努めていきたい」
    <熱海市 斉藤栄市長>
    「復旧復興が遅れていることは否めないと思います。着実にこれをスピードアップを図っていきたいと思っています」
    土石流が発生し、消防に通報があった午前10時28分には、被災者や遺族などが黙とうを捧げました。
    <母・陽子さんを亡くした瀬下雄史さん>
    「どうしても母の最期を想像してしまうが、変わらず苦しいですね。本当に苦しい時間ですよ。何も変わってないですね。事業者たちに対してもそうですし、行政に対してもそうですし、変わらない怒りみたいなものを持っています」
    <妻・路子さんを亡くした田中公一さん>
    「当初から怒りがないというと嘘になる。でも、なるべく表に出さないで。うちの女房は争いごとが嫌いなタイプ。だから静かに。あれこれ考えていたら、本当に泣きたくなるよな」
    流れ下った大量の土砂は28人の命を奪い、被害を受けた建物は137棟。規制の3倍以上、約50mの高さに盛られた土砂が崩れ、被害を拡大したとされています。
    鈴木知事は被災地を視察し、工事の進捗状況などを担当者から聞き取りました。
    <静岡県 鈴木康友知事>
    「丁寧にやっぱり(被災者と)お話を続けながら、早急に工事も進めていかなければいけないという風に思います」
    この災害は“人災”ではないか。被害者・遺族らの告発を受けた警察は、盛り土の土地の前と現在の所有者の関係先を強制捜査。
    違法な盛り土の造成を止められず、放置する結果となった熱海市と静岡県庁にも家宅捜索に入りました。
    発生から3年が経っても刑事責任が明らかになっていない現状に、被害者遺族たちは悔しさをにじませます。
    一方で、伊豆山から明るい声も聞こえました。被災した製麺所では、復興への願いを込めてラーメンが無料で振る舞われました。
    <中華料理「熱海飯店」三浦渉オーナー>
    「伊豆山にはまだ戻られてない方がたくさんいらっしゃるという話を聞いているので、こういう場で交流の場を僕らが提供できたら一番いいのかなと」
    詳細は NEWS DIG でも!↓
    newsdig.tbs.co...

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