Brahms : Sonata for Violin and Piano in A major, op.100 / Sayaka Shoji 2001

[@洋阿相]

洋阿相
　3曲残されたブラームスのヴァイオリン・ソナタの中でもやや馴染みの少ない作品ですが、ブラームスは作品番号100というメモリアル・ナンバーを付した意味ありげなソナタです。ピアノ・パートが重厚で緻密に書き込まれたヴァイオリン・オブリガード付きピアノ・ソナタ的作風でもあります。定かではありませんが思いを秘かに寄せていた恩師シューマン夫人が日頃口ずさんでいた歌の一節も第2楽章に援用されているという解説もありました。庄司 紗矢香の格調の高い演奏を支えるゴランの深々としたタッチと重厚なブラームスの音楽に似つかわしい和音の響きが印象に残る好ましい演奏でありました。

[@jiyujizai]

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