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いつも木下先生の剪定を見ているためか、だんだん自分の剪定も似てきました。剪定に迷ったときは、参考にしています。ありがとうございます。
お役に立てて幸いです。ありがとうございます!動画と同じ枝、同じ場面というのは絶対にありませんけど、そこがまた難しくもあり楽しいところですね。
È sempre un'immenso piacere seguirla.Una spiegazione affascinante.Un saluto dall'italia.
Grazie mille.
シダレザクラの剪定の経験がないので内向枝の処理、腐れの状態などとても参考になります。
なかなか健全なシダレザクラにはお目にかかれません、、、。元々樹勢もやや弱いのでしょうね。
@@k-tk 返信返信ありがとうございます。これからは近所にあるシダレザクラを良く観察してみます。
毎回、楽しく拝見させて貰ってます。枯れてるとおっしゃられた枝からアリ🐜🐜🐜🐜が出てきたのは、流石と言うか、ビックリしました。次の動画を待ち遠しく楽しみにしています。
叩くとパコパコ言ってるから空洞だろうとは思いましたが、ありんこには私もビックリしました。
待ってました、枝垂れ桜。お施主様のお孫さんが韓国に行ってしまって、悲しいから4月生まれのお孫さんの記念樹を求められました。仙台枝垂れ桜をお植えさせていただきました。
わかりやすくて、とても参考になりました。
ありがとうございます!
ラックバルサン買いました!色も目立たないし、はけになってて使いやすい!
衣服に付くとえらいことになりますのでお気を付けください。
@@k-tk 僕の作業着は松脂がすごいです。
私の家の庭にも、親が残していった木があります。ビデオで映っていたような立派な木ではないですが、放っておくと枝が家の壁にぶつかりそうになるので、毎年1月ごろに剪定しています。「枝垂れ」の風情を保ちつつ、枝の処理をしなければならないので、「枝の更新の仕方」の解説は大変参考になりました。ありがとうございました。
場所を取る木ですが、条件さえ合えば庭に欲しい木ですね。維持管理頑張ってください。
この前植木屋がサクラの寸胴切りをしてました。その時僕はこの人達は自称プロだなと思いました!カッコよく切ればまわりからうまいとかプロだとか言われますが、カッコよく切るだけじゃなくてホントのプロなら正しく切って欲しい!この前コジットを他の植木屋に教えたらめんどくさいから、見た目がいいように切ればいいし、べつに木が枯れるくらいどおってことないと言われてしまいました。
どんな仕事のやり方であれ、その仕事に対してお金を払う人が存在すればそれはプロとして成り立ちます。仕事をしてもらう人が受け入れなければプロは成立しません。つまりお金を払う人がその仕事をプロとして認めるかどうかを決めるのです。お金を払う側が賢くなれば、仕事の成果や価値にこだわるようになり、価値の低い仕事にはお金を払わなくなるでしょう。ブツ切りでも良いと思う人はブツ切り業者にお金を払います。それはそれで商売が成り立っているのですから、周りがとやかく言うことでは無いと私は思います。ただ、だまされているのだとしたらそれはお救いしたい。
お疲れさまです。自分も、ほぼ同じような剪定のしかたですね。4月に入って、直ぐ、二本ばかり、剪定しました。我が地元では、若葉をだし、葉桜状態に、なりつつあります。しかし、本当に広い場所で、ノビノビと枝を広げ育ってほしいですね。剪定する側も、限られた状況でなく、剪定したいですから。場所的にコンパクトにする事が多いです。
そうですね。上も詰めて下も邪魔な枝先を詰めて、となるとキノコみたいな形になっちゃいますよね(笑)。
今回の動画で学んだ事。それは 思い切り!
いえ、思い切りではなく苦渋の決断です。
@@k-tk あ〜、そうですね!心を鬼にして、と言う事でしょうか。結果、それが今後の木の為だ、と言う事ですね。子育て と同じ😅
お世話になります。樹高8mほどの枝垂れサクラの高さを5mほどに下げたい場合、切る時期・方法や注意点を教えてください。樹高を下げる場合よほどの覚悟がいるということですが、枯れを覚悟してということですね。
なかなか大変な作業になりそうですね。休眠期が開ける頃、関東なら2月後半が時期としては良いと思います。切り口の保護をしっかりしてください。
あと、植えてないお手入れの染井吉野、3mの赤ちゃん。葉が先に来ましたが、花も満開で、お施主は感動なさっていました。園芸は嬉しいものですね。
いいですね。
お寺の境内に樹齢70年位、高さ8m位?の垂れ 桜があります。私が知る限り、少なくともこの15年は全くお手入れしていません。 最近、木下さんの動画にめぐり会い、境内の低木類を毎日せっせと剪定しています。素人の私には、木下さんの動画は大変有難い先生です。 桜も他の樹木と同じように基本的な剪定は必要なのですね。改めて見上げてみると当寺の桜にも切るべき枝はたくさんあるように見えます。大木の剪定は庭師さんに来てもらっていますが、数も多いので、なかなか細やかなお手入れまでは及ばないようですが、今年はテング 巣病が出てしまったので、その治療だけは絶対してもらわないと、と思っています。テング巣病の切除はやはり真冬まで待たなければいけませんか?よく見ると、ケヤキの大樹にも、小さなテングの巣があります。 作業に戻りま~す!
お疲れ様です。境内の手入れ大変ですね。テング巣病に限らず見つけ次第に処置した方が良いと思います。ただし切除した後はすぐに殺菌剤入りのペースト(癒合剤など)を塗った方が良いですし、雨天は避けた方が良いでしょうね。
アドバイスありがとうございます。早速、今月のお手入れの時にお願いしたいと思います! 師匠も暑さにお気をつけられてお仕事されてください。
了解で~す。
お疲れ様です、街路樹は無理がありますね。
え?シダレザクラの街路樹ですか?無理でしょうね、、、。
@@k-tk お疲れ様です、言葉足らずですみません、実際、大阪の城北筋という通りに植えられています、勿論、枝はトラックに当たるので可哀想に思います。
へえ~あるんですね、実際。発想としてはいいけど現実的ではありませんね。歩道が広ければいいだろうけど。
観光桜園を地元自治会で運営していますが、桜が成木(20年以上)になる前に枯れてしまいます。問題点としては、①山の斜面に里桜を植栽している。②園内全体にナラタケモドキが蔓延している。③土が花崗岩で保水力がなく、栄養分が少ない。④全面笹に覆われており、雨が降っても土に水が浸透しにくい。⑤ウメノキゴケが樹皮を覆い、すでに樹勢が落ちている。等素人ながらに考えています。何らかの方法で、樹勢を上げればすべてを解決できるのではと考えていますが、何から始めれば良いでしょうか?ご教示願います。
環境やこの山の生い立ちに関わる問題のような気がしますので、地元の樹木医さんに相談するのが良いと思いますが、私なりの見解は・・②:木材腐朽菌に関わるので大きな問題かと思います。トリコデルマ菌などを使って対処する方法もありますが、シイタケ栽培などにも影響を与えてしまいますので使用できるかどうかが問題です。③④:笹は先駆的植生なのでこの山が比較的新しく開けた場所なのかと想像しますがこの山が出来た経緯を知りません。笹は木本の進出を妨げますから植生を崩すなら大がかりに撹拌してまず笹を除去するしかありませんが現実的とは思えません。ただ、今のままでは少なくとも数十年は笹との戦いを続けるしかありません。⑤:ウメノキゴケが生えているということは一つには大気が汚染されていないきれいな環境であるということですから喜ぶべき事かもしれません。しかしもう一方で樹木の生長が遅い(つまり元気な木では無い)からウメノキゴケが付着するという面もあります。これが直ちに木を枯らすということはないので気にすることはないと思いますが、木の成長が悪い証であることは間違いないので樹勢を回復したり、若木に植え替えることも必要でしょう。総じて私が思いますに、この状態の山を桜の山にしようという計画自体が自然の摂理に抗った無理のある計画であるように思えます。相当なお金を掛けて自然破壊的なこともいとわず強引に理想を追求することも人間は出来ますが、何かを立てればどこかに犠牲が出ます。町の財産であるきれいな水も失われるかもしれません。一足飛びに桜の山を目指すのではなく、生物多様性も意識しながらかなり長期的な計画を立てるべきと私は思います。冒頭に申し上げたように地元の樹木医さんに相談してみてください。ちなみに今話題の「ChatGPT」に同じ質問を投げかけてみたところ下記のような答えが返ってきました。ご参考までに。観光桜園の状況について、問題点を洗い出すことができているようですね。ここでは、観光桜園を健康的に保つための一般的なアドバイスを提供しますが、具体的な対策を講じる前に、専門家の意見を聞いたり、地元の庭師や園芸家の方々に相談することをお勧めします。土壌改良土壌が花崗岩で保水力がなく、栄養分が少ないという問題があるようです。土壌改良を行うことで、水分保持力や栄養素の供給を改善することができます。例えば、有機物質を添加して土壌の保水力を高める、肥料を施し栄養分を補充する、pH調整剤を加えて土壌の酸性度を調整する、などが考えられます。枯れ木の削除と植え替え成木が枯れる原因としては、病気や寿命などが考えられますが、場合によっては、周囲の環境や条件が原因であることもあります。その場合は、病気の予防や対策だけでなく、周囲の環境を整えることで問題を解決することができます。枯れ木を削除し、健康な苗木に植え替えることで、再び健康な桜の木を育てることができます。雑草の管理観光桜園の周囲に広がるナラタケモドキや笹などの雑草を管理することで、園内の土壌の水分や栄養素が健康な桜の木に集中しやすくなります。草刈りや手入れを行い、環境を整えることが必要です。定期的な剪定成木の定期的な剪定を行うことで、枝が健康に成長し、花の開花を促進することができます。また、剪定により病気の予防にもなります。病害虫対策ウメノキゴケが樹皮を覆っているということは、病害虫の発生が考えられます。適切な病害虫対策を行い、桜の木を保護することが必要です。ですって!
@@k-tk 確かに問題が多すぎる山だと思います。過去に有名な樹木医の先生の指導もいただきましたが、改善まで至りませんでした。木下先生のアドバイスを参考に保育をしていきたいと思います。ありがとうございました。
大したアドバイスも出来ずすみません。新たに木を植え直すときはなるべく小さな苗木を使うと良いと思います。環境に負けてしまう場合もありますが単価も安いので打撃が少ないし、小さい木は意外と過酷な環境に次第に慣れてたくましく育つものです。大きくなるまでに時間は掛かりますが、なるべく剪定せず自由にすると腐朽もしにくいです。大変でしょうが頑張ってください。
枝垂れ桜の動画お待ちしておりました。ありがとうございます。庭に6年前と5年前に植えた枝垂れ桜が2本ありますが、今年ようやく満開に咲いてくれました。今、新芽が出始めておりますが明らかに忌み枝になりそうなものはすぐに取ってもよいものでしょうか?
切った枝を引き出す時に柔らかい新芽を欠いてしまうので、私はこの時期には手を出さないことにしています。6月頃の方が作業はしやすいと思いますが、今切ってはいけないということはありません。
@@k-tk 早速の返信ありがとうございました。
癒合剤のかわりにペンキとか墨汁とか、モルタルとか、木工用ボンドとか塗る人いますよね。シャイゴ先生が言ってますね。「自分の唇に塗れないものは塗るな」って。ちなみにトップジンは安くていいですが、色が派手すぎで、切り口が目立ちますよね。
そうですね。いずれにしても腐朽菌の侵入そのものを抑えられるわけではないようですから、木が防護壁を作りやすい角度で切ってあげる ということしか我々には出来ませんね。
@@k-tk 正しく切る事が大事!ですよね。
今、お使いの電動剪定鋏のメーカーはどちらの製品ですか?
Kebtecも以前は使っていましたが、今はアルスコーポレーションのEP-720が一番使いやすくてこればかり使っています。
枯れや腐りが進行している枝を切って中心部が腐っていた場合そのままだと雨水が入ってしまいますが、木下さんはどうされますか?自分は今年の2月にシダレザクラの主幹上部が枯れてしまい下枝に更新したんですが、腐朽部を除去したら穴が出来てしまったので切断面に殺菌剤を塗布後穴にウッディードクターで蓋をする様に成形貼り付けて見ました。
4億年も前から生きている植物に対して、たかだか20万年前に出現した人類が何を手助けするというのでしょう?大先輩の前で自分は無力、というのが私の基本的な考えです。お金のために木を守っているフリをしたり、お客様の要望があれば外科手術もしたりしますし、癒合剤を塗布することで自己満足に浸ったりしますが、木のためになっているとは内心思っていません。癒合剤は人間側の気休めでしか無く腐朽菌を防げるわけではありません。30年前までは腐朽部を削って防腐剤を塗ったりウレタンを詰め込んだりして樹木医は稼いでおりましたが、「何もしないのが一番良い」という流れになった昨今でそんな行為が正しいと思っている人はごくわずかです。何億年も前から木は腐朽と闘ってきているのですから、今さら人間が手を出したところで彼らの邪魔になるだけです。なぜ何もしない方が良いのかと言えば、フタをすれば雨水などが逃げ場を失い余計に腐らせてしまうからだし、腐朽部を削りすぎてせっかく木が作った防護壁を壊してしまうからです。雨水が入るのが気になるのなら通気するような傘(トタンを加工してかぶせるだけなど)を乗せておけば良いのです。何を塗ったからと言って木の寿命が格段に延びるわけでもないし、ましてや腐朽が治るはずもありません。それよりも腐朽した木がやがて倒れる時のために安全上支柱を掛けておく方が大事だと思います。とは言っても、私もあなた程度のことはお代を頂戴するためのパフォーマンスとしては行います。そのほうが受けが良いからです。何もしないのが良いと言っても信じてもらえないからです。癒合剤も腐朽を防ぐものでは無いと分かっていますが、真っ白な切り口は目障りなので茶系色の癒合剤を塗って目立たぬようにしています。フタをしようという気持ちでは塗っていません。長々とごめんなさい。
@@k-tk 何もしないのが1番良いというのは枯枝すらも切らないほうが良いと言うことなんでしょうか?またでしたら樹木医及び樹木医学とは何のためにあるのでしょうか?30年前と現在での認識常識が違うのは理解していましたが木下さん仰ったほど違うとは思っていませんでした、書籍や文献ありましたら教えて頂けると幸いです。ウッディードクターは水は通さないが透湿性は備えている素材ですがやはりダメなんでしょうか?支柱は既に設けています。人間に出来ることなんてたかが知れてる、むしろやらないほうがいいこともあるという認識でしたが、そもそもその認識が間違っていたのですね。もしかしたら木下さんはこんな無知な人間に植物に触って欲しくないと思っているかも知れませんが自分なりに聞き調べ考えて作業しました。
治療めいたことはしない方が良いと申しております。枯れ枝落下や倒木の危険は回避しなければなりません。文献としては、平成4年に刊行された「樹木医の手引き」:(財)日本緑化センター発行 の第10章P.268~287あたりが参考になるのではないかと思います。30年前のこの本の中ですでに、従来の樹木の外科手術については否定的ですが、不定根の発生を促進する樹木の回復法などは今日でも行われているしそれなりの成果を上げているものもあります。ただ、同じ条件で別の方法を比較することは出来ないので手術したから良かったのかダメだったのかは誰にも分からないし、結果が出るまでに相当な年数も掛かるので誰も責任を取れないということです。私の知り合いにも樹木医が何人もいますので彼らを批判するつもりは毛頭ありません。樹木に関する知識は豊富で新種の病害虫などの情報もいち早く我々に教えてくださるのでとても助かっています。ウッディードクターについても他の材料に関しても良いとも悪いとも言えません。ただ確実なのはどんな癒合剤を使ったとしても初期段階の雑菌に対してはそれなりの効果があるものの、じわじわと時間を掛けて攻めてくる木材腐朽菌に対して確実に止められる薬は無いという事実です。腐ってしまったものを直そうとするより、腐朽しにくい切り方を実践することの方が数十倍大事だと思います。植物に触って欲しくないなんてとんでもない!あなたのような探究心がある人は好きです。
木下さん、教えてください。20年ほど前に庭に植えた八重紅枝垂れ桜ですが、毎年順調に成長しているように見えるのですが、この7~8年は一部の枝にちらほらしか咲きません。剪定は一度もしていませんが、そのせいでしょうか。毎年春先に寒肥はやっています。それに加え、昨年と今年は活力剤(アクアリフト)を寒肥と同時に施用しています。しかし、まだ結果は出ていません。それと、最近気が付いたのですが、花芽か葉芽かわかりませんが、地面に無数に落ちていました。木下さんの長い経験の中で、思い当たる節がありましたら、教えてください。家の前を通る人が咲くのを期待しているですが、こんな具合で申し訳なくて申し訳なくて……。
それはプレッシャーがかかりますね。現物を見ないと正確なことは言えないのですが、新梢の発生が少ない、あるいは新芽が定着しないというのは根っこに原因があることが多いです。肥料や活力剤をやっても効かないということは根の機能自体が低下していることが考えられます。新しい根に新しい枝葉が対応しているので、新しい根が発生しづらくなっていたり、新しい根が出てもそれが傷んでしまうなどです。例えば①根の周辺が踏圧を受けて土が締まっている、②根の下が岩盤で根が張れない、③水はけが悪い低地に植わっている、④植え込みの際に「深植え」されている、あるいは植えた後に周辺に土を盛ってしまった、などが原因となります。長い時間を掛けて徐々に弱っていく場合は④が原因で根が酸欠状態になっている可能性が高いです。幹の際はどんな状態でしょうか?幹から横に出た根っこが地表に露出しているようなら良好ですが、幹に沿って地面を掘っていって根っこに当たるまでの深さはどのくらいでしょうか?10㎝掘っても根に当たらないとしたら「深植え」状態です。まずはその結果をお知らせください。
木下さん、丁寧なご返事ありがとうございます。我が家は田んぼだったところで、家を建つときに地盤改良で一面に大きな砂利(玉石)を入れたところです。庭はその上に埴土を入れてはいますが、その層が薄いためかこの枝垂桜の太い根は、根の径半分くらいが地表に露出して3~4m走っています。他の大きな木の根も同じような状態です。庭全体に土の層が薄いと思われます。また、この桜は南側のブロック塀の近くに植えたため、幹より南側の根はコンクリート舗装の下になっています。しかし、北側は自分が大事にしている庭になるので、踏圧はあまり考えられません。植栽してから10年ぐらいは、樹一面にきれいに咲いていたのですが、その後だんだん花の数が少なくなり、ここ数年は一部の枝にちらほらと咲く程度です。また一時期、枝の伸びが悪くなったため、肥料(主に有機質の寒肥)を少し多めにやったところ、枝の伸びはよくなりました。毎年樹高も高くなっています。八重紅枝垂れは、他の枝垂桜と比べると樹勢が弱い様な気がしますが、この木の寿命ということも考えられるでしょうか。20年ほど前に植えたときは、樹高4m程度、胸の高さの径がビール瓶程度でした。現在は樹高が2階の軒先程度になっています。木下さん、この時期毎日忙しいでしょうから、返事をもらえるにしても、手の空いた時で結構です。私もこの時期、毎日庭の手入れで一日が終わってしまいます。
返信は無理なく行っていますのでどうかお気遣い無く。なるほど状況が少し分かりました。根が露出しているようなら酸欠の心配はありませんが土層が薄いということなんですね。となると根から吸い上げた養分を木がどこに使うかということです。養分は木の上から下まで均等に分配されるわけでは無く、常に頂芽優勢です。木のてっぺん、枝の先にオーキシンが集中し、脇枝の伸張は逆に抑えられています。ということは、2階の軒先にまで伸びている上部に栄養が行っているわけですから下の枝の取り分は少ない、となれば中枝は衰弱していきます。そのバランスを整えるためにはある程度の剪定は必要になります。すなわち上部の切り戻しをしてオーキシンを抑制し脇枝のサイトカイニンを開放するということです。桜切る馬鹿 というのは大きくなってしまってから太い枝を切ることを戒めている諺だと私は思っています。
木下さん、毎回丁寧なご指導ありがとうございます。今年の冬には、専門家に剪定をしてもらい、もう少し様子を見ようかと思います。面倒くさい質問に何度も答えていただき感謝しております。こんなに親身になって答えていただくとは、思ってもいませんでした。数年たったら、様子をご報告させていただきます。あまり広くはない庭ですが、家の庭木の剪定は趣味としてずっと自分一人でやっていました。でも、なかなか本に書いてあるようにはいかず、悩んでいました。そんな時、木下さんのこの動画と出会い、何回も何回も視聴させていただきながら実践しています。おかげで、ごつかった山モミジも随分柔らかな感じになってきました。他の樹も、しかりです。剪定という作業は、高いところで行う事が多いので、転落事故が結構あるようです。プロに言う言葉ではないかと思いますが、木下さんもどうぞお気をつけて仕事に励んでください。本当にありがとうございました。
お役に立っているのなら嬉しい限りです。木との対話も上手くいっているようで何よりです。ケガに気を付けて楽しくやってください。私も用心致します。質問への回答は私なりの社会貢献です。お気になさらずお気軽にどうぞ。
いつも木下先生の剪定を見ているためか、だんだん自分の剪定も似てきました。剪定に迷ったときは、参考にしています。ありがとうございます。
お役に立てて幸いです。ありがとうございます!
動画と同じ枝、同じ場面というのは絶対にありませんけど、そこがまた難しくもあり楽しいところですね。
È sempre un'immenso piacere seguirla.
Una spiegazione affascinante.
Un saluto dall'italia.
Grazie mille.
シダレザクラの剪定の経験がないので内向枝の処理、腐れの状態などとても参考になります。
なかなか健全なシダレザクラにはお目にかかれません、、、。元々樹勢もやや弱いのでしょうね。
@@k-tk 返信返信ありがとうございます。これからは近所にあるシダレザクラを良く観察してみます。
毎回、楽しく拝見させて貰ってます。枯れてるとおっしゃられた枝からアリ🐜🐜🐜🐜が出てきたのは、流石と言うか、ビックリしました。
次の動画を待ち遠しく楽しみにしています。
叩くとパコパコ言ってるから空洞だろうとは思いましたが、ありんこには私もビックリしました。
待ってました、枝垂れ桜。
お施主様のお孫さんが韓国に行ってしまって、悲しいから4月生まれのお孫さんの記念樹を求められました。
仙台枝垂れ桜をお植えさせていただきました。
わかりやすくて、とても参考になりました。
ありがとうございます!
ラックバルサン買いました!色も目立たないし、はけになってて使いやすい!
衣服に付くとえらいことになりますのでお気を付けください。
@@k-tk 僕の作業着は松脂がすごいです。
私の家の庭にも、親が残していった木があります。ビデオで映っていたような立派な木ではないですが、放っておくと枝が家の壁にぶつかりそうになるので、毎年1月ごろに剪定しています。「枝垂れ」の風情を保ちつつ、枝の処理をしなければならないので、「枝の更新の仕方」の解説は大変参考になりました。ありがとうございました。
場所を取る木ですが、条件さえ合えば庭に欲しい木ですね。維持管理頑張ってください。
この前植木屋がサクラの寸胴切りをしてました。その時僕はこの人達は自称プロだなと思いました!
カッコよく切ればまわりからうまいとかプロだとか言われますが、カッコよく切るだけじゃなくてホントのプロなら正しく切って欲しい!
この前コジットを他の植木屋に教えたらめんどくさいから、見た目がいいように切ればいいし、べつに木が枯れるくらいどおってことないと言われてしまいました。
どんな仕事のやり方であれ、その仕事に対してお金を払う人が存在すればそれはプロとして成り立ちます。仕事をしてもらう人が受け入れなければプロは成立しません。つまりお金を払う人がその仕事をプロとして認めるかどうかを決めるのです。
お金を払う側が賢くなれば、仕事の成果や価値にこだわるようになり、価値の低い仕事にはお金を払わなくなるでしょう。
ブツ切りでも良いと思う人はブツ切り業者にお金を払います。それはそれで商売が成り立っているのですから、周りがとやかく言うことでは無いと私は思います。ただ、だまされているのだとしたらそれはお救いしたい。
お疲れさまです。自分も、ほぼ同じような剪定のしかたですね。4月に入って、直ぐ、二本ばかり、剪定しました。我が地元では、若葉をだし、葉桜状態に、なりつつあります。しかし、本当に広い場所で、ノビノビと枝を広げ育ってほしいですね。剪定する側も、限られた状況でなく、剪定したいですから。場所的にコンパクトにする事が多いです。
そうですね。上も詰めて下も邪魔な枝先を詰めて、となるとキノコみたいな形になっちゃいますよね(笑)。
今回の動画で学んだ事。それは 思い切り!
いえ、思い切りではなく苦渋の決断です。
@@k-tk あ〜、そうですね!
心を鬼にして、と言う事でしょうか。
結果、それが今後の木の為だ、と言う事ですね。
子育て と同じ😅
お世話になります。樹高8mほどの枝垂れサクラの高さを5mほどに下げたい場合、切る時期・方法や注意点を教えてください。樹高を下げる場合よほどの覚悟がいるということですが、枯れを覚悟してということですね。
なかなか大変な作業になりそうですね。休眠期が開ける頃、関東なら2月後半が時期としては良いと思います。切り口の保護をしっかりしてください。
あと、植えてないお手入れの染井吉野、3mの赤ちゃん。
葉が先に来ましたが、花も満開で、お施主は感動なさっていました。
園芸は嬉しいものですね。
いいですね。
お寺の境内に樹齢70年位、高さ8m位?の垂れ 桜があります。私が知る限り、少なくともこの15年は全くお手入れしていません。
最近、木下さんの動画にめぐり会い、境内の低木類を毎日せっせと剪定しています。素人の私には、木下さんの動画は大変有難い先生です。
桜も他の樹木と同じように基本的な剪定は必要なのですね。改めて見上げてみると当寺の桜にも切るべき枝はたくさんあるように見えます。大木の剪定は庭師さんに来てもらっていますが、数も多いので、なかなか細やかなお手入れまでは及ばないようですが、今年はテング 巣病が出てしまったので、その治療だけは絶対してもらわないと、と思っています。テング巣病の切除はやはり真冬まで待たなければいけませんか?よく見ると、ケヤキの大樹にも、小さなテングの巣があります。
作業に戻りま~す!
お疲れ様です。境内の手入れ大変ですね。
テング巣病に限らず見つけ次第に処置した方が良いと思います。ただし切除した後はすぐに殺菌剤入りのペースト(癒合剤など)を塗った方が良いですし、雨天は避けた方が良いでしょうね。
アドバイスありがとうございます。早速、今月のお手入れの時にお願いしたいと思います!
師匠も暑さにお気をつけられてお仕事されてください。
了解で~す。
お疲れ様です、街路樹は無理がありますね。
え?シダレザクラの街路樹ですか?無理でしょうね、、、。
@@k-tk お疲れ様です、言葉足らずですみません、実際、大阪の城北筋という通りに植えられています、勿論、枝はトラックに当たるので可哀想に思います。
へえ~あるんですね、実際。発想としてはいいけど現実的ではありませんね。歩道が広ければいいだろうけど。
観光桜園を地元自治会で運営していますが、桜が成木(20年以上)になる前に枯れてしまいます。問題点としては、①山の斜面に里桜を植栽している。②園内全体にナラタケモドキが蔓延している。③土が花崗岩で保水力がなく、栄養分が少ない。④全面笹に覆われており、雨が降っても土に水が浸透しにくい。⑤ウメノキゴケが樹皮を覆い、すでに樹勢が落ちている。等素人ながらに考えています。何らかの方法で、樹勢を上げればすべてを解決できるのではと考えていますが、何から始めれば良いでしょうか?ご教示願います。
環境やこの山の生い立ちに関わる問題のような気がしますので、地元の樹木医さんに相談するのが良いと思いますが、私なりの見解は・・
②:木材腐朽菌に関わるので大きな問題かと思います。トリコデルマ菌などを使って対処する方法もありますが、シイタケ栽培などにも影響を与えてしまいますので使用できるかどうかが問題です。
③④:笹は先駆的植生なのでこの山が比較的新しく開けた場所なのかと想像しますがこの山が出来た経緯を知りません。笹は木本の進出を妨げますから植生を崩すなら大がかりに撹拌してまず笹を除去するしかありませんが現実的とは思えません。ただ、今のままでは少なくとも数十年は笹との戦いを続けるしかありません。
⑤:ウメノキゴケが生えているということは一つには大気が汚染されていないきれいな環境であるということですから喜ぶべき事かもしれません。しかしもう一方で樹木の生長が遅い(つまり元気な木では無い)からウメノキゴケが付着するという面もあります。これが直ちに木を枯らすということはないので気にすることはないと思いますが、木の成長が悪い証であることは間違いないので樹勢を回復したり、若木に植え替えることも必要でしょう。
総じて私が思いますに、この状態の山を桜の山にしようという計画自体が自然の摂理に抗った無理のある計画であるように思えます。相当なお金を掛けて自然破壊的なこともいとわず強引に理想を追求することも人間は出来ますが、何かを立てればどこかに犠牲が出ます。町の財産であるきれいな水も失われるかもしれません。
一足飛びに桜の山を目指すのではなく、生物多様性も意識しながらかなり長期的な計画を立てるべきと私は思います。
冒頭に申し上げたように地元の樹木医さんに相談してみてください。
ちなみに今話題の「ChatGPT」に同じ質問を投げかけてみたところ下記のような答えが返ってきました。ご参考までに。
観光桜園の状況について、問題点を洗い出すことができているようですね。ここでは、観光桜園を健康的に保つための一般的なアドバイスを提供しますが、具体的な対策を講じる前に、専門家の意見を聞いたり、地元の庭師や園芸家の方々に相談することをお勧めします。
土壌改良
土壌が花崗岩で保水力がなく、栄養分が少ないという問題があるようです。土壌改良を行うことで、水分保持力や栄養素の供給を改善することができます。例えば、有機物質を添加して土壌の保水力を高める、肥料を施し栄養分を補充する、pH調整剤を加えて土壌の酸性度を調整する、などが考えられます。
枯れ木の削除と植え替え
成木が枯れる原因としては、病気や寿命などが考えられますが、場合によっては、周囲の環境や条件が原因であることもあります。その場合は、病気の予防や対策だけでなく、周囲の環境を整えることで問題を解決することができます。枯れ木を削除し、健康な苗木に植え替えることで、再び健康な桜の木を育てることができます。
雑草の管理
観光桜園の周囲に広がるナラタケモドキや笹などの雑草を管理することで、園内の土壌の水分や栄養素が健康な桜の木に集中しやすくなります。草刈りや手入れを行い、環境を整えることが必要です。
定期的な剪定
成木の定期的な剪定を行うことで、枝が健康に成長し、花の開花を促進することができます。また、剪定により病気の予防にもなります。
病害虫対策
ウメノキゴケが樹皮を覆っているということは、病害虫の発生が考えられます。適切な病害虫対策を行い、桜の木を保護することが必要です。
ですって!
@@k-tk
確かに問題が多すぎる山だと思います。過去に有名な樹木医の先生の指導もいただきましたが、改善まで至りませんでした。木下先生のアドバイスを参考に保育をしていきたいと思います。ありがとうございました。
大したアドバイスも出来ずすみません。
新たに木を植え直すときはなるべく小さな苗木を使うと良いと思います。環境に負けてしまう場合もありますが単価も安いので打撃が少ないし、小さい木は意外と過酷な環境に次第に慣れてたくましく育つものです。大きくなるまでに時間は掛かりますが、なるべく剪定せず自由にすると腐朽もしにくいです。
大変でしょうが頑張ってください。
枝垂れ桜の動画お待ちしておりました。ありがとうございます。
庭に6年前と5年前に植えた枝垂れ桜が2本ありますが、今年ようやく満開に咲いてくれました。
今、新芽が出始めておりますが明らかに忌み枝になりそうなものはすぐに取ってもよいものでしょうか?
切った枝を引き出す時に柔らかい新芽を欠いてしまうので、私はこの時期には手を出さないことにしています。6月頃の方が作業はしやすいと思いますが、今切ってはいけないということはありません。
@@k-tk 早速の返信ありがとうございました。
癒合剤のかわりにペンキとか墨汁とか、モルタルとか、木工用ボンドとか塗る人いますよね。
シャイゴ先生が言ってますね。「自分の唇に塗れないものは塗るな」って。
ちなみにトップジンは安くていいですが、色が派手すぎで、切り口が目立ちますよね。
そうですね。いずれにしても腐朽菌の侵入そのものを抑えられるわけではないようですから、木が防護壁を作りやすい角度で切ってあげる ということしか我々には出来ませんね。
@@k-tk 正しく切る事が大事!ですよね。
今、お使いの電動剪定鋏のメーカーはどちらの製品ですか?
Kebtecも以前は使っていましたが、今はアルスコーポレーションのEP-720が一番使いやすくてこればかり使っています。
枯れや腐りが進行している枝を切って中心部が腐っていた場合そのままだと雨水が入ってしまいますが、木下さんはどうされますか?
自分は今年の2月にシダレザクラの主幹上部が枯れてしまい下枝に更新したんですが、腐朽部を除去したら穴が出来てしまったので切断面に殺菌剤を塗布後穴にウッディードクターで蓋をする様に成形貼り付けて見ました。
4億年も前から生きている植物に対して、たかだか20万年前に出現した人類が何を手助けするというのでしょう?大先輩の前で自分は無力、というのが私の基本的な考えです。
お金のために木を守っているフリをしたり、お客様の要望があれば外科手術もしたりしますし、癒合剤を塗布することで自己満足に浸ったりしますが、木のためになっているとは内心思っていません。癒合剤は人間側の気休めでしか無く腐朽菌を防げるわけではありません。
30年前までは腐朽部を削って防腐剤を塗ったりウレタンを詰め込んだりして樹木医は稼いでおりましたが、「何もしないのが一番良い」という流れになった昨今でそんな行為が正しいと思っている人はごくわずかです。何億年も前から木は腐朽と闘ってきているのですから、今さら人間が手を出したところで彼らの邪魔になるだけです。
なぜ何もしない方が良いのかと言えば、フタをすれば雨水などが逃げ場を失い余計に腐らせてしまうからだし、腐朽部を削りすぎてせっかく木が作った防護壁を壊してしまうからです。雨水が入るのが気になるのなら通気するような傘(トタンを加工してかぶせるだけなど)を乗せておけば良いのです。
何を塗ったからと言って木の寿命が格段に延びるわけでもないし、ましてや腐朽が治るはずもありません。それよりも腐朽した木がやがて倒れる時のために安全上支柱を掛けておく方が大事だと思います。
とは言っても、私もあなた程度のことはお代を頂戴するためのパフォーマンスとしては行います。そのほうが受けが良いからです。何もしないのが良いと言っても信じてもらえないからです。
癒合剤も腐朽を防ぐものでは無いと分かっていますが、真っ白な切り口は目障りなので茶系色の癒合剤を塗って目立たぬようにしています。フタをしようという気持ちでは塗っていません。
長々とごめんなさい。
@@k-tk 何もしないのが1番良いというのは枯枝すらも切らないほうが良いと言うことなんでしょうか?
またでしたら樹木医及び樹木医学とは何のためにあるのでしょうか?
30年前と現在での認識常識が違うのは理解していましたが木下さん仰ったほど違うとは思っていませんでした、書籍や文献ありましたら教えて頂けると幸いです。
ウッディードクターは水は通さないが透湿性は備えている素材ですがやはりダメなんでしょうか?
支柱は既に設けています。
人間に出来ることなんてたかが知れてる、むしろやらないほうがいいこともあるという認識でしたが、そもそもその認識が間違っていたのですね。
もしかしたら木下さんはこんな無知な人間に植物に触って欲しくないと思っているかも知れませんが自分なりに聞き調べ考えて作業しました。
治療めいたことはしない方が良いと申しております。枯れ枝落下や倒木の危険は回避しなければなりません。
文献としては、平成4年に刊行された「樹木医の手引き」:(財)日本緑化センター発行 の第10章P.268~287あたりが参考になるのではないかと思います。30年前のこの本の中ですでに、従来の樹木の外科手術については否定的ですが、不定根の発生を促進する樹木の回復法などは今日でも行われているしそれなりの成果を上げているものもあります。ただ、同じ条件で別の方法を比較することは出来ないので手術したから良かったのかダメだったのかは誰にも分からないし、結果が出るまでに相当な年数も掛かるので誰も責任を取れないということです。
私の知り合いにも樹木医が何人もいますので彼らを批判するつもりは毛頭ありません。樹木に関する知識は豊富で新種の病害虫などの情報もいち早く我々に教えてくださるのでとても助かっています。
ウッディードクターについても他の材料に関しても良いとも悪いとも言えません。ただ確実なのはどんな癒合剤を使ったとしても初期段階の雑菌に対してはそれなりの効果があるものの、じわじわと時間を掛けて攻めてくる木材腐朽菌に対して確実に止められる薬は無いという事実です。腐ってしまったものを直そうとするより、腐朽しにくい切り方を実践することの方が数十倍大事だと思います。
植物に触って欲しくないなんてとんでもない!あなたのような探究心がある人は好きです。
木下さん、教えてください。
20年ほど前に庭に植えた八重紅枝垂れ桜ですが、毎年順調に成長しているように見えるのですが、この7~8年は一部の枝にちらほらしか咲きません。剪定は一度もしていませんが、そのせいでしょうか。
毎年春先に寒肥はやっています。それに加え、昨年と今年は活力剤(アクアリフト)を寒肥と同時に施用しています。しかし、まだ結果は出ていません。それと、最近気が付いたのですが、花芽か葉芽かわかりませんが、地面に無数に落ちていました。木下さんの長い経験の中で、思い当たる節がありましたら、教えてください。
家の前を通る人が咲くのを期待しているですが、こんな具合で申し訳なくて申し訳なくて……。
それはプレッシャーがかかりますね。
現物を見ないと正確なことは言えないのですが、新梢の発生が少ない、あるいは新芽が定着しないというのは根っこに原因があることが多いです。肥料や活力剤をやっても効かないということは根の機能自体が低下していることが考えられます。
新しい根に新しい枝葉が対応しているので、新しい根が発生しづらくなっていたり、新しい根が出てもそれが傷んでしまうなどです。例えば①根の周辺が踏圧を受けて土が締まっている、②根の下が岩盤で根が張れない、③水はけが悪い低地に植わっている、④植え込みの際に「深植え」されている、あるいは植えた後に周辺に土を盛ってしまった、などが原因となります。
長い時間を掛けて徐々に弱っていく場合は④が原因で根が酸欠状態になっている可能性が高いです。幹の際はどんな状態でしょうか?幹から横に出た根っこが地表に露出しているようなら良好ですが、幹に沿って地面を掘っていって根っこに当たるまでの深さはどのくらいでしょうか?10㎝掘っても根に当たらないとしたら「深植え」状態です。
まずはその結果をお知らせください。
木下さん、丁寧なご返事ありがとうございます。
我が家は田んぼだったところで、家を建つときに地盤改良で一面に大きな砂利(玉石)を入れたところです。庭はその上に埴土を入れてはいますが、その層が薄いためかこの枝垂桜の太い根は、根の径半分くらいが地表に露出して3~4m走っています。他の大きな木の根も同じような状態です。庭全体に土の層が薄いと思われます。また、この桜は南側のブロック塀の近くに植えたため、幹より南側の根はコンクリート舗装の下になっています。しかし、北側は自分が大事にしている庭になるので、踏圧はあまり考えられません。植栽してから10年ぐらいは、樹一面にきれいに咲いていたのですが、その後だんだん花の数が少なくなり、ここ数年は一部の枝にちらほらと咲く程度です。また一時期、枝の伸びが悪くなったため、肥料(主に有機質の寒肥)を少し多めにやったところ、枝の伸びはよくなりました。毎年樹高も高くなっています。八重紅枝垂れは、他の枝垂桜と比べると樹勢が弱い様な気がしますが、この木の寿命ということも考えられるでしょうか。20年ほど前に植えたときは、樹高4m程度、胸の高さの径がビール瓶程度でした。現在は樹高が2階の軒先程度になっています。
木下さん、この時期毎日忙しいでしょうから、返事をもらえるにしても、手の空いた時で結構です。私もこの時期、毎日庭の手入れで一日が終わってしまいます。
返信は無理なく行っていますのでどうかお気遣い無く。
なるほど状況が少し分かりました。根が露出しているようなら酸欠の心配はありませんが土層が薄いということなんですね。となると根から吸い上げた養分を木がどこに使うかということです。
養分は木の上から下まで均等に分配されるわけでは無く、常に頂芽優勢です。木のてっぺん、枝の先にオーキシンが集中し、脇枝の伸張は逆に抑えられています。
ということは、2階の軒先にまで伸びている上部に栄養が行っているわけですから下の枝の取り分は少ない、となれば中枝は衰弱していきます。そのバランスを整えるためにはある程度の剪定は必要になります。すなわち上部の切り戻しをしてオーキシンを抑制し脇枝のサイトカイニンを開放するということです。
桜切る馬鹿 というのは大きくなってしまってから太い枝を切ることを戒めている諺だと私は思っています。
木下さん、毎回丁寧なご指導ありがとうございます。
今年の冬には、専門家に剪定をしてもらい、もう少し様子を見ようかと思います。面倒くさい質問に何度も答えていただき感謝しております。こんなに親身になって答えていただくとは、思ってもいませんでした。数年たったら、様子をご報告させていただきます。
あまり広くはない庭ですが、家の庭木の剪定は趣味としてずっと自分一人でやっていました。でも、なかなか本に書いてあるようにはいかず、悩んでいました。そんな時、木下さんのこの動画と出会い、何回も何回も視聴させていただきながら実践しています。おかげで、ごつかった山モミジも随分柔らかな感じになってきました。他の樹も、しかりです。
剪定という作業は、高いところで行う事が多いので、転落事故が結構あるようです。プロに言う言葉ではないかと思いますが、木下さんもどうぞお気をつけて仕事に励んでください。
本当にありがとうございました。
お役に立っているのなら嬉しい限りです。木との対話も上手くいっているようで何よりです。ケガに気を付けて楽しくやってください。私も用心致します。
質問への回答は私なりの社会貢献です。お気になさらずお気軽にどうぞ。