【声優の朗読】粗忽な武士の行動がもたらしたもの~山本周五郎・作『粗忽評判記』【時代小説】
Вставка
- Опубліковано 12 жов 2024
- 「じつに、じつに申し訳なき、粗忽を仕りました、どうか、久之進めに切腹を仰付けのほど」
青空文庫より『粗忽評判記』(山本周五郎)を朗読しました。
チャプター
00:00 一
06:58 二
14:03 三
21:14 四
28:29 五
35:21 六
41:49 七
48:53 八
山本周五郎お得意の滑稽物です。
しかしただのドタバタ喜劇ではなく、粗忽をしたがために良い結果を得るというハッピーエンドストーリーになっています。
苅田久之進が本当に粗忽者なのか、それとも小萩の言うように拵え粗忽を装った思慮深き家臣であるのか断定しないのが、逆に彼の魅力をより引き立てているようです。
山本周五郎の作品には主君を思った武士の様々な行動が出てきますが、彼ほど独特な働きをする者もそうそういないでしょう。
ただの粗忽か、そう見せかけているのか、断定はしないままにしておきましょう。
それを暴くことは、それこそ久之進が望んでいないでしょうから。
#山本周五郎 #時代小説
音楽:
www.bensound.com/
dova-s.jp/