ゴンドラの唄／東京混声合唱団
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- Опубліковано 8 вер 2024
- 作詞：吉井勇 作曲：中山晋平 編曲：林光
↓『甦る〈ゴンドラの唄〉』（相沢直樹・新曜社）第9章4節より引用----------
最初ピアノが華麗に『ゴンドラの唄』のイントロを奏で、楽団の甘美な演奏に合わせて客と女給たちがダンスを始めますが、すぐに渡辺が絞り出すような低い声で歌い出します。それを聞いて一同気味悪がって踊りをやめ、渡辺を遠巻きにします。
『ゴンドラの唄』を歌う場面は当初のシナリオでは「生命短かし／恋せよ乙女」だけでしたが、一番と四番を丸々歌うまでに拡充されました。このことは、『生きる』におけるこの歌の重要性を改めて物語っているでしょう。
渡辺は帽子をかぶり、コートにマフラーをつけて腰掛けたまま歌いますが、四番を歌うところでは正面から見た渡辺の顔が画面いっぱいのアップになります。彼は両目に涙をため、「心のほのお」を歌うあたりで大粒の涙がハラハラとこぼれ落ちます。またこのあたりではピアノ伴奏からかなり外れてきています。この場面での渡辺の歌い方は、自分の生をはかなみ、運命を嘆き、女給や踊り子たちに若さを無駄にするなと諭すかのようです。
なお、メフィストフェレスを自認する作家が主人公を外へ連れ出すとき、シナリオでは「生命短かし、恋せよ親爺、だッ!!」と叫ぶことになっていますが、今日DVDの映像を見るかぎり「生命短かし」と口ずさむところまでしか聞こえません（ワイプですぐ次のシーンに移ってしまいます）。
↓『甦る〈ゴンドラの唄〉』（相沢直樹・新曜社）第9章4節より引用----------
黒澤明の映画の登場によって『ゴンドラの唄』は復活しました。しかし、『ゴンドラの唄』の受容史のなかで映画『生きる』の登場が真にエポック・メイキングだったのは、単にこの映画が「大正時代の流行歌」としての『ゴンドラの唄』の存在を人々に思い出させ、その歌詞とメロディーを改めて世間に広めたというだけでなく、『ゴンドラの唄』の歌の性格を一変させた点にあります。
『ゴンドラの唄』の歌詞の直接の内容は、若い女性を恋に、熱い生き方に誘うものです。芸術座の『その前夜』劇では初めに少年船頭が、次に女主人公エレーナ（松井須磨子）が歌っていました。それを映画『生きる』では死期の迫った初老の男に、特にどの娘に向けてというでもなく、人びとみなに、あるいは自分に言い聞かせるように歌わせているのです。『生きる』で渡辺勘治がしみじみと歌って見せたことで、『ゴンドラの唄』は単に若い女の恋の歌にとどまらず、性別・年齢を問わないすべての人に開かれた歌となったのです。
その際、「恋せよ」の「恋」が文字どおり男女の恋愛の意味だけではなくなって、一種の比喩として、人間が情熱をかけて探し求めるものをさすように変わりました。先ほど公園のブランコの場面によって、歌の詩句全体がフィジカルなものからメタフィジカルなものへと変容を遂げたと申しましたが、「恋せよ、少女」はいまや人間がいのちをかけて臨むこのできる（あるいはそうしなければならない）抽象的な価値を追求するスローガンとなったのです。
ちなみに、『生きる』において『ゴンドラの唄』の精神的価値が強調されているように見えるのには、この映画で歌の一番と四番のみが歌われていることも関係しているのではないでしょうか。二番、三番は「アルス・アマトリア」（恋愛指南）ばりの少し淫猥な感じのところがありましたが、映画ではそれらが外されています。私は渡辺が「心のほのほ 消えぬ間に」と歌うのを聞く度に、深く胸を打たれます。
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おらは百姓だが、この歌聴くと😢涙が止まらないべ。有り難う御座いますだ😭😭
本日NHKで拝見いたしました。
志村喬様なんとなんと目力のすごい
俳優さんでしょう。改めて拝見して
昭和の俳優さんの演技力の高さに
息をのみました。
泣きました。とにかく泣きました。
ゴンドラの唄がしみじみと。
素晴らしい映画。色褪せません。
数十年前にこの映画を観ました。主人公が完成したばかりの公園のブランコに乗りながら、心に染み渡るような低い声でこの歌を歌います。感極まりました。今でも心に残る素晴らしい映画でした。
自分も子供を連れて近所の公園に遊びに行く時いつもやるのが「生きるの渡辺勘治ごっこ」です。ブランコに乗って小声でボソボソとゴンドラの唄を歌うのを子供に動画で撮ってもらうのです。
最近「生きる」を観た。
泣いた 泣いた・・･素晴らしく切ない映画😂
歌も心に響きました。
志村喬さんがこの歌を歌う『生きる』のラストのシーン、ジーンと心に染み渡りました。
今でもこの歌を聴くと 自然と涙が込み上げて来ます。
黒沢明監督の「生きる」は何回か、少なくとも3回は観ている。子供のとき町の映画館で観たときが初めてだった。主人公が最後の場面でこの歌をブランコに乗って歌って死んでいく姿が強烈に印象に残った。たしか2度目は1980年代のはじめにバージニア州にあるアメリカの大学で、黒沢の映画が上映されるので観にいった。子供のとき観たあの映画だ！と気がついた。3度目は映画館ではなく、NHKBSPのプレミアム映画でだ。いずれにせよ、この歌はわたしの頭の中では映画「生きる」のあの場面とつよく結びついている。
同感です
ゴンドラの歌
志村喬大好きです
この歌聴くと心が救われます
映画「生きる」の主人公がで知り合いになった小説家に連れられ、バーだかキャバレーだかでピアニストに「リクエストは？」と聞かれ「命短し・・・」と答え、始まった伴奏に低い声でボソボソと「命短し、恋せよおとめ」と歌い出したら場の空気が一気に変わり、踊っていた人達がダンスを止めて聴き入った場面が忘れられません。映画の最後、雪が降り頻る公園でブランコで揺られ、この歌を歌いながら亡くなる場面より鮮烈な印象が残っています。
「生きる」とチャプリンの「街の灯」と「ジェルソミーナ」は、世界最高の映画と思っています。
公務員の悲哀を描いた名作｢生きる｣
志村喬さんが命の灯が尽きる寸前に歌う｢ゴンドラの唄｣に
魂を揺さぶられました。森繁久弥さんの歌う同曲は素晴らしかったですね。😮
2023.3.26 CS放送で見ました。ハッピーバースデーの場面、志村が生きる目的（公園を作る）を見つけ、意気揚々と階段を下りるのと、誕生日で祝われる人が階段を上がってくる場面が交差する、黒澤の粋な演出、いいなあ。
ゴンドラの唄🎵生きるを観て、死期を悟った真面目な公務員が、最後に花を咲かせたいと願う！…ゴンドラの唄は老若を問わず「生」への憧れ！作詞家の心の内を慮る💕…歌い、聴く度に切なく心に染みる…。黒沢明は素晴らしい！。
思い出されなかった事が😂そうそう😂これを見まして、段々と！記憶が😊😊😊!-!有り難う御座います。
流れ唄様。コメント読みました。今更ですが同感です。「心のほのお、消え間に」は命そのものです。
私も、そう思います。ありがとうございました。
「生きる」の死ぬと理解しどこか虚無感を抱えながらこの曲を歌うシーンとラストでこの曲を歌うシーンの対比最高
TOTAL CHEF D'OEUVRE DE CE QUE LE TALENT ARTISTIQUE PEUT RÉALISER DE MEILLEUR !
CHER AKIRA KUROSAWA !
MERCI !
Patrick , Le Mans , France !
人生を振り返る事はできる、時間を取り返す事は誰にも出来ない。自分自身もまだまだだぁ~。僕のようなろくでなしでも、涙した。
この素敵なコメントが、心に沁みました。
@@user-pv9nq6ii2m 様。有り難うございます。それでは||
ずいぶん多くの演歌歌手やヤクザ系歌手が歌っていますが、やはり声楽をきちんと学んだ人たちとは比べ物になりませんね。すごくきれいです。
中2の時の先生がこの映画のことを教えてくれました。ブランコをゆらしていたあの顔が忘れません
家に帰って何だか涙がでてました。
私は、昭和５９年、中学１年の時、社会科の担当でもあった担任が、是非テレビ映画でやるので見るようホームルームで紹介してくれました。感想は、どう生きていくか、とても考えさせられる内容で、非常にためになりました。高校を出て、勤めだして、協力会社のおじさんかたら「人生、羅生門だよ」と教えられ、羅生門も拝見しました。日々暮らしていく中で、心のあり方と、異なる意見をどうまとめていくか、二つの映画にとても影響をうけた次第です。
志村喬さんが一番の好きな俳優さんです。
人生の終わる時……この唄を聴いて終わりたい………静かに消えて逝く
昔、美しい地球の四季の映像が流れる中、老人が静かに逝くドラマに、感動した者です。
病室（？）に流れるゴンドラの唄……
全てを受け入れて、心静かに旅立つ私……
と、言う事で、
「遺言書を作って置かねば！」と思う、今日この頃です。
黒沢の名作だった。確か昭和27年の金獅子賞だった。志村喬が雪の降る中ブランコを揺すりながら歌うこの歌、切々と幸せ感が伝わり、悲しくもうれしくなります。
高校生の時 この映画を見て大きなショックと感動を覚えました 後年森繁久弥が歌ったのを聞き 以来私の持ち歌にしています
この歌の由来について塩野七生さんの「わが友マキアヴェッリ」（中央公論文庫、136-137ページ）に面白い話が書いてある。15世紀にイタリアのフィレンツェを支配したメディチ家のロレンツォが書いた詩「バッカスの歌」の1番に「青春とは何と美しいものか。とはいえ、みるまに過ぎ去ってしまう。愉しみたい者は、さあ、すぐに。たしかな明日はないのだから。」（塩野訳）とある。この詩はフィレンツェにとどまらずゴンドラで有名なヴェネチアでも大流行し、謝肉祭で欠かせない歌になていたらしい。塩野さんはヴェネチアを旅行した日本人が吉井勇に教えてこの歌詞ができたのではないか、と推測している。「いのち短し恋せよ乙女。紅きくちびる、あせぬまに。熱き血潮の、冷めぬまに。明日の月日は、ないものを。」
完璧な映画👍👏🤗
生きる・映画は数ある中、最も印象に残っている一つ。東京混声合唱団、ありがとう。
歌われている団員の方で、同じ目に会われている方はいないと思います。所詮、他人事。
実際に我が身が同じ運命に落ちるまで、想像は出来るが、感じがたい死への直視。
自分の意志と関係なく産まれて来た我が身、 死ぬのも同じと思いたいが然うはいかぬこの身。
Thank you for this post. I have been obsessed with this song since seeing Ikiru. Beautiful rendition. I have been trying to find sheet music for this, but I have not been successful.
this is such a beautiful rendition of the song.
Belo filme , linda música .
I'm crying
さよならだけ さよならだけが 人生と まことなるぞと 老いて知りたる
この映画 見て次の日に 結婚す 老いし妻には 未だ告げざり
この映画 見終わり深夜と なりにけり 無性に無常を 感じたりしを
独身は 今日を限りと 思いたる その寂しさは 今も残れり
若き日は 早や夢と過ぐ ブランコに 乗りて旅立つ 我と気づけり
繰り返す ことなかりけり 人生の 一期一会を 深く味わう
もの皆が 寝静まりたる 真夜の二時 独身となる ことを思えり
名作映画のシナリオ集の中に「生きる」があったのですぐさま購入。家でわくわくしながら読み進めて歌のシーンまで来たら「ゴンドラの唄」の歌詞が載っていない‼ 著作権があるのだから当然と言えば当然。でも残念、ｶﾞｯｶﾘだった。
皆様のコメントを見まして、生きる！曲等は、名前は、志村隆、様!ですね！コメント様!有り難う御座います。
いろいろ想うことはあります、、、、
人生万事塞翁が馬。
、、、、
短いいのちを、
燃やし尽くしたい
、、、、、、、、
そんな事を
つらつらと。
人生は、常にままならないものですね。
あっという間に青春が過ぎ、静かに秋が過ぎてゆき、やがて黄昏れていく。
果敢なく、あっという間に自分の出番が終わり、そこできっと何かを悟るのでしょう。
志村喬若いなぁ
志村矯の最後の
シーンはfor ever です、あのシーンを越える名場面はj今までもなかったしこれからもないと思う。これの英語版の lIVE を見ましたが、それはそれで外国映画としてはよかったですが黒沢監督と志村さんのこのめいさくにはほど遠いです。
このゴンドラの歌最高です、 LIVEではスコットランド？かの古い曲を使っていますが雰囲気が全くちがって、、、。ました。
志村さんの出ているこの映画のタイトルを教えて下さい♪
歌と同名でしょうか？
それとも「生きる」でしょうか？
音声がでない
黒澤明は監督と言うより、哲学者だなぁ～