【文京区千駄木・往来堂書店】街の本屋が提唱する「文脈棚」とは?
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- Опубліковано 9 лют 2025
- かつて森鴎外や樋口一葉など多くの文人が暮らしていた文京区千駄木界隈。下町の親しみやすさと文化的な趣を持つこの地に、ユニークな街の本屋があります。20坪の店内に、所狭しと置かれたユニークな本や雑誌。この棚を見に往来堂に通う、という常連も多いそうです。
往来堂書店の創業は1996年。元々は複数の書店を運営する会社が出店していたうちの、一つの店舗でした。現在の店長の笈入(おいり)建志さんは2000年に往来堂書店に店長として入社しました。2018年に、経営者から往来堂書店を買い取り、今はオーナー店長として頑張っています。
「小さい店なので、何らかの基準で、意識的か無意識的かにもかかわらず本を選んでいます。 20 年ほど書店を続けてきて、本の売れ行きを通してお客様と交流しながら、お客様の好みにどんどん合わせて来た感じです。さらに、『こういう面白い本があるのでいかがでしょうか』と提案もしています」と笈入さんは話します。
20坪という決して広いとは言えない店内ですが、個人の関心のつながりや関心の流れなどを絶妙に汲み取り、棚を編集していく往来堂書店のありようは「文脈棚」と呼ばれ、多くの本屋の愛好家たちから一目置かれる存在となっています。笈入さんは「素人臭い棚」と言いますが、誰かの家の本棚のように、その人の興味関心の本が連なる棚からは、訪れた人にとって新たな知の発見があります。
ジャンルは様々で「野生の動物の話」「サバイバル関係」「自然科学」「昆虫・植物」「数学・物理」……。 東京屈指の観光地である上野からも近いため「上野」「不忍池」「東京芸大」「美術館・博物館」、そして「食べ物関連」などなど、つい長居をしてしまいそうな店内です。
選書について笈入さんは「日々、試行錯誤をしており非常に悩みます。いらっしゃるお客様は、ある程度本を読んでる方が多いので、基本的な本は逆に売れなかったりもする。そこが難しい。ちょっと、ほかの本屋とは違う品揃えで、ラインナップが偏っているかもしれません」と話します。また、遠くに本を買いに行くことが難しい子ども向けに、多くの児童書も揃えます。大人だけじゃなく、あらゆる世代の住民が、みんなで楽しめる街の本屋です。
また、すでに全国各地で人気となっている「一箱古本市」をスタートさせた「不忍ブックストリート」にも実行委員として参加。愉しみながら、本と街と人を繋ぐ活動にも力を注いでいます。
街の本屋としては「まずお店に来ていただき、そこで何か新しい発見をして欲しい」と笈入さんは語ります。書棚をみて、この本をちょっと読んでみたい、と思ってもらえることが、本屋としての一番のやりがい。そういった棚づくりを、これからも往来堂書店は続けていきたいとの想いです。
原案・石橋毅史
撮影・木村重明 制作・板橋昭平
監督・篠原哲雄
統括・東京都書店商業組合
ふらっと気軽に行ける本屋さん、たまには寄ってみませんか?
往来堂書店のホームページ→www.ohraido.com/
往来堂書店の公式ツイッター→ / ohraido
往来堂書店の公式インスタグラム→www.instagram....
東京都書店商業組合青年部の往来堂書店紹介ページ→www.tokyo-shote...
このチャンネルを運営する東京都書店商業組合の公式サイト→tokyo-shoten.or...
この動画は、中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「新しい日常対応型業界活性化プロジェクト」を活用して、東京都書店商業組合が制作したものです。
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#本屋さんに行こう
文脈棚、たどって見ていくうちに店の本棚全て見てしまうのか(笑)ついで買いが捗るわ…
店長のおすすめでセレクトされている店はいいですね
この本屋さんにいきたい
店主さん、寝ぐせついているところがかわいい笑 ほのぼのした雰囲気がありますね
昨日顔出しました、この地域には縁があります。まず私の祖父母は根津郵便局に妻は千駄木が実家です。選書の話を聞いたので伺いました。