ギターのフレット交換。-Guitar Refret-【プロの現場にはプロのギターテクニシャンがいる!!】

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  • Опубліковано 4 жов 2024
  • 今回はフレット交換の動画をお送りいたします。
    と言いましても、私、篠原はギター製作関係の専門学校には行っておりません。
    では独学?いいえ、それも違います。
    Kanji guitarの川端完之さんに弟子入りして教えてもらったのです。
    1番弟子が私なのです。
    まだ、kanji guitarが埼玉県和光にあり、長屋を工房にしていた頃の話です。
    私は当時、現場でギターテックの仕事で忙しい日々を送っておりましたが、
    ギターって奥が深いじゃないですか。
    現場では基本、弦交換、ギターの持ち替え、ステージ袖でエフェクターの踏み替えがうまくできれば、ギターテックとして認めてもらえますが、
    何か自分の中で物足りなさ、アメリカのギターテック達への憧れなどもあり、さらなる技術を求めはじめました。
    ある時、現場でギターにトラブルが起きてしまい、自分では直せないものでした。
    その時マネージャーが言った言葉・・・
    「現場のローディーさんもギターが直せたらいいのになー、アメリカのギターテックみたいに、そういう人が日本もいたらいいのに」。
    マネージャーは、決して悪気があて言っているのではなく、何気ない一言にも聞こえましたが、
    自分にはその一言が体に電流が流れたかのように、
    ビリビリっと体内を衝撃が通り抜けて行ったのを今でも覚えております。
    自分で言うのもなんですが、行動力のある自分はすぐさま、Kanji Guitarの門を叩きます。
    もともと完之さんとは知り合いで、よく修理を頼んでおりました。
    「自分にフレット交換を教えて欲しい!!」何故フレット交換かというと、なんと言ってもネック周りのトラブルはローディーでは手が出せないからです。
    完之さんは心よく受け入れてくれて、自分に一から指導してくれました。
    その時の完之さんの言った言葉は、
    「専門学校に行かなくても、それを超える技術を習得させてあげますよ」
    完之さん自身は専門学校を卒業しています。
    その専門学校を否定する訳ではないと思いますが、
    「自分が教えたら直ぐに専門学校生の技術は超えられる」
    という経験から積み重ねた言葉は重かった。
    初めて自分でフレット交換、ナット交換をやり終えた時、真夜中までかかってしまいましたが、完之さんも最後まで付き合ってくれました。
    帰りにKanji guitar工房から完之さんに車で家まで送ってもらう中で、いろんなギターの話しを教えてくれました。
    本当に全てが勉強で楽しい時間でした。
    ある時、完之さんに「ギターを作ってみたら」と言われ。
    答えは決まっています。「yes!!!」です。
    そこからギター作りが始まりました。合計すると4本ギターを作らせてもらいました。
    そして完之さんから1冊の本を貰いました。
    「木のいのち木のこころ」西岡常一。
    法隆寺を修復した宮大工棟梁の話です。木に関わる仕事をする人には大変おすすめな本です。
    私はこの本を読んで、実際に法隆寺に行ってその宮大工、西岡常一さんがやったであろう、建造物を見てきました。
    資料館には、西岡さんの使っていた道具が展示されていました。
    この本を読んだら、法隆寺に行きたくなりますよ。
    いや、行くことをおすすめします。
    こうやって、完之さん初めいろんな人達から影響を受けてやり続けてきました。
    さあ、次はあなたの番かもしれない・・・

КОМЕНТАРІ • 56

  • @yukinosukech
    @yukinosukech 2 роки тому +3

    プロの技を惜しみ無く発信していただきありがとうございます❗
    丁度始めようと考えていたのでとても参考になりました😀
    ありがとうございます。

  • @satoshifujita5482
    @satoshifujita5482 3 роки тому +7

    フレット交換お疲れ様でした。ショップに預けると、こんな作業してもらってるんですね。大変、勉強になりました。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому +3

      そうなんです。ショップによってやり方はさまざまですが。

  • @優太原-z8b
    @優太原-z8b 2 роки тому +5

    楽しい動画、奥深い概要欄を、楽しませていただきました。
    私は安物のギターしか持っていませんが、フレット交換に預けるとなかなか返ってこないというイメージがあり、自分で交換してみた過去があります。初めての交換は失敗して、ガタガタで弾きづらいものでしたが、自分で色々考えやってみたところ2回目からは上手くできるようになりました。工具もホームセンターで売っているようなものでも、使い方次第で時間はかかれど出来るんだと思いました。また楽しい動画を楽しみにしております。

  • @sabn3290
    @sabn3290 2 роки тому +6

    まさに匠!
    緻密で繊細な技術に感動しました。
    これは難しい!大変!
    フレット交換は時間と技術料の
    割りに合わない作業ですね!
    交換料金が高過ぎると困るのですが、申し訳ないくらい安い料金なのですね。
    こんなに維持するのに大変な楽器は
    ギターが一番かもしれない!
    いつか、自分でやってみたいと思っていましたが、スカイツリーくらいハードルが高い!

  • @K.K0906
    @K.K0906 2 роки тому +5

    概要欄が素敵です…
    おすすめさせていただいた本も併せて読ませていただきます…

  • @おっ-j2q
    @おっ-j2q 10 місяців тому

    素晴らしい作業をシェアしていただき、ありがとうございました!

  • @Mu-uv8rl
    @Mu-uv8rl Рік тому +5

    あぁ‼︎こうすれば指板が欠けるの防げるんだ!楽器の修理も奥が深くて楽しそうですね!

    • @Mu-uv8rl
      @Mu-uv8rl Рік тому

      上記は最初らへんの感想、以下最後まで見た感想。
      ウバァ、やっぱ大変だぁ〜
      個人でやるには手打ち、接着剤を入れた場合は一本毎に拭く、ヤスリがけは全部打ち終わった後一本毎、すり合わせだけは外注になりそうです(振れ取り台が用意できない)。ジャンクでリフレットした方が良さそうな子がいたらやってみます!

  • @ehehe123456
    @ehehe123456 3 роки тому +2

    地味で細かい作業ですね。私には出来ない作業です。

  • @yutapiso
    @yutapiso Рік тому +6

    AIに絶対に仕事を奪われない職業

  • @nardis458
    @nardis458 2 роки тому +2

    最後まで見ました!とても勉強になります!

  • @seiji3477
    @seiji3477 3 роки тому +1

    治具ってjigだったんですね。色んな道具が出てきて楽しい。あいかわらず綺麗な手際で私は何もしてないけどスッキリしました~。ありがとうございます。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому

      ありがとうございます。治具でも合ってると思いますよ!!

  • @tommyguns107
    @tommyguns107 3 роки тому +2

    芸術(アート)ですね!
    いつも楽しみにしています。
    またMODSの話も聞けたら嬉しいです。

  • @ジョルジュブラウン
    @ジョルジュブラウン 2 роки тому +1

    いや~参りました・・流石プロですね。うまいもんだ!!
    ご苦労様でした。参考になりました。フレット交換・・さあやりますかね~~。

  • @みみをすませば
    @みみをすませば 3 роки тому +2

    まじ勉強になります。

  • @ziny2814
    @ziny2814 3 роки тому +3

    見やすい動画ですね

  • @the2525man
    @the2525man 2 роки тому +8

    動画もさることながら概要欄の熱量も凄まじい。
    チャンネル登録しました。

  • @ngso8572
    @ngso8572 3 роки тому +5

    STEWMACのこの治具が何年も気になっていて理屈と使用方法が判らずにいましたが本日解消出来ました!画編集が大変そうですがフレット研磨の途中と出来上がり画等も見せて欲しかったです~しかし十分勉強になり素晴らしい動画ありがとうございました。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому

      そうですね。大きな治具ですが、やっていることはシンプルなことです。動画編集のご指摘ありがとうございます!!

  • @sato8614
    @sato8614 3 роки тому +1

    shinoさんの丁寧さと手際の良さがgood流石プロですね。fender系は幾度となく経験ありますが、バインディングありだとちょっと尻込みしちゃいます。wタングの処理やサイド整える時神経使うだろうなあ。海外のビルダーの動画を見ると大抵のプロの方は例のでかいネックジグを使用してますね。今回の動画見て、マイクロメーターの使用の仕方、ネックの状態を弦を張った状態の保持の仕方よく理解できました。とはいえ素人はなかなか手に入れるまでにはいかないジグです。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  2 роки тому

      他の使い道があればいいのですが、あのネックジグ。笑

  • @銀猫-u4z
    @銀猫-u4z 3 роки тому +2

    同じギター所有しています。このスケールだとキーボードやサックスのフレーズをギターで弾けるんです。super 70っていうPUが着いてます。ビックリしました。2464BSのアイバニーズのロゴ、古くて好きです。流れる様な作業、流石でございます!

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому

      そうですか!!割と安価なギターですがかなり使えますねこのギターは!!ありがとうございました。

  • @栗ちゃんネル-n3v
    @栗ちゃんネル-n3v 3 роки тому +8

    アマのオジさんギター弾きでも
    状態の良いギターを弾くと気持ちいいけど、
    趣味の世界なので高額なメインテナンスは痛すぎ(泣
    以前楽器屋でフレット交換が改善でなく改悪なったトラウマが
    信頼できる楽器屋さんを探すのも一苦労です。
    この動画を参考にフレット磨きからチャレンジしてみます。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому +4

      はい、是非ご自分で出来るよになって下さい!!そしたら納得できるまでやれますよ!!

  • @shigajazz
    @shigajazz 2 роки тому +1

    色々と知識の再確認ができましたし、手慣れた感じは見ていて楽しかったです。ありがとうございました。
    70年代後半のアイバニーズの箱モノは多少、荒削りな部分もありますが、良い楽器です。オリジナルの状態の個体が年々減っています。ブリッジ・ベースが固定されているようで、残念です。

  • @gsan6812
    @gsan6812 3 роки тому +1

    私は横向きで0調整出して 上向きで弦緩めて再度0出してます。

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  2 роки тому

      専用のスタンドをお持ちなんですか?!

    • @gsan6812
      @gsan6812 2 роки тому +1

      機械加工が本業なので回転アングルバイスをテーブルに固定して使ってます

  • @lydianian
    @lydianian 2 роки тому +6

    マメな作業すぎて、私にはムリめです。フレット交換数万円する理由がよくわかりました。

  • @岡田勝年-j4b
    @岡田勝年-j4b 3 роки тому +1

    シールドケーブルのお話とかしていただけませんでしょうか
    方向性の話など

  • @無月-d9k
    @無月-d9k 3 роки тому +3

    最近、預けっぱなしだったヴィンテージが帰ってきたので何本かフレット交換しようかなと思うのですがオススメあったら知りたいです。出来れば減りがあまりないようなステンレス製が良いかなと思います

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому +6

      絶対にフリーダムカスタムギターリサーチのSPEEDY!!超おすすめです。
      これ以外のステンレスフレットは使いません。

  • @ミスターH
    @ミスターH 11 місяців тому +1

    すり合わせの後、クラウンの頭を丸めなくて良いのでしょうか、これだとピッチがズレてしまう気が…

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  11 місяців тому +2

      時と場合によってはクラウンを丸める時もあります。
      フレットの頂点を沢山削りすり合わせた場合は、平らな部分多いのでクラウンを削り丸みを付けます。

  • @alexmg8750
    @alexmg8750 Рік тому +1

    おや?そのギター・・・
    もしかして、和田さんの?

  • @sai1977sai
    @sai1977sai 2 роки тому +1

    ありがとうございます 篠原先生の ルーツが川端完之氏だったんですね。。。。。木なんですね。。。。アンプにも先生がおられるのでしょうか??

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  2 роки тому +1

      アンプは姫路にあるバンクス三木さんです!!私が2番目のアンプテクニシャン養成の受講生です。

    • @sai1977sai
      @sai1977sai 2 роки тому

      @@SHINOSAMPLIFIERCOMPANY 早速のお返事ありがとうございます。篠原先生も師事され人のご縁を受けておられると思うと、神様ではなかったのだと妙に納得しました。youtubeを通しそのご縁のおこぼれを頂き感謝です。バンクス三木様存じ上げませんでしたので注目です。

    • @橋本哲-d8d
      @橋本哲-d8d 2 роки тому

      貴重な動画ありがとうございます。 機会がありましたら、指板修正が必要な場合の作業動画もみたいです。

  • @Edberg88
    @Edberg88 3 роки тому +4

    専用工具だらけw

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому +1

      そうですね、笑。ホームセンターでは置いてないものばかりですね。

  • @松川慶
    @松川慶 3 роки тому +1

    インド製のイタリーなというギターですが

    • @松川慶
      @松川慶 3 роки тому +1

      すいません もう1回言います トラスト ロッドが完全に折れて今はありません この状態でベストな状況に持って けますか

    • @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY
      @SHINOSAMPLIFIERCOMPANY  3 роки тому

      @@松川慶 トラスロッドを入れ換えないとベストな状況にはなりませんね。インド製ですか見たこと無いですね。