槍ヶ岳・北鎌尾根から(長大な岩稜帯・P15にて絶景テント泊)
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- Опубліковано 13 жов 2024
- いよいよ夏山シーズン開幕!
海の日の3連休・・・天気予報は悪いほど悪くはなく、でもそれほどいいわけでもない。非常に微妙。。。山友さんにも、山域を変えるべきではないか!もう少しプランをしっかり立てるようにとぼやかれながらも、槍ヶ岳北鎌尾根をやれるチャンスはそんなに到来することはない。。。ので。。。考えないようなふりをしつつ。。。この連休は北鎌尾根の一択!ブレない私!
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天気予報は、1日目は雨と強風、2日目の午後から天気が回復し、3日目が晴天!。。。通常なら2日目に北鎌尾根をスルッと槍ヶ岳まで行くのが常套なのですが、この天気予報なんで2日目に槍ヶ岳の山頂までいったら勿体ない!ということで、2日目も稜線上でビバークする計画(これは山友さんからの提案です。。。)にしました。当初は北鎌平にて泊まる予定でしたが、P15の山頂から眺めた槍ヶ岳!ガスの中から姿を現わした槍ヶ岳に見惚れて。。。P15にてビバークすることにした。
天気が微妙な。。。3連休なんで、どのくらいここに登山者が入るのか?ちょっと心配でしたが、なんのなんの。。。たぶんざっと数えてみてもこの連休中に40人近い登山者が北鎌をやったのではないかと思われます。
北鎌沢出合で宿泊したパーティ10組くらい
さらに初日にコル、およびその先まで進んだパーティが3組くらい
今回は水!どのくらい背負えばいいのか?そして2晩泊るためのお酒!冷え冷えのお酒をぐびっとしたい!水はひとり3.5Lを出合から背負い、さらに500ml缶を4本背負った(2人分=ひと晩ひとり500ml缶1本づつ)
荷物はなるべく軽量化ということで、テントは1つ、バーナーコッヘルも1組とした。安全装備としてハーネスとガチャ類、ロープ8Φ20mを用意した。2日目が一番重たくなり20kg弱の荷物となった。この荷物で北鎌をやるのはなかなかのものだと思う。。。
・上高地から槍沢大曲りへ
始発はわざとやめて、沢渡バスターミナルを6時出発。雨がゆるく降っており傘をさして上高地バスターミナルを6:45発スタート。意外と雨は早めに収まり、横尾に着くころにはほぼ雨の降る気配はなくなりました。こんな天気でもさすが連休!登山者めっちゃ多かったです。槍沢ロッヂを経由して槍沢大曲りの分岐へ
・槍沢大曲りから北鎌沢出合へ
水俣乗越までの激登りは、強風が吹いているお陰で涼しく登れた。乗越は激風かと少し警戒しながら登るもそれほどでもなかった。ここからが本番!乗越から北鎌沢出合への下りはザレ崖のような下り。。。北鎌の洗礼を受けた気がした。少し斜度が緩んできたら、少しだけ雪渓が残っている。渡渉を何度か繰り返しながら出合へ。。。1日目は曇りでしかも風があったのは、コンディションとしては最良といえる。
・北鎌沢出合でのビバーク地
15:00ごろに到着。。。3組目としてここに到着。河原にぽろぽろとテント設営適地が散らばる。。。水は沢から取水した。初日の晩は、雨がときおりぱらつく感じでした。皆さん、2日目に槍ヶ岳登頂を目指す方が多いようですが、私たちは2日目も稜線上でビバーク予定なので、出合を5時過ぎに出発、最後から3番目のスタートとなった。
・北鎌沢出合から北鎌のコルへ
出合から北鎌沢へ入っていきます。だいたい2時間半掛かりました。ここも意外とたいへんな個所が数か所あり、なかなかの難所だと思いました。なめると越えられない場所がある。。。
・北鎌のコルから独標へ
ルート的には独標の取付きまでは明瞭だと思いますが、天狗の腰掛あたり、独標の手前の逆コの字の岩場など、気の抜けない場所は多数あります。
・独標への登り
ここが一番の難所だったと思いました。逆コの字を越えたすぐのチムニーを上がるのが正解。。。どこを選択するかルーファイはひとそれぞれ。。。我々は逆コの字を少し過ぎたあたりから独標の頭へと直登していく。。。岩はもろく、ここはかなりの緊張の場所だった。別のパーティとコンタクトを取りながら、独標の頭に到着。独標の山頂では若者のパーティ2組が、テントを設営していた。登山者が20人くらい溜まった。(巻きルートもある=楽)
・独標(p10)からp15まで
ピーク、ピーク、コルなどにビバーク可能なスペースが点在しています。ルートファインディングをしながら、進みます。P14の手前には仙丈沢側を通っていくようなしっかりとした踏み跡ルートが見えますが間違いです。尾根芯を登りましょう。
・P15から北鎌平をこえて山頂へ
P15には「諸君頑張れ」のプレートがあります。懸垂の支点が残置されていますが、普通にフリーで下りれると思います。P15をくだるとザレの広場があって、そこが北鎌平と思っていましたが、ここは槍直下のコルで、もう少し岩稜を登ると「春雪に逝く」プレートがある場所が北鎌平という場所のようです。北鎌平周辺は、ぽつりぽつりとビバークポイントが点在しています。風が強いときはこのあたりでビバークするのがいいかもしれません。北鎌平からカニのハサミを目指して進みますが、カニのハサミに近づき過ぎると間違いです。「穂先は近い、気を抜かず頑張れ」というプレートの左を登っていくのが正解だと思います。ここから穂先までに、難所2つのチムニーがあり、下のチムニーには残置のスリングあります(使わないけど)。上のチムニーはちょっと立ってます。そこを越えたら、表からの登山者が記念撮影待ちをしている姿が見えて。。。山頂です。
2、3年前から登りたいと思い始めて、えいやっ!ということで今回、天気は微妙でしたが飛び込んでみました。驚くほどたくさんの登山者がこの連休中に入っており、総勢40名ほどはいたのではないでしょうか。。。北鎌沢出合からはスタート時間が接近するので、登山者と絡みますが、稜線を歩いているうちにだんだんとバラけて、自分でルーファイできる感じで歩けます。(あんまり人が多すぎるとねぇ) 登ってみて本当にこのタイミングで行けたことはラッキーでした。2日目はガスが多めでしたが、ときおりガスの隙間からみえる景色がとても神秘的。さらにガスに覆われた岩稜をつぎから次へとクリアしていくのも痺れる演出だと思いました。逆コの字や、迷いルートいろいろ有名な場所がほぼだいたい確認できました。次回来ることがあるかどうかは分かりませんが、すごく満足のいく山行となりました。
事前学習と万全の装備で臨んで下さい。皆さまの少しでも参考になるようにと思って記載してみました。
#槍ヶ岳 #北鎌尾根 #北鎌沢 #逆コの字 #独標 #OYM #日本百名山 #北鎌尾根P15 #北鎌尾根独標
ー・ー・ー・ー・ー・ー・注意事項・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・沢渡駐車場(5:30着でも第3の下段は十分に空きありました)
・水:1日目は2L、2日目4L、3日目1.5L (これに少し余裕を持たせて背負いました)
北鎌尾根上では水の補給できる場所なし。北鎌沢が最後の給水地
・登攀器具
・ヘルメット
・ザイル20m
・防寒
・最低気温は6、7℃くらい、翌日の日中は真夏の様相20℃以上
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
1日目 山行 約8時間30分 休憩含む
06:45 上高地バスターミナル
07:30 明神館
08:15 徳澤園
09:20 横尾09:35
10:20 一ノ俣
10:25 二ノ俣
10:50 槍沢ロッヂ
11:25 ババ平
11:55 槍沢大曲り
13:05 水俣乗越
15:05 北鎌沢出合
テント泊
2日目 山行 約8時間50分 休憩含む
05:10 北鎌沢出合
07:40 北鎌のコル08:00
09:10 天狗の腰掛(p9)
10:15 独標2899m(p10)
11:50 P12
14:00 P15の頭(諸君頑張れ)
P15山頂テント泊
3日目 山行 約10時間 休憩含む
05:05 P15の山頂
06:50 槍ヶ岳07:05
07:55 槍ヶ岳山荘08:05
08:40 播隆窟
09:25 槍沢・天狗原分岐
09:50 槍沢大曲り
10:10 ババ平
10:35 槍沢ロッヂ
11:45 横尾11:50
12:45 徳澤園13:20
14:00 徳本口
14:05 明神館
14:40 小梨平
14:50 上高地バスターミナル
バス待ちの行列にならぶ(1時間45分)
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音楽:FREE BGM DOVA-SYNDROME
dova-s.jp/
Music:MagaMaga
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見ましたよ〜。岩稜帯の連続!特に山頂直下はやばいですね…😮😮😮
そうですね!山頂直下と独標がヤバめですよ!
北鎌尾根路破お疲れ様です!岩が凄いですね!!
ありがとう〜岩ばかりの縦走路に痺れました。
おめでとう👍自撮り棒はクライム時危ないよ、ヘルにGoPro良いよ。
ありがとうございます。自撮り棒危ないんですよ。ヘルメットにGoProですね。
北鎌尾根の踏破おめでとうございます! 2日目のビバーク地点からの眺め最高ですね!
ついに!絶景稜線をあるいて北鎌尾根から槍ヶ岳を取ることができました!ありがとう!