バスクラリネット用 木製ネック(初号機) 紹介動画 〜Wooden neck for Bass clarinet “The first version”〜

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  • Опубліковано 28 сер 2024
  • 〜バスクラリネット用木製ネック(初号機)〜
    Bass clarinet Wooden neck “The first version”
    対応メーカー:ヤマハ/セルマー兼用
    For YAMAHA and Henri Selmer Paris
    材質:木部→グラナディラ木材、金属部→真鍮銀メッキ
    Wooden part: Granadilla
    Metal part: Brass and Silver plated
    仕様:レジスターキイ連絡部の角度調整機構付き
    Register part is possible to change the angle
    演奏 : 井上幸子
    Performance : Sachiko Inoue
    撮影 柴田康善、三輪沙也香
    Shooting : Yasuyoshi Shibata, Sayaka Miwa
    編集 柴田康善
    Editing : Yasuyoshi Shibata
    ーーーーーーーーー
    木管楽器奏者なら一度は考える、
    「もし、ここも木で出来ていたら…」
    を形にしてみたかった。
    最初のきっかけは、SNSで見かけた見知らぬ人のツイート。その人はアルトクラリネットのネックを木で作れないかと思案されていた。もし自分ならどう現実のものにするかを考えていたら、無性にやりたくなって気付いたら「作ってみましょうか?」と手を挙げていた。
    アルトクラ用木製ネックが完成し、それを見た人は当然のように「バスクラ用は無いですか?」と言うじゃないですか。
    とはいえ、バスクラネックともなると、長さもさることながら、カーブの度合いがかなり大変。しかも抜き差し管部分もあり、レジスターキイの取り付けもしなければならない。
    当時は即答で、「無理ですね。」と答えていました。
    でもずっとモヤモヤはありました。
    もし本当に作るとなったらどうやろうかと考え続けていました。
    今年は世界的に色んな出来事もあって仕事も手薄になり、ずっと棚上げしていたこの案件「バスクラ用木製ネック」を作るなら今だと、重い腰を上げました。
    今回、何とか形にはなったとはいえ、アルトクラの時もそうなのですが1本目で上手く行く事はまず無く、第一に音程の問題。予想よりかなり音程が高くなっており、ジョイント部をかなり抜く事に。第2に吹奏感の問題。これは適切な内径の大きさを探らなくてはいけない。
    そんな不完全な第1号機を今回、井上先生の演奏技量でねじ伏せて吹いていただき、感謝でいっぱいです。
    現在、井上先生のアドバイスを生かして更に良いものを目指し2本目のバスクラ木製ネックを製作中です。
    個性豊かな木製ネックを目指して進化させていきたいと思っています。
    製作者 上山浩史氏
    ーーーーー
    世界的にも注目される貴重な研究である「木製ネック」を最初に試奏でき、とても光栄です。木製ネックの吹奏には、予想以上のパワーが必要でした。金属は少しの力で簡単に鳴ってくれますが、木製は自分の息で育てるかのような意識で吹き込み、同時に吹けば吹くほど、自分の音と色になっていく感覚も得ました。
     現在、製作者の上山浩史さんが第二弾への製作に取り掛かっていらっしゃいます。木材の厚さや内側の磨き、音程に関わる寸法など、感じたことをお伝えしました。改良結果は、また次の演奏動画でお披露目して行けたらと思います。
    バスクラリネット奏者 井上幸子
    ーーーーー
    If you are a woodwind player, think once,
    "If this is also made of wood ..."
    I wanted to shape it.
    The first opportunity was a Tweet from a stranger I saw on SNS. The person was wondering if he could make an Alto clarinet neck out of wood. If I was thinking about how to make it a reality, I would raise my hand when I realized that I wanted to do it asexually, "Would you like to make it?"
    The wooden neck for Alto clarinet is completed, and people who see it naturally say, "Isn't there one for bass clarinet?"
    However, when it comes to bass clarinet, the degree of curve is quite difficult, not to mention the length. Moreover, there is also a plug-in / out pipe part, and a register key must be installed.
    At that time, the answer was immediate,
    "I can't."
    But there was always a smoky feeling.
    I kept thinking about what to do if I really made it.
    This year, due to various events around the world, my work has become too thin, and now I have to raise my weight to make this project, "Wooden Neck for Bass Clarinet," which I have been shelving for a long time.
    This time, although it managed to take shape, as was the case with Alto clarinet, it is unlikely that the first one will work, and the first problem is the pitch. The pitch is much higher than expected, so I decided to pull out the joint part considerably. The second problem is the feeling of blowing. This requires finding an appropriate inner diameter size.
    I am very grateful to Ms. Inoue for playing such an imperfect first machine with her playing skill.
    Currently, I am making a second bass clarinet wooden neck with the advice of Professor Inoue, aiming for a better one.
    I would like to evolve with the aim of creating a unique wooden neck.
    Producer Hiroshi Ueyama
    ーーーーーー
    It is a great honor to be able to try out the "Wooden neck", which is a valuable research that has attracted worldwide attention. Playing a wooden neck required more power than expected. While the metal neck sounds easily with a little force, the wooden neck needs to be blown with more power but at the same time, the more you feel that it becomes your own sound and color.
    Currently, the creator, Mr. Hiroshi Ueyama, is working on the second production. I told him what I felt, such as the thickness of the wood, the polishing of the inside, and the dimensions related to the pitch. I hope that the improvement results will be shown in the next performance video.
    Bass clarinetist Sachiko Inoue
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КОМЕНТАРІ • 10

  • @Kujira196Fasolt
    @Kujira196Fasolt 3 роки тому +2

    りぺかんさんの作品ですね。
    素晴らしいです!!
    もうここまで来たら、B♭クラみたいにキイとか意外は全て木のバスクラ、もっと研究が進めば、全て木で出来たバスクラも夢じゃないですね。
    二号機楽しみにしております。

    • @SachikoInoue
      @SachikoInoue  3 роки тому

      コメントありがとうございます!全て木!実はベルも木製を所持しているので可能ではあったのですが、試奏動画なので、木製部はネックのみにしてみました。次回はオール木製で挑もうかと思います!素晴らしい研究に携われて幸せです。これからもご注目ください♪

  • @TwilightExp
    @TwilightExp 3 роки тому +1

    テナーサックスの木製ネックは知っていましたが、とうとうバスクラでも実現できたのですね。
    木製のベルも既にあるので、残るはベルの部分のU字管の部分ができれば完全コンプリートですね。
    楽器としてというよりも加工技術としての興味があります。正直、出来ないものだと思っていました。
    湿気によるものと同様に丁寧に扱わないと「割れ」が生じたりも気になるところです。
    あと、木ではないですがマウスピースや万年筆にも使われているエボナイトでもネックを作れそうですね。

    • @SachikoInoue
      @SachikoInoue  3 роки тому

      コメントありがとうございます♪素晴らしいご意見嬉しいです。画期的な試みで、この研究に関われてとても嬉しいです。現在、2号機が推進中とのことなので、今後も是非楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いします♪

  • @user-wy2lz7ls4s
    @user-wy2lz7ls4s 3 роки тому +1

    初号機ってエバンゲリオンを連想しました。楽器知らずです。
    演奏素敵です。

    • @SachikoInoue
      @SachikoInoue  3 роки тому

      コメントありがとうございます!そして、そこに気がついてもらえてとても嬉しいです。意識しての命名です♪ 今後とも、どうぞ宜しくお願いします。

  • @shinadahiroyuki9147
    @shinadahiroyuki9147 3 роки тому +1

    これはスゴイ!
    とても太くて温かい良い音をしていますね。一方、音の立ち上がりがかなり鈍いようで吹くのが大変そう。特定の音のピッチにも癖がありそう。奏者の“演奏技量でねじ伏せた”、とあるのはそのへんでしょうか。
    第2作を楽しみにしております。

    • @SachikoInoue
      @SachikoInoue  3 роки тому +1

      コメントありがとうございます&鋭い考察、その通りで、少し苦戦しつつも、木の温もりならではの良さをお届けできるように頑張りました。本当に凄い研究だと思います。2作目も楽しみにしていてください♪

  • @user-iv1xg5iq4t
    @user-iv1xg5iq4t 3 роки тому +1

    Sachikoさん今晩は🌃
    ド素人の私は色々説明を見ても良くわからず、とりあえず演奏聴いてみました🎵
    木製の温かみがあり私は癒されましたよ😃
    楽器の事わからない私がコメントするのはどうかと思いますけど……
    心穏やかな気持ちです😌💓

    • @SachikoInoue
      @SachikoInoue  3 роки тому

      安部さん、いつも本当に素敵なコメント、嬉しいです❤️木製のネックで木星を吹くということにしてみました。いつもの自分の物とは違うので苦戦した部分も多いですが、画期的な第一歩に携われて光栄です😊